※この作品はR-18です。

悪の不死鳥   作:早見 彼方

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第43話

「こうして二人きりになるのはなんだか久しぶりね、ソーナ」

「そうね。いつもは朱乃や椿姫(つばき)も一緒のことが多いから」

 放課後、駒王学園の旧校舎にある空き部屋にて、リアスは一人の女子生徒と対面していた。

 黒髪をショートヘアに整え、少し冷たそうな顔をした女子生徒。縁の赤い眼鏡を掛けた彼女はソファーに姿勢よく腰掛け、口元に緩やかな笑みを象る。部屋の隅で紅茶の準備をしているリアスに向けた眼差しは柔らかく、信頼を抱いていることがわかる。

 それもそのはず。彼女、ソーナ・シトリーとリアスは幼馴染に当たる間柄だ。

 ソーナは、冥界における名門シトリー家の次女。リアスと同じ純血悪魔。グレモリー家とは深く繋がりがあり、その縁で幼い頃からリアスとは親友だ。仲のいい関係は現在でも続いており、今日は幼馴染としてだけでなく同級生の学友としても会話に花を咲かせるいい機会だった。

「積もる話が多いと、何を話せばいいか逆に悩んでしまうわね」

「ふふ、今日は時間を気にしなくていいわ。生徒会の仕事も落ち着いていて、だからこそゆっくり時間を使えているのですから」

 ソーナは生徒会長を務めており、よりよい学園生活を生徒たちに提供すべく、日々その辣腕を振るっている。その甲斐もあって学内では一目置かれており、男子生徒、特に女子生徒からの人気が高い。

「でも、話の取っ掛かりは必要でしょうし、お互いの新しい眷属についてから話してみましょうか。私の眷属であるサジと、リアスの眷属の兵藤一誠くんとアーシア・アルジェントさん。いずれ顔合わせもする予定ですが、その前に簡単に紹介でも」

「それはいいわね」

 ソーナの提案に頷きながら、リアスは準備を終えた『一人分』のティーカップをトレイに乗せ、テーブルへと運ぶ。その過程で紅茶から湯気とともに立ち昇る芳醇な香りが部屋に広がり、それはソーナの鼻腔にも触れた。

「いい香り……。でも、あまり嗅いだことのない……」

 ソーナの他者を引き寄せない美貌に熱が灯る。テーブルにカップが置かれると、さらに頬が赤く色づく。漂ってくる香りを受け入れていくたびに紫色の瞳からは光が失われていくのがリアスの目からも判別可能だった。

「いい香りでしょう……? これはね、とても貴重なものなのよ……?」

 配膳を終えたリアスはソーナの向かいの席には腰掛けず、そのままソーナの背後に移動する。その場から逃がさぬようにと、ソーナの肩に両手を置いて優しくソファーに身体を固定させる。

 強い力を掛ける必要はない。抗う力など、今のソーナにはないのだから。

「リ、アス……? なに……を……」

「気にしなくていいわ……それよりも、もっと嗅いでみましょう……?」

「んっ……!」

 潜められたリアスの小声だったが、ソーナはそれを受けて過敏に反応を示した。体から力が抜け、真っ直ぐ伸ばしていた背がソファーに深くもたれかかる。

「はぁっ……ぅ、ぁっ……」

 ソーナはまるで酷い風邪を患ったかのように顔を赤くし、息遣いを乱していた。しかし、そこに苦しみは感じられない。鼻で深く息を吸い、紅茶の香りを吸い込んだときの顔は色濃い幸福を宿している。

 それは幸福のみならず、快楽も与えているようだった。

「ん……ぁ……」

 暑かったのか、ソーナは密着させていた太腿を離し、股を普段では考えられないほど大きく開く。いつ如何なるときも隙を見せない生徒会長の、鉄壁のような制服スカートの内側が晒されてショーツが披露される。

「な、に、が……」

 ソーナの戸惑いが向けられた先は、自身の下半身。触ってもいないのに、大量の愛液に濡れたショーツ。純白の布地は水分を吸ってぐっしょりとし、色が濃くなっている。そこからじわじわと愛液が滲み出てきて、ソファーの上に広がった。

 まるで失禁でもしてしまったように見えるが、これは全て肉体の発情に伴って分泌された雌汁。膣奥から入口までを満たし、いつでも自身の内側に雄を迎え入れる準備ができたことを示している。

「かなり希釈したと聞いていたのだけれど、それでもすごい効果ね……」

 リアスは肩から手を離し、その手でソーナの頬を軽く撫でた。

「んんっ……!?」

 それだけでソーナは軽く背を反らし、真上に顔を向ける。顔を覗き込むリアスと眼差しを重ね合うことになったのだが、そのときのソーナの顔はさながら、初めての自慰と絶頂を味わった思春期の少年のように蕩けていた。

