※この作品はR-18です。

悪の不死鳥   作:早見 彼方

24 / 56
第24話

 コンコン、と扉を叩く音が聞こえる。

「失礼いたします。ライザー様、入室してもよろしいでしょうか?」

 グレイフィアの声だ。入室の確認など不要だと言ったのだが、メイドモードのグレイフィアは相変わらず堅物だ。裸でベッドに寝転がったまま俺が適当に相槌を返すと、扉がゆっくりと開き始めた。

「おはようございます、ライザー様」

 閉じた扉を背に、恭しく一礼をするグレイフィア。心惹かれる美しい銀の髪を青いリボンで三つ編みにし、美麗な顔を艶然とした微笑みで彩っている。見せかけだけの演技ではなく、本人の自然な感情の発露だとわかる。

 グレイフィアは紅色の口紅で彩った形のいい唇を三日月型に歪め、銀の眼を細めて笑みを強めた。以前では考えられない色欲に濡れた眼差しが俺の全身を這う。特に俺の股間で威勢よく直立する肉棒には強い肉欲と期待を向けているようだ。

 俺が呼び掛ける間もなく、グレイフィアは静かにベッドの傍に移動した。

 両手を体の前で組み、佇むグレイフィア。その体を包むのは普段のメイド服ではなく、改造を施した衣装だ。昨日、疑似空間から現実に戻ってきて衝動的に作ったものだが、その割にはいい出来栄えだと自負している。

 ずっしりとした乳房を支える白い生地の中心にはハートの形をした穴を開け、乳首に通した金色のピアスと垂れ下がるハート型のアクセサリーがいつでも確認できるようにした。陰部に位置する生地にも大きなハートの穴を開けており、極薄生地の透けた黒いショーツの中に固定されたチンポバイブが膣内でヴヴヴヴと高速振動しているのがわかる。へそ周りの生地も楕円形に切り抜いているため、下腹部に彫った俺の名前のタトゥーと紫色の淫紋も丸見えだ。

 衣装とは別に、グレイフィアの耳には金色のイヤリングが光っていて、デフォルメしたチンポ型の小さなアクセサリーが下がっている。首には黒い首輪を嵌め、伸縮自在な銀色の鎖の先端が乳房に乗っていた。

 先に俺がグレイフィアに伝えた通り、ピアスやイヤリング、淫紋などは全て消滅した。現実に戻った瞬間に綺麗な体に戻ってしまったグレイフィアだったが、一度俺に堕ちた女がそのままでいることに満足できるはずはなかった。

『ライザー様の所有物としての証を、今一度私に頂けないでしょうか?』

 俺の足元で、土下座で求めてきた。床に額を擦りつけ、俺が差し出した足の指を舐め、ぶぽっ、じゅぽっと指をしゃぶりながら『お願いいたします、お願いいたします』と必死に懇願してくるものだから、俺は要望に応じてやった。

 今度はじっくりと時間を掛け、撮影までしてグレイフィアに施術を施した。さながら偉大な芸術作品のオリジナルに直接手を加えて自分流にアレンジするような、背徳的な心持ちで。乳首にピアスを、耳にイヤリングを通し、色白い下腹にタトゥーを彫った。首輪と指輪も嵌め、淫紋とフェニックスの力を与えた。施術中は、グレイフィアは常に喜びに打ち震えていた。一時的な拘束用に手足に嵌めた枷から伸びる鎖を天井や壁と繋げていなければ、床の上でのたうち回っていただろう。

 何はともあれ、グレイフィアは現実世界でも俺の物であるという証明が済んだわけだ。

 俺好みの姿となった女神の如き美女が、俺を優しい目で見つめてくる。

「朝食の用意が整いました。食堂と自室、どちらでお召し上がりになられますか?」

「そうだな……」

 と俺は呟きながら、既に内心では決めていた。

 俺は右手を伸ばし、グレイフィアの左手を掴む。薬指にある俺とお揃いの金色の指輪を確認して達成感を噛みしめつつ、そのままグレイフィアをベッドに引き込む。太腿の上に座らせると、グレイフィアはすぐに理解したようだ。

