美和子と死体安置所へ向かった。そこにデスガン事件の被害者の遺体がある。遺体の入っているラックを開けると、部屋に腐敗臭が広がっていく。
「これって、腐乱促進剤とか、検出しなかったの?」
「してないわ」
死体検案書に目を通