※この作品はR-18です。

ヤンデレ成分も五等分になりませんか?   作:御米粒

4 / 7
五等分の花嫁も14巻で終わりですね……


4話 一花と性に溺れる

「んひぃんっ! あっ、あんっ! んはぁぁぁっ!」

 

 翌日。性の悦びを知ってしまった俺たちは学校をサボって快楽に身を委ねていた。

 

「んあっ! 激しすぎるよ、真咲くんっ! ひぃぁぁんっ!」

 

 起きてすぐにシャワーを浴びようとしたところ、一花に抱き着かれてベッドから出れなくなった。

 そのまま一花の甘美な誘惑に負けてしまい、起床してから二時間経つが、いまだにベッドから出れないでいる。

 

「くっ、一花エロすぎだろ!」

 

 枕元には使用済みのゴムが5個も置いてある。

 俺も一花も、絶頂してもすぐに次の絶頂を求めてしまう。

 6回戦目の今は一花を四つん這いにして、後ろから激しく腰を打ち付けている。

 

「あんっ、あんっ! あふぅぅっ!」

 

 抽送するたびに大きく揺れる二つの果実を鷲掴みする。

 最初は壊れ物を扱うように優しく揉んでいたのに、今では激しく揉みしだいている。

 そんな乱暴の愛撫にも一花はしっかり感じており、刺激を与えるたびに淫乱な声を発している。

 

「また射精(だ)すぞ!」

「うん、出してっ! 真咲くんの精液、出してぇぇっ!」

 

 肉棒が限界に達し、大量の精液が放出される。

 

「ひゃあああぁぁぁぁぁっ!」

 

 一花も同時に絶頂したようで、ひと際大きな嬌声を室内に響かせた。

 転生前では聞けなかった彼女の嬌声が、俺の性欲を掻き立ててしまう。

 

「はぁはぁ……」

 

 とうとう精液のストックが切れたようだ。

 精液を出し尽くした俺は息を切らしながら一花に覆いかぶさった。

 

「あぁっ……凄かったね……」

「ああ。出し尽くした……」

「あはは、私ももう限界かも……」

「重たくないか?」

「大丈夫だよ。むしろ程よい重みで気持ちいいくらい」

 

 今朝からのセックスでわかったことだが、一花は若干マゾ要素があるようだ。

 無我夢中で乱暴におっぱいを揉んだ時も、軽くお尻を叩いた時も、悲鳴ではなく嬌声をあげていた。

 

「……まだお昼前か」

 

 性交を終えた俺たちはシャワーを浴びてリビングでくつろいでいた。

 ちなみに浴室でも一花を抱いてしまった。

 あんな身体をした美少女に誘惑されたら、精液を出し尽くしたはずの息子も反応してしまうのは仕方ないだろう。

 

「一花、昼飯でも食べに行くか?」

「うーん、それは厳しいかも」

「なんで?」

「真咲くんのせいで身体が悲鳴をあげてるから」

「……ごめんなさい」

 

 誠心誠意を込めて謝罪した。

 

「ちょ、ちょっとっ、頭上げてよ! 冗談だから!」

 

 慌てて一花が下げた頭を上げさせようとする。

 

「……なんだ冗談か」

「身体が悲鳴上げてるのは本当だよ?」

「うーん、やり過ぎたか……」

「かもね。でも後悔はしてないよ? 凄い気持ちよかったし」

「俺も気持ちよかった」

 

 セックスよりオナニーの方が気持ちいいと友人は言っていたけど、そんなことはなかった。

 一花とのセックスは、オナニーの何百倍も気持ちよかった。

 

「初めてが一花でよかったよ」

「うん。私も初めてが真咲くんでよかった」

 

 頬を紅潮させる一花。

 年相応な反応を見せる彼女を独占できる優越感に浸ってしまう。

 