「うふふ、まずは私からお召し上がりになられるのですね? かしこまりました」

 先ほどとは別種の艶やかに笑んだグレイフィアが、勇ましく怒張する肉棒を左手で掴んで扱き始めた。右手の平で上から亀頭をぐりぐりと撫でられる。「よしよし……」と甘やかされて俺とチンポの両方が熱を抱いた。

「昨日もあれだけ交わりましたのに、元気いっぱいで何よりです」

「グレイフィア相手だからな。すぐに勃起するさ」

「まあ。でも、他の下僕たちのお相手はよろしいのでしょうか?」

「自分たちで慰めてもらうしかないな。ようやくお前という宝を手に入れたんだ。しばらく俺の匂いが体から離れなくなるくらいには、隅々まで味わい尽くしてやる」

「あぁ、そのようなことを……。考えるだけで、濡れてしまいます……」

「もう濡れてるだろ?」

 俺がグレイフィアの股間に目を向ければ、今も稼働中のバイブが黒い下着の向こう側で膣穴を掻き回しているのが見えた。伝わってくる振動の大元で膣とバイブが擦れ合って、愛液を量産しているに違いない。でなければ、ここまで甘い匂いは漂ってこないだろう。

「ライザー様に隠し事はできませんね。これから挿入される穴を、早速ご覧になられますか?」

「見せてみろ」

 グレイフィアは「かしこまりました」と告げ、俺の太腿から腰を浮かせた。下品なガニ股のまま、右手を股間に移動させる。指を下着のクロッチに引っ掛けて横にずらすと、固定されていたバイブが暴れまわる。ヴヴヴヴヴ。先ほどよりも激しくなったバイブの先端を掴み、引き抜き始めた。

「ん、あぁっ、ライザー様特製の、ぶっとくて硬ぁいチンポぉ。偽物ですが、隅々まで届いてとても気持ちよかったです。特に、バイブの表面に飛び出たイボイボが、膣壁をごりっ、ごりって苛めてくれて。あぁっ、おマンコからはしたないお汁が」

 バイブが抜けていくに連れて、膣から愛液がごぽりと垂れ出てきた。一定間隔でイボを生やした巨根バイブにも愛液がべったりとついていて、俺の鼻に甘い匂いを運んでくる。嗅いでいるだけで意識が蕩けるようで、雌の濃い気配を察知した肉棒がビクリと反応する。

「わざわざ作り直して正解だったよ。それで、サーゼクス何人分くらいの気持ちよさだ?」

 俺の問いに、グレイフィアはくすっと笑いを漏らす。

「百人以上でしょうか。雑魚雄のあれだけ小さい生殖器では束にならないと勝てません。まあ、束になってももう二度と下手くそなセックスは願い下げですが」

「俺のチンポとその特製バイブでは、どちらがいい?」

「勿論」

 と言葉を切って、グレイフィアはバイブを完全に取り出した。愛液塗れの漆黒のバイブに赤い舌を這わせ、愛液をごっそりと舐め取る。それが終わるとバイブをベッドに置き、今しがた納めるもののなくなった肉穴を両手の指で開いた。

「ライザー様に決まっています。この穴は、ライザー様の真なる雄おチンポ様を嵌めこみ、膣肉でむっちりと丁重に包み込み、ゴシッ、ゴシッと擦って精液を吐き出していただくための精液注入穴です。サーゼクスの雑魚チンポに相応しい雑魚精子は二度とお断り。一族の中でも特別優秀なライザー様の熱い不死鳥精子を迎え入れようと、卵子は受精の準備を進めています」

 ですが、と言って、グレイフィアはマンコ穴をさらに開帳した。太いバイブが抜けたことで穴の奥から狭まっていく。生き物のような艶めかしい動きをしているせいで、愛液が涎のように見える。俺を受け入れたくて仕方がないのだろう。

「悪魔は孕むのが下手な種族です。ライザー様にはご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞお好きなときにガチハメ種付け交尾で子種をどぴゅどぴゅと好きなだけご提供ください。分からず屋の卵子も、いずれはライザー様の精子の偉大さに気がつき、屈服するでしょう。いずれ、この穴からライザー様のお子様がひり出てくる光景をお見せすることを約束いたします。卵子全て、ライザー様に既にご提供済ですので、片っ端から仕留めてくだされば、何百、何千、何万回と出産シーンを披露できると思います」

