※この作品はR-18です。

ぼくがビッチになったワケ   作:ピジョン@アスクラピアの子一巻発売中!

95 / 166
第60話

 緩やかにカオルの中をかき混ぜる。

 

「んふ……っ、ふっ……」

 

 限界寸前の喘ぎを上げるカオルの反応を見ながら、ぼくは抽挿のスピードを調節する。

 いつもなら、だらしなく緩みきった膣穴を責め立てて耐久を削り取ってやるんだけど、この夜は長丁場の設定。

 

「……もう少し早く?」

 

 カオルは青息吐息。苦しそうに首を振った。

 

「……っと、ゆっくり……ゆっくり……!」

 

 いつも思うことだけど、最近のカオルは興奮し過ぎる。回数を追う毎にその傾向は強くなっていて、今日なんて、すぐ挿れてしまってもいいくらい濡れている。絶頂に至るまでの間隔も短くなって来ている。

 

「カオル……落ち着いて……ほら、深く息を吸って……」

「……くぅうぅ……!」

 

 切なそうな喘ぎと共に、カオルがまた小さな絶頂を迎えた。膣壁が、きゅっと収縮して陰茎を締め上げる。

 ぼくはまた抽挿のスピードを下げて様子を見る。

 

「はっ、はっ、はっ……!」

 

 全身を紅潮させて、カオルは快楽に震える子宮を押し止めるように下腹部を擦っている。

 極力抽挿スピードを落として、カオルの意思に沿ったつもりだったけど、それでも駄目みたい。視線を落とすと、膣口から分泌した愛液が泡立って白く濁っている。

 

「カオルが上になる?」

 

 騎乗位なら、カオルのタイミングでできる。そう思っての勧めだったけど、カオルは泣き出しそうな顔で首を振った。

 

「おしっこしたい……」

 

 びくびくと膣が痙攣している。これは駄目なやつだ。挿入してまだ5分くらいしか経ってないけど、カオルはもう限界だ。

 一方のぼくは、まだまだ余裕がある。あと20分は行ける。膣から、ゆっくりとぺニスを抜くと、白濁した粘液が糸を引いて滴り落ちた。

 

「大丈夫?」

 

「……」

 

 カオルは自分の頭を抱くみたいにして顔を覆い隠して、小さく頷いた。

 

「……ごめん、ちょっと休ませて……」

「それはいいけど……」

 

 カオルは、また少し泣いているみたいだった。

 

「どうしたの?」

「時間……」

「……?」

 

 よく分からない。ぼくが首を傾げると、カオルは顔を隠したまま、枕元のデジタル時計を指さした。

 

「……挿れてから10分も経ってない……」

 

 正確には5分弱。それを指摘すると、なんだか酷くカオルを傷付ける気がしたので言わないでおく。

 

「……調子が出ないときもあるよ」

 

 そんな慰めの言葉にも、カオルは暫く黙っていたけど、思い出すように述懐を始める。

 

「……挿入った時はいいんだ。余計な力が抜けて、すげえ落ち着く。でも、動き出したら何も考えらんなくなる。突かれてるのはアソコなのに、脳みそまで混ぜられてるような気がする……」

 

 一説では、女性がセックスで得られる快感は、男性の10倍といわれるけど、真偽のほどはどうだろう。

 

「……そしたら、次はすげえパニックになって……でも、全然嫌じゃなくて……我慢できなくて……」

 

 残弾を気にせず、何度も達することができるのは、ぼく的にはちょっと羨ましい。

 カオルは忌々しそうに舌打ちした。

 

「聞いてたのと違う……」

「何が?」

「……最初は痛いだけって聞いてた。気持ちよくなるまで1ヶ月くらいかかるとか言われてたけど、そんなことなかった」

「個人差もあると思うけど……」

 

 やっぱり顔を隠したまま、カオルは首を振った。

 

「だんだん早くなるし、これも聞いてたのと全然違う」

「……」

 

 よく分からないけど、カオルはショックを受けてるみたいだった。

 

「コントロールできない。最初は違ったのに」

 

 ……カオルは、ぼくに対する気持ちが強すぎる。信仰にも似たぼくへの好意が快楽を後押ししている。

 

「トイレ行ってくる」

 

 そう言って立ち上がったカオルは、少し腰にキているみたいで、その足取りは危なっかしい。

 まだ身体の奥に残ってる。

 ぼくは大きなお尻を抱くようにして支え、よろめくカオルをトイレに送り届けた。

 

◇◇

 

 小さな個室の洋式トイレに腰掛けるまで手伝って、ぼくはカオルの頭を撫でた。

 

「お風呂の準備するね」

 

 昨夜は本当に悪いことをした。父さんにも、あまり苛めるなって言われている。

 カオルの頭を抱えるようにして、深いキスをした。

 

「ん……っ」

 

 舌を絡め、唾液を交換する。カオルがいつもぼくにするような激しい口付けをして、ソッと離れ――

 

「……?」

 

 素っ裸で便座に腰掛けるカオルは、出て行こうとしたぼくの手を強く掴んで離してくれなかった。

 ぼくらは暫し見つめ合う。

 

「何……?」

 

 羞恥に顔を赤くしながらも、カオルはぼくの手を離してくれない。俯いて、それから、シャアッと水音をさせて排尿した。

 ――呆れて言った。

 

「変態」

 

