※この作品はR-18です。

【完結】最愛の真面目な政務官が山賊のお頭と幸せになる話   作:のぶた

3 / 13
※NTR
※イチャラブ


第3話

昼はジリジリとした日差しが大地を焼いていたのに対し、夜はシンと冷えた風が身体を撫で上げ少し肌寒い、そんな季節。とある王国の男用兵舎にて、仄かなランプが照らすのみの暗がりの廊下に身をかがめ、壁に開いた小穴に張り付くよう部屋の中を覗き込む、王国の主の姿がそこにはあった。

 

王子が覗き込む部屋の中では、男女がベッドの脇に腰掛け、隣り合うように座っている。夜が深まり、廊下の温度が下がっていくのに対し、部屋の中は異様な熱気で満たされ、温度が上がっていくように感じる。

 

「……本当に良いのか?」

 

ヒゲをボサボサに生やした熊のような大男、モーティマが隣に座る女性に問いかける。上半身には何も纏っていないため、ガチリとした筋肉質な胸部と二の腕が逞しさを感じさせるものの、その腹回りは酒と肉で緩みぶよんとだらしない。自分の左肩ほどの所にあった相手の顔を見下ろし、真剣な声と眼差しで、相手を見つめる。

 

「覚悟は……してきましたので」

 

腰ほどまである長い銀髪をベッドに垂らしたアンナは頭を上げ、頭一つ分ほど上にある男を真っすぐに見つめ、ルビーのように赤い瞳を潤ませそう答える。ピンク色のワンピース寝巻の胸元から覗く陶器のようなツヤやかさをした真白い肌は、緊張のためか、それとも興奮のためか、ほんのりとピンク色に上気している。見つめ合う男女はさながら美女と野獣のよう。

 

「……良いんだな」

 

アンナの返事を聞いたモーティマは、左腕をアンナの背中の裏から伸ばし、反対側にあったアンナのスラリとした腰のくびれを寝巻ごしに掴んだ。アンナの身体がビクッと震えたが、特に抵抗の素振りは見せない。そのままググっと力を入れアンナを自身の元へ抱き寄せる。力強く引き寄せられたアンナは、モーティマの胸部に肩を預ける格好でもたれかかった。密着した身体から互いの温度が感じられ、触れ合っている部分の熱が上昇していく。

 

モーティマが、左手を添えた腰を手の平で撫でるようにさすると。

 

「んッ……♪」

 

アンナの口から、熱っぽい吐息が零れる。そのまま二度、三度とさする度「んっ」「んぅッ♪」と艶めかしい声を漏らす。段々とアンナの表情は熱にうなされるように紅潮していく。興奮しているさまが見て取れた。

 

モーティマが空いていた右腕をアンナの胸元へと伸ばして行き……そして、大きく開いた手の平が寝巻越しに、その胸元にある丸い膨らみを優しく包み込む。

 

「……んんッ♪」

 

先程よりも一際高く、甘い声。ダボリとしたワンピースの寝巻越しでは胸のサイズは測りにくかったが、モーティマが手の平で包み込んだ部分はスッポリと柔らかな肉に沈み込んでおり、確かなサイズ感がある事が判る。二度三度と胸を揉みあげたが、寝巻越しではいまいちその触感を楽しめないと感じたのか。

 

「おい……脱がすぜ」

 

と欲望を露わにするモーティマに対して。

 

「ま、まってください…………じ、自分で脱ぎますから……」

 

少しだけ悩むようにそう言うとアンナは立ち上がり、何故かモーティマの前に立つ。自分から目の前に立ったというのに「……あまり見ないでくださいね」と恥ずかしそうに伝え、そのまま両腕を腰の下あたりでクロスさせ寝巻の左右を掴み、持ち上げていく。上へと引っ張られた衣服がスルスルと持ち上がっていき、包まれていた肢体が足元から徐々に露わになり……途中持ちあがった自分の衣服により、アンナの視界は遮られるが、その奥にいるモーティマが「お、おぉ……」とゴクリと息を飲む気配を感じる。アンナは自身の顔が羞恥で火が出そうなほど紅潮しているのが判ったが、ここまで来ては後には引けないと、そのまま全ての寝巻を脱ぎ去り、脱ぎ去った寝巻から手を離し横にポスリと落とした。

 

「あ……ぁの……どぅ……でしょうか…………ッ………」

 

