別荘の居間に集う卑しい三人の雌。リアス・グレモリー、姫島朱乃、アーシア・アルジェント。彼女たちはソファーに並んで座り、各々好き勝手に胸や陰部を弄って自分の欲望を発散しつつ、眼前に立つ小猫を誘惑していた。
「小猫、ここに入れてちょうだい……」
「小猫ちゃん。こっちのほうが気持ちいいですわよ……?」
「わ、私の体も、使ってください……」
三人が膣穴を見せつけ、そこへ挿入を促してくる。小猫はそれを見て精液に濡れた肉棒をビクリと震わせる。三人はどれも見目麗しく、性欲処理道具に相応しい。今すぐ繋がって膣奥に精液を注ぎたいという気持ちが強まったが、少し冷静になろうと考えた。
小猫だけでなく、リアスたちも男を知らない処女だ。これまでの人生で男性経験がないことは身近にいた小猫自身がよくわかっていた。付き合おうと思えばどんな男でも手に入るだろうに、今まで男に興味を向けずに生きてきたのだ。
そんな慎ましい彼女たちの初めては、ぜひとも主であるライザー・フェニックスに奪ってもらいたい。ライザーの肉棒を股間に宿した小猫ではなく、しっかりとライザーの顔を見ながら初めてを捧げてもらいたいと思っていた。
「ライザー様……」
小猫はライザーの肉棒を握り、自身の体の内に潜むライザーに声を掛けた。
「どの処女からお召し上がりになられますか……?」
精液の残り汁を肉棒に薄く伸ばし、口角を吊り上げる小猫。くちゅくちゅと自慰の音を響かせる雌犬三匹に向ける眼差しは冷ややかで、もはや仲間とは微塵も思っていなかった。
人型の性玩具たちを舐め回すように見つめ、小猫が肉棒を扱いていると、小猫の脳内にライザーの声が響いた。その瞬間、小猫の全身が小刻みに震える。愛する主の声を耳にしているだけで絶頂を迎えてしまいそうな興奮を覚えながらも、ライザーからの返答は一言一句聞き漏らすことなく頭に刻む。
「かしこまりました……」
ライザーは三人のうちから一人を選択した。一人ずつ集中的に犯し、確実に自分色に染めていく腹積もりらしい。さすがはライザー様。徹底した対応に小猫は感激し、そんな主の役に立てたことを光栄に思った。
「それでは、準備に移ります……」
小猫は一歩前へと足を動かし、三人の前で右手の平をかざした。
「私の手を見てください……。はい、いいですよ……。それでは、始めましょうか……」
ライザーから一時的に借り受けた力を手の平を通じてリアスたちに注ぐ。自慰に励んでいたリアスたちはまるで時が止まったかのように身動きを止め、光なく、感情のない瞳で小猫の一挙手一投足を見つめていた。
「う、うぅん……」
全身の内側を異様な熱に犯され、アーシア・アルジェントは意識を取り戻した。
瞼をゆるゆると開き、隠れていた翡翠の瞳で板張りの床を映す。どうやら床の上で横になっていたらしい。しかも、どういう事情か服も下着を身に着けていないようだった。アーシア自身に裸で眠る習慣はなく、強い違和感を覚えた。
自分の身に何があったのだろう。ここで目を覚ます直前の記憶を探ろうとした。だが、体の熱と何か関係があるのか、意識がぼんやりとしていて回想もままならない。思考を纏めることはできるものの処理速度は普段と段違いに遅かった。
一先ず体を起こそう。アーシアは金色の豊かな髪をさらりと揺らし、身を起こした。
視点が上がり、アーシアは真横のベッドにいる裸の男女の存在に気がつく。
ベッドで仰向けになっている少し長めの金髪の男、ライザー・フェニックス。筋肉質な男らしい肉体。野性的な笑顔を見せる整った容貌。股間の根本から直立する雄健な赤黒い肉棒。肉の表面に血管を浮かばせ、ビクビクと震えながら尿道口から先走り液を垂らし続けている。
