※この作品はR-18です。

悪の不死鳥   作:早見 彼方

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第31話

「ライザー。来週、予定を空けておいてもらえないかしら?」

 リヴェルに聞かれ、俺は問題ないと伝えた。だが、いったい何の用事だろうか。俺からリヴェルに対して頼んでいたことはないため、フェニックス家絡みの所用だと思うのだが、詳細を聞いてもリヴェルは答えてくれなかった。

「秘密よ」

 との言葉が返ってくるだけだった。

 何が待っているのかはわからないが、リヴェルの反応を見る限りでは少なくとも悪いことではないようだ。それならまあ、身構えなくても大丈夫か。グレイフィアたちと愛し合う時間が減るのは残念だが、時間は文字通り無限にある。焦る必要はない。

 俺に不利益が生じないのであれば、この世で起こることの全てを受け入れよう。欲しいものを手に入れて以前よりも少し寛容的になった俺は、グレイフィアたちと今後について悪巧みしながらリヴェルが指定した当日を迎えた。

 時間になってメイドに案内された俺は、応接室へと足を運んだ。

「ライザー。いいえ、ライザー様。お久しぶりです。ヴェネラナ・グレモリーですわ」

 待っていたのは、床に正座をして頭を垂れるヴェネラナだった。身に着けているのは訪問用に着飾ったものではなく、黒く透けたネグリジェ。隠すべき場所は殆ど隠れておらず、一目で極上とわかる女体が窺える。裸よりも淫靡な雰囲気を漂わせるヴェネラナを見て、俺はごくりと生唾を飲んだ。

 正直に言うと、予想はしていなかった。ヴェネラナには後で俺のほうからちょっかいをかけてやろうと思っていた。ヴェネラナの処遇について誰かに頼んではおらず、どうしてこの状況になったのかと、俺はソファーに座るリヴェルに視線を送った。

「ライザー、こっちよ」

 手招きされ、俺はそれに従ってソファーに歩み寄る。リヴェルの右隣に腰を下ろすと、リヴェルが身を寄せて左腕に絡みついてきた。柔らかく笑み、衣服越しに胸やボテ腹を押しつけてくるリヴェルは前に抱き合った頃よりも温かく感じた。

 フェニックスの子を孕み、出産を間近に控えた女は、普段よりも体温が高くなるらしい。母体に害をなすほどではないと前にリヴェルが言っていたが、どうやら多少なりとも影響はあるようだ。その証拠に、俺を上目遣いに見るリヴェルの瞳は潤んでいて、俺と抱き合えたことで気分が高揚しているようだった。

「ライザーのために、用意しておいたのよ。欲しかったのよね? ヴェネラナが」

 リヴェルはそう言って、ヴェネラナを指差す。俺たちへと向き直っていたヴェネラナは改めて深々と頭を下げた。カーペットに額を擦りつけ、ネグリジェの黒生地越しに白い背中を見せていた。

 ヴェネラナは完全に操られている。誰がやったのかは明白だ。

「リヴェル。ヴェネラナを洗脳したのか?」

「ええ、そうよ。あなたに貸してもらった力で、認識を操ってみたの。無礼を働いたリアスに代わって、その身を捧げて謝罪しなさいとね。この子、何も疑わずに、私たちの下まで来てくれたわ」

 全く悪びれた様子もなく、リヴェルは答えながら俺の腕に顏を擦りつける。楽しそうなその姿を見ていると、怒るに怒れない。後頭部で束ねた金髪が揺れるのを見て、俺はリヴェルの頭を撫でながらどうするかと考えた。

 リヴェルの言う通り、俺は洗脳の力をリヴェルに与えていた。それは別にリヴェルを手駒に使おうという想いからではなく、いざというときの護身用だ。リヴェルを害する者が現れたとき、対象の思考を操って無力化できるように。もっとも、その機会は未来永劫訪れないだろうから、一度も使用されることはないと思っていたのだが。