 血が滾る。肉棒がぐぐっと強張って、肉の表面に血管が幾つも浮かび上がる。亀頭も膨張して反り返ったカリが威圧感を放つ。それを眺めていたグレイフィアの表情が弛緩し、舌で唇をぺろりと舐めた。この状況でそんな顔をされて我慢できるはずもなく、俺はグレイフィアに向かって命令を下すことにした。

「グレイフィア」

「はい」

「俺と一つになることを許す。お前のマンコを食わせろ」

「仰せのままに、我が主、そして、私の本当の夫。敬愛するライザー・フェニックス様」

 グレイフィアは腰の位置を下げていく。視線は俺の顔に定めたまま、肉棒へと接近する。

「下僕であり、妻である私の孕ませ穴を、どうぞ心行くまで味わってください」

 指で開かれたピンク色の膣口が、ちゅっと亀頭に口をつけ、咥えていく。バイブによって一時的に広がっていた穴に、それよりも大きく丸く膨らんだ亀頭が埋まっていく。「ぁん……」とグレイフィアが艶を漏らす。

 背筋をピンと伸ばし、尻を下に押し込んで肉穴でズププッと亀頭を収め、肉竿を誘う。

「んっ、ぉ、ぉおっ……! っ、ぁああっ……!?」

 狭い穴をこじ開けながら肉棒が直進する。グレイフィアの体が沈んできて、ほどなくして俺の股間に尻が叩きつけられる。ぱちゅんっ、と良い音を立てて穴の奥まで埋まった瞬間、子宮口を亀頭で殴られたグレイフィアが仰け反った。

 声も出せない。強い刺激に歯を食いしばり、見開いた目の内で震える瞳から涙をこぼす。

「ライザー様の、チンポっ、ぉ、おチンポぉっ!?」

 グレイフィアは遅れて鳴いた。この場にグレイフィアを知る者がいれば、彼女の変わり果てた姿に目を疑うだろう。愛する夫と繋がっただけでここまで恥ずかしげもなく大声を出せるのかと。涙を流して歓喜に震える姿は一般的ではない。

 しかし、これが今のグレイフィアだ。恥じることはない。俺の魅力を徹底的に叩き込んだ体に心が追いつき、堕ちたとなればこうもなろう。ドスケベに染まっていく美しい妻に欲望を募らせ、俺はグレイフィアの手を握った。

 指と指を絡めた恋人繋ぎ。安定した体勢を取って、腰を突き上げる。すると、チンポの衝撃で動揺中のマンコには効果は絶大だったようだ。ズンッと子宮口を再度殴られ、グレイフィアの意識が一瞬吹き飛んだように見えた。

「っ、ぁっ、はぁ、ぁはっ……!」

 すぐに正気を取り戻し、俺の手を握り返し、グレイフィアは前屈みになって卑猥に踊り始めた。器用にデカ尻だけを上下に振って、結合部から肉棒を忙しなく出し入れする。ギチギチに絡んでくる膣肉に搾り上げられ、俺は苦笑するしかなかった。

 どうだ、サーゼクス。この場にはいない男に対して、俺は優越感に浸る。

 これがお前の元妻だ。

 段々と落ち着きを取り戻しつつも、グレイフィアは喘ぎながらチンポを食らう。亀頭が膣穴から抜けてしまうギリギリまで尻を掲げ、一気に振り下ろす。鉄槌を振るかのような豪快なピストン運動を食らえば、サーゼクスのような男はすぐに干からびるだろう。

「ライザー様っ、ライザー様っ、ライザー様ぁっ!」

 グレイフィアは俺に顔を寄せ、銀の瞳に俺だけを映し、暴れまわる。

 全く。どちらの食事なんだろうな。主人を食らおうとする下僕にはお仕置きが必要だとは思うが、グレイフィアは妻でもある。今は好きにさせておこう。むしろさらに凶暴化させようと、俺は口を開けた。

「ほら、好きにしゃぶれ」

 舌を伸ばしてグレイフィアの眼前でちらつかせると、即座に食いついた。

「ぢゅぶっ、ぶちゅっ、ぐちゅっ、ぁっ、ぢゅるるっ、れろぉ、れっろぉ!」

 グレイフィアは俺の舌を肉棒に見立て、窄めた口で舌フェラを始めた。かと思えば、自身の舌を擦りつけ、唾液を渡される。その唾液が俺の口内に垂れると、再びの舌フェラで舌についた唾液を吸いつくされる。