部屋の明かりに照らされるアンナの裸体。アンナの表情をモーティマが見やると、顔を真っ赤に染め上げ、瞳は恥ずかしさで泣きそうな程潤んでいる。視線を下げるとシミ一つない瑞々しい白い肌が光を反射しており、興奮かそれとも恥ずかしさか、肩や首といった血行の通りのよいあたりが桃色に上気している。ただでさえ白い肌のため、その火照った部分がより一層の色気を醸しだす。

 

更に視線を下げる。

 

胸には寝巻の下には何もつけていなかったようで、真っ白なふくよかな胸と、その先端のピンク色をした乳輪や乳首が露わになっており、モーティマの興奮を引き立てた。だが何よりモーティマの目を引いたのは、更に更にその下……。

 

「……すげぇのつけてやがんな」

 

素直な感想が口をついた。

 

「や、やっぱり見ないでください!」

 

そういって胸の先端を右腕で隠し、左腕は下半身の大事な所を隠すように腕を伸ばしたが、既にその光景はモーティマの脳裏にガッチリと焼き付いてしまっており、忘れる事など出来よう筈もなかった。

 

アンナが下腹部につけていた下着は、刺繍の入った黒のレースの下着。非常に薄く作られているようで、下着の裏にあるアンナの白い肌が、ハッキリと見て取れる、だがそれ以上に驚く事がある。

 

……その下着は肝心な所を守る機能を全く果たしていなかった。

 

下着は逆三角形上にはなっておらず、逆三角形の下にある角を切り取ったような状態。切り取られた布のない箇所は、最も肝心なアンナの局部を、ピタリと閉じたワレメを丸出しにしてしまっている。

 

……男を誘う事だけにひたすら特化したような、扇情的な、あまりにも下品な下着。そんな下着を目の前の大人しそうな、真面目そうな政務官が着用していたという現実とは思えない光景が、モーティマの理性を破壊していく。

 

「あの、あの……こ、これは、軍の女性の方に貰ったんです……そ、そういう事をする時は相手を本気にさせた方が良いって……そういう時につけろって……」

 

真っ赤になり泣きそうな顔のアンナ。

 

「だから、決して私の趣味とか、そういうのではなくてぇ……ッ」

 

なおも弁解を図る……恥ずかしさに顔を染め、瞳に涙を浮かべながら、少女の様に狼狽える。このような姿は、王子ですら見た事がない……いや、彼女の仕事ぶりを信頼する王子にこそ見せられない。普段はテキパキと仕事をこなす彼女とはかけ離れた、素の少女の一面。そんな普段の彼女との大きすぎるギャップに、モーティマは

 

──グイッ

 

「きゃッ!?」

 

アンナの腕を力強く掴み引き寄せ、ベッドの上に放り捨てるかの如く手を離す。アンナは引っ張られた勢いのまま、ドスッとベッドの上で仰向けに寝転がる恰好となる。普段モーティマが使っている薄汚れた汗臭いベッドに、アンナの真っ白な裸体が沈みこんだ。

 

(んんッ……な、なに? まぶしっ……ッ)

 

仰向けに転がった事で直視してしまった天井のライトに、アンナは思わず目を細める。……少しして、ドスンと顔の両横のシーツが沈み込む感触。同時に、アンナの感じていた眩しさがなくなる。目を開くと、そこにはモーティマの顔があり、天井の光を遮りアンナの顔に影を落としていた。モーティマの瞳はギラギラと野生のような目をしており、口から吐き出される呼吸ははぁはぁと荒く、熱い。アンナの上に全身で覆いかぶさるような恰好となったモーティマは、既にズボンと下着を一緒に脱ぎ去り一切の衣服を纏っておらず、痛いほどに膨張した男性器が臨戦態勢をとっている。

 

「……悪いが優しくなんて期待すんなよ」

 

既に強引にでも突き入れたい衝動を堪え、アンナに一言警告するモーティマ。

 

「……(こくり)」

 

それに、アンナは静かに頷き返す。アソコの部分を露出させた下着をつけているが、下着はつけていないようなものなので脱がす必要もない。モーティマは自身の下半身をアンナの両脚の間へと滑り込ませると、そそり立ちガチガチとなった肉棒を、アンナの閉じたワレメへとあてがう。熱く煮えたぎる男性器が性器に触れた事で、その肉棒が放つ灼熱のような温度がアンナへと伝わる。

