朝を迎えた。瞼を開き、正面には天井が映る。天井の木目を意味もなく眺めていた俺の耳に、微かな寝息が聞こえてきた。顔を右に向けると、俺と同じく素っ裸で同衾しているグレイフィアがすぐ横にいた。
夫と子がいながら、他所の男を誘惑して止まないドスケベすぎる女体。白皙の肌の所々にはそれよりも色濃い白濁液がべったりとこびりついている。特に太股の汚れ具合が酷く、今も新鮮な精液が膣から漏れ出ているようだった。
寝返りを打ってグレイフィアと向き合う。
穏やかな寝顔。美しく、俺の心を何度も魅了する。
そっと左手を伸ばし、グレイフィアの頬に手を当てる。
「ん……」
グレイフィアが反応した。俺の手の平から伝わる体温を受け、どこか心地よさそうだ。こうして誰かと触れ合うことが好きなのか。俺へと身を寄せてきた。その可愛い素振りに俺は勃起し、手をグレイフィアの背中に移動させた。
俺がグレイフィアを抱き寄せると、グレイフィアも密着してきた。グレイフィアの胸が俺の胸板に押しつけられる。柔らかく潰れていくその感触はいつ味わっても心地よく、震える肉棒の先端がグレイフィアの下腹部に触れる。
セックスではなくても、抱擁し合うだけで心が満たされていく。
多少愛情が歪んではいるが、やはり俺はグレイフィアが好きなのだ。
「サーゼクス……」
しかし、グレイフィアの心は俺の傍にはいない。わかっていたことだが、こうして寝言で夫の名前を呟かれると思い知らされる。所詮、俺はグレイフィアを脅し、二人の仲を引き裂こうとする邪魔者なのだ、と。
必ず、グレイフィアは俺の女にする。グレイフィアだけでなく、気にいった女も全て。
昨日、俺の分身体がグレモリー眷属の女たちを堕とした。その情報は実体験となって俺の脳にも共有されている。あの女たちが分身体に弄ばれる無様な姿を思い出すだけで笑みが止まらない。
卑しく、身を穢された少女たち。新しい手駒たちはあくまで余興だ。
俺の本命は変わらず、グレイフィア・ルキフグスただ一人。
俺は、寝惚けて抱き着いてくるグレイフィアの唇を唇で覆った。
「んっ……」
唇を触れ合わせ、舌を口内へねじ込む。
俺たちにとってはいつも通りだ。ぐちゅぐちゅと舌を絡ませ合う濃厚な口づけ。
しかし、グレイフィアとサーゼクスの間ではそうではなかったのかもしれない。違和感を抱いたのか、唐突に目蓋を開いたグレイフィアが俺の存在に気がつくと、表情がたちまち凍りついた。
心を閉ざしたグレイフィアへと口づけを続け、唾液を与える。グレイフィアは女としてではなく、厄介な主に接するように事務的な様子で舌を動かし、早く出て行けと言わんばかりに舌を押し返してきた。
「ん、はぁ……」
息を吐くグレイフィアの口内に俺の唾液が溜まっている。「飲め」と伝えると、グレイフィアは即座にそれを飲み干した。しっかりと口を開き、飲んだことを俺に報告すると無感情な眼差しのまま言った。
「おはようございます、ライザー様」
「おはよう、グレイフィア。良い夢を見ていたようだな」
「何のことでしょう……」
「寝言で夫の名前を呟いていたぞ。夫との久しぶりの逢瀬は楽しかったか?」
グレイフィアが黙り込む。図星のようだ。現実でサーゼクスと愛し合うことができない余り、夢の中で夫を求めるとは。一途で、情熱的な恋心。やはりそれを踏み躙って、穢して、俺色に染め上げてみたい。
すぐにでもグレイフィアに手を出したかったが、今は止めておこう。
「体がだいぶ汚れてるな。風呂に行こうぜ?」