「もちろん最後も真咲くんだからね」

「最後?」

「真咲くん以外の男に抱かれるつもりはないってことだよ」

「あー、そういう意味か」

 

 先のことはわからないが、嬉しいことを言ってくれる。

 

「真咲くんも同じだよね?」

「え?」

「真咲くんも私以外の女を抱くつもりは……ないよね?」

 

 まただ。

 また一花から威圧感を感じてしまう。

 

「もちろんだ。一花以外の女に興味はないぞ」

「……嬉しいっ!」

 

 ソファに座る俺に一花が抱き着いてきた。

 甘い香りと、柔らかい二つの感触が俺を襲ってくる。

 

「ずっと、ずっと一緒にいようね?」

「ああ」

 

 一花の笑みが若干怖い気がするが気のせいだろう。

 こんな美少女の笑みが怖いわけない。

 

 この日は夜まで一花と一緒に過ごした。

 一花といると、不思議とトラブルに巻き込まれなかった。

 自宅でも、一緒に出掛けた店先でも、まったくトラブルと遭遇しなかった。

 やはり一花は俺にとって平穏の女神かもしれない。

 

 さらに翌日。登校すると予想通りクラスメイトから質問攻めにあった。

 一花を彼女だと説明したところ、大量の殺意が向けられた。

 ナンパから助けた美少女は少しだけ悲しい表情をしていた。

 

「まさか本当に彼女を作るとはな」

 

 昼休み。焼肉定食の焼肉抜きを食べる上杉がそんなことを言ってきた。

 

「可愛いだろう」

 

 撮影したばかりの俺と一花の写メを見せつける。

 

「確かにお前とは釣り合っていないな」

「それは否定できない」

 

 俺の容姿はよくて中の上だ。超絶美少女の一花と釣り合うわけがない。

 

「だが恋愛は顔だけじゃないんだよ、上杉くん」

「うぜえ」

 

 まったく原作開始前の上杉は本当にノリが悪い。

 これでよく家庭教師のアルバイトを引き受けたもんだ。

 

「上杉、お前も頑張れよ」

「だからうざい」

 

 

☆☆☆

 

 

 彼と出会ったのは人生で二番目に最悪な出来事の最中だった。

 生まれて初めて痴漢に遭った。

 クラスメイトから痴漢の被害に遭った話は聞いていたけれど、まさか自分も被害に遭うとは思っていなかった。

 私は怖くて声も出せず震えることしかできなかった。

 そんなときに助けてくれたのが彼だった。

 助け方も素敵だった。

 一方的に助けるんじゃなくて、私がどうしたいかを確認してくれた。

 まだ名前もないモブばかりだけど、私は女優をしている。だから痴漢の件はあまり大事にしたくなかった。

 

 あの時の彼は私にとってヒーローだった。

 

 ホームに降りた後も震える私のそばにいてくれた。

 時間が経って彼が帰ろうとした際、私は彼を引き留めた。

 このまま彼を帰したら後悔する。

 そう感じた私は彼の名前を訊いて、連絡先を交換した。

 

 今思えばすでに彼に好意を抱いていたのかもしれない。

 

 一週間後。お礼という名目で彼を映画鑑賞とランチに誘った。

 彼と一緒にいる時間は楽しかった。

 その日は午後からレッスンがあったので、早めに彼と別れることになった。

 別れ際に彼が、私が痴漢のトラウマになっていないか気遣ってくれた。

 そんな彼をからかおうとしたら、まっすぐに瞳で可愛いと言われてしまった。

 嬉しかった。

 今までも男子に可愛いと言われたことがあったけど、比較にならないくらい彼に言われたのは嬉しかった。

 

 その後。レッスンに集中できなかった私は先生に何度も怒られた。

 私は慰めてもらいたくて、彼に電話をした。

 彼は私の話を真剣に聞いてくれた。

 そんな彼との電話が居心地よくて、気づけば二時間も話していた。

 

 その日から夜に彼と電話をするのが日課になった。

 