 

(あぁ……熱い……ッ……)

 

これから始まる行為への緊張から、アンナは両手で背後にあるベッドシーツをギュっと握りしめた。顔を横に向けると、シーツにしみ込んだ汗臭さと獣臭さによるオスの臭いが、アンナの鼻腔をくすぐる。だが、そのオスの臭いの奥に……

 

(あ……この香り、この間の……)

 

……その奥には、微かに花の香りのような甘い匂いも残っている。お風呂好きのアンナが取り寄せた、特性の石鹸の香り……それは以前も同じベッドの上で行われた行為の残り香。どこか安心する香りを嗅いだアンナは、少しだけ心が安らいだ……が

 

──ミチッ!

 

(……ッ!?)

 

心地よさに浸りかけたアンナの意識を、灼熱の棒がアソコをこじ開けて侵入してくる感覚が引き寄せる。

 

──ミチチッ!

 

(ひぅっ!!)

 

前戯もたいしてなく、あまり濡れてもいなかった膣内を、強引に押し広げ突き進むその欲望の塊。

 

──ミチミチミチッッ!

 

(いんぅゥっ!♪)

 

アンナのサイズには少しキツいサイズにも見えたが、意外にも侵入はスムーズで、アンナの狭い膣内を押し広げながら、モーティマのペニスはグググッとワレメの中へと飲み込まれていく。既にモーティマの性器の先端、カリ部分まで飲み込んでいた。

 

──ミチチッ……ズズッ……ズググッ……

 

(んぅ……んっ……ッ……♪)

 

ペニスの切っ先はアンナの膣内を押し広げ、ビラビラとした小陰唇を巻き込みながら、奥へ奥へと突き進んでいき、そして

 

──ズチチッ……ズチッ…………ズンッ!

 

(ふッ……んんっ…………んんンッ♪)

 

最奥へと辿り着くと同時に、アンナの全身にビリビリとした快楽の波が押し寄せる。子宮の入り口をノックされるその刺激に、アンナの身体はたまらず悦びを上げ、膣内のヒダヒダがモーティマの男性器に纏わりつくようにうねり、絡みつき、キュッ♪ と嬉しそうに、キツく締めあげる。

 

「ぐっ……相変わらずの、名器だぜ……長く保ちそうにねぇ……」

 

「んっ……はぁっ……ッ……はッ……ん……そ、そういう事は言わなくても、いいですから……んぅっッ♪」

 

モーティマにとっては褒めたつもりのその言葉だったが、アソコの中を褒められるなど女性にとっては恥ずかしいことなのでアンナはそう言い返す。だが言われたアンナのアソコは、ついキュキュン♪ とモーティマのペニスを締め上げてしまった。

 

──ズッ……ズズッ

 

(……ッ♪ ……んぅッ♪)

 

──ズッ……ズズッ

 

(……はぁっ♪ ……んんぅッ♪)

 

突き入れてすぐにはモーティマは大きく動かず、少し引いてはペニスをアンナの膣壁に強く押し付けるように、ゆっくり小さなストロークで動く。激しく動かないのは息が整うのを待ってくれているのだとアンナは判った。

 

──ズッ……ズズッ

 

(……んッ♪ ……熱……ぃッ♪)

 

──ズッ……ズズッ

 

(……あぁっ♪ ……動い、てぇ……ッ♪)

 

モーティマが少し腰を動かす度、小陰唇が膣内でペニスと膣壁の間を擦れ、甘い刺激がアンナの身体を駆け抜ける。その度アンナの膣内はキュン♪ キュン♪ とモーティマのペニスを愛おしそうに締め付け、その締め付けによりモーティマのペニスがビクビクッと苦しそうな反応をしているのが、膣の感触で判った。

 

──ズッ……ズズッ……ズッ

 

(んぅっ……優しくできないって……んっ♪ ……言ってたのに……んんッ♪)

 

先程言ってた言葉はなんだったのか……自分を大切にしてくれている事が判ったアンナの膣が、また愛おしそうにモーティマのペニスをキュンと締め上げる。

 

「うぐっ……はぁ……はぁっ……はぁ……ぐっ……!」

 