俺は身を起こし、入浴の準備をする。準備と言っても、タオルや着替えを持っていくだけだ。裸で廊下に出ても問題はない。この別荘に泊っている客は俺たちだけ。他は、ここで一時的に従業員を務めるフェニックス家の使用人の女たちだけだ。当然、俺の息もかかった者たちであるため、いつどこでどんな姿をしていようと、咎められることはない。
「先に行ってるぞ」
「え……?」
一言告げて部屋を出た俺の耳に、グレイフィアの戸惑ったような声が聞こえてきた。
露天風呂で体の汚れを洗い落としていると、グレイフィアが遅れてやって来た。横にある椅子に座り、体を洗い始める。俺へと視線を時々送ってくるのは、俺が朝からグレイフィアを犯さなかったことを訝しんでいるからなのだろう。
体を洗った後、湯に浸かる。顔が朝方の冷えた外気に触れる一方で、体を湯の熱に包まれている。極楽気分でゆったりと寛ぐ俺の横に、タオルで体を隠したグレイフィアが腰を下ろした。
二人で横に並び、正面に広がる大自然の景色を望む。
入浴中も、俺はグレイフィアに手を出さなかった。グレイフィアは安心しつつも、どこか落ち着かない様子だった。俺に可愛がられることに体が慣れたのだろう。尋常ではない精力を持つ俺に求められ続ければ、どんな女でもこうなる。
普通の女なら自分から求めてくることもあるのだろうが、グレイフィアは決してそうはならない。強かな精神で体の疼きなどねじ伏せてしまう。
いつまでもこの関係を続けるつもりはないが、今はこれでいい。
俺はグレイフィアとの混浴の後、浴衣に着替えて部屋に戻った。俺たちがいない間に朝食の準備は進められていた。着物姿の女たちテキパキと働いている。全員、フェニックス家に仕える使用人の女たちだ。俺が別荘に泊まるにあたって、レイヴェルが派遣してくれた。
畳に置かれた座布団の上で胡坐を掻き、座卓に並ぶ和食を眺めていると、グレイフィアが部屋に戻ってきた。髪を解き、浴衣に身を包むグレイフィア。入浴で温まった肌はほんのりと赤みを差している。
座卓を挟んだ向かいにグレイフィアが腰を下ろす。
その後、使用人たちが準備を終えると、俺たちは朝食を取り始めた。
「朝食を終えたら、またリアスたちの様子でも見に行ってみるか」
「もう力量は計り終えたのではないですか?」
「見ておいて損はないだろ。今回の旅行はそれが目的だしな」
「かしこまりました」
できるだけ俺をリアスに近づけたくないのだろう。グレイフィアは一旦承諾を渋ったが、それ以上反論できずに頷く。こんな俺でも、リアスたちには手を出さないはず。素直にそれを信じているようだ。
既にリアスを除く三人が堕ちているとも知らずに。
「ついでに、俺たちが愛し合う様を奴らに見せつけてやろうぜ?」
俺の提案に、グレイフィアの表情が強張ったように見えた。
グレモリー眷属の別荘の前に置かれたベンチ。そこに腰掛ける俺の眼前では、暑苦しい修行が繰り広げられていた。
「がぁっ……!?」
体操着姿の小猫が向き合っていた兵藤との距離を詰め、小柄な体で懐に入った直後、その拳を兵藤の腹部にめり込ませた。小さな拳に見合わない威力をまともに受け、兵藤は表情を苦痛で歪めながら息を吐き出した。
「少し強めに殴ってしまいました……。大丈夫ですか、イッセー先輩……」
地面に膝を突き、腹を抱える兵藤に向けて小猫の静かな声が掛けられる。その顔は嗜虐的な微笑みで彩られていて、明らかにわざと力を込めたことがわかる。
「だ、大丈夫……」
しかし、拳を食らった兵藤はそれを言葉通りに受け取ったようだ。痛みを訴えていた顔に無理矢理笑顔を作っている。自分がサンドバッグとして認識されているなどと、微塵も思っていないのだろう。