そして、ライザーに跨って中腰になっている幼い体付きの少女、塔城小猫。そり立つ肉棒の先端に縦筋を描く陰裂を近づけている。これから挿入するつもりなのだろう。小猫の両手が陰裂へと伸び、ピッタリと閉じていたロリマンコを開帳する。
くぱぁ、と開かれた先には穢れのない陰部。今まで他人の手や目に触れられたことのないそこがライザーと、横から覗くような形となったアーシアの目に映る。膣からとめどなく流出する愛液が肉棒に降りかかり、透明な蜜で包み込んでいる様子も全てが丸見えだった。
「ライザー様……。私の処女、貰ってください……」
ニヤニヤと微笑を絶やさないライザーに向けて小猫は妖艶に微笑み、ゆっくりと腰を沈めていく。それを見たアーシアは息を呑んだ。いつも感情の起伏が乏しい小猫が見せた表情は同性すらも魅了するほど妖しく、美しかった。ガニ股気味に足を開いて陰部を両手で晒す下品な体勢も相まって、強い刺激を伴った視覚情報がアーシアに襲い掛かる。
どうして、小猫ちゃんが。当然の疑問が浮かぶ中、状況は進展する。
ぷちゅぅ、と肉棒と膣が口づけを交わす。性器のファーストキスだ。小猫が左右に腰を動かし、ねっとりと生殖器同士のキスを味わう。その度に唾液のように漏れた先走り液と愛液が混ざり合い、肉棒に垂れる。
そうして体液を馴染ませた後、小猫がさらに腰を落とした。
「んっ、あっ……」
声を高く響かせ、小猫がライザーと交わっていく。不釣り合いな大きさの肉棒は少しずつではあるが膣へと呑み込まれていく。亀頭の先、高く張ったカリ首、ぬちゅちゅっと音を立てて膣内へと侵入を果たせば、後は簡単だった。
「ライザー様のおチンポ、頂きます……」
小猫は陰部から手を離し、後頭部に手の平をつける。これからスクワットでもするかのような姿勢。膨らみかけの双丘の中心に立つ小さな桜色の乳輪を見せつけたまま、体に見合わない激しい挿入を行った。
自重に任せた垂直落下だ。
「っ、くっ……あ、あぁあああっ……!」
ブチブチィッ、ズブブブッ、ズブンッ!
ライザーの巨根が小猫の処女膜を食い散らかし、その余韻に浸る間もなく奥を穿った。小猫にとっては強烈な一撃となっただろう。奥の奥まで肉棒を嵌め込み、子宮口で全ての衝撃を受け止めた。
ビクンッ、と小猫の体が跳ねる。背を仰け反らせ、天上を振り向いていた。
「いい子だ、小猫」
これまで小猫の動向を見守っていたライザーが口を開き、目を細めた。その視線の先には処女喪失の血を流しながらも極太チンポを根元まで咥える幼いマンコがあった。膣口だけでなく狭い穴の中は肉棒に強く纏わりつき、離そうとしない。挿入された肉棒が腹を内側から膨らませていることも確認できた。
体格差的に本来繋がってはいけない二人は見事、男女として完全に結びついたのだった。
それを横から眺めていたアーシアは言葉を失っていた。目の前の光景が現実とは思えない。しかし、現実はどこまでも残酷だった。
「ら、ライザー様ぁ……」
震えていた小猫が呼吸を整え終え、ライザーに視線を戻すと、緩慢な動作ではあるが腰を振り始めた。小猫はライザーの腹筋に両手を突き、そこを視点にして小振りな尻を上下に振り動かす。
ぬぢゅっ、ぐぢゅっ、ぶぢゅっ。肉棒に密着して扱き上げ、再びそれを受け入れる度に膣から音が鳴る。聞いたこともない卑猥な音にアーシアは茫然とした。
本当に小猫がライザーとセックスをしている。その事実が理解できなかった。
そして何より、その光景を前にして自慰を始めた自分が理解できなかった。
「あ、あ、んっ、あ、はっ……」
