※この作品はR-18です。

ぼくがビッチになったワケ   作:ピジョン@アスクラピアの子一巻発売中!

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第7話

 二時間目が終わり、休み時間。

 スッ、と席を立ったシュウがこちらに真っ直ぐ歩いて来た。

 やだなぁ、もう。シュウは本当にしつこい。

 

「御影、張り出しもの手伝ってくれないか?」

 

 救いの手は唐突に差しのべられた。

 声を掛けてきたのは、ぼくのすぐ後ろの座席にいる国崎君だった。

 うっ、とシュウが立ち止まる。

 

 全治一年の事故に遭ってダブった国崎君は、ぼくらの一つ歳上になる。無茶苦茶浮いていて、クラスではぼっちさんだ。

 

 曰く。

 ボクシング部の元、超エース。去年の選抜大会ダントツ一位。テストでは常に3位以内。噂じゃ、英語ペラペラだとか。

 そんな国崎君は、クラスの誰もが無視できない。

 

「悪い、御影借りる」

「あ、ああ……」

 

 シュウが悔しそうに引き下がった。

 

 日頃の行いの賜物だね。

 

 国崎君と二人で教室の壁に貼ってある掲示物を張り替えて行く。

 

「なあ、御影。お前って、秋月と付き合ってたんじゃなかったのか?」

「え、なんで?」

「一緒にメシ食ったりしてたろ?」

「ああ……そんなこともあったかも」

「後、新城のヤツに授業中は手紙回すの止めろって言っておいてくれ。あいつ、俺に思い切り投げ付けやがる。集中できねえよ」

 

 結局、こっちも因縁だった。

 

「っつーか、御影は新城と秋月、どっちと付き合ってるんだ?」

 

 うるさいなぁ、このダブりは。

 

「国崎君こそ、生物の折笠先生と付き合ってるの?」

 

 あくまでも噂だ。

 

 ぼくらは、ニッと笑い合って、それからは無言だった。

 

 そんな感じで休み時間の度に掲示物の張り替えをした。

 

 

◇◇◇◇

 

 

 昼休み。

 シュウが真っ直ぐやって来た。

 

「オリモノくさい」

 

 シュウは般若のような表情でぼくを睨み付けていたけど、ややあって、険しい表情を緩め、ついっと2000円を机の上に置いた。

 

「話がある」

「ぼくにはない。何、これ?」

 

 ぼくは机の上のお札を指で差した。

 シュウは鼻を鳴らす。

 

「何って、2000円だろ?」

 

 偉そうに。

 葛城といい、ムカつくなぁコイツ。

 

「全然足りない。一万円なら話くらいは聞くけど」

 

「なっ……」

 

 驚いて目を剥くシュウの前で、ぼくは席を立った。

 

「話したいなら10K。遊びたいなら20Kから」

「なんで……!? あの下級生だってそんなにしなかったろ?」

 

 そんなの決まってる。

 

「キライだから」

「…………」

 

 シュウは俯いて……それきり、口を噤んだ。

 ちょっとだけ、スッとした。

 

 

◇◇◇◇

 

 

 『奥の部屋』では、葛城が正座して待っていた。

 

「御影さん、遅いです」

 

 ぷうっと頬を膨らませる葛城は、紺のスパッツに上は体操服という格好だった。

 ぼくは答える。

 

「午後はサボるから、それでいいでしょ」

「やったあ!!」

 

 おまえをメチャクチャにしてあげる。

 

 そんなぼくの黒い腹のうちを知りもせず、葛城は嬉しそうに笑った。

 

「んじゃんじゃ……まず、ちゅーしていいですか?」

「いいよ」

 

 言って、ぼくは壁を背に腰を下ろした。

 

「……」

 

 部屋の中が、しんと静まり返り、葛城が息を飲む音がやけに大きく響いた。

 そっと肩に置かれた葛城の手は、少しだけ震えている。

 唇が重なる。

 カオル以外の女の子とキスするのは、これが始めて。

 

「ん……」

 

 葛城は触れ合うだけのキスをしたあと、唇を押さえて俯いた。

 うなじまで赤く染まっている。

 

「……しちゃいました」

「カオルにバレたら殺されるよ」

「バレなきゃいいんですよ」

 

 今度は、引き寄せられて深いキスを交わす。

 ぴちゃぴちゃと水音をさせて唇を舐めたあと、おずおずと小さな舌が口腔に侵入して来る。

 男が苦手。

 そう言っていたのを思い出し、ぼくは身体の力を抜いた。

 そのまま倒れ込むように横になったぼくに、葛城がのし掛かってきた。

 頬を真っ赤に染め、葛城は熱い息を吐き出した。ぼくに馬乗りになり、少し腰を揺らして股間を擦り付ける。

 

 葛城が体操服を脱ぎ捨て、躊躇わずブラも外して放り捨てた。

 ピンク色の乳首は固く尖っていて、痛みを感じるんじゃないかと不安になるくらいだった。

 

「胸、してください……」

 

 掠れる声の要望を聞き入れ、ぼくはピンク色の果実を啄む。

 

「あは……かわいい……」

 

 おそらくはAのカップを優しく包むように揉みながら、舌で乳首を転がす。

 

「んふっ、ンフッ……!」

 

 声にならない喘ぎを上げて、また葛城がキスを求めて来る。

 スパッツの上から薄いお尻を撫で回す。

 葛城はキスに夢中で、喉を鳴らしてぼくの唾液を飲み込んだ。

 膝立ちになり、スパッツごとパンティを引き下ろすと、ぴったり閉じた陰唇から、つうっと銀の糸を引く。

 