「次、行きますよ……」
小猫は兵藤を休ませる気はないようで、すぐに戦闘は再開した。実力差がありすぎてわかりづらいが、戦うに連れて小猫の身動きがより機敏になっている
打撃音と呻き声が絶えない兵藤と小猫の組み合わせから視線を左に逸らすと、別の組み合わせでの修行場面が映った。木場とアーシアだ。二人の手には木刀が握られ、思い思いに打ち合っている。剣術の心得があるらしい木場はともかく、アーシアには剣術はおろか、まともな戦闘経験など皆無だ。
だというのに、蓋を開けてみれば木場の防戦一方という状況。
「くっ……」
「えっと、こうでしょうか?」
演技ではない苦悶を浮かべる木場に向けて、アーシアの一撃が振り下ろされる。木刀の扱い方など、まだ手探り状態であることは否めないが、その一撃は木場をも唸らせる鋭さと重さを併せ持っていた。
「アーシアさん、急にどうして……」
「えいっ!」
アーシアの戦闘力に木場が疑問を感じていたようだったが、それはアーシアの次の手で黙らされる。ついさっきの一撃よりもさらに研ぎ澄まされた逆袈裟斬りの一撃。木場がぎりぎり認識できる速度だったようだ。
慌ててアーシアの攻撃を木刀で受け止め、事なきを得る。
「どんどん行きますね?」
木刀を振る度、常識では考えられない速度で成長を遂げていくアーシア。構え方も見直され、破壊力も剣筋も洗練されていく。木場との実力差が完全に埋まるまでそう時間は掛からないだろう。
「いい感じじゃないか」
「はい、ライザー様」
俺の声に応答する穏やかな声。
ベンチにもたれかかったまま右を見ると、隣に座るグレイフィアが微笑んでいた。試しに俺はグレイフィアの背に回していた右手を動かし、メイド服のロングスカートに包まれた尻を撫でてみる。それでも、グレイフィアの表情は変わらなかった。
「ほら」
口を開け、舌を伸ばす。
「失礼いたします」
グレイフィアは即座に反応し、俺に顔を近づけた。
伸ばされたグレイフィアの舌が、俺の舌と接触する。ぬちゃぁと唾液をなすりつけ、舌を絡ませるように舐めていく。俺は動かずにそれを受け止め、グレイフィアの好きなようにさせる。
「ぐちゅっ、ぬちゃっ、くちゅっ、ぐちゅっ、れろぉ、ぬろぉっ!」
嫌々ではない。一人の女として、愛する男に提供するベロキス。俺が舌を口内に引っ込めるとそれをグレイフィアが追い、俺の口内を舞台にグレイフィアの舌が暴れ回る。
「んっ、ぬちぃっ、ぐぷっ、ふっ、ぐちゅちゅっ、ぢゅるっ、ぐっちゅっ、ぐちゃぁ!」
鼻息荒く、嬉しそうに俺との口づけを楽しむグレイフィア。さっきまで俺へと事務的に対応していた女と同一人物とは思えない。だが、偽物というわけではなく、俺の手で洗脳されているわけでもない。
俺は今、グレイフィアに女として愛してもらう権利を行使している。二週間に及ぶ期間のうち、一日分の権利だ。それによってグレイフィアは普段の素っ気ない態度ではなく、情熱的な愛情を俺に注いでくれている。
修行を眺めながら愛し合う俺とグレイフィア。既に俺の下僕となった女三人はともかく、男連中はどう思っているだろうか。新参者で事情を知っているか不明な兵藤はともかく、グレイフィアがサーゼクスの妻であることを知っている木場は、横目で俺たちの熱愛シーンを見て酷く驚いていた。なぜ俺がグレイフィアを伴ってここにやって来たのか。どうしてグレイフィアが他所の男である俺と愛し合っているのか。アーシアとの修行を続けつつも、やはり気になるようだった。