モーティマが汗をダラダラと流し、息苦しそうな声を上げる。繋がり交わり合っている事で、二人の体温はどんどん上昇し、互いに大量の汗をかいている。特にアンナは自分よりも体温の高いモーティマに覆いかぶさられ、熱を逃さぬクッションに裸体を沈みこませ、間に籠った熱気の中にいる。一糸まとわぬアンナの真っ白だった肌は、サウナにでもいるかの如く赤く紅潮している。大量に分泌された汗が、背面のベッドシーツをシトシトに濡らしている。

 

「はぁ……はぁっ……ぐっ……はぁっ……はぁっ……」

 

ポタポタと、アンナの身体に大粒の汗が落ちる。そして頭上からは、呼吸を荒くし、苦し気な声を上げるモーティマの声。今のままでもアンナは十分に気持ちさを感じてはいたが、相手も気持ちよくなって貰えねば意味がない。アンナは覆いかぶさるモーティマの胸へと手を伸ばし、手の平全体をゆっくりと押し付ける。手の平からモーティマの熱い熱い体温を感じる……

 

「動いても……大丈夫ですよ……んっ♪」

 

そういって目の前の男に優しく微笑みかけるアンナ。モーティマの理性を破壊するには、それで充分だった。

 

──ズジュルルルッ!

(ひっ!?)

 

先程のストロークで分泌された愛液により随分と滑りのよくなったアンナのアソコから、勢いよくペニスが引き抜かれ

 

──ズズズズジュブンッ!

(ひぅんッ♪)

 

今度は凄まじい勢いで、最奥まで貫かれる。

 

──ズジュルルルッ!

(ひぁっ!?)

 

──ズズズズジュブンッ!

(ぃうぅんッ♪)

 

──ズジュルルルッ!

(んぁんっ!?)

 

──ズズズズジュブンッ!

(ぃうぅんッ♪)

 

先程までとはと全く異なる激しい抽挿。愛液がペニスにかき混ぜられ、淫らな水音が響いている。膣内のビラビラがモーティマのペニスに絡みつき、ペニスが引き出される度にともに膣外へと引き出され、またズブズブと中へと戻っていくのを繰り返す。そのたびにこれまで以上の強い刺激がアンナの身体に迸っていた。

 

「……おいっ、別に声、がまん、しなくて、良いぞっ!」

 

腰を打ち付けながら、不意にモーティマがアンナにそう告げる。先ほどから口を強く結び、声を我慢しているように見えたから。

 

「ち……ちがいまっ……ひぁんっ♪ が、がまん……んんっ♪ しているわけ……で……はんッ♪」

 

普段から自分の意見を押し殺す事になれていたアンナは、意図していたわけではないのだが、行為の最中にあっても言葉を胸の中にしまいこんでしまっていた。それに……口を開くと、余計な事まで言ってしまいそうだったから……だが、我慢するなと言うのであれば、感じたままに声を出すのも悪くないかもしれない。

 

──ズジュルルルッ!

「ん、んんっ!」

 

──ズズズズジュブンッ!

「あァうんッ♪」

 

──ズジュルルルッ!

「あ、熱いのぉッ!」

 

──ズズズズジュブンッ!

「ぃうぅんッ♪」

 

──ズジュルルルッ!

「モーティマ、さんのッ!」

 

──ズズズズジュブンッ!

「おちん〇んンッ♪」

 

──ズジュルルルッ!

「き、気持ちひぃッ!」

 

頭に浮かんだ言葉を兎に角次々にと発してみる。それだけで大きな解放感を感じ、より鮮明に快楽を感じられ、どんどん興奮が高まっていく。呂律の回らぬアンナの口の端から、唾液がツーっと零れて落ちる。

 

──ズジュルルルッ!

「んんっ!」

 

──ズズズズジュブンッ!

「んッ♪」

 

──ズジュルルルッ!

「も、もっとォ!」

 

──ズズズズジュブンッ!

「ぃいぃんッ♪」

 

──ズジュルルルッ!

「お、奥にぃんッ!」

 

その言葉に、モーティマは横たわるアンナとベッドの間に両腕を差し込み強く抱きしめる。そのまま下半身が抜けてしまわないよう、抱き抱える用にグイっと上半身を引き起こす。

 

「ひぁんッ♪」

 

二人はベッドの上で対面座位の恰好となり繋がり合う。アンナの身体の重みで、モーティマのペニスがより深くアンナへと突き刺さり、サナラる快楽を得ようと、動きを激しくしていく。アンナは倒れてしまわないようモーティマの逞しい両肩へと手を伸ばし掴むと、激しい下からの突き上げに合わせ、自身の腰を浮かせては、より深く繋がろうとモーティマのペニスへと腰を下ろす。動きにあわせて周囲に二人の汗が飛散し、アンナの腰まである美しい銀髪が宙を乱れ舞った。

 

──ズンッ!