 彼も一人暮らしで疲れているだろうに、毎晩私の電話に付き合ってくれた。

 そんな彼の優しさが嬉しくて、私も悪いと思いながらも、長電話をしてしまっていた。

 彼と話すと昔の我儘だったころの自分に戻れたような気がした。

 初対面で情けないところを見せてしまったからかもしれない。

 

 いつしか私は彼に依存するようになった。

 

 彼が電話に出ないと不安で仕方なくなる。

 なんで電話に出てくれないんだろう。

 何をしているんだろう。

 ほかの女の子と遊んでいるのだろうか。

 不安で不安でしょうがない私は彼が折り返してくれるまで何度もライ〇を送るようになった。

 

 我ながら面倒で重たい女だと思う。

 

 でも彼はそんな私を拒絶しなかった。

 むしろ「不安にさせてごめん」とまで言ってくれた。

 彼は私を不安にさせないよう、お風呂やトイレにスマホを持ち込むようにしてくれた。

 そのおかげで彼が電話に出ない回数は減少した。

 私のためにそこまでしてくれて嬉しかった。

 

 この頃だ。私が自分の気持ちに明確に気づいたのは。

 

 自分の気持ちを抑えきれなくなった私は衝動的に彼の学校に向かった。

 違う学校の生徒が校門にいれば嫌でも目立ってしまう。

 案の定、私は彼と同じ学校の生徒たちに囲まれてしまった。

 居心地は悪かったけれど、彼に会うためならと我慢した。

 10分ほど待って、彼と会うことができた。

 

 けれど――――彼の隣には女子がいた。

 

 その女子は明らかに彼に好意を寄せていた。

 

 この女を潰さないといけない。

 

 私の中のどす黒い欲望が溢れだした。

 私は一方的に名乗り、彼の腕を掴んでその場から逃げるように駆けだした。

 これであっちは勘違いしてくれるはずだ。

 私が彼の女であることを。

 もちろん勘違いのままにするつもりはない。

 

 私は押し掛けるように彼の家にお邪魔した。

 そして彼に隣にいた女子について問い詰めた。

 その女子は私と同じだった。

 

 彼に助けられた存在。

 

 彼がトラブルに巻き込まれやすい体質であることは知っていた。

 その結果で、多くの人を助けたことも知っている。

 私も彼女のそのうちの一人だ。

 彼女は悪くない。

 悪くないのに――――私は彼に助けられた女子が許せなかった。

 

 嫉妬で狂いそうになった私は会話の流れで彼に告白をしてしまった。

 今思えばあのタイミングはなかったと思う。

 でも自分の想いを隠さずにはいられなかった。

 

 結果として彼は私を受け入れてくれた。

 

 無事に彼の彼女になれた私の欲望は加速していく。

 まず彼の温もりが感じたくて、彼と抱きしめあった。

 好きな人と抱きしめあう。

 それだけで何とも言えないくらいの幸福感に包まれた。

 途中で彼のスマホに着信があったけど、出させなかった。

 彼女の私がいるのに、電話に出るなんてありえないよね。

 彼は私だけ見てればいい。

 

 夕食を食べ終えると彼に帰るよう促された。

 ありえない。

 なんで彼女の私が帰らないといけないの?

 なんでお泊りしちゃいけないの?

 そんな疑問をぶつけたら、彼はすぐに折れてくれた。

 どうやら私に意地悪をしたかったらしい。

 意外に彼はSだ。

 

 その日の晩。私は彼に処女を捧げた。

 初めては思ったより痛かったけど、それ以上に気持ちよかった。

 私は彼に気持ちよくなってもらいたかったので、処女喪失後もすぐに抽送するようお願いをした。

 痛くて仕方なかったけどすぐに気持ちよくなった。

 まさか痛いのが気持ちいいになるなんて思いもしなかった。

 これも私の彼への愛の力かもしれない。

 

