試製・転生請負トラッカー日月抄~撥ね殺すのがお仕事DEATH~【18禁版】 作:珍歩意地郎_四五四五
「……ようやく出来たわねぇ」
『菜々』は一歩下がって“同僚”の仕上がり具合を眺める。
そして彼女自身、
「……ウン──
「そう……だいじょうぶかなぁ?」
『美月』は身体をねじり、ひときわエッチな拘束バニー姿の自分を見下ろして確認する。
「だいじょうぶ。アタシが男だったら、きっとホツとかないわね」
「……お尻とおまんこに入れたヤツの感じが強すぎて、まっすぐ歩けないカモ……うふっ♪」
コンコン、とチャンバーの扉をノックする気配。
「『美月』サマ、ご用意は出来ましたか?お客サマお待ちです」
外から『フクロウ』の取り澄ました声……。
(***以上、前回まで)
「ッハ!──ナニよ、あいつ。童貞のクセに、気取っちゃってサ?」
「えぇっ……ワタシ、あのヒト。そのぅ、けっこうイイと思うけど」
「ハァ?どこがよ!アタシのイヤらしい姿みて、鼻血ながしてンのよ?」
「それはそうよ。ミッキーのエロ姿、男のヒトには刺激、強すぎるもの」
「ま、それもそうね?ドーテーを殺す『美月』サマだもん」
「……童貞なんか悪いコトした?」
コンコン。またもやノック。
「うるッさいわネェ!いま開けるわよッ!!」
『美月』はバニー耳を載せた豊かな金髪を振りみだして扉を開いた。
目の前には、情報屋の青年が済ましかえった表情を浮かべて立っている。
と──どうしたことか、その顔が急にあからみ、鼻からポタポタ赤いモノが。
(……キャハハハッ!)
客で満席なラウンジであることを忘れない『美月』は、声を殺し、腹をかかえて笑い崩れようとする──だがコルセットでギチギチに固められたような拘束用バニー・コートは、身体を折り曲げることすら許さない。
「あら……あらあらあら」
『菜々』は、そんな『フクロウ』をかいがいしく介護し、鏡台にあった化粧用コットンを取り、やさしく彼の鼻にあてがって、
「イヤねぇ、ミッキーったら。そんなに挑発して……かれ、戸惑ってるじゃないの」
「ハ!なに言ってんのよ。
行くわよ!と『美月』は黒い
ふくれっ面でシリをさすり、片手で鼻を押さえながら『フクロウ』は、高級車を撫でる“羽根ばたき”で作ったマフラーを思わせる、ピンク色をしたゴージャスなマラボー・ストールを差し出した。『菜々』がそれを受け取ると、優雅な感じで『美月』の肩からアレンジしてバランスよく垂れ下げる。
「うん、まぁコンなものかしらね──いいわよぉ?ミッキー、お金持ちの愛人みたい……」
「おぉッ!ようやく出来たな?待たせやがって……」
店主代理がサングラスを跳ね上げ、『美月』を上から下まで、視姦せんばかりに凝視して。
そして目をまん丸くしたまま、ヨダレを垂らさんばかりに相好をくずし、
「いぃ……コレでボッキしないヤッぁ、インポかゲイだァ……さ、イクぜ?お前らも来い」
ゴージャスな羽根の帯に、淫らで扇情的なバニー・コートは、半ば隠れてしまった。それでもディルドー2本が仕込まれた重々しい
『美月』は得意然となって、毛足の長い絨毯の上をピンヒールの足さばきも美事に、モンローウォークでツン、と済まして。
と──楽団員の中で黒人のアルト・サックスが気をきかせ、何やら淫靡なメロディーをスロー・テンポで吹き始めた。すぐにほかの演奏者も負けじとアドリブで、静かなメロディーをアレンジに追従させる。
それに気を良くした『美月』は、演奏団に近づくとボーカルのマイクを奪い、ハスキーな作り声で、
♪ワタシを見ているの?