 カオルが漏らす所を見たのは一度や二度ではないけれど、それでも意図的に見せ付けるのはどうかと思う。

 カオルは長い足を少し開いていて、その付け根から滴り落ちる黄金色の液体は粘りけが強く、長く糸を引いて途切れることがなかった。

 ぼくは、カオルの口に2本指を突っ込んだ。

 

「舐めて」

 

 本当、カオルはしつこいやらしい。

 腰が抜けるくらいになっても、優しくされたんじゃ物足りない。カオルは首筋まで真っ赤にして、俯くように表情を逸らして、ぴちゃぴちゃと音を立ててぼくの指を舐めている。

 

「あむ……ちゅ……」

 

 股間から垂れた愛液は、まだ糸を引いて便器を汚している。

 

「カオル、苛めてほしいの?」

「……」

 

 すごく恥ずかしそうに身体を縮め、カオルは小さく、でもハッキリと頷いた。

 

「よく見えない。もっと足開いて」

「……ぅん」

 

 鼻声で頷いたカオルが言われるがまま、足を大きく開くと、既にぷっくりと陰唇が腫れ上がっていて、尖った陰核が包皮から顔を出している。

 

「おしっこ、終わった?」

 

 カオルは頬を赤くして、子供みたいに頷く間もぼくの指を舐めている。

 

「……大きい方もする?」

 

 一度大きく、びくんと震え、カオルは……

 

「……ぅ、ん……」

 

 羞恥に塗れ、気の毒になるくらい赤面して、それでも頷くカオルは潤んだ瞳でぼくを見上げながらも、何処か恍惚として見え、何だか気持ち良さそうだった。

 

 ……父さんには苛めるなって注意されたけど、もう手遅れみたい。殺す殺すって息巻いてたけど、この分だと、ぼくがカオルを壊す方が早い。

 

 カオルの口から引き抜いた唾液塗れの指先で、恥丘に張り付いた草むらを掻き分けて開きっぱなしの襞に触れると、そこは何の抵抗もなく指を呑み込んで行く。

 

「あ――」

 

 少し腰を震わせ、カオルは湿った息を吐き出した。

 ぼくは左手でカオルのお腹を擦りながら、右手で膣肉を揉みほぐした。

 

「うぅ……ぁ、ぁ、あぁ……」

 

 快楽に緩んだカオルの口元に涎が伝い落ちた。

 おしっこの水気を含んだ淫液を指先に存分に絡ませたあと、するりと手を伸ばして後ろのすぼまりに触れても、特に緊張した様子はない。

 アナルの方は何度か指を入れたことはあるけど、それだけ。ぬるぬるとした粘液で、かき混ぜるようにして、ゆっくりと中指を沈めて行く。

 カオルは唇を震わせ、緩みきった表情で頷いた。

 

「ぅん……そう……そんな感じ……」

 

 親指でクリトリスを転がしながら、中指を動かしてアナルを刺激して行く。

 窮屈な姿勢だったけど、背筋を伸ばしてカオルの乳首に吸い付いた。

 

「ぅん……ぅん……」

 

 カオルは微笑みながら、何故か納得したように頷いている。

 『の』の字を書き、中指を根本まで押し込み、刺激を強くすると、カオルのお腹が、ごろっと鳴った。

 

「どう、出そう?」

 

 カオルは、へらっと笑った。

 

「……お腹痛いのと、あそこ気持ちいいの両方で変な感じ……」

 

「そう」

 

 素っ気なく答えておいて、カオルへの愛撫を続ける。

 乳首に吸い付いたり、軽く噛み付いたり。お腹を揉んで便意を促しながら、陰部とアナルの両方に刺激を送り込むのも止めない。

 肝心なのは継続することと、飽きられないように変化を付けること。

 洋式便器一つの狭い空間に座り込むカオルを、時間を掛けて追い詰めて行く。

 淫液と唾液の跳ねる音に混じり、時折、カオルのお腹が苦しそうに鳴る音がする。

 

「ぁ……ああ、ぁ……ん」

 

 全身の力を抜いて便器に腰掛けるカオルは虫の息。目付きは虚ろで、額にしっとりと汗を浮かべている。クリトリスは固く尖り、アナルが三本の指を呑み込んだとき。

 

「――あぅっ」

 

 カオルが苦しそうに呻いて、

 

 ――ぐるるるるるっ

 

 と一際大きく、お腹が鳴った。

 

「……息んで……」

 

 耳元で囁くように言うと、カオルは虚ろな微笑みを浮かべて頷く。

 

「出る……うんち、でる……」

 

 ぷすっ、と小さく音がしておならの匂いが漂う。

 ぼくはそれを見て、カオルのアナルから指を引き抜いて、お腹を擦ることに集中する。

 

「う、うぅぅ……」

 

 カオルはやはり恥ずかしくなって来たのか、顔を赤くして、泣きそうな表情でぼくを見つめ返して来る。

 便意が高まり、性的な快感を上回ったことで正気付いた。やはり見られたくない。気が変わったことはすぐ分かった。

 その耳元で囁いた。

 

 

「早く汚いの出せよ」

 

 

「うぁ……」

 

 

 琥珀の瞳を絶望の色に染めて、カオルは泣き笑いの表情になった。

 ――やがて。

 狭いトイレの個室で、破滅的な音が響き渡り、カオルは忌むべき全てを解放した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。