「これで、ヴェネラナのために使う時間が浮いたわよね? ねえ、だからぁ、その時間を私のために使ってくれないかしら? 私たちの赤ちゃんがね、愛しいパパの唾液やおチンポミルクを求めてくるのよ。私の胃の中に、たっぷりとパパの成分を注ぎ込めって、言ってくるのよ」

 口を開き、赤い舌を伸ばすリヴェル。艶めかしく動くそれを見せつけられて、興奮しない俺ではない。リヴェルの左手が俺のズボンへと伸ばされ、股間を撫で回す。細く小さなそれが包み込まれた股間が徐々に大きさを増し、ズボンの内側が窮屈になる。

「お願い、旦那様ぁ」

 耳元でそう囁かれては、無碍に断ることもできない。

 出産間近で発情しているらしいリヴェルと、その欲望を満たすためだけに操られたヴェネラナ。想定外の展開ではあるが、これはこれでいいかもしれない。

 俺はリヴェルに顏を真っ直ぐ向けると、舌を伸ばした。触れ合う舌先。擦りながら舌で握手を交わす。舌に絡む唾液が糸を引き、音を立てる。リヴェルがフェラチオの要領で俺の舌にしゃぶりついて唾液をぢゅるるっと吸い尽くしていく。

 しかし、すぐに俺の舌はリヴェルの唾液に塗れることになる。

「ん、ごくっ、あ、あぁ、ぐちゅっ、ぷちゅっ、ぐぢゅっ、ぢゅる、くちゅっ!」

 口内に溜めた唾液を飲みほしたリヴェルは、続いて俺の唇を奪った。完全に密着し、中を掻き回してくる。青い瞳には欲望の熱を湛え、一心不乱に俺との濃密で密閉された接吻を心行くまで満喫している。

 リヴェルの膨らんだ腹に俺の子供の熱を感じながら、俺たちは互いの存在を感じ合う。そうしていると、視線を感じた。ヴェネラナだ。恐る恐る頭を上げて、俺たちの絡み合いを見て息を呑んでいる。

 その視線はやがて、俺の下半身に向けられた。

 リヴェルがズボンのチャックを下ろし、俺の肉棒を取り出したからだ。中で抑圧されていたそれは跳ね起きて直立する。リヴェルの左手に掴まれてご機嫌に震え、さらにその大きさを増した。

「本当に、大きい……」

 ヴェネラナの表情に熱が帯び、呼吸が微かに荒くなった。

「ん、ふ……ぢゅるるっ、ぬちゅっ、ぐちゅっ、くちゅっ、ぬちゃぁっ!」

 リヴェルはキスを続け、ヴェネラナに見せつけるように肉棒を扱く。興奮を与えられて肉棒は我慢汁を垂らす。それを亀頭から竿の根本まで広げ、リヴェルの手がぐちゅぐちゅと肉棒を可愛がる。

 ぬちゃっ、ぐちゃっ、ぬちゅぃ、ぐちゅ、ぐちゅっ!

 全貌を粘液で濡らし、テカテカと輝く赤黒い生殖器。ただ見ていることしかできないヴェネラナは内股に手を滑り込ませていた。股の中心をなぞるように指が動いているようだが、本格的な自慰には至らない。

 その姿を眺めていると、ヴェネラナと目が合った。

 切なそうな顔。何かを言おうとして、口を閉ざす。堪えるように俯くが、その目はまた俺の股間に向いた。先ほどよりも深い欲望に濡れた表情で、もはや恍惚とした感情を隠すこともできないほどに口元は緩んでいた。

 リヴェルの手コキが速度を増す。

「ぢゅるっ、ぐちゅっ、ぶぢゅるっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ、じゅぷっ、ぐちゅっ!」

 口づけもより一層過激になって、俺を攻める。

 俺は力を緩め、増幅した射精欲求に身を任せた。

 びゅるるっ、どびゅっ、ぶびゅっ、どびゅーっ、ぶびゅびゅーっ、びゅるるっ!