「んぁッ♪」

 

──ズンッ!

「ふ、深いィッ♪」

 

──ズンッ!

「んんんっ♪」

 

──ズンッ!

「んんッ、んムッ!?」

 

アンナの唇をモーティマの唇が塞ぐと、そのまま口内へと舌を侵入させていく。その求めにアンナも応え、潤んだ瞳を細め自身の舌を伸ばし、唾液でニュルニュルとなったモーティマの舌へと絡める。

 

「んちゅっ……ちゅるぅ……んぅ……ちゅっ……じゅっ……」

「ちゅるぅ……んんッ……ちゅっ……じゅじゅっ……ぷはッ……♪」

 

激しいキスのあとに唇を離し、少しの微笑みを浮かべて見つめ合う。そして再び抽挿を再開すると、その腰はどんどん勢いを増していき。

 

──ズンッ!

「んぁんッ!」

 

──ズンッ! ズンッ!

「んっんぅッ♪」

 

──ズンッ! ズンッ! ズンッ!

「ひあぁっ……んんっ!? ……びッ、ビクってぇ! モーティマさんのが、なかでッ……んぅっ♪」

 

アンナの膣内に熱く何度も突き刺さるモーティマのペニスが、不意にビクビクと苦しそうに脈動をあげ、終わりが近いことを伝える。その時が近い事が判ったアンナは。

 

「いんぅっ♪ びく、ビクビクってぇ……! んんっ……お、おねがいしますッ! きょ、今日はなか……に……いぃんっ♪ 全部、なか……にィっ♪」

 

「きょうは……デキちゃう、からッ……お、ねがいしま……んっ♪ ぜ、全部なかで……覚悟もしてきました……からぁッ♪」

 

甘えるような、懇願するようなその声に応えようと、最後の力を振り絞って、モーティマは突き入れる速度を速めていく。

 

──ズンッ! ズンッ! ズンッ!

「ひぃんっ! んぅっ♪ んんンッ♪」

 

──ズンッ! ズンッ! ズンッ!

「んふぅッ♪ んぅっ……すきっ……モーティマさ……ちゅっ……んっ……ちゅるっ……ぷはっ♪ 好きぃッ……大好きぃッ♪」

 

瞳をトロンと潤ませたアンナが、目の前の男を見つめ、時々キスを交えながらうわ言のように呟く。アンナはモーティマの背中に腕を回し抱きしめるように強く密着すると、両脚をモーティマの腰へと挟み絡め絶対に離すまいとする。男女の激しい行為による熱気で部屋の中はサウナのような状態となり、二人の身体は汗でベトベトになっていたが、全く気になることはなかった。

 

そして──

 

「ぅんっ……一緒、にぃッ♪ 一緒にイきます、からぁっ……わたしの、なかに、全部はきだして……ッ! モーティマさんの、あなたの精子ッ……赤ちゃん、くださッ……いぃんッ!  んんッ……大きくなってッ! なかでッ、熱くなってッ……♪ き、キてッ! キてくださ……ッ……! 私の奥……深い所ッ……いちばん……奥で……ッッ!!」

 

限界寸前だったモーティマはその返事と言わんばかりに一際大きく腰を引くと、最後の力を振り絞り、暴発寸前まで膨らんだペニスを、全力でアンナの膣奥へと押し込んだ。

 

──ズブッ! ズブブブブッ! ズグリィッ!

「い、イクッ、いくいくッ………! ッ~~~~~~~~~ッッッッ!!!!」

 

その瞬間、アンナの身体全体を快楽の電流が迸った。アンナの目の前でバチバチと火花が散るような感覚。アンナの視界が白く染まり、思考がスパークする。

 

──どびゅっ!

 

──どびゅるるるるっ!!

 

(んッ……んんッ……で、出てる……熱いのが……たくさ……んぅッ!?)

 

そのままアンナの中へと放たれる、マグマのようなドロドロの精液。膣内が灼熱の液体に満たされていくのを身体の中で感じ

 

──どびゅるるるるっ!!

