リアスに招かれて、俺は駒王学園の旧校舎に転移していた。
魔法陣から現れた俺を出迎えたのは、制服を着たオリジナルのリアス。
「ようこそお越しくださいました、ライザー様。本来であればこちらから出向くところ、わざわざご足労いただき誠にありがとうございます。今回はシチュエーションを重視し、本物の駒王学園でのプレイをお楽しみいただきたいと思い、お招きいたしました」
跪いて深く頭を下げ、床に長い紅髪を垂らすリアス。床を敷き詰める深紅の絨毯に埃一つないから問題ないのだろうが、以前のリアスならば俺にこんなことをしなかっただろう。グレイフィアの教育が行き届いているようだ。
「髪は大切にしないとな」
リアスの髪を手で掬い、自分の鼻先まで近づけて匂いを嗅ぐ。甘すぎず、ほんのりと漂う心落ち着く香り。それを肺いっぱいに取りこんだ後で、「頭を上げろ」と命令を下す。
顔を上げたリアスは、まるで初めて神を前にした信仰者のような法悦を湛え、頬を赤らめている。俺に髪を触られている事実を認識して口元が緩み、興奮の増幅に伴って息遣いを乱し始めた。
数時間前まで、リアスとは冥界の自宅で交尾していたはずだが、この短時間でこうも乱れるとは。以前、レイヴェルによって投薬された媚薬の試作品は本当に副作用がなかったのだろうか。それとも、これが堕ちたリアスの素なのか。どちらでも、別に大きな支障はなさそうだから構わないが。
「髪の一本に至るまで、もうお前は俺の物だ。いつでも俺に触られることを意識して、常に清潔に保て。日々美しさに磨きを掛けろ。そうすれば、今後も何度だってお前を閨に誘って可愛がってやる」
女に頭を下げてもらうのは当然だと思っているが、たとえば足場が泥だらけの場所でまで跪いてほしいとは思わない。するのだとしても、髪をまとめ上げるか、魔力で毛先を浮かせるなどしてもらっても怒りはしない。俺は俺の女に対しては寛大だ。
「あぁあっ……! なんて勿体ないお言葉……! ありがとうございます……! 私、リアス・グレモリーはライザー・フェニックス様に相応しい肉奴隷となれるよう、日々精進いたします……!」
本当に変わったな。生意気だった頃のリアスと対比させると感動すら覚える。
これだから女を堕とすのはやめられない。
「立て」
「はっ!」
即座に立ち上がったリアスが俺に向けて敬礼をする。肉奴隷用の制服兼戦闘服ではないが、駒王学園の制服姿でもなかなか様になっている。
「ん、はぁあっ……」
突き出された胸の膨らみを手で掴み、遠慮なく指を埋めていく。形を歪めて温かく俺の手を癒す胸。その持ち主は顔の熱を高め、悦びに打ち震え、スカートから伸びる太ももに体液をツーと垂らしていた。微かに白濁が混ざったそれは、俺の精液とリアスの愛液による合作だろう。
「あまりこぼすなよ? 俺の精子をしっかり子宮に泳がせておけ。お前にもいずれ、俺の子を産んでもらうんだからな」
「はいっ……!」
うっかりこぼしてしまったことへの強い後悔と、俺からの嬉しい命令。リアスが膣内を締めたことで、微かに聞こえていたバイブの低音が音を上げる。
「さて、このままお前を可愛がってもいいが、別の獲物がいるんだろう?」
「はっ、別室に捕らえてありますので、ご案内いたします」
歩き出すリアスの丈の短いスカートに手を突っ込んだ俺は、中に穿いている黒い下着越しにリアスのデカ尻を堪能する。リアスは横を歩く俺に目線を送りながら、慈愛に満ちた微笑みを浮かべていた。
「こうしてライザー様と肩を並べて歩けるなんて、今でも夢のようです」
道中、リアスがそんなことを話し始めた。
「ああ、俺との婚約を本気で嫌がっていたお前からは考えられないな」
「そ、その節は大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。あのときの私はどうかしておりました。ライザー様の素晴らしさに気が付くことができず、無礼な事ばかり。今でも思い出すだけでその愚かさに見悶えしてしまいます」
「気にしすぎなくていいぞ、俺も楽しめたからな。気高い女の心と体を弄び、俺の色に染め上げる。こんな遊びは滅多にできるものじゃない。俺のことを嫌っていた過去のお前も含めて、俺はお前を手に入れたんだ」
部屋を出て、廊下で足を止めて向き合う。そこで俺は思いついた。
「そうだ。今日は砕けた口調で接していいぞ? 以前のお前のようにな」
「えっ……!? し、しかし、それはあまりにも無礼では……」
「あくまで口調だけで態度は大きく変えなくていい。そういうプレイだと思え。できるか?」
「そう、おっしゃるのであれば……。いえ……。ライザー、あなたがそう言うのなら、私は大人しく従うわ。あなたに永遠の忠誠を約束し、肉奴隷として仕えることを決めたのだから。どんな命令でも、逆らうわけにはいかないもの。……は、ぁっ……!」
俺が舌を伸ばしてリアスの滑らかな頬を舐め上げると、リアスは恍惚とした声を上げた。
「もう、ライザーったら……」
リアスがつま先立ちになって背伸びをし、俺の唇を口で塞ぐ。
「んんっ、ふ、んんっ、ぁ、む、ちゅっ、くちゅっ……!」