「幸せそうね、ソーナ。いいわよ、その調子。あなたは快楽に身を任せていればいいの。余計なことを考えず、戸惑うこともせず、ただ襲いくる刺激に身をよじって、喘いで、悦んでいればいいの。そうすれば、この世界でもっと偉大な雄によって、肉体の隅々まで愛し尽くしてもらえるのよ?」

 リアスはソーナへと顔を近づけ、間近で視線を交わらせる。

 肉欲に沈むソーナよりも、深い欲望に囚われたリアスの瞳は、見る者の心を凍り付かせる濃密な闇を孕んでいる。相手を絡め取って、同じ闇に引きずり込もうとする危うい色気を帯びたそれがソーナを映す。

「さあ、ソーナ。念入りに準備をしましょう? 美味しく食べて貰えるように、ね?」

「あっ……」

 リアスの伸びた手が、リアスと比べれば小振りなソーナの乳房を制服の上から揉みしだく。敬愛する主人に胸を掴まれたときのことを思い返し、力を込め、指を乳肉に沈ませ、ギリギリと締め上げる。

「あぁあっ……!?」

「ふふっ……。いい声ね。もっと、鳴かせてあげる……」

 リアスは自身の唇をぺろりと舐める、空いた手を宙にかざした。

 次の瞬間にはその手に闇色に濡れる分厚い巨根型のバイブが握られていた。根元のスイッチをオンに切り替えると、激しく振動を始める。リアスはうっとりとした眼でバイブに視線を這わせ、その先端で膨らむ亀頭をソーナの胸に寄せていった。

 制服とブラジャーに守られているはずの胸だが、震えるバイブが押し当てられると、ソーナの体がビクンッと跳ねた。

「んぁ、ああっ……!?」

「服の上からでも十分すぎるわね。じゃあ、ここはどうかしら?」

 ソーナの反応を楽しみながら、リアスは胸の頂、乳首へとバイブの先を滑らせる。ただでさえ乳房よりも敏感な場所に、今のソーナが刺激を受ければどうなるかなど想像できるが、リアスは苛めをやめようとしない。

「ぁあああっ……! ひぃっ……!? んんっ、はぁっ……!?」

「そんなに暴れちゃって。気持ち良いのね? いいわ、もっと気持ち良くなって?」

 嗜虐的な笑みを湛えたリアスは、ソーナを攻め解す。

 胸は勿論のこと、脇や腹にもバイブを這わせる。それは徐々に下方へと進路を進めていて、下腹に至った後で、スカートの中に潜り込む。じわじわと人体の中でもっとも弱い箇所へと攻められながらも、抵抗できないソーナの気持ちは如何ほどのものだろうか。

 幼馴染の乱れ姿はリアスの興奮をも呼び起こしたようだ。

 リアスは膣肉をきゅっと引き締める。

 その抱擁を、リアスの膣道にズップリと挿入された黒チンポバイブが浴びる。穿いている黒いショーツに根元をぐいぐいと押し込まれ、ぎゅうぎゅうと肉に絡みつかれながら低い振動音を響かせるバイブ。その先端が食い込む子宮の中は一人分の雄の白濁液で埋めつくされており、バイブの振動で波を打っていた。

「仲間になりましょう、ソーナ。そして、永遠にあの御方にお仕えするのよ?」

 一度堕ちれば戻れない片道切符。その先には女の心を堕落させる法悦と、体を蝕む心地いい高熱が待っている。リアスは紫色に染まるフェニックスの翼を大きく広げ、伴って高まる熱を受けて身震いしながら、ソーナの下着越しに陰核へとバイブの亀頭を押し当てた。

「ぁ、ぁ、あああぁああっ……!?」

 ソファーで暴れる幼馴染。常に冷静な彼女が見せる弱い雌の姿に反応したのか、リアスの子宮にパンパンに詰まった精液が高熱を発した。それを閉じ込めて逃がさないようにしながら、リアスがじっくりと調理を続ける。

 絶対なる主人、ライザー・フェニックスに捧げるために。

 そして、そのご褒美として、一対一でライザーに数日間に亘って種付けしてもらうのだ。

「私のために、あなたの全部をライザー様に捧げてね?」

 快楽のために幼馴染を騙し、悪の道に叩き落とす。

 酷い女がいたものだと客観的に自分を省みながらも、リアスは今さらやめる気にはなれなかった。

 くすくすと冷たい笑いをこぼし、陰核を執拗に攻めるリアスによって、ソーナの愛液の水溜りはソファーの下にまで伝い落ちて、床に勢力を伸ばしていく。十分に温められた雌の匂いがより濃さを増し、紅茶に含まれた媚薬の匂いに混ざる形で、部屋に充満していった。

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