「ぢゅるっ、ぢゅるるっ、ごくっ、ん、ぁー、ぐちゅっ、ぐちゅっ!」

 唾液を飲んで、代わりの唾液を俺の口内に垂らし、舌を押し込んで中を直接掻き回してくる。俺が動かなくても、グレイフィアは舌で俺の口の中を隅々まで這っていった。歯も、歯茎も、頬も、届く範囲は全て舌で舐められる。

 パンッ、パンッ、パンッ! ベロチューを楽しむ一方で、股間でも暴力的な快楽が押し寄せる。柔らかく適度な張りのある尻が振り下ろされるたび、肉棒が溶けてしまうかのような熱に支配される。愛液たっぷりの穴は温泉に浸かっているのかと誤認識するほどに心地がよく、体中から余計な力が抜け落ちる。

「最高だ、グレイフィア」

 飾り気のない単純な言葉。けれども、グレイフィアの胸を強く打ったようだ。

 グレイフィアはだらしなく口を開いたまま、無言で俺を食い入るように見つめる。そして、背中から紫色の炎を噴出させた。翼を形作ったそれがバサバサと羽ばたき、熱風が俺の肌を舐める。いい風に俺が目を細めていると、グレイフィアの動きが一段階ギアを上げる。

 ぱちゅっ、ぐちゅっ、ずぷんっ、パンッ、パンッ、ぱちゅんっ、ずちゅんっ!

 結合部から愛液と我慢汁が絡む音が絶えず、柔らかいながらも力強い尻振りが行われる。とっくに消えているサーゼクスのチンポの臭いや味を消し去るように、膣肉が肉棒に纏わりついて扱き上げる。精子を欲して下がってきた子宮が終始亀頭に食らいつき、ちゅーっ、ちゅーっと吸っている。射精はまだだというのに。

 しかし、気を抜けばあっという間に達してしまう。俺ですらこれなのだ、サーゼクスならばグレイフィアにしがみついてもう何十発と射精しているはずだ。可哀そうに。この名器を味わうことができないだなんて。

 グレイフィア代わりの人形がサーゼクスの傍で既に稼働中だが、マンコの作りだけは本人よりも劣るように設定してある。そもそも今はサーゼクスとのセックスを禁じるように命令を送っており、サーゼクスからの夜の誘いを断っているようだ。サーゼクスの浮気を演出するための認識阻害も解除したから、サーゼクスは絶賛お預け状態。

 今のグレイフィアのマンコそっくりのオナホールを作って、サーゼクスに射精地獄を味わわせるのも面白いかもしれない。ミリキャスも、精通しているのかどうかは知らないが無理矢理射精させて、木場と同じくそのまま男性終了させるのもいいだろう。サーゼクスは手遅れだが、ミリキャスはまだ間に合う。父親と同じ軟弱な雄に育つくらいなら、雌に堕としたほうが幸せだ。

「あぁっ! あっ! はぁっ! はぁっ! んっ、あ、あ、あ、あぁ!?」

 グレイフィアの炎がさらに吹き荒れ、俺とグレイフィアを紫色の炎が取り囲む。グレイフィアはベッドや自室を燃やさぬように攻撃対象に制限を掛けてはいるが、俺は対象外に設定させている。上級悪魔であっても灰も残らない火力だが、不死鳥にとってはぬるま湯に等しいからだ。むしろ、この炎を受け止めたい。

 俺もフェニックス本来の炎の翼を展開する。俺と俺の股間でチンポ扱きダンスを高速で行うグレイフィアを赤い炎が包み込む。赤い炎と紫の炎が混ざり合い、渦の色が混沌と化す。火力を強め、両手を握り合い、熱を共有する。

 邪魔者はいない。互いに互いを燃やし合っていると、グレイフィアは強く痙攣した。

「あぁああっ……!」

 元気よく達し、ぶるんぶるんと乳房を縦に揺らす。いいイキっぷりを見せられ、膣肉に肉棒をぎゅうぅぅっと締め付けられ、俺も後を追いかける。にやりと口角を歪め、「ひひっ……」と自分でも品性の欠片もない笑い声を上げ、グレイフィアの中に精液を注ぐ。

 びゅるるるっ、どびゅーっ、びゅるるーっ、どぷっ、どぽぉっ、どくっ、どくっ!