ワタシが、欲しいの?
ワタシをそんなに求めているの?
──でもダメ
“お道具”で塞がれてて、殿方は
即興で、そう歌うや優雅に、そして高々と脚をあげた。
赤いエナメルが艶やかに照り輝く淫靡な股間があらわに。
そこには、クロッチに浮き上がるディルドーのまるい尾部。
ほぉぉう、とサロンのどよめき。青年実業家たちのめくばせ。
ヒヒ爺ィや
♪でも、この瞳は、あなたのモノ
この赤いくちびるも、あなたのモノ
このオッパイだって、あなたのモノ
この豊かなお尻ですらアナタのモノ
つぎに『美月』は後ろを向くや、まるでバックから
♪“
“
(アルト・サックスの、秘密めかした間奏)
(マラボ・ストールをなびかせて『美月』の舞い)
(ただし性具を2本も下腹部に頬ばるので、どこか苦しげに)
(それが、かえってイヤらしさを増し、男の亀頭を、レズ女の股間をヌメらせる)
ワタシの
ワタシの
知っているのは──男の甘いささやきだけ……
デタラメな、それでいて妙に音楽に沿った歌をひとくさり歌うと、サロンからは盛大な拍手が沸き起こった。それに送られて、いよいよ一行は“法皇の間”へと向かう。
金無垢が象眼されたチーク材の大扉。
『フクロウ』が、扉面にあるライオンが咥えた
次いで代理店主を先頭にして広間へ入ると、ミラー・グラスをはずした男は遅くなった詫びを述べたのち、この淫靡なバニーを広間の中いる賓客たちにお披露目する。
「えぇ~、このたびまかり出でたりましたるは、当店自慢の……」
ピンク・スーツが述べる下手な口上の背後で、『フクロウ』はギクリ、目を疑った。
『法皇の間』中央に据えられた豪奢なソファーに座るロマンス・グレーの老人。
その人物こそ、マイケル先生が探している、あの“結城”とかいう老人ではないか!
『
傍らに据えられた小ぶりなスツールには、あれほど探して素性が分からなかった
「やぁ、よく来たね」
見るからに仕立ての良さそうな
「ウチの若い
静かな微笑が、結城老人の痩せた顔に浮かんだ。
以前見たときよりも、さらに痩せたように『フクロウ』には思える。
しかし、フォーマルスーツが
「なるほどコレは可愛い子だ。ワシも、もう少し若かったら自分で試してみるんだが……」
閣下──とピンク・スーツは腰を低めて揉み手をすると大きな箱を取り出して、
「コレが、この奴隷人形を操るリモコンです。あとは表示の通り、お好み次第で……」
マラボー・ストールに包まれているにも関わらず、それを見た『美月』の肢体に寒気が
「──ちょっと!」
老人が、渡された弁当箱大のリモコンについたモニターを見つつ、
「うん……どれ……“バイブ”とな?」
ピッ♪という電子音。
「あはァッ!……あふぅぅぅ……んッ」
とたん、『拘束服6号』に仕込まれた彼女を犯す2本のディルドーが振動を始めた。
上下、左右、あるいは回転し、彼女の二つの肉孔中で、ぞんぶんに悪さをし暴れまわる。
だが護衛役然とした青年は、『美月』が股間と尻を押さえ、苦しげに仰け反るのを冷たく眺めて。
「パイもみ……あの服が、胸を揉むのかね?これはどうも若向けの趣向だな」
またもやピッ♪と電子音。
今度は豊胸された胸が、本当にもまれるように。
かがみ込んで耐えようとするが、硬めのバニー・コートはそれを許さない。
「射精?……こんな仕組みまであるのかぃ」
そんな!と『美月』はピンク・スーツを見やる。
だがこの男はミラーグラスの奥から、ニヤニヤと眺めるだけ。
彼女が叫ぼうとしたとき、老人の指が動き、無情にも電子音が鳴る。
とたん──。
どぴゅ!
