試製・転生請負トラッカー日月抄~撥ね殺すのがお仕事DEATH~【18禁版】 作:珍歩意地郎_四五四五
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ウンウン、と必死にうなずこうとするケド……。
全頭マスクの幅広な首輪のせいで、アタマがタテに動かせない。
スッポリ包まれた革マスク。鼻のおく、脳ミソの底まで
なんでか乳首がシコり
それをまわりにいる人たちに見られたのか、ツンツンとおっぱいを突いてくる指も。
──いやァっ!……サワらないでよ、エッチ!
そんなアタシの気持ちなんかカンケーなく、載せられた台車はスムーズに進んでゆく。
エレベータのフワフワした感じを2,3回。くり返したあと、ようやく台車はとまった。
つぎに黒革の全頭マスクが装着されたメンド臭さを逆に、ようやくズボッ!とはずされる。
「おえぇぇ……っ!」
長いチンポを、ズロろろろぉぉ……ッ、抜きだされた。
ノドを使ってシゴくよう訓練されたので、よけいにツラい。
ケホッ、ケホッ!舌に残るシリコンの味とツバにムセたあとで、
──ナニよ……もぉ!
しかめツラでポールに縛られたまま目をパチパチすれば。
あたりは、シュミのわるいピンク色な照明に浮かび上がる空間。
ごく内輪向け用の、少ない観客用の小さなステージみたいな場所だった。
なんだか、キラキラ・ゴテゴテした、おカネだけはかかってるみたいな広間。
ヨコの壁には大きな画。男がベッドによッかかり女たちを殺す場面──趣味ワル。
耳のイヤホンをはずされたら、放送室か音楽室のような“圧のある”無音状態だった。
まわりを取りまくのは、アタシを運んできたらしいガタイのイイ黒服たちと、ちびピエロ。
──まって!あとひとり……ステージに、ダレか居る。
小ぶりな舞台の中央に、だれかがスカした “モデル立ち” しているのがボンヤリ見えた。
ピンク色のうす暗い空間。身につけた装身具がキラキラと
腕輪やブレスレット、それに首輪。それにボディ・ピアスは、たぶん純金だ。
薄物の生地から、アタシみたいに胸に穿たれた乳首ピアスがうっすらと。
それもコッチとはチガい、細クサリ付きの段違いに手の込んだヤツ。
しょーぢき、イラっと
「ようこそ──
上品だけど冷たく、カタい声がした。
ポールに縛られたまま、首をヨコに向ければ。
中世のドレスのような、凝った
目の覚めるような青地に金の縁取り。その衣装が、モロに王女サマめいた風。
アンティーク通りこして博物館に飾られるような、メッチャ手の込んだベルトが印象的。
アタシを連れてきたらしい台車周りのオトコどもが、ちびピエロ以外、そろって片膝をついた。
──へぇ……え。
たぶん、よっぽどエラいヒトなんだろう。
と、いうより……なんか。いつかの夢に出てきた、衣装と雰囲気のチガうふたりの女神サマ、その片方に似ている──ような。
「
そうして、気配を前みたく硬くして、
「……さ、あのムスメに──演目を!」
冷たく、よく通る“王女サマ”のセリフだった。
ちびピエロがうやうやしく一礼すると、どこかに合図。
それに反応してか、ピンク色な照明がチョッと明るくなる。
ステージの上に立つヒトの姿が、前よりよく見えるようになった。
アタシとおなじ革の全頭マスク──ただし、鼻と口もとだけは解放されてる。
そこから見える、フェラチオ用の真っ赤な肉厚のくちびるが照り輝いて。
牛サンにするような大きな鼻輪。ブザマにブラ下がって、ゆれている。
大ぶりでもカタチが良いオッパイと、全身を
薄物ごしに、ボディ・ピアスがアチコチにキラめくのが見えた。
ペロリ。大きな鼻輪をナメたとき、舌ピアスがキラめく。
そして身につけた薄物を脱ぎ
──うわぁ……。
あらわとなる全身を這う、スゴい
静脈の浮いた、ヘビのような長さのチンポ文様。
チョー・下品なソレが、SM縛りみたく全身をとりまいて。
ふたすじのチンポは、おマタ手前で最後はピュッ、ピュッと射精。
個人用の露天風呂でも、アタシなら恥ずかしくて入れないほどのムゴさ。
おマタのピアスもスゴい。
「あ……」
後ろのカーテンがひらき、ベリー・ダンサー風のオンナがふたり。
一本の細いチューブをそれぞれ手に引き、訓練された歩みであらわれた。
そしてステージに立つオンナの背中がわにカチリ・カチリ。チューブを連結する音。
「さぁ、
“王女サマ”の声に、小ぶりなステージの両脇にある、「BOSE」なんか足もとにも及ばない、「
ドクン!