「ぁっ、あぁあっ……! ぅ、ぁああああっ!?」

 子宮を一瞬で白濁に染めるほどの量が鈴口から出ていく。見る見るうちにグレイフィアの腹が膨らみ、グレイフィアは驚愕に震える。中には俺の子種ゼリーがミッチリと仕込まれている。子宮口を亀頭で塞ぎ、逃げられない状態で射精は継続する。

 グレイフィアは絶頂に次ぐ絶頂。種付け中で淫紋は光り輝き、増幅した快楽がグレイフィアを襲っている。開いた口から舌をだらんと伸ばし、涙や涎を垂らしている。その間にもびゅるるると子宮に精液は押し寄せ、腹は着実に精液で膨らんでいった。

 もはや、声を出す余裕もないほどの快楽に浸るグレイフィア。

 この光景がこれから好きなときに拝める。

 幸せを噛みしめ、俺は強く思った。

 グレイフィアは俺の女だ。この女と永遠の愛を誓い、子供を作る。何人産ませても俺の気持ちが尽きることはないと思う。それどころか、他の女にも分け与えてやれるほどの欲望も残っているはずだ。

 俺には自分の願望を叶える力がある。力を与えられた者としては、その力を振るわなくてはいけない。それが力を持つ者の責務。力のない者は俺を見て育ち、力を得ようとするだろうが、結局は俺には敵わない。

 この世界で俺は唯一の存在になる。神や魔王、それを上回る存在であろうと、俺には関係がない。上質な雌を奪い、犯し、下僕に堕とし、母体を用意する。その母体にも種を植え付け、膣穴から子供を産み落とさせてやろう。

 この世界の全て、全ての雌が俺のものだ。

 俺は悪だ。全てを手に入れるためならば、どのような行為も厭わない。たとえ俺を殺そうとする奴が現れても、俺は死なない。死ぬわけにはいかない。尽きることのない願望を満たし続けることが俺の生きがいだ。

「悪の不死鳥の下で、たっぷりと悪事を働いてもらうぞ、グレイフィア」

 俺の言葉に、グレイフィアはイキながら右手で敬礼をした。その勢いで精液ボテの腹が揺れる。この腹に、いつかは子供を仕込む。グレイフィアに似た娘がいい。どんな娘になるかはできてからのお楽しみにしておこう。

 いつか、グレイフィアと娘の親子丼を美味しく頂く光景を夢見て、俺は胸を躍らせた。

 

「ふー、ふー」

 射精後もまだ元気が有り余っている肉棒に向かって、グレイフィアが間近に寄せた口から息を吹きかける。そんなことをしても熱は冷めるどころか、逆に熱を高める。案の定、何もせずにベッドで寛いでいただけの俺は肉欲に煽られ、伴って肉棒が熱く猛ってグレイフィアの眼前にそびえ立つ。

「素敵です……」

 圧倒され、魅了された様子で、グレイフィアが食い入るようにチンポを見つめている。少しの間、観賞に徹していたが、唇がそっと触れた。「ちゅっ」と裏筋に軽いキス。その後、伸ばした舌が裏筋を撫でる。

「あっ、ん、ちゅっ、れろぉ」

 立ち昇る雄の臭いを嗅ぐたびに身震いし、裏筋に添えた舌を動かす。それによって亀頭は前後に揺れていた。だが、直後には揺らした本人によって動きが止められる。見せつけるように口を開いたグレイフィアが、美味しそうに亀頭を口に含んだからだ。

「ぶちゅっ、ぢゅるるっ、ぶっちゅっ、ぐぷぅっ、ぬちゅっ、ぐちゃっ!」

 グレイフィアの窄めた口内に亀頭が隠れ、頬の肉と舌に攻められる。唾液と愛情たっぷりとの労わり亀頭フェラによって肉竿が苛立つ。亀頭ばかり優遇されるのはおかしいと抗議をするように震えていると、ズプズプと竿までグレイフィアに吞みこまれた。