どぴゅ……ッ!
前後のディルドーから時間差で熱いモノがほとばしり、自身の中に放たれる感覚。
「ひぎぃ!
……いぁぁぁァァァァl!」
激しく失禁する彼女。
一瞬、ホワイト・アウト。
この感覚に『美月』は覚えがあった。
──コレは……やばいィィィ!
股間から、たちまち愛液がにじみだしてシヤイニー・タイツの色を濃くしてゆく。
かるく尿漏れもしたらしいが、クロッチの締め付けがつよくて分からない。
「毎度おなじみ、大林製薬の『ナカイキトマラーヌ』とロシア製の『オシリアクメスキー』サ。ほれ、抵抗してないで、さっさとメス人形になッ
店主代理は、せせら笑うようにそう言うと、
「どれ。ンじゃオレらジャマ者は退散して──あとは“
「そっ!……そんなぁ……ッ!」
ペルシャ絨毯の上に女の子座りでヘタりこんだ『美月』は必死でバニー・コートを脱ごうとする。だが、ジッパーの取っ手がどこかに埋没して、背中側を開けない。ただでさえ身体にビッチリ張り付いたような衣装である。ジッパーが下ろせないのでは、どうしようも無かった。
ジワジワ高まる射精されたクスリの効果に抗いつつ、『美月』はガクガクとバニー・コートのクロッチを引き離そうとする。だが彼女の抵抗を察したように、クシュッ!肛門に挿入されたディルドーが、自動で爆発的に内側からふくらんで直腸いっぱいにはりつき、脱ごうとする最後の抵抗をくじいた。
──おふっ!おふっ!おふっ!……ウゥン……ッ。
前後の肉孔に挿入されたディルドーのピストン運動が、さらに強まる。
老人の護衛は、愛液でペルシャ絨毯を汚しながら悶える『美月』を相変わらず冷然と眺めて。
「さ、なにやってやがる『菜々』。失礼するぜ?」
「なっちー!なっちィ!背中のファスナーを……ファスナーをおろしてへぇぇぇぇ……ッ」
ヅィィィィィイイイイイイ…………イイイ……イ──
「あひゃぁッ!!」
とうとう床に仰向けで倒れる『美月』。
心ならずも性感をむさぼり、自分で腰を振ってしまう。
その時、ソソクサ部屋を出て行く黄色いバニーと目が合った。
あろうことか彼女は、『フクロウ』と腕組みをした姿で広間をでてゆく。
その時の、自分を見下ろす『菜々』のメガネ越しな冷たい視線を、『美月』は一生忘れなかった。
「なっち!ィィィィ……ッ!」
地獄のような快感に翻弄されながら絶望的に叫ぶ『美月』。
するとピンク・スーツはトボけた声で、
「なっちィは、つ~む~じ~か~ぜっ。、あ、ありゃ“ナッキー”か……古いねどうも」※
意味不明の高笑いを漏らしつつ、3人は『法皇の間』から出て行く。
──そんな……そんなぁぁぁ……。
床にころがり、ひくい位置から出て行く彼らの背中を見送る『美月』。
絶望に涙を浮かべるところだが、胎内に放たれた媚薬と鎮静剤系のクスリは、それすらゆるしてはくれない。
むしろ悲しみの心持ちを隔離・蒸散させてしまい、かわりに快楽と恍惚と、なにより性処理の人形になれた被虐の悦びめく面差しを、気持ちとはうらはらに彼女の顔へはりつかせる。表情すらも『拘束服6号』に操られる彼女は、もはや痴呆じみた“ヤリまん”の顔つきを浮かべ、淫具2本が内向きに刺さるエナメルのクロッチに覆われた自分の股間を、赤いプリキュアに彩られた指で、もどかしげに掻きむしるしかない……。
そんな『美月』の表情を見て“堕ちきった
「さ、その
護衛役の青年が、おもむろにスツールから立ち上がる。
そしてズボンのチャックを下ろして『美月』に近づいてきた……。
* * *
……。
…………。
………………。
……………………。
足のはやい
暉──また芒。
めまぐるしく入れ替わる明滅が特別病室を“回り灯籠”のように。