アタシの血が、
あたかもサロンで、他のキャストから理不尽なケンカ売られたように。
プッチーニの「トスカ」より
つまりは……この『美月』サマの
──それを……こんなクソ下品なインラン
プッチーニへの
浮かびかかる拒否感とライバル心。なにより──
けど最初の数小節で、そんな反発はアッというまにコナゴナにされた。
──うそ……!
まるで五線紙が踊るような、縦横無尽な音階。
あふれ出る情感と抑揚。切ないまでの“女ごころ”が伝わって。
あのフランスのオバさん声楽教師にいわれた集大成が、目の前で歌われていた。
──そんな……くやし……ぃ!
コッチもシロウトじゃないから分かる。
目のまえの刺青オンナと、自分との圧倒的な差。
けれど次の瞬間、賛美はゾッとするようなものに変わった。
──このオンナ……
歌い方は、イタリア風なベルカント唱法であることがわかった。
高音の伸びやかさ。豊富に息を使った低音の圧倒的、なふくらみ。
けれど、なめらかな「レガート」のクセに、音が一瞬も途切れない。
ベッドで寝そべる壁の画のクソ男が、満足げな視線を向けた、ような。
そこでハッと気づいた。
──背中に差し込まれた2本のチューブ……まさか……!
どう考えても、そうとしか思えない。
このオンナ、背中から空気を送られているんだ。
そのために呼吸せず、いつまでも|唱いつづけられるにちがいない。
──なんてズル!
──なんてインチキ!
──これじゃまるで
送気パイプの伸びるカーテンの奥で「ストップ」を操作するスタッフもいるのかも。
『アナタぐらいの
“ちびピエロ”の言葉。
ハ!こんなインチキ歌姫が、いっぱい居るってェの?
オンナを改造して、それ専用の道具に仕立ててるワケぇ?
ロクでもないわね!“紅いウサギ”の “ウラ側” ってェのは?
Nell'ora del dolor perché, perché Signor, ah, perché me ne rimuneri così?
(それなのに、この苦しい時に、どうして、神よ、どうして私に、このような
最終音節は、たっぷり30秒の余韻をもたせ、この入れ墨オンナは歌いあげた。
叙情的に、感傷的に。圧倒的な技量と、ナニより
でも、コレは芸術じゃない。アタシは……認めらンない!
モヤモヤとするなか、いつのまにかそばに来ていた“王女サマ”はニッコリと、
「いかが?『美月』サン。この子の歌いっぷりは?」
「このオンナ、背中に空気おくるチューブ差してンじゃん。ズッこいわよッ!」
「きッ──キミぃ!『美月』くん!」
“ちびピエロ”が、普段からは考えられないオタついた声を出した。
「ナンだね、レイカさまの前で──失礼じゃないかね!」
「いいのよ、
ふぅん。このキレイなヒト、レイカっていうの。チーフ・レディの
──そうだ、聞いたコトがある……。
ふいに思いあたることがあった。
麗華サマは“ウラ”のサロンにいる、ダレかの影武者だということ。
でも『麗華』サマと目のまえの“王女サマ”じゃ、ウンコと黄金くらいチガう。
オモテ担当の『麗華』サマは、サドっ気が毛皮を着てるようだけど、目の前のヒトは……。
「では、その重要なファクターとやらに、とっととお見せ致そうか……オィ!」
“ちびピエロ”は、ふくれっ面のまま、チューブを持ってきた踊り子たちに合図した。
彼女たちは腕輪を鳴らしながら、入れ墨オンナの全頭マスクを解いてゆく。
アタシと同じように、よほどキツく装着されたらしい。マスクの後頭部にある編み上げヒモを解くのに苦労していた。
やがて最後に首輪が、カチャカチャと外され──がぼぉ……ッ!
このインチキ歌姫の素顔が、全頭マスクからヤッとあらわれる。
ピンク照明のルクスがあがり、目のまえの相手が細かく見れた。
──い"ッ…………!?
