※この作品はR-18です。

悪の不死鳥   作:早見 彼方

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第11話

 朝の陽光が障子紙を通じて和室を薄っすらと照らす。もう朝になったようだ。畳に敷いた布団の上でグレイフィアをバックで犯していた俺は、大きな欠伸をしながら股間をグレイフィアの尻に密着させ、射精を始めた。

 ぶびゅっ、びゅるっ、どびゅっ、どくっ、どくっ、どぷっ、どぽぉっ。

 大量の精液で汚れた膣内にまた新しい精液を送る。

 これで五十発目か? 俺は布団の端に置いてあった黒いマジックペンを手に取って蓋を外すと、グレイフィアの尻にペン先を向けた。尻に書き連ねられた「正」という文字。膣内射精をした回数を示すものだ。それが今回の射精によって一画が書き足され、合計で十個になった。

 改めて見直したが、もう少し大きく書くべきだったと思う。グレイフィアの尻にはまだ書き込む場所があった。

 ついでだからと、俺は空いている場所にフェニックスの家紋を描くことにした。

 グレイフィアの尻をキャンバスに自由に絵や文字を書いているのだが、グレイフィアは反応を示さない。枕に顔を埋め、布団の上で両膝を立てて尻を突き上げている。途中から意識を手放し、俺の玩具になっている。

 乱れた浴衣を纏い、精液や唾液に濡れたグレイフィア。おまけに卑猥な文字や絵を白い肌に浮かべたその姿は実に良い。撮影をし、密かに蓄えているグレイフィアのアルバムにまた一枚卑猥な写真が加わった。

「ふぅ……」

 ようやく射精が止まったが、膣からは肉棒は抜かない。射精後の余韻をしっかりと楽しみ、精液袋になった子宮の口を亀頭で塞ぐ。早く俺の子を孕め。ドスッ、ドスッと子宮口に亀頭突きを放っていると、肉棒はすぐに大きさを取り戻した。

「あと一回だけ……」

 もう何度それを繰り返しただろうか。俺はグレイフィアの腰を掴むと、肉棒で膣内を掻き回し始めた。グレイフィアの中に精子が巡回するように。この母胎で俺たちの遺伝子が結びつくことを願いながら。

 そんなことをしていると、ふと、分身体が大人しいことに気がついた。

 リアスたちのいる別荘に差し向けた分身体は、アーシアと小猫に悪戯したようだ。そのときの光景や快感はオリジナルである俺に伝わっていたが、今はそれがない。一時的に行動を止め、また時間が経ったら行動を再開するだろう。

 次は俺なら、俺の分身体ならばどうするか。

 考えていると、俺の脳内にこことは違う別の場所の景色が送られてきた。

 分身体が行動を始めたようだ。

 

『どうだ?』

 脳内に響くライザーの声。思わず平伏してしまいそうになる声に小猫は身を震わせた。

「体に馴染んだみたいです……」

 そう言って己の股間に伸ばした小猫の手が触れたのは、幼い少女の肉体には不釣り合いな凶悪な男の象徴だった。赤黒く、無数の血管を表面に浮かばせている。裏筋を見せるように上を向いて勃起したそれの左右には、大きな睾丸も備わっている。

 早く気持ちよく射精させろ。そう言っているかのようにビクビクと小刻みに痙攣していた。

「ライザー様のおチンポ様が、私の体に……」

 小さな手で自身の、いや、ライザーの肉棒を扱く小猫。今の小猫は女の体に卑猥な男根を備えた立派なふたなり少女だ。手の摩擦によって肉棒からもたらされる快感に病みつきになっているようで、その表情は蕩け切っている。

『おいおい、無駄撃ちはするなよ?』

「は、はい……」

『チンポと俺の能力の一部を使ってお前がどうするのか、見せてみろ』

 ライザーからの期待の声に、小猫は膣内で愛液を生成した。期待されている。頑張らないと。ライザーに忠実な肉奴隷となるように認識を変えられた小猫は、何の疑いも抱かず、仲間であるグレモリー眷属に牙を向こうとしていた。

「はい、ライザー様……」

 愛する人のために。

 普段、感情表現の苦手な小猫はこの時初めて、邪悪な笑顔を浮かべた。

 小猫はとりあえず、股間で屹立している肉棒を一時的に消すことにした。このままではズボンを履くこともできない。そう思って肉棒に触れた手を介して、ライザーから貸し出された力の一つを使用した。