そして病室のカーテンに出来た隙間に、それはタイルの床へ清浄な
ベッドの上で夏用の薄物をかけ、横たわったままそれを
おもむろに彼女は気怠げな様子で身を起こすと、なにを想うか
やがて、物憂い手つきで白い寝間着の帯を解き、全裸となって光の上に横たわる。
いや、全裸というのは当たらない。なぜなら彼女の下腹部には“おむつ”と、そしてそれを勝手に取り去ったりしないよう、鍵のついたプラスチック製おむつカバーが装着されていたからである。
カタカタとそれを床に打ち当て寝返りをうち、彼女はヒンヤリとした床タイルの感覚を全身で味わうも、滑らかな乳房や腹を照らす月の光は、それを倍加した
──やっぱり……わたし、
『神明裁判』
大学で習ったそんな単語が、彼女のあたまに浮かんで。
清流に被告を沈め、水が“拒絶”をして浮かべた者を有罪の穢れと判定した
いま、床の上で“
月やあらぬ
われやむかしの われならぬ
わが身一つは もとの身にして※
『伊勢物語』の歌を自分の境遇に改変し、彼女はちからなく呟いた。
そう。あの祭りの晩。
神社の祭具小屋での、悪夢のような一夜。
男たちに、よって寄ってたかって慰み物にされた一幕。
──ヘンなお薬を入れられ、お股の……おまたのマエと後ろに……!
髪を握りしめ激しく頭を振る彼女。
記憶のフラッシュ・バックが襲ってきた。
口に、女性器に、肛門に、折り曲げた手足の谷間に。
男たちの陰茎がはげしく出し入れされ、生暖かいものが放出される。
──お尻の中に……ヴァギナに……手足に……髪に。そして……なによりお口の中に!
その時の味を思い出し、ウっ!自分の口をおさえ、彼女は
いそいで病室にあるバスルームに駆け込むと、洗面台で二、三度。全身を震わせる。
ようやく嘔吐の発作がおさまり薄暗い中で顔を上げれば、鏡には髪を振り乱す幽鬼めく女が。
一人暮らしの男が飲み会で自宅に帰るや酔い潰れ、深夜、明かりの消えた部屋で目覚め洗面台に立った時に見る“落ち武者”よりも、彼女のショックは大きかっただろう。
だが──そのとき。
激しい勢いで座り込んだため、カツン!おむつカバーが床に打ち当てられた。
「はぅ!……っ!」
女は堅く
放っておくと、性器への自傷行為に及ぶため封じられた“お股”だった。
そこには留置の尿道カテーテルが設置されており、カバーを外さなくても排尿できるようになっていた。そのカテーテルがおむつカバーに当たることで尿道に刺激を与えてしまい、当初は痛みを感じていたものの、今は彼女に甘かゆく切ない、乳首がしびれるような性的感覚をもたらすようになっていた。
アタマの中にレイプの情景が浮かび、嫌悪感に身体を蹂躙されるたび。
あるいは気鬱により、ふとしたことで自殺企図がおこるたび。
気を紛らわせようと彼女は、トイレの中で、あるいは夜、ベッドの中でひそかな
ときとして、それが前後ふたりの男から犯される“二本刺しレイプ”の記憶を呼ぶものの、同時に快楽が押しよせることで、オナニーの高揚時には(……もう自分は男性の『精液便所』になってしまった──いや、成りたい!)と押し寄せるアクメの思考停止な中、脳をピンクに染めてしまう自己矛盾にまで陥っている。そして、行為が終わった後は自己嫌悪に苛まれ、まえにも増して落ち込むのだった。
当然、この恥ずべき行為は担当の精神科医やナースたちに気づかれぬハズはなく、とくに後者は、淫臭のこもる特別病室にはいるやロコツに眉をしかめて窓を全開にし、あるいは尻穴にあてがわれたゴルフボールを見つけたときは、肛門周囲に軟膏を塗りつつ、わざわざ彼女の顔を観察しながら、アヌスにそのゴルフボールをネジり込むような、そんな