アタシは思わず目をむいた。
ポカン、と口があいたまま動かない。
目の前の光景が、アリス症候群のように。
自分と同じ坊主アタマ。そこに光るネオジム磁石が。
加えてひたいには大きな宝石のようなものが植え付けられている。
さすがに毎朝見ていただけあって、気品のある顔立ちは、忘れようもない。
けど、おかしなことに、その眼球には黒目がなく、まるで切り絵のように真っ黒だ。
「……おネェ……ちゃん……?」
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?マークがついたのは、見覚えのある姉の顔にくらべ、どこかトロンとしたような。
「……おネェちゃん……だよね?」
目の前の“歌姫”は『美月』の声を聞いても、なんの反応も見せなかった。
しかし、パチパチと目を数度まばたかせると、気だるいような微笑みをうかべる。
オマケに額につけられた大きなルビーがキラキラと、まるで心臓が脈打つように輝いて。
「ほらほら『モルギアナ』。ご奉仕する相手はコチラよ♪」
「──お客サマぁ……?」
アリアを
足首に巻いた鈴付きアンクレットを
そして、電動台車のポールに革拘束されたままの彼女へと近づくや……えろぉぉぉぉ、ん。
舌ピアスのわきにイボが数えきれぬほど付けられた、
それは──いままでの姉のイメージを一瞬にして変容させた。
いきなり化けの皮がハガれ、
身にまとわされているスケスケなイヤらしいガウンも、そのイメージを後押しする。
なにより、こんな舌であのアリアを歌い上げたのが信じられない思いの『美月』だった。
「お姉チャン!?アタシよ!美つk……えぇと……あァん、もぉ!」
『美月』は、ポールに拘束される身体を苛々とヨジる。
なんと。『美香子』という自分の本名が、すぐに出てこない。
それほどまでに、目前の光景は衝撃的で、考えられない状況だった。
「お姉チャン!……お姉チャンってばぁ!!」
しかし──。
もとは『詩愛』と呼ばれていた、この“ウラの歌姫”は、額につけられた大きな宝石を、まるで溶岩を含んでいるかのようにキラめかせながら、クンクンとあたりの匂いを嗅ぎつつオズオズ『美月』に近寄るや、チュッ♪いきなり彼女の
※(c)克・亜樹先生。
「ヒッ!やだッ、お姉チャン……ヘンなことしないでッ!」
首から下げる
キッ!と、まなじりを裂き、額に宝石を輝かす姉を睨めつける。
だが──姉の
それどころか、彼女が革の拘束具でポールにくくりつけられているのをいいことに、身をよじり、抵抗するのもお構いなく、両手を妹の太ももにそえると、その長い舌で割れ目をこじ開け、いつのまにか
「あっ……ッ♪」
まるで触手のように器用な舌先は、
そしてたちまち『美月』の一番ヨワい急所を、さぐり当ててしまった。
強弱・硬軟・緩急・緊弛、これらを巧みに織り交ぜた、女泣かせのワザ。
宝石の洗脳により姉のアタマにすり込まれた“紅いウサギ”の淫技が、妹を翻弄した。
「あッ、あッ、あッ……イヤぁっ!おねぇチャ……おねぇチャ……!
ウぅぅ……ン!!
ケモノのような悲鳴と盛大な愛液の気配。
『美月』のアタマの中でフラッシュが焚かれたように。
ガクリ!彼女は脚の力をうしない、崩れかかるもポールの拘束具がそれを許さない。
「やめて……もうヤメて……」
だが、姉の追求はとどまるところを知らなかった。
次いで、舌のサイドをつかい同じ急所を責め立てつつ、極限まで細められた舌先は、彼女の子宮口をコジあけ、女の神殿の内部をソヨソヨと刺激する。
「ひゃぁぁぁぁ……ッ!」
また、襲ってくる暴力的なアクメ。
十字架をゆらし、『美月』が激しくイヤイヤをしたとき。
脇に冷然とたたずむ“ちびピエロ”と“王女サマ”が視界のはしに見えた。
驚いたことに、双方とも極めて醒めた目つきで、彼女たち姉妹の痴態を眺めている。
それは、あたかもイヌの交尾でも目にするような、唾棄しきった興味のなさが感じられた。
──なに……ナンなの……?