 途端に、たちまち肉棒の存在が希薄になった。

 確かに股間にあるのに、半透明だ。おそらく、自分以外にはその姿を確認することもできないだろう。当然、触ることもできない。小猫の手には握ったときの感触があるが、運動用にと持ってきた体操着を試しに身に着けてみても、引っかかることもなく、いつも通りの履き心地だった。

 さすがはライザー様。小猫の中でライザーに対する敬服の念が強まる。

 この人のために、グレモリー眷属を弄ぼう。

 小猫は意気込みを新たにすると、部屋を出た。

 小猫が部屋から居間へと向かうと、既に他の眷属たちがいた。居間では向かい合うようにして一誠と祐斗がテーブルに向かっていた。どうやら一誠が祐斗から勉強を教わっているようだ。悩ましげに唸っていた。

 他の女性陣はというと、居間に隣接したキッチンにいる。朝食の準備中らしい。

「おはようございます……」

 小猫の声に呼応して、各々が挨拶を返してくる。小猫は小さく頷き返すと、その足で居間に隣接したキッチンへと足を運んだ。

「すみません、遅くなりました……。手伝います……」

「ありがとう、小猫。そこにある野菜を切ってくれるかしら?」

「はい……」

 小猫は言われるがまま包丁を手にし、まな板に置いたあった野菜に向き直った。

 野菜を切りながら小猫は横目で女性陣の顔色を窺う。

 リアスと朱乃は普段と何も変わらない。手際よく、調理の手を進めている。

 一方で、アーシアの様子がどこかおかしかった。おたまで鍋の中のみそ汁を掻き回し続けているのだが、ぼうっとしていた。顔はほんのりと赤く、心ここに在らずといった様子だ。風邪でも引いていそうな状態だが、そうではないことを小猫は知っていた。

 アーシアは小猫の前にライザーに可愛がってもらったらしい。ライザーからの話によるとトイレで絶頂を何度も繰り返したとのことだった。強い刺激の名残でまだ意識が茫然としているのだろう。

「大丈夫ですか……? アーシア先輩……」

「え、あ、小猫ちゃん……」

 たった今気がついた様子で、アーシアは横を向いた。

「ごめんなさい、ぼうっとしていて……。どうかしましたか?」

「いえ、ずっとみそ汁を掻き回しているようだったので……」

「あっ、す、すみません」

 アーシアはおたまから手を離し、火を止めた。

 いったいどれだけの刺激をライザーから受けたのか。羨ましいという言葉が口から出そうになったが、どうにか飲み下して小猫はアーシアに向かって優しい声を投げかけた。

「少し休んでいてください……。あとは私のほうでやります……」

「でも……」

「今日はまだ始まったばかりです……。修行に備えてください……」

「……そうですよね。すみません、それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますね?」

 アーシアは小猫に小さく頭を下げると、ふらふらと居間へ向かった。

「アーシア、大丈夫かしら?」

「心配ですわね……」

 リアスと朱乃の話し声を聞きつつ、小猫は包丁で野菜を切っていく。そうしながら、これからどうしようかと考えた。グレモリー眷属を弄び、どうにかしてライザーを悦ばせないといけない。

 単純にレイプというので味気ない。貸してもらった能力を生かすべきだろう。

 視線を横に向けると、小猫はアーシアが作ったみそ汁を目にした。溶き卵のみそ汁のようだ。温かい湯気が立ち昇っている。匂いもよく、きっと味もいいのだろう。だが、もっと匂いも味も素晴らしいものを小猫は知っている。

 そのとき、小猫はいい案を思いついた。

 アーシアが作ったみそ汁は、育ち盛りで食欲旺盛だろう男性陣に全て提供する。しかし、そうすると女性陣が食べるスープがなくなってしまう。そのため、別のスープを用意する必要があった。

「もう一つスープを作りましょう……。あと、他の料理にも手を加えて……。ふふっ……」

 小猫は口角を吊り上げ、小さな声で笑った。

 