 リヴェルに擦られる肉棒を脈動させ、尿道から精液を放出する。真っ直ぐ伸びたそれはヴェネラナの体に直撃する。顔から胸、腹部から太腿まで白濁の体液がべったりと張りつく。粘ついたそれが肌を舐めるようにゆっくりと垂れていく。

「こ、これが、ライザー様の、精液……」

 ヴェネラナは顔にかかった精液を手の平で拭い、それを眺めながら口元に流れた精液を舌で拭い取った。口に入れたそれを嚥下したようで、顔の赤みが強くなる。精液を見つめる目元は垂れ、控えめに伸ばした舌で手の平を舐める。

 そうこうしている間にも、追撃がヴェネラナを襲う。芸術品といっても過言ではない美女を自らの欲望で汚すのはやはり堪らない。次々と放出される精液を浴びたヴェネラナは口元を精液で濡らしたまま、その身で精液を受け止め続ける。

「あ、あぁ……」

 陶酔。歓喜に満ちた声を上げ、ヴェネラナは震え上がった。

 射精が落ち着き、リヴェルの手が肉棒を軽く搾る。尿道からぶびゅっと飛び出した精液を手の平で受け止め、リヴェルもまた口元に精液を運ぶ。俺の前でねっとりと舌で舐め取って、よく味わうように咀嚼し、飲み干す。

 開かれた口の中に精液はなく、胃へと流し込まれたようだ。

「ん、美味しい精液をありがとう。私たちの子も喜んでいるわ……」

 やけに子供のことを引き合いに出してくるが、本当に子供が精液を要求しているのだろうか。いや、そんなことはないか。いくら俺の子供とはいえ、自我のない頃から俺の精液を欲するようになるなんてことは。

 まさかな。

 俺は、近いうちに生まれる予定となっている赤子、俺の娘が宿る腹を一瞥した後、ヴェネラナに目線を転じた。多少リヴェルが暴走してしまった結果とはいえ、せっかく用意された貢ぎ物だ。美味しく頂いて俺のコレクションに加えてやろう。

 俺は腕に抱きつくリヴェルを伴って腰を上げ、ヴェネラナの眼前に肉棒を突き付けた。

「舐めて綺麗にしろ」

「はい、ライザー様……」

 ヴェネラナは鼻先にある肉棒を見た後、俺を見上げながら尿道口に唇を近づけた。

「ちゅっ……」

 チンポに放たれた人妻の挨拶代わりのキス。精液に濡れた手を使うことなく、そのまま亀頭がヴェネラナの口内にぬぷんっと呑みこまれていく。頬を窄めて亀頭から肉竿まで押し込んでいき、根元まで咥える。

 さすがに奥までの挿入か厳しいのか、ヴェネラナは苦悶を滲ませる。だが、苦しいながらも表情には笑みが広がっていて、ぢゅぽぢゅぽと水音を鳴らして竿を舐めしゃぶる前後運動を始めた。

「そうだ。今日は謝罪目的で来たんだよな? まだ謝ってもらっていないんだが?」

「ふふ、そうよ。ヴェネラナ。早く謝りなさい。当然、しゃぶりながらね?」

 リヴェルが便乗する。

「う、うぐっ、も、申し訳、ぐぷっ、うっ、ぢゅぶっ、ぢゅぼっ!?」

「あら、何を言っているのかサッパリね。もしかして、ライザーを舐めているの? 謝罪をするまでもないと、そう言いたいのかしら?」

 リヴェルが声を低くして言うと、ヴェネラナは竿を口から取り出そうとする。謝罪を優先しようとしたようだが、その行動はヴェネラナの後頭部を掴んだリヴェルの手で防がれ、逆に喉奥まで押し込まれる。

「ん、ぐぽぉっ!?」

「何をしているの? 言ったわよね。しゃぶりながら、って。ライザーを気持ちよくさせながら、謝罪の言葉を口にするだけよ? そんな簡単なこともできないなんて、グレモリーの女はそこまで無能なのかしら?」