(んッ~~~~~~ッ♪)

 

なおも続く射精に、アンナの身体が二度三度とビクビク震え、細かな絶頂を繰り返す。身体が強張り、正面から抱き合っているモーティマの腰に回した脚を、よりググッと引き寄せ、奥に……少しでも奥にと下半身をより深く密着させ、モーティマの射精は続いて行った。

 

──びゅるるるるっ!

 

──びゅるるっ!

 

──…………どぴゅ。

 

(ふっ……んっ……あッ……あぁッ……ッ♪)

 

長い長い射精が終わっていくのを、アンナは身体の奥で感じる。

 

(終わっ……た……? ……んッ♪)

 

アソコの中でまだ少しだけモーティマのペニスがピクピクと震えるのを感じたが、どうやらほぼほぼ出し切ったようで、大きな波は過ぎ去ったみたいだ。それ以上動こうとする気配はない。

 

アンナは行為の終わりを感じ、深く呼吸をする。

 

「はぁ……はぁっ……んっ♪ ……はぁっ……んんッ」

 

目の前の男と裸のまま抱きしめ合い、繋がったまま激しい行為の余韻へと浸る……そうしてアンナはモーティマの耳元へと口を寄せると。

 

「モーティマさん……私一緒に……行きますから……ッ」

 

そう囁くように告げた。

 

────

 

──。

 

アンナとモーティマが交わり合い、室内がサウナのような熱気で満たされる中、壁一枚を挟んだ廊下の温度は随分と寒く、シンシンと冷えた空気が通り抜けている。そんな廊下では、壁に開いた人差し指サイズの穴から室内を覗き込む、一国の主の姿があった。

 

王子は覗き穴越しに行われる、この世の物とは思えない情事から、片時も目を離すことができなった。そのような気配を感じた時は、部屋の中へと入り込み中断さようかとも思ったが。モーティマとは旧知の仲であり、アンナは大切な女性であるが……ハッキリとそういう関係にはまだ至っていない。二人の間柄が判らぬ以上、自分が割って入るのは野暮というものかもしれないと思った。もしも相手がモーティマでなく、仮に髪をツンツンに尖らせた黒髪の切れ目をした剣士であろもうのならば、アンナが部屋に入ろうとした瞬間に止め、その男を処していたかもしれないが。

 

いや、だが、しかし、そんな……様々な思考がグルグルと逡巡している間に行為は始まってしまい、最早止める事はかなわずただただ見入ることしかできなかった。

 

……。

 

部屋の中を見やる。二人は抱き合ったまま、行為の余韻に浸っている。ことの経緯は判らないが、つまるところ今の二人はそういう関係にある事が見てとれる。だがそんな事はおかまいなしに、モーティマを大罪人として処罰し、アンナを取り戻す事もできなくはないだろうが……。

 

──……戻ろう

 

自分は何も見なかった事にして、明日からも二人に普通に接するよう努力しよう。もし二人が自分に何かを告げるのであれば……祝福してみせよう。モーティマならばきっとアンナを幸せにするであろうと、行為の最中のアンナの表情を見て思えた。胸にスッポリと何かが空いてしまったような空虚な感覚を覚えたが、この穴はきっと他の娘を抱いていればそのうち埋まる筈だ。

 

……ふと、先ほどまで自室で遊んでいたトランプの事を思い出す。パタパタパタ……パタリ……と、最後の掛け違えであえなく倒壊したトランプの山。

 

……そうか、人生とはトランプタワーのようなものなのだ。絶妙なバランスで支え合うトランプ達は、ほんの少しのかけ違いで倒れ、崩れ、それまでのいかなる積み重ねもパタパタと呆気なく失われてしまう。きっと自分は最後の最後に彼女を、アンナを支える事が出来なかったのであろう。

 

だが、倒れたなら何度でも組みなおせば良い。前と少し形は違うけども、それでも何度でもやり直せる筈だ。俺は彼女たちを支える下の段のトランプになろう。そう決意した王子は立ち上がり、

 

──明日は、八段目まで頑張るか……!

 

強い決意を秘めた足取りで、王子は自室へと向かった。

 

その数日後、モーティマとアンナが軍を抜けるという報せが王子軍をどよめかせ、それまで行われていた男子兵舎の壁にドロドロの液体ぶちまけ事件の話題は、徐々に薄れていった……。

 




完……ではなく、アンナ視点から何が起こったのかを書きたい。
もうちょっとだけ続けられれば。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。