 目で笑みを象り、その美貌でドスケベフェラ顔を披露する。

 俺はそれを眺めつつ、先ほどから撮影が上手くできているかを確認した。問題ないようだ。堕ちる前のグレイフィアも、堕ちた後のグレイフィアもしっかりと映像に残し、観賞用に保管することができそうだ。

 魔力で構成された不可視のカメラが俺たちをあらゆる角度で取り囲む中、グレイフィアは両手の指でピースをし、初動から高速でチンポをしゃぶり出した。

「ぐちゅっ、ぶぢゅっ、ぢゅぶっ、ぢゅぷっ、ぢゅるっ、ぐちゅっ、ぶぽっ、ぐぽっ、ぐっぽぉっ!」

「これはいい……」

 落ち着きなくグレイフィアが頭を動かし、肉棒の収納と解放を繰り返す。上品さの欠片もない、娼婦でもここまでの顔をしない。無論、サーゼクスにすら披露したことのない卑猥な雌顔で愛する夫のチンポを食い漁っている。イヤリングから下がる金色のチンポアクセサリーと首輪の短い鎖が激しく揺れていた。

 まだ俺に反抗的だったグレイフィアに見せれば、絶句していたに違いない。自分ではないと否定しながら、やがて堕とされ、理解する。こうなるのが必定だったと。最終的に俺に娶られるのが生まれた頃から決まっていたのだと。

「ぐっぷぅっ、ぬぽぉっ、ぢゅぽぉっ、ぐぷっ、ぐぷっ、ぢゅる、ぢゅるるる!」

 没収しようとしてもチンポを離そうともしないグレイフィアを放置し、俺は脳で幸福をいっぱいに浴びながらこれからについて考えることにした。

 リアスも、下僕であるグレモリー眷属も、全てグレイフィアから頂いた。グレイフィアは何も文句は言わないばかりか、俺が命令すれば喜んでリアスたちを堕としてくれるだろう。それもいいとは思うが、リアスは俺の手で可愛がってやりたい。

 あの女は、俺との結婚を拒んだ。俺自身も周りが決めた結婚に否定的だったから別に都合は良かったが、それでも微かな憤りを覚えたのは事実。雌の分際で俺という雄を否定した愚かさを、その身を以て味わわせてやる。

「ぐぽっ、ぬぽっ、ぢゅぶっ、ぢゅるっ、ぢゅーっ、ぢゅーっ、ぢゅぞぞぞぞ!」

 思考に没頭する俺の気を引くように、グレイフィアのフェラが吸引特化型に変化した。下品なひょっとこフェラで肉棒に食らいつき、ただひたすらに吸い込まれる。畳みかけるような吸引は俺の意表を突き、グレイフィアに求められるまま射精を始めた。

 どくんっ、どくんっ、という脈打ちに合わせて尿道から精液を出す。

「ごくっ! ごくっ! ごくっ! ごきゅっ、ごきゅっ、ごくんっ!」

 一心不乱に、雄が放った精液を回収する生き物。持ち前の美しさをかなぐり捨て、俺に喜んでもらうことだけを考えて、雌として生きる。雌に相応しい蕩けた表情を絶やさず、媚びた眼差しを俺に向けたまま、グレイフィアは一滴残らず精液を胃に収めた。

 射精を終えても、しばらくは繋がったまま。やがて満足したグレイフィアがしゃぶりつきながらも肉棒を口から取り出していき、亀頭がフェラから解放される。精液も唾液もない、表面の水気を吸いつくされたチンポが現れた。

「ん、あー……」

 口を開いたグレイフィアに、口の中に残った精液を報告される。俺が苦笑しながら「よく噛んで味わえよ?」と言うと、グレイフィアは頷いて口を閉じた。丁寧に口を動かして精子を歯で噛み潰している。「んー……!」と頬に両手を当てて味わう様は、絶品グルメを食して大袈裟な反応を見せるバラエティ番組の芸能人のようだ。

 本当に美味しいと思っているのだろう。「ごくんっ!」と再び喉を鳴らしたグレイフィアは、開いた口から精液臭い安堵の息を吐くと、すぐに肉棒に頬を寄せた。

「次もお口で、出しませんか?」

 金玉を指先で摘まむようにくりくりと刺激し、全く萎える気配のないチンポに頬を当て、擦りつけてくる。すべすべしていて柔らかく、温かい。素直な肉棒をビクビクと震わせながら俺が要望を出そうとする前に、グレイフィアはチンポにキスをした。