「いただきます」

 食事の前の挨拶をし、食卓を囲んだグレモリー眷属が食事を始める。

 食事のメニューは豪華なものだ。白米、焼き魚、だし巻き卵、納豆、豆腐、和風サラダ、溶き卵のみそ汁。日本食の得意なリアスと朱乃が主導で作ったそれらは旅館の朝に出てきてもおかしくない味で、一誠が涙を流しながら食事を進めている。

「まじで、めっちゃ美味いっす!」

「ふふ、ありがとう。自由におかわりしてちょうだいね」

「はいっ!」

 一誠とリアスのやり取りを見て、柔らかく微笑む朱乃と祐斗。アーシアも段々と調子を取り戻してきたのか、周りに釣られて笑っている。小猫は食事をしながらそんな仲間たちの様子を無表情で眺める。

 大切な仲間。そう、昨日までは思っていた。

 だけど、今は違う。小猫には仲間よりも大切な人ができた。

 その人が喜ぶためならば、仲間がどうなっても構わない。命令が下されたならば、仲間の命を奪うこともする。自分の命だって喜んで差し出す。それを当たり前だと認識しているから、小猫は仲間たちの、女性陣の食事に手を加えた。

 女性陣のメニューは男性陣と殆ど同じだが、味付けが違う。

「それにしても、なんだか少し変わった味がするわね……。どうしてかしら?」

「ええ、おかしいですわね。いつも通り作ったつもりなのですが……」

 リアスと朱乃は不思議そうに首を傾げていたが、箸を動かし続けた。

 その箸が掴んだものの全てに、どろりとした白濁のソースがたっぷりと付着していた。

 精液がぶっかけられた白米、焼き魚、だし巻き卵、納豆、豆腐、和風サラダ。そして、温められた精液スープと、コップに注がれたただの精液。全て、小猫の仕業だ。リアスたちの認識を操り、その身に備わったライザーチンポをばれないように扱いて食事に放った。リアスたちからすれば、小猫は至って真面目に朝食の準備をしていたようにしか見えなかっただろう。

 リアスがコップの精液を、朱乃が精液スープを飲む。

 彼女たちの体内にどろどろと精液が溜まっていく。それに連れて、リアスたちの表情に変化が現れた。熱に浮かされたようにぼんやりとしている。今も無表情で精液を食すアーシアと同じ状態だ。頬は紅潮し、息が荒い。

 能力を使い、ライザーの精液に媚薬成分を加えた結果だ。それを取り込んだ女の体を内側から犯す。今はクスリを使ってトリップしているような状態だろう。ふわふわと、まるで天国にいるような気分になっているはず。

「あっ……」

 小猫はそのとき、痺れるような快楽を抱いた。

 小猫の股間で、肉棒となったライザーが震えている。新しい精液を出したいのだろう。小猫はコップを満たしていた精液を一気に飲み干すと、そのコップを机の下に移動させた。

 亀頭の先端にコップを近づけた直後だった。

 どびゅーっ、ぶびゅーっ、びゅるるるっ、どびゅっ、びゅるっ、どぽぉっ。

 ある程度量を制御しているのか、一回で射精された精液はコップにぴったりと収まったようだ。小猫は射精の快感に震えつつコップを手元に持っていく。まるでゼリーのようにコップの中に溜まっている。

 小猫は横にいたアーシアの空になったコップと、精液いっぱいのコップをすり替えた。誰でも気がつくような堂々としたすり替え。しかし、誰も気づかない。リアスと朱乃、アーシアは勿論、普通の料理を口にして会話を続けている一誠と祐斗も。

「ふふっ……んっ、あはぁっ……!」

 もはや隠すこともせず、食事中に立ち上がってライザーの肉棒を扱き出した小猫。自分の慎ましい胸を衣服の上から揉みしだき、もう片方の手で肉棒に奉仕する。食事そっちのけで始まった激しい自慰はその場にいる誰にも気づかれることなく、吐き出された精液はテーブルに置かれた鍋の中に放たれた。

 どぷっ、どぽぉっ、ぼちゃっ、びちゃちゃっ。

「おかわりはたくさんあります……。全部、飲んで、くださいね……? 残したら、許しませんからっ……!」

 飲んでも飲んでも小猫によって増やされる鍋の中の精液。その全てが女性陣の胃袋を満たし、食事が終わるのはまだまだ先のことだった。

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