「……あの、ここは、優しく……」

 

 ぼくは黙って頷いた。

 不意に、カオルのときはどうだったろうと考える。

 最初の内こそ、あれやこれと注文に忙しかったカオルだけど、半月もした頃には、快感を貪るのに夢中で口を利かなくなったことを思い出した。

 集中する。

 葛城を横にして、カモシカのように伸びた脚を撫で上げる。太股を焦らすように擦り、なるべくそっと陰部に手を置いた。

 ぎくっ、と葛城が固まった。

 陰部に触れたまま、葛城と深いキスを交わす。口腔を舌で混ぜ込み、唾液を流し込んで嚥下させる。

 葛城の瞳が蕩け、くてりと脱力した。

 

 ぴったりと閉じた陰裂の内側は、灼熱の熔岩のように熱く燃えていた。

 指を差し込んで、内側をゆっくりと愛撫すると、たちまち滑る粘液で潤った。

 葛城の膣は久し振りの感触に濃い蜜液を流して応えていたが、それとは裏腹に内部は狭く閉じている。

 愛液をまぶした指で、クリトリスを押すように軽く揉む。

 

「ひぃ……ひぃんっ……!」

 

 鼻にかかった嬌声が耳を擽る。

 行為に慣れてない。或いは久し振りであるせいか、カオルに比べたら濡れ具合が悪い。潤滑をよくする愛液の出がよくない。

 おそらく、日頃の経験に比例するのだろう。カオルも最初の頃はあまり濡れなかった。

 濡れているけど、狭い膣道は挿入に痛みを感じるだろう。

 

「なめて、いい……?」

 

 熱に魘されるひとのように顔を紅潮させた葛城が、小さく頷いた。

 脚を割って、間に入り込んだ。

 視線を下げると、大きくなったクリトリスは包皮につつまれて窮屈そうだった。

 

「み、ないでぇ……」

 

 微かに上がる拒絶を無視して、クリトリスを包皮ごと口に含んだ。

 

「うっぐ……!」

 

 未知の感触に、葛城の腰が跳ねた。

 

「あ、あ、あ、あ……!」

 

 口の中で舌を動かして、狭苦しい包皮からクリトリスを解放してやった。

 つるりと剥けた包皮から、磯の匂いがする。恥垢が溜まっていたのだろう。

 

 軽い吐き気を感じた。それとは裏腹に――

 

「かはっ――――」

 

 葛城が腰を波打たせて、強めの絶頂を迎える。

 口中に癖のある粘液の味が広がった。

 

 絶頂の余韻に浸り、ぼんやりする葛城を見下ろし、ぼくはズボンを脱ぎ捨てた。

 

 固く勃起した陰茎を軽くしごく。

 ネットで調べたけど、サイズは並。カオルは185cmも上背があるし、サイズ負けするんじゃないかと思っていたけど、ちゃんとコレでイかせることができた。

 葛城は、とんでもない太平洋という訳でもないので、通用するだろう。

 

 ……アレのサイズにコンプレックスを感じるのは、男の宿命だろうか? 調べたところ、女性をエクスタシーに導く為に最低限必要なペニスの長さは、なんと5cmらしい。

 もう、目からウロコだった。

 

「挿れるよ」

 

 葛城は夢うつつでいるのか、視線をぼくのペニスに向けている。

 

「はぃ……どぅぞ……」

 

 滑舌の怪しい葛城の陰裂を押し広げ、膣口にペニスを宛がう。

 亀頭を愛液で濡らし、ゆっくりと挿入を開始した。

 

「ふんっ……んんん……あぁ……すごぉいいいィ……」

 

 葛城が間の抜けた喘ぎを洩らし、ぼくのペニスが根元まで膣に埋まった。

 亀頭の先に、こつんと行き止まる感触があった。

 

「うぐっ!」

 

 と呻いた葛城は、口を魚みたいにパクパクさせていた。

 抽挿を開始する。

 陰茎を先っぽまで引き抜き、根元まで挿し込むと、強い粘りを持った愛液が、ズチョッといやらしい音を立てた。

 後はこれを淡々と行うだけだ。

 

 五分ほどして――

 葛城は壊れた玩具になった。

 

 陰茎が膣奥を叩く度に、小さい悲鳴が上がる。

 

「ひぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃ!」

 

 小さなぼくに制圧され、既に屈服した葛城を見下ろし、ぼくは不思議な感じだった。

 

(……そっか、正常位だから……)

 

 カオルとの行為では、騎乗位が多かったことを思い出した。

 

 ストロークを長めに伸ばし、変化を付ける。

 

「う~~~~っ、う~~~~っ!」

 

 葛城の喘ぎが壊れた玩具からサイレンに変化した。

 視線を下ろすと、陰裂から噴き出した愛液が畳に大きな染みを作っている。

 やがて――

 

「ひいんっ!!」

 

 がくんっ、と腰を突っ張るように跳ね上げて、葛城は最後のエクスタシーを迎えた。

 

 

◇◇◇◇

 

 

 ぼんやりと薄目のまま涎を垂らし、時折痙攣する葛城を尻目に、着衣を整える。

 焦点の定まらない視線を向け、葛城が言った。

 

「週末……会って、ください……」

 

「30K」

 

「はぃ……はらいましゅ……」

 

 財布からお代を頂いて、葛城の後始末はせずに、ぼくはその場を去った。

 射精はしてない。

 葛城は、あんまりよくなかった。

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