女をトロかす凶悪な性技とアクメ。それらに
『美月』のなかで、屈辱感と持ち前の反抗心が、怒りとともにムクムク
──コイツら、アタシら姉妹をオモチャにして……ナニさせたいのよ!
そして、この彼女の心境の攻撃的な変化は“王女サマ”にも伝わったらしい。
「よい──『モルギアナ』!そこまで」
彼女は、それこそイヌにでも命令するような口調で、歌姫に妹への責め
「ひギィ……ッ!」
『美月』の悲鳴とともに、奉仕ドールの舌は乱暴に引き抜かれる。
そんな彼女に、ようやく慈悲をかけるような完爾とした笑みをなげる“レイカ王女”は、
「いかが?フロイライン『美月』。この奉仕ドールの
「奉仕ドール……ですって?」
姉の性技に、いまだハァハァと息を喘がせる『美月』。
彼女のなかで、いまだ全身の血管に媚薬を流されたような快感が残っていた。
だが、気丈な「表」の歌姫は、気合いで自分をふるいたたせると、声高に言いかえした。
「お姉チャンに──お姉チャンに、ナニしてくれたのよ!」
だが、必死な『美月』の糾弾をまえに、この王女サマは
そして
「この子は……状況を
「なっ!……改造ぉ?それにキーですって?……キーって、ナニよ!」
またも『美月』の物言いをとがめようとする『小男』を制し、レイカは少しも動ぜずに、
「──『モルギアナ』!……
王女は自分のかたわらに彼女の姉を手招くとヒザ立ちにさせ、送気パイプを引いてきた侍女のひとりが手にするウィッグを、その坊主アタマにカチカチっ──磁石を鳴らしてかぶせてしまう。
──あ……。
『美月』の怒りが、いやおうなく先細りになってしまった。
人間だった頃の髪型そっくりなウィッグを装着されてみれば。
ますます目のまえの人物は、在りし日の姉の容姿に似たものとなる。
ただし──。
全身を巡って
性器や乳首を幾重にも穿って飾る
ぼってりと肉厚にされ、紅く照りかがやく扇情的なくちびる。
なにより──額に張り付いて燃える、大きなひし型の宝石を除いては。
「ワタシには──いえ、ワタシたちには、
分かって
クローム・メッキのポールに拘束され、棒立ちになっている『美月』の額にキス。
そして侍女たちに下命し、その革ベルトの縛めを、足もとから順番に解かせていった。
周囲をかこむ屈強な黒服たちが、彼女の反抗にそなえて少しばかり緊張する気配が伝わる。
「さ、『モルギアナ』や?今度は……」
レイカ王女は、返す面差しで足もとに控える“奉仕ドール”に冷然とした眼をむけ、その顔に手をやると、彼女の切り絵めく黒目のない眼球に、いきなり指を突き込んだ。
──イ"ィ……っ!?
あまりのことに『美月』がビックリしていると。
レイカ王女は奉仕ドールの目から、黒曜石の半球を何でもない風に取り去る。
なんと。目隠しのため、真っ黒なコンタクトレンズをムリヤリ装着されていたらしい。
冷然とした笑みが再度、姉妹たちを行き来したあと、白目が戻った『モルギアナ』に対し、
「
改めて姉を見た時、『美月』は姉だったモノの瞳が金色に輝くのを観た。
──あぁぁぁッ!!!!