くちゅ、くちゅ、と右手の人差し指と中指で膣内を掻き回す。左手の指では陰核を摘まみ、くりくりと刺激を与える。気持ちいい。手が止まらない。昨日の夜に経験した自慰を思い出しながら手を動かす。
どうすれば気持ちよくなるのか。頭が十分に学習していた。
「あ、ふっ、んっ、あっ、んんっ、あっ、あんっ……」
アーシアが二人のセックスをオカズに自慰をする姿を、当然ライザーたちが気づかないはずがなかった。そもそもアーシアが目覚めたことも認識していたのだろう。わざと小猫の処女卒業の場面を見せつけるよう狙っていたようにも感じる。
ライザーが面白いものを見るようにアーシアに時折視線を送っていたが、アーシアはそれに気がつかない。視野は狭まり、ライザーの上で淫らに踊る小猫と小猫に可愛がられる肉棒しか見えていない。
「んんっ、んっ、ふっ、あぅっ、あっ、うっ……」
これでは発情した雌犬だ。頭の中は桃色一色。先ほど以上に頭は回らず、体を支配する熱もわずかに上昇した。荒い息を吐き、床にへたり込みながら女性器を弄って自分を慰めることしかできないでいた。
「んっ、にゃっ、あぁっ、あんっ、あはっ、んんっ……!」
小猫が腰を動かすうちに、小猫の耳から髪と同じ白い猫耳が、尾てい骨から尻尾が伸びた。
猫魈である小猫の真の姿。ライザーとの交尾で本能が呼び覚まされたのだろう。耳と尻尾をしまうこともせず、雌猫としてライザーに媚を振っている。
「にゃんっ、にゃぁっ、ん、にゃっ、んっ、にゃん、にゃん……!」
猫らしい嬌声を上げながら、チンポ扱き高速ダンス。膣から出たり入ったりを繰り返す肉棒は己の先走り液と愛液が擦れた白い泡に染まっている。肉棒を扱き上げながらロリマンコが膣肉で泡を擦り落としても、すぐにまた丸呑みした際に中で白濁の化粧を施される。
これが、男女の交尾。アーシアは生唾を何度も飲むが、途中から飲むことも忘れた。喘ぎ声を漏れる口は常に半開きで、溜まった唾液が口から垂れる。それで床を汚しても目立たないほどアーシアの足元は垂れた愛液で水浸しになりつつあった。
もっと気持ちよくなりたい。もっと、もっと。
もはや正常な思考などできるはずもなかった。小猫が奏でる声とピストンの音に負けじと、アーシアの声や自慰音が目立ってくる。
小猫と自身の艶めいた声を背景に、アーシアの興奮が臨界に至る。
「んんっ……!」
ピリッと体を走った電気のような快感。アーシアは強い刺激に導かれるようにして膣穴を穿り、擦り、陰核を強く摘まむ。想定通り増幅した快感が生じ、脳に押し寄せてきた。
刹那、頭の中が白く染まったかと思えば、アーシアの全身ががくがくと震えた。
「あっ、あっ、あああっ!?」
頭を席巻した快感、幸福感。満たされていく。足りなかったものが充足し、アーシアの全身を快感の海に沈める。だらしないほどに蕩けた顔を笑みで彩り、床に向かって喜びの潮吹きを行う。
「ひぃっ、あぅっ、あんっ、やぁっ、あ、あ、ああっ……!」
射精のように何回も噴き出す透明な体液。出している間も指は動き続け、快楽を貪り食らう。アーシアはこの高みを十分に楽しもうと小猫から視線を外さない。
子供と大人ほども体格の違うライザーと交わる小さな小猫もまた、身に余る快楽の連続に限界を迎えようとしていた。振った尻を叩きつけて根元まで肉棒を食らう作業の途中で上を向き、盛大に痙攣を始めた。
端から見ても、小猫が凄まじい絶頂を味わっていることがわかった。ライザーという存在と結合した雌猫は女としての喜びをこれでもかと噛み締め、後に続くように達したライザーの射精で追い打ちを掛けられた。
「くくくっ、褒美だ。受け取れ」
ライザーが歪んだ笑みを見せ、体を震わせる。
ぶびゅびゅーっ、びゅるるるーっ、ごびゅっ、ぶびゅびゅるっ、どびゅっ!