グレイフィアが俺の体に胸を押しつけ、両手で首に抱き着きながら俺との接吻を続ける。グレイフィアの甘い香り。柔らかい感触。吐息を感じながらの熱烈な絡み合いに、もう修行などどうでもよくなってきた。
拳の鈍い音。木刀がぶつかり合う音。その音を遮って、女の声が脳内に響いた。
『お楽しみ中失礼いたします、ライザー様』
朱乃の声だ。この場にはおらず、別荘の中から声だけを送ってきている。
『修行をご覧になられて、いかがでしょうか?』
『小猫とアーシアは順調に育っているな』
『はい。分身体のライザー様から力を頂いたおかげです。学習能力と身体能力は以前の私たちの比ではございません。鍛えるだけ成長し、いずれはライザー様の主戦力兼肉便器としてお役に立ってみせます』
『期待しているぞ。いつか褒美をくれてやらないとな』
『ありがとうございます。身に余る光栄ですわ』
上擦った声で朱乃は返事をした。本当に嬉しいと思っているのだろう。
『ところで、リアスの様子はどうだ?』
『はい。現在、リアスの調教は順調に進行中です。処女膜は大切に残したまま、分身体のライザー様とともに、リアスの体にライザー様の精液を馴染ませています。完全に精神を汚染され、精液中毒になるのも時間の問題でしょう』
『壊さないように頼む。大事な玩具だからな』
『はっ! それでは、失礼いたします』
朱乃の気配が遠ざかるのを感じながら、俺はグレイフィアの舌を押し返した。
「ぷ、はぁ……」
グレイフィアが口を開き、口周りについた唾液を舌で舐めている。瞳を潤ませ、頬を赤く染めてうっとりと俺を見つめる。とても演技には見えないが、これが本心ではないことはわかっている。
グレイフィアは俺を愛しているわけではないが、それでもこの姿は魅力的だった。
「そろそろ一つになろうか」
「ここでされるのですか?」
「あぁ、勿論だ」
グレイフィアの視線はグレモリー眷属に向けられていた。
「でも、彼らに、特にリアスお嬢様に見られたら……」
「リアスはずっと部屋にいるだろ。それに、見られたからなんだと言うんだ。ほら、早くしろ。俺の権利を無駄にするつもりか?」
リアスは朱乃と一緒に、レーティングゲームでの戦術を練っていることになっている。実際はそうではないのだが、小猫とアーシアの言葉をグレイフィアや男共は正直に信じていた。
「承知いたしました」
不安げなグレイフィアだったが、すぐに気を取り直した。
「ライザー様のガチガチおチンポ、私の中でマッサージして差し上げますね?」
艶やかに笑み、グレイフィアがベンチから立ち上がった。
俺のズボンにできた膨らみを優しく撫でた後、チャックを下ろした。開かれたチャックの穴へと指先を滑り込ませ、下着に包まれた肉棒を器用に取り出す。ブルンッと跳ねるように肉棒が外にまろび出た。
それを確認してから、グレイフィアはゆっくりとスカートを託し上げた。長いスカートからは白いソックスに包まれた脚が徐々に現れていく。むっちりとした太股も姿を曝け出し、身に着けた純白のショーツも視界に入る。
グレイフィアが背を向ける方角から、戦闘中ながらも俺たちの行為に気がついた男たちが動揺したのがわかった。グレイフィアもそれに気がついているだろうが、手は止まらない。ショーツに指を掛けてずらし、隠れていた陰部を指先で開いて披露する。
桜色の粘膜は既に愛液で濡れていた。ひくひくと膣口が収縮している。
さすがのグレイフィアも、演技でこうはならない。心はともかく、グレイフィアの体が俺を求めていることがはっきりとわかった。それを悟られてか、グレイフィアの表情がより一層羞恥に染まった。