「ぐぢゅっ、ぶぢゅっ、も、申し訳ございませんっ、この度は、娘が、んっ……!? リ、リアスが、ぶぢゅっ、ぐぷっ、ライザー様の名誉を著しく損なうような、言動をしてしまったことを、心よりお詫び、んぐっ!? んっ、ぢゅるるっ、お詫び、申し上げ、ます……! ぐぷんっ、ぢゅぷんっ!」

 人妻の謝罪フェラは俺の心と股間に響いた。洗脳されているからこそこういう行動を躊躇なくしてくれるわけだが、やはりいいものはいい。肉棒の熱が高まって、射精直後だというのにもう次の準備を進めている。

「しゃぶりながらだと、やっぱりくぐもっていて聞き取りづらいわね。ライザー、今のでいいのかしら? 駄目なら何度でもヴェネラナにやり直してもらうけど?」

「あぁ、十分だ。だが、解放するつもりはないがな」

「ふふ、わかっているわ。聞いたかしら? 哀れな娘を持ったあなたを、心の広いライザーは許してくれるそうよ? ただし、それには条件があるの。あなたが有するもの全てを、ライザーのために使うのよ。つまりは、一生ライザーに仕えるということ。これは罰というよりもご褒美ね、謝罪できたあなたに対するライザーの恩情だと思いなさい」

「は、はい、ぢゅぶっ、ぐぷっ、ありがとうござい、ます、ぐぢゅぶっ、ぢゅるっ、ぐぶんっ、ぢゅぼぉっ、ぐぷっ、ぐぷっ!」

 ヴェネラナからの不満はない。操られているのだから当然だ。

 このまま操ったままで楽しむのもいいが、一度正気に戻して反応を見てみるのもいい。精液と快楽漬けにして、洗脳なしでも俺に忠誠を誓えるような状態にしてやるのだ。そうして堕としたヴェネラナとグレイフィアを一緒に並べて犯すのは、きっと楽しいはずだ。

「気持ちいい……?」

 リヴェルに優しく囁かれ、俺は口元を吊り上げた。

 喋ることもなく、ヴェネラナは無心になって肉棒をしゃぶる。竿を締め付ける頬の内側。密着したそれは柔らかく、全体が熱に包まれる。舌の上を滑るように肉棒が誘導され、敏感な裏筋に何度も舌が擦れる。

 夫との情交で培った性技術が、今は俺だけのために活用されている。今回に限ったことではなく、一生俺のために使われるのだ。技術も、美貌も肉体も、ヴェネラナの一生も全部俺のために存在する。

 他人の物を奪うというのは、何故こうも俺の心をくすぐるのだろう。

 これだからやめられない。

「全部飲み干せ」

 再び湧き上がる下腹の熱。俺はヴェネラナに命令し、喉奥で精子をぶちまけた。

「んんっ!?」

 びゅるるっ、どびゅるるっ、びゅるっ、ぶびゅっ、どぷっ、どくっ、どびゅっ!

 瞠目して動揺するヴェネラナの顔を見下ろしながら、射精をして解放的な気分を味わう。頬が膨らむほどの大量の精液を、どうにかこぼすことなく喉へと流し込んでいるようで、ヴェネラナの嚥下の音が響く。

「ごくっ! ごくっ! んっ、んんっ……!? うぐ、ごくっ、ごくっ!」

「素敵よ、ライザー……」

 リヴェルの美声が俺の耳を喜ばせる。肉棒を根本まで口に収め、精液を飲み続けるヴェネラナもまた、俺に喜びを与えてくれる。

 当然、まだまだヤリ足りない。フェラだけで終わるにするわけがない。

「ベッドに行くぞ」

 ヴェネラナが精液を飲み終えたタイミングで、俺は肉棒を取り出した。まだ全てを舐め取れていなかったようで、精液が絡む肉竿が現れて、そこからどろりと伝い落ちた精液がヴェネラナの顔に垂れた。

「は、はい……」

「喜んで」

 まだ巨大なままの肉棒に圧倒されるヴェネラナと、俺に身を寄せるリヴェル。俺は二人の美女を連れて、自室のベッドに向かった。

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