「あっ、おっ、おぉっ……!?」
小猫の口から聞いたこともない声が放たれる。ライザーが放った精液は小猫の子宮を直撃した。まだ子を成すには成熟しきっていない体が子種を多量に内包し、腹は見て取れるほどに大きく膨らむ。
出されている。子宮が子種で膨らむほどの量を。
羨ましい、とアーシアは素直に思った。指では弄れない場所を擦られ、中に熱い欲望をぶちまけられる。それを想像するだけで生物に備わっている本能が目を覚まし、子孫を残そうという目的に向けて体が疼く。
この雄の子を孕みたい。アーシアの中に、強い願望が根付いた。
「あ、ひっ、ら、ライザー様……。大好きです……。これからも、お傍に……」
小猫が力なく前に倒れ、ライザーの体に折り重なる。猫耳をぴこぴこと動かし、尻尾をくねらせながらライザーの胸板にすべすべもちもちの頬を擦りつける。子供がじゃれるような仕草の一方で、小猫の女の部分はガッツリと肉棒を抱擁したまま、どぴゅーっ、どぴゅーっと放たれる精液の追撃を受け止めていた。
「にゃぁっ、にゃっ、ライザー様、何でもしますからっ、私を、使ってください……!」
「わかった、わかった。今度も使ってやるよ、玩具としてな」
「にゃぁっ……!」
小猫が嬉しそうに鳴く。恋人ではなく、玩具扱いされて。
「で、お前はどうする?」
ライザーは甘える小猫を精液タンクとして使いつつ、アーシアを見た。突然の問いかけにアーシアは反応できない。絶頂の後に待ち構えていた心地のいい脱力感に襲われながら、ぱちぱちと瞬きをする。
「自慰よりも、もっと気持ちのいい体験を教えてやろうか?」
こいつと同じように、とライザーが指差したのは胸板にすりすりと頬擦りする小猫だ。小猫もアーシアの存在に気がついているはずなのだが、今はまるで周りが見えていない。嫣然とした笑いを見せ、主人に甘えている。
その姿にアーシアは女としての一つの理想を見た。
これが女の生き方。ライザーという屈強な雄に使われるという幸福。
アーシア自身に倒錯的な嗜好はない。互いに愛し、愛されるという一般的な未来を思い描いていた。自分の連れ合いとして浮かんでいたのは一誠で、彼と隣り合う想像の中の自分はとても幸せそうだった。
だが、今は違う。心の中にあった一誠への想いが今は霞んでいた。大切な想いのはずなのに、深い霧の向こう側に隠れていってしまう。再び手にしようという考えが浮かぶよりも前に、目の前の強烈な理想が立ちはだかる。
ライザーが小猫を抱き着かせたまま床に降り立つ。小猫との結合部から漏れた精液がぼとぼとっと床に着弾する。それはアーシア自身が作った水たまりに広がると、白濁色に変わった。
「舐めろ」
ライザーからの命令。言いなりになる必要は全くない。
だと言うのに、アーシアはその場で体を前に倒した。ミルクを飲む猫のように、顔を近づけて伸ばした舌で精液を拭い取る。次から次へと落ちる精液を舐め、啜り、胃の中に送っていく。
自分が躊躇いもなく精液を舐めたことに対して疑問を抱いたが、それは直後に解消された。
美味しい。この精液には女を狂わせる何かがある。それが何かわからない。危ない成分かもしれないと思いはするが、止まらない。これをもっと味わいたい。口だけでなく、体の中に注ぎ入れてもらいたい。
「よし、お前も俺の玩具にしてやろう。ベッドへ上がれ。処女卒業式だ」
一回だけなら戻ってこられる。元の自分に戻って、また一誠のことを好きになる。
これは一途だった自分に対する裏切り。だけど一生ではない。
だから今だけは、雌としての本能に屈した自分を許してほしい。
「はい……」
アーシアは言葉を返すと、よろめきかけた足に力を入れて自分の意思で立ち上がった。