そして──もちろん彼女は知るよしも無かったが──部屋には隠しカメラが、ベッド周辺はもちろんバス・トイレの中など、ありとあらゆる場所に仕掛けられており、彼女が窃かに(と信じて)行っているベッドの中でのオナニーすら赤外線カメラで盗撮されており、トイレの排尿・脱糞シーンはもちろん、シャワールームのアナル・オナニーまでもが、某・盗撮18禁ゲームで首から黄色いタオルを下げたオヤヂが泣いて喜びそうなシチュエーションで動画撮影され、ここ、会員制のサナトリウムの監視室から見放題なのであった。そのうえ、これを一部の悪徳職員がコピって闇でひそかに売りさばいているという始末。
今夜、彼女が行った“ひとり痴態”も、
『令嬢オナニーⅣ
~わたし、汚されました~』
だれかこの夜泣きするスケベな
『
……などと雑な煽り文が入るコピーで、シリーズ化されるほどの売れ行きとなるのであった。
まぁ『キチ○イチンポハンター』※と銘打ってウラに流通するよりはマシであろうが……。
(……あん……あん……あぁん……)
悦びの声を
彼女は、尿道と肛門の淫靡な刺激に酔いしれる。
前とうしろを──互い違いに──リズミカルに──まるで交互に犯されるように。
そんな彼女に対して沖天の月は、おもむろに
あお向けになり、両の足をつま先立ちに腰をうかせ、上気した肌に玉の汗を浮かべる彼女。汗が浮かぶ上唇を舐め、軟膏まみれの肛門は、ともすればゴルフボールを貪欲に飲み込まんばかりの勢いで出し入れされ、尿道に留め置きされたカテーテルは、これでもかと甘い余韻を彼女にもたらした。あれほど蹂躙され、もう男の陽物はこりごりなハズの女陰は、受け入れ準備のための甘いツユを止めども無く湧きだして“おむつ”を
まるで冷たい眼で……見下げ果てたような視線を……恥辱きわまりない体位に注いで……。
──アァっ!……お月さまに……お月さまにィィィ……ッッ!!11
見られてしまっている!──情けない!──恥ずかしい!という想い。
だが、それが次第に快感へと繋がってゆくことに、彼女は熱に浮かされたような頭で気づいた。
植え付けられた露出趣味……被虐気質……痴女衝動……。
──いや、果たしてそうだろうか?
もともと、この“哀れな女”の中に眠っていた
事実、その
──露出の、快感。
──
──禁断の、悦楽。
──背信の、欲求。
彼女の
どこまでも蒼い病室で、くぐもった音だけがひびく淫らなパントマイム。
荒い吐息と、淫らな“よがり声”が、ときおりその間を縫って。
と──いかなる悪魔の計らいだろうか。
カチン!硬質な金属音がして股間をおおうプラスチック製おむつカバーのロックが外れ、まるで貞操を守るような堅い殻は二つに割れ、柔らかいお股がむき出しになってしまう。
一瞬、呆然とする彼女。
ややあって、震える手で淫水に濡れたおむつを取り去り、傍らになげ捨てる。
ベシャリ!という音とともに、愛液の香りが一層濃く漂うように。
おしりに当てがったゴルフボールがコトン!コロコロ……。
光の領域をはずれ、どこかへと転がってゆく。
しどけなく大股を拡げ、股間を覗く彼女。
毛を取り去られ、白々と盛り上がっている恥丘。
月の光を受けて、淫水がテラテラと密壺からあふれるのが見える。
おそるおそる奥へと手を這わせると、自分の性器が驚くほど熱を持っているのに気づいた。
「ンはうッ!──」
おもわず大きな声を出し、彼女は冷たい床でエビ反りにのけぞることになった。
頭が一瞬真っ白になって、何も考えられない。やがてフワフワとした感覚に全身を包まれ、彼女はよだれの垂れる口元に痴呆じみた微笑を浮かべる。
──もうダメ……。完全に……完全に汚れてしまった……こうなったら、いっそ!!