グレイフィアは足を左右に開き、ベンチに座った俺へと跨ってくる。
「それでは、頂きます」
最後まで俺に優しく笑いかけながら、グレイフィアは膣口で亀頭を咥えた。亀頭が膣に入ったのを確認すれば、あとは自重に任せるだけ。座る体勢を整え、正面から俺に覆い被さる姿勢でゆっくりと腰を下ろしていく。
ずぶっ、ずぶぶぶっ。柔らかい膣肉に締め付けられ、肉棒が膣奥まで誘導された。
公然と男女の営みを披露する俺たち。それが見えているはずなのに、修行の手を止めず、場所を移そうともしない小猫とアーシア。男たちからすれば訳がわからないだろう。だが、わざわざ説明してやる義理もない。
俺はふんぞり返ったまま、グレイフィアに身を任せる。
「んっ、あっ、んっ、んんっ」
グレイフィアは早速腰を振る。尻を股間に打ち付け、肉と肉が接触する音を響かせる。濡れた膣は予想以上に肉棒に馴染み、力の入った肉棒の隅々までいやらしく揉み解してくれる。
俺以外に見られながらのセックスは、グレイフィアにいい刺激を与えているようだ。表情は快感を覚えて緩んでいるが、全てが演技ではないと思う。少なからずグレイフィアはこの状況に興奮しているということが、絶えず溢れる愛液が物語っている。
「ライザー様、いかがでしょうか?」
「もっと激しくしてもいいぞ」
「はいっ」
グレイフィアは素直に従い、俺の首に抱き着いて体を上下させる。
「イッセー先輩、余所見しないでください……」
「え……小猫ちゃん、ちょ、ちょっと待って……!」
「そんなに二人のことを見て、木場さんって、意外とエッチなことが好きなんですね?」
「いや、そういうことじゃなくて、どうしてあの二人が……」
「駄目ですよ。邪魔をしては。修行に専念しましょう?」
小猫とアーシアが、戦闘に集中しない兵藤と木場を追い込んでいる。小猫たちの様子がおかしいことは、いい加減兵藤たちにもわかっているだろう。もしかすると、勘の鋭そうな木場は既に俺が原因であることはわかっているのかもしれない。
グレイフィアは小猫たちの様子に気がついているだろうか?
俺はグレイフィアの顔色を窺ってみたが、問題はなさそうだった。
「はっ、はぁっ、あぁっ、んんっ!」
今のグレイフィアには、周囲に気を配っている余裕はないらしい。女として、他者の視線に晒されながら興奮した面持ちで俺と交わっている。これが演技だけではないことは目に見えて明らかだった。
見られながらするセックスに興奮しているのか。それとも、別の理由か。
どちらにせよ、これはいいものだ。
「んむぅっ!?」
喘ぎ声を漏らしていたグレイフィアの口を塞ぐ。舌を口内に入れると、グレイフィアはすぐに対応してくれた。舌同士を絡ませ合い、吐息と唾液を隙間から垂らしながら粘膜の触れ合いを満喫する。
「あぅっ、んちゅっ、ぢゅるっ、くちゅっ、ぐぷっ、ぢゅるるっ!」
舌だけでなく、膣でも俺を貪欲に求める。肉棒はまとわりつくような膣壁でゴシゴシと扱かれ、熱いものが股間の奥から昇ってくる。俺も随分と興奮しているらしい。いつもより早い射精欲求に驚きながらも、それに従うことにした。
俺の股間でグレイフィアは跳ね続ける。その速度は段々と加速していき、膣がぎゅうぎゅうと肉棒を締め付けに掛かった。さすがにこれは堪らない。俺の興奮は止まることなく、膣奥まで肉棒が収納された瞬間、射精が開始された。
びゅるるるっ、ぶびゅーっ、びゅるるっ、どびゅっ、どぷっ、ごびゅっ、どぽぉっ!