旧校舎で、制服姿のリアスとキスをする。こんな光景を、偽物のリアスたちと仲良くしている兵藤が見れば絶望だろう。奴にとって夢同然の世界でもこんな寝取られを見せつけられるなんて、さすがに今は可哀想だ。
「ぁ、ふっ、んんっ、ぢゅるっ、ぐちゅっ、ぬちゃぁっ……!」
誰もいない廊下で俺たちは数度口づけを交わす。俺は左手をリアスの細い腰に巻き付け、右手で尻を揉みしだく。リアスは両手で俺の首を抱きしめ、顔の角度を忙しなく変えて濃密に絡み合ってくる。
交わる間、リアスとずっと目を合わせていた。リアスの碧い瞳には嫌悪感はなく、俺に堕ちた雌が浮かべる強い欲望を湛えていた。俺のために生き、如何なる悪事も喜んで働くという覚悟を感じられる。
「っ、はぁっ……」
数分して、俺たちは顔を離した。開いた口から息を吸い、互いの唇の間に唾液の糸を伸ばす。俺は濡れた口元を舌で舐めると、リアスの首元から顎を経由し、頬に向かって舌を這わせていった。
「美味かったぞ」
「私も……。心が満たされた気分よ……」
「行くぞ」
「ええ……」
俺が腕を差し出すと、リアスは嬉しそうに抱きつき、腕を胸の谷間に挟んだ。むぎゅっ、ぎゅむっと左右から包んでくる乳房の感触が気持ちいい。じっくりとこれを味わおうと少しだけ歩調を緩め、俺たちはゆっくりと目的の部屋へと向かった。
「ここにいるわ」
リアスが扉を開け、俺を中へと誘う。
そこは応接室のようだった。本当ならばテーブルを挟んで向かい合う形でソファーが二台置かれていたのだろうが、今はテーブルとソファー一台は用なしとばかりに部屋の隅に寄せられている。残り一台が俺たちが立つ出入口に向けられるように、部屋の中心に配置されていた。
そのソファーに座る。いや、座らされていたのは一人の女子生徒。
ソーナ・シトリー。シトリー家の次女で、俺とは一応面識がある。あくまで社交界や親同士の会合に伴って顔を合わせ、何度か話した程度で友人とはとても言えない間柄だが。互いを好意的に思うことも、嫌うこともない。そんな他人の距離感。
しかし、それでもソーナのことは美しいと感じていたし、もしも身を委ねてくることがあれば、美味しく頂ける。ソーナもまた、リアスと同様に間違いなく一級品の美少女であり、彼女が今見せている姿は俺の気分を昂らせた。
「ん……! んんっ……!」
部屋の壁と天井に張りついた黒いスライムが、触手を伸ばしてソーナの身動きを封じている。両手を持ち上げさせ、両足を左右に大きく開かせていた。スライムの触手がソーナの全身を弄るたびに、着ている女子制服の布地だけがじゅわぁと音を立てて溶けていく。
服を溶かし、張り付いた女に性的興奮を与えるスライム。昔、こんなものを遊び半分で作った覚えがある。長らく使わずに俺の『アイテムボックス』の肥やしになっていたはずだが、どうしてここに。
「ああ……」
そう言えば、この前レイヴェルに、強力すぎない面白そうな玩具をおねだりされて、幾つか手渡したのを思い出した。その中にこれも紛れていたのだろう。何を渡したか細かく記憶していなかったが、ここにあるということはそう言うことだ。
服だけを溶かすスライムに絡まれる美少女。口にはチンポを象った複数の触手を突っ込まれ、目はバイザー型の触手で覆われ、耳穴には細長い触手が入っている。どうやら高速で振動しながら凹凸のついた触手で耳穴を弄られているらしく、ソーナはたびたび身をくねらせていた。
そんなソーナの股間では、ぼろきれとなった白いショーツから恥丘が露出していた。濡れそぼったそこはスライムの触手で陰裂をくにぃと左右に広げられ、澄んだピンク色の花園が丸見えになっている。
膣口付近に五本以上の触手バイブが詰め寄って刺激を与えることで、膣穴から愛液が絶えず垂れ出ている。放っておけば足元に落ちて大きな水溜まりを作るはずのそれは、食虫植物のような形状を模した触手が開いた口で受け止めて、ごくん、ごくんと音を立てて飲み下している。
「今日の獲物は、私の親友であるソーナ・シトリーよ。ライザーと私のために、仲の良いこの子を裏切って売ることにしたの。これでもう、私たちのまともな友人関係は終了。少し勿体ないと感じるけど、ライザーが気持ち良く射精できるのなら別に捨てても構わないわ。むしろ、私はきっとソーナを裏切るために親友になったのだと思うわ」
リアスは俺の腕を強く胸を密着させて、暗い冷笑を湛えて言った。
「ライザー。この女を遠慮なく頂いて? それでね、少しでも美味しいと思ったのなら、私にご褒美を頂戴。あなたを数日間独り占めにして、フェニックスの熱々粘々の子種を、私の子宮に注ぎ続けてほしいの」
駄目、かしら……?
耳元で囁かれ、膨らみ始めた俺のズボンをリアスの手が揉むように撫でる。
「ソーナ程度の女で足りないのであれば、もっと玩具を用意するけど」
俺が求めれば、どれだけ大切な物でも捨てる覚悟のあるリアス。以前のリアスがもっとも軽蔑するような女に、リアス自身が成り下がった。こういう姿を見せてくれるから、気高い女を堕とすのはやめられない。
「約束してやるから、チャックを下ろせ」
「ありがとう、ライザー……」
リアスは増幅する歓喜を極力抑えてニヤニヤと笑いながら、俺のズボンのチャックを下ろしていった。