なにを思ったか、いきなり彼女は指をまとめて己のヴァギナに突き入れた。
反対側の手で、肛門に中指をぬりゅぬリュと。
カッ!彼女のアタマの中に白い火花が奔り、一瞬意識がフェードアウト。
やがて身体の奥から怖ろしい勢いで劣情のマグマが吹き上がってくる!くりゅ!くりゅぅぅ!
「アヒャァァァァァァァァl!」
「おしり!おシリの穴に!」
ず!ぼ!ず!ぼ!
「突き立ててちょうだひぃぃぃぃぃl!」
クリトリスを──ヴァギナを──アナルを。
彼女は快楽を求めて自身を激しく愛撫し、責め苛んだ。
おっぱいを激しくモミしだき、乳首をグニグニと痛めつけた。
汚れてしまった自分への
それはどこか自己懲罰めいており、まるで中世の“鞭打ち苦行者”のようでもあった。
「はぁぁぁぁぁん♪もっと……もっとズボズボして……アタシのからだにヌルヌルの熱くてキタない精液をドピュドピュぶっかけてへぇぇぇぇl!お口のなかをズチュズチュ犯してへぇぇぇぇぇ」
監視室では恐慌が起きていた。
「
数人の力自慢な看護師が、すぐさまVIP用特別病棟へと向かう。
そして病室の中で狂奔する彼女に怖ろしい力で殴られ、引っかかれながら鎮静剤をうち、おむつとオムツカバーを新調。ベッドに拘束し、一息ついた頃には、大の男が3人、ヘトヘトになっていた。
月は(……せっかく面白い見世物だったのに)と感じたのだろう。
きわめて不興げに、叢雲のカーテンを厚く閉じてしまう。
奇妙なことだった。
この夜、時と場所を違え、この哀れな女の妹も、
何か大いなる企みが働くのか、それとも(母親こそ違え)姉妹の血が運命を
真実を
すべてが闇にもどって、どれほどが経ったのだろう。
あれほど強烈な鎮静剤を射たれたはずの彼女は、深夜、ふたたび目を覚ました。
そして己の痴態と狂奔を思い起こし、羞恥と絶望に枕を濡らす。
──もう駄目……ワタシ、死のう。
月も愛想をつかした真闇の中、ベッドからむくりと彼女は半身を起こす。
──シャワー用のカーテンを上手くヒモに細工すれば、どうにかなるかも知れない……。
その時だった。
締め切った窓がカラリと開きいた。
ふわっ……カーテンが夜風に揺らぐ。
なにか重く、柔らかい気配がヒラリ、窓辺に降り立った感覚。
えっ?と彼女が窓の方を向けば。
漆黒の闇に、金色の瞳がひとつ。
普段なら叫び声のひとつもあげる彼女だったが、今は心が疲れ果て、なにも感じなかった。
そして奇妙なことに、この異形のものが敵意をもっていないことだけは、知覚できていた。
……どなた?
女が口を開くより先に、喉をえぐられたような
──チカラが欲しいか……?
※月やあらぬ:伊勢物語・第四段/在原業平の歌のもじり
※「ナッキーはつむじ風」:榊原郁恵主演のTVドラマ
※『
※『キチ○イチンポハンター』:ググってみて下さい
……書いてみて、ちっともエロくないですね。
やはり自分にはエロの才能が無いのです。