「んーっ!?」
俺と口を密着させたまま、グレイフィアは声を上げる。熱い精液を子宮に浴びながら全身が痙攣している。俺はその体を抱き締め、肉棒が抜けないように子宮口に亀頭を嵌め込ませた。
「ぢゅるっ、ぐちゅっ、ぐちゃっ、ぢゅぞぞぞっ、ぐちゃっ、ぐちゅっ!」
グレイフィアの奉仕は続いている。緩んだ表情で間近の俺を見据えたまま、舌を動かす。子宮という受け皿が精液に染まっていく中、亀頭に吸いついた子宮口に精液を吸い取られるように射精が止まらなかった。
どくっ、どくっ。グレイフィアの奥で精を解き放ち続ける。口づけを中断してグレイフィアを強く抱擁してみると、グレイフィアは身震いした。
「あ、あぁっ……」
グレイフィアが熱を含んだ声を上げる。どれが演技で、どれがそうではないのか。わからないが、どちらでもいい。
「家に帰ろうか。俺たちの家に」
小猫たちと、ついでに兵藤たちの修行の見学は十分だ。これ以上この場に留まる理由もない。フェニックスの実家に帰って、一日分の権利を明日の朝まで楽しもう。あとは、レーティングゲームが始まる日までグレイフィアの体で遊んでいよう。
残る権利は一週間と六日間。それだけの期間を、グレイフィアに愛してもらえる。その使い道も、そこに至るまでの道筋も頭の中に描けている。
次はレーティングゲームだ。そこでリアスに勝ちを譲り、グレイフィアとの約束を守るとしょう。本格的にグレイフィアを堕としにかかるのは、そのあとぐらいがいいだろう。そのための仕込みは進めてある。
もうグレイフィアを、家族の下には帰さない。
こみ上げる笑みを抑え、腰を突き上げる。
たぷんっ、と精液を抱えて揺れる子宮の下で、肉棒が期待するように跳ねた。
別荘の空き部屋。リアスは精液を全身に纏わりつかせた全裸姿で、二本の肉棒を両手で扱いていた。右手には女であるはずの朱乃の股間から伸びた剛直。左手には、それと寸分違わない外見の肉棒を勃起させているライザーだった。
「リアス、ちゃんと尿道に残った精液を搾り出しなさい」
眷属であるはずの朱乃に見下され、その命令の言いなりになる。リアスは表情に何の感情も浮かべず、舌を伸ばして朱乃の亀頭を舐め回す。
たった今射精を終え、リアスの胃の中にたらふく精液を注ぎ込んだ肉棒だが、外見は射精前と何も変わっていない。陰嚢はずっしりと重く、何十発もの精液を放てるように思えた。
リアスは尿道の残り汁を啜り、嚥下する。
「はぁ……」
胃が熱い。下腹部も異様な熱を帯びている。
ガニ股でしゃがんでいたリアスの足元は、リアス自身の愛液で濡れていた。これだけの量が膣内から垂れ出た。本当に自分の体はどうなってしまったのか。思考はするものの、結論は出ない。頭が、ろくに働いてくれなかった。
「手が止まっているぞ」
ライザーに言われ、リアスは慌てて手を動かす。肉棒をシコシコと扱くと、ビクンッと肉棒が跳ねる。それを可愛いとさえ思う自分がいる。早く、体の内側を肉棒で満たしたいという欲求もある。
だが、駄目なのだ。まだそのときではない。
リアスは二人の肉棒を扱き、咥え、しゃぶる。肉棒から与えられる精液は全て体内に取り込む。精液を取り込む度に脳の大切な部分が焼き切れてしまいそうな快楽に襲われるが、それすらも受け入れる。
休むことなく精液を取り込み続ける。それが、自分がやるべき唯一のことだ。
「ぐぷんっ、ぢゅぶんっ、ぐぷっ、ぐちゅっ、ぢゅぶぶっ、ぐちゅっ」
このままでは自分は壊れてしまう。何となく理解はできるが、自身を制御できない。
「ライザー様に壊してもらうまで、壊れないでね? リアス」
回らない頭で思考をしても疲れるだけだ。ただ、朱乃たちの言いなりになっていればいい。それだけで、こんなにも気持ちよくなれる
嘘偽りなく、リアスは幸福を感じていた。