 翌日。私たちは学校をサボってセックスに明け暮れていた。

 初めてとは違って荒々しい性交になった。

 おっぱいも、あそこも乱暴に愛撫されたけど気持ちよかった。

 お尻も軽くだけど叩かれた。

 最初は文句を言おうとしたけど、気持ちよくて、気づけば喘いでしまっていた。

 

 浴室でも彼と身体を重ねてしまった。

 でもこれは彼がいけないと思う。

 身体を洗ってくれると言ったのに、おっぱいとあそこを泡だらけにして弄るんだから。

 あんなことをされたら、欲しくなるに決まってる。

 

「あー、早くまた真咲くんとエッチがしたいなー」

 

 時刻は17時。私は自室で彼とのエッチを思い出していた。

 

「一花、いる?」

「いるよー」

「入るわよ」

 

 律儀にドアをノックして入ってきたのは二乃だった。

 五つ子の次女。料理好きでオシャレに気を遣うなど姉妹で一番女子力が高い。

 

「あんた、昨日どうしたのよ?」

「昨日?」

「ほら、お泊りするって……」

「あー」

 

 一番女子力が高い二乃だけど男性経験はない。ていうか私以外全員ないんだけど。

 

「だから言ったでしょ。彼の家にお泊りするって」

「っ……」

「四葉から聞かなかった?」

「き、聞いたけど……本当なの?」

「本当だけど」

 

 なんで二乃はこんなに狼狽えているんだろう。

 私に先を越されて驚いてるのかな。

 

「ど、どこのどいつよっ!?」

「どこのどいつって、青梅真咲くんだけど」

 

 真咲くんのことは誰にも言っていなかった。

 彼と恋人になったら、みんなに報告するつもりだった。

 

「誰よそいつは!」

「だから私の彼氏だって。今度紹介するから落ち着きなよ」

「……し、しなくていいからっ!」

 

 二乃は怒ってそのまま部屋を出て行ってしまった。

 やっぱり先を越されたのを怒っているのかもしれない。

 でも仕方ないよね。

 二乃は理想が高すぎるし。

 

「ま、二乃に彼氏ができても真咲くんのほうがいいに決まってるけど」

 

 だって彼は私のヒーローだし。

 

「そうだ、今度二乃に料理を教えてもらわないと」

 

 真咲くんは一人暮らしだ。

 私と違って料理をしてくれる家族がいない。

 彼の食生活は基本出前かコンビニ弁当だ。それだと栄養バランスが悪そうだから、誰かが作ってあげないといけない。

 もちろん作るとすれば彼女である私だ。

 

「彼女の私が彼の面倒を見ないといけないからねー」

 

 料理の腕が上達したらお弁当も作ってあげよう。

 私がお弁当を作ったら、喜んでくれるに決まってる。

 

 

☆☆☆

 

 

「今日は最高の一日だな」

 

 学校帰り。俺はハイキュ〇の新刊が発売しているのを思い出し、本屋に寄っていた。

 今日は一花と会っていないが、トラブルにも遭っていない。

 一花に童貞を捧げたおかげで、俺の不幸体質が改善したのかもしれない。

 

 買い物を終えた俺はショートカットをするために裏道に入った。

 

「あー、どこに落としたんでしょう」

 

 すると、一人の美少女が落とし物を探しているのが目に入った。

 

「っ……」

 

 向こうは俺のことは知らないだろうが、俺はその美少女のことを知っている。

 

「お気に入りのヘアピンでしたのに」

 

 センスのかけらもないヘアピンが特徴の中野家の五女。

 中野五月。

 一花と同様に五等分の花嫁のヒロインだ。

 

「あの、探し物ですか?」

「え……?」

 

 俺は五月を手伝うために紳士風に声をかけた。

 だがこれが間違いだった。

 まさか五月との出会いが、あんな事件を起こしてしまうなんて、この時の俺は思いもしなかった。




五月の登場です!
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