自由になった彼女の手がふるえる。
次いで無意識に胸もとの
フランスへの声楽修行で経験した妖しい白日夢。
そこで目の当たりにした、姉への非道な生体改造手術。
金色にされた瞳……。
額に植えつける洗脳用の宝石……。
調教で刷り込まれた性的なテクニック……。
ダッチワイフめく、ビニール状のテカテカした肌。
フェラチオの時に窒息を防ぐ、ノドに設けられたバラ型の呼吸孔……。
あまりな悪夢のため、『美月』の心は防衛本能でワザと記憶の底に沈めていたらしい。それを姉の金色な瞳が
──アレは……やっぱり予知夢……“
『美月』の胸に、この店への
あの清楚な姉が、コレでもかというくらいエロ改造されたという現実。
もはや姉の表情には品性や知性のカケラもなく、ただ色ボケしたようなトロ顔。
いちど夢の中で学習ずみとは言え、いざ現実に目のあたりにすると、インパクトが凄い。
──アタシも……夢のなかみたく……。
コレからお姉チャンと同じような手術をされて……。
ムリヤリに『姉妹レズSEXショー』なんてさせられたあと……。
イヤらしくギチギチに梱包されて、海外に売られちゃったりするのかな……。
肖像画の老貴婦人から、愛情をこめて渡された
それを手に跡がつくほどキツく握りしめ、カラダを緊張させる『美月』。
だが──“奉仕ドール”とやらにされた姉は、そんな妹に目もくれず、尻をワザとふりたてるオトコに媚びた歩みで、再度ステージに向かってゆく。
やがて、異様にエロい肢体に改造された彼女の姉は、豊かな肉付きのわりにフワリ、身軽な身のこなしでステージに舞い上がると……ゴロン。上半身をおこした仰向け姿になり、M字開脚。
乳首ピアスとアンクレットに取り巻く小鈴が、ピンクに染めあげられた退廃的で淫靡な空間には似合わぬ涼やかな音色をたてて“奉仕ドール”の動作に伴奏する。
「──お客サマぁ……」
彼女の姉は、いささかも恥じる気配なく自分の小陰唇に穿たれたリング・ピアスつまんで左右にひらき、ヌメヌメと奥までピンク色に輝く“ご開帳”を『美月』に見せつけた。
「──高級メス人形『モルギアナ』の
甘ったるい声音でそう言って、ガウンを脱ぎ捨てるや、次から次へと。
ハレンチな口上にあわせ淫らなポーズを取る、もとは『詩愛』だったモノ。
「──殿方にも、淑女にも……」
うつ伏せになり、ヒザ立ちで尻を高くかかげる“奉仕用ドール”。
尻たぶを左右にひきあけると、残酷にもアヌスの回りに施された
花弁にあたる
「──
ゆるやかに体位を変える中でも、この“個体”の背中には、送気パイプを接続する孔や、機械的なしくみは
「──ご満足頂けますよう
チュクチュクと半身に片足を高々と上げ、ニコやかな笑みで秘貝とアヌスを弄る奉仕人形。
客と見定めた『美月』に向かい、さまざまな女同士のむつみ事を何の恥じらいもなく口に。
秘貝をしとどに濡らして、ピアスされた真珠のような、充血した“女の核”を見せつける。
そんな姉の
「あぁん♪お客サマぁ──
『美月』にとって悪夢のような情景のなか。
いつまでもてを出してこない彼女に、奉仕人形は
「メス人形『モルギアナ』のイヤらしく火照った
****
──あぁっ!イヤぁぁぁぁ……っ!
満面に営業用の清楚な笑みを浮かべ、卑猥な文句を口にしつつ『モルギアナ』は悶えた。
『ご満足頂けますよう調教をうけ──』
片手で
『──貴石を
直腸の奥までアヌスを刺し貫くプラグを、もう片方の手で前後させる。
意外なことに、『詩愛』であった女性は、アヌスが性感帯だった。
それを知った調教師に、肛門の快楽神経を増設されたのである。
『──あんっ……あんっ……あんっ……♪』
アナルプラグを背中に回した腕で激しく前後させつつ。
前からは
クィっ♪クィっ♪……巧みに淫具と腰の動きをリンクさせ、アクメを貪る奴隷人形。
(……もっと!……もっと
──あぁッ!また……あの
わずかに残った元・詩愛の理性が、おののき、ふるえた。
頭のなかに直接語りかけ、判断力をマヒさせてしまう、魔のささやき。
彼女の意思をうらぎって自然とオナニーの動きに熱が入り、双手にチカラが込められる。
──もうダメ……美ぃチャンに……こんなあさましい
それでも『モルギアナ』にされた彼女のオナニーは止まらない。
それも、そのはずだった。
無惨な施術によって知性を引き下げられたアタマには
(……もっと……もっとよ……かわいいメス人形さん)
──いやッ!いやぁぁぁぁ…………。
(……なにを、そんなに哀しむの?)
──あうぅぅぅ……。
(……貴女は、メス人形の『モルギアナ』じゃないの)
──ちがうぅぅッ!ちがいますぅうぅぅ……ッ!ワタシは!……わたしは……。
そのとき、奉仕用ドールは
──ワタシは…………だ……れ?