「おいおい」

「んちゅっ、ちゅっ、愛しています、ライザー様も、おチンポ様も、私の全てを捧げてお慕いしております。ちゅっ、ちゅく、れろっ、ぷちゅっ、ちゅぽぉっ、ぬちゅっ、ちゅぷっ、ちゅっ、ちゅぅぅうう!」

 キスをして、愛を囁いて、舐めて、またキスをする。

 もう、俺とチンポのこと以外に何も見えていないようだ。

「明日はリアスを頂くつもりなんだが」

 まだ朝の段階でこれでは、今日も夜までずっと求められそうだ。こちらとしても望むところではあるが、明日のために念のため精子を溜めておきたい。

「ライザー様でしたら、今日どれだけ射精しても余裕です。明日作られる新鮮な精液で、我が儘な小娘を蹂躙して、人権もプライドもズタズタにしてあげてください。ライザー様の婚約を拒んだのですから、あの身の程を知らないクソ生意気な小娘に立場を理解させてあげてください」

「婚約破棄させようと自分の身を売った女は誰だっけか?」

 俺が揶揄うように言うと、グレイフィアもニヤリと口の端を吊り上げた。

「それは、グレイフィア・ルキフグスという馬鹿な女ですね。グレイフィア・フェニックスである今の私とは関係がありませんが、本当に立場を弁えない女でした。雄の劣等種族である雌のくせに、雄の頂点であるライザー様に歯向かうなどと」

 亀頭に鼻を近づけ、深く息を吸う。そうして、グレイフィアは破顔した。

「そのような女がまたライザー様の前に現れましたら、私が対処いたします。必要とあれば存在ごと消し去りますし、下僕にしたいとおっしゃられるのであれば、ライザー様専用のチンポ穴に相応しい雌になれるように、調教と拷問を行います」

 何なりと、お申し付けを。グレイフィアはそう続けて、チンポの根元から亀頭までを舐め上げた。唾液が塗りつけられ、続けて亀頭に垂らされたグレイフィアの唾液が肉棒全体に伝い落ちていく。

「理想の世界を一緒に作っていきましょう? ライザー」

 メイドとしてではなく、俺の妻としての言葉。

 どこまでも、俺の琴線に触れるいい女だった。この女と出会い、堕とせた幸福に感謝する。

「次はマンコを使わせろ」

「喜んで。どうぞお好きなだけ精子を注ぎ入れてください。愛しのライザー様」

 メイドモードに戻ったグレイフィアはベッドで四つん這いになり、俺に向けた尻を誘うように左右に振った。ついさっき出したばかりの精液がその動きで漏れないのは、淫紋の力で余分な精液を吸いつくしたからだ。

 ただ、精子だけは既にグレイフィアの深奥に向かって泳いでいる。俺の精子であっても十分過酷という悪魔の卵管を泳ぎ、その先で待つ卵子に食いつこうとしているが、受精の可能性はやはり低い。

 グレイフィアを孕ませるため、追撃を放っておこう。

 ベッドで膝立ちになった俺は、グレイフィアの腰を掴んで肉棒を膣穴に収める。慣れ親しんだ穴にズプンッと嵌め込むと、「あんっ」とグレイフィアが鳴く。背後を振り向いて俺に微笑みかけてきた雌の絶頂顔を再び拝もうと、今度は俺の攻勢を始めた。

 突いて、引いて、突いて、引いて。単調な動きを長く繰り返しているだけで、グレイフィアの体から力が抜けた。ベッドの上で必死に体勢を維持し、喘ぎ散らしている。俺はグレイフィアの首輪の鎖を長くして掴み、尻を叩きながら激励する。

 まだ始まったばかりだ。俺たちの関係も、この世界での生活も。

 俺の世界を作る。この美しい妻と一緒に。

「お前は、本当に最高だ」

 本心を直に伝え、俺はグレイフィアの子宮に将来の子供の種を撒き散らした。




当然まだ普通に話は続きますが、当初想定していた本編はこれで終了です。
 ※リアスやその後の話は元々おまけ扱いだったので……。
長らく本作にお付き合いいただき、ありがとうございました。
不定期な投稿頻度ではありますが、これからも本作をよろしくお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。