もはや彼女は、自分の名前が思い出せなかった。
思い出そうとすればするほど、濡れた石けんを掴もうとするように遠くへ飛んでゆく。
──ワタシは……人間……ワタシは……
(……メス人形の『モルギアナ』)
──し……し……。
(……メ ス 人 形 の 『 モ ル ギ ア ナ 』 )
──しぃ……しぃ……。
(……メ ス 人 形 の 『 モ ル ギ ア ナ 』 !)
額から、有無を言わさぬ電撃のような圧力が、脳中にほとばしった。
性器の、肛門の、全ての女的なツボから湧く快楽パルスで、理性は瞬時に焼き尽くされる。
『あひゃぁ!……あひゃぁ!……』
そして、またもや有無を言わさぬ冷たい声が、追い打ちをかけるように元・詩愛を襲った。
(さ……オマエが輪姦されてからのコトを、お客様に報告なさい!)
ヨダレをたらし、アヘ顔となった元・詩愛は、淫乱なメス人形の
『はひ……はひ……小職は、性欲処理ドール『モルギアナ』……型式番号・特***-**。アルティメット・マニュファクチャリング・タイプの奉仕用デバイスでございます……』
そういうやステージの上でヒザ立ちとなり、張りのいい己の
『小職は、とある夏祭りの夜。反社集団によって強姦されました──その
(……イイ子ね……でもまだ物足りないわ?もっともっと、
『はぃ……はぃ……改造された今は、全身が快楽のツボになり、お口も、おっぱいも、おマンコもオシリの穴も作り替えていただき、この上もなく素晴らしい気分です……』
(そう♪……そして……メス人形『モルギアナ』は、どうされたいの?)
『はぃ……メス人形『モルギアナ』は、お客サマに、ご主人サマに、イッパイ
ニッコリと元・詩愛は、まるで痴呆のような笑みで己の乳房を愛撫しつつ妹を見ながら、
『そして……そしてナニより恥知らずな、このオシリの穴で。おムチやお浣腸、奴隷用ハーネースや「革の
哀れな奉仕用ドールは妹に向かって叫んだ。
ふりたてる頭に、鼻輪が光り、カラダに付けた鈴が鳴った。
奇妙なことに、額に穿たれた宝石が、次第に
代わって金色の瞳には、うっすら泪がにじみ、ついにはひと筋。ビニールめいた頬を伝う。
『どうか──どうか
そのとき。
『モルギアナ』がヒトだった頃に彼女の妹であった少女は、おどろくべき行動にでた。
狂奔し、目を金色に光らせ、自暴自棄のようになった奉仕用ドールに歩み寄るや、
「もういい……もうイイよ、お姉チャン……」
次いで “姉だった” この奉仕用ドールにソッと寄りそい、やさしくその身を抱く。
「苦しかったんだね……
そう言って、『モルギアナ』の額に留められ、いまは
「……でも、もう大丈夫。アタシがいるから」
『……え?』
一瞬、性奉仕用に改造された元・詩愛の思考がバグる。
そして目の前の “妹だった少女” を、金色の瞳でマジマジと見つめた。
「……お姉チャンは……お姉チャンだモン……ね?」
慈愛に満ちた、その言葉。
元・詩愛の頭に、これまでとはちがう電撃が
『あぁ……あぁ……あぁ……!!!』
イヤらしく歪められた
やがて情欲に操られていた脳裏に次々と、過ぎさりし日々の情景が浮かんできた。
レストランに乱入した妹……。
歌唱の手ほどきを受けていた妹……。
バニーガールの服を着て怒られる妹……。
ダイニングで、晩ご飯にケチをつける妹……。
なにより──あの家で、皆と一緒に暮らした日々。
幸せだった頃の、様々な日常が鮮明に、走馬灯のように巡る。
例の脅迫的な聲が、なにかしつこく言ってくるが、もはやそれすらも遠く。
『……
ガクガクと震える元・詩愛のアタマを、『美月』は優しく抱いた。期せずして、妹の胸から下げた
ピシ……ッ!!
何かがひび割れるような、鋭い音がした。
えっ?と『美月』が姉から身を離したとき……。
バッ、キィィィ……ン!!
『モルギアナ』の額を飾っていた呪わしい宝石。
彼女の脳髄を、思考を、
それが──いっしゅんにして砕け散り、鋭い破片をあたりにバラまいた。
「──バカな!?」
「意志は……ヒトの愛は……我が店の改造技術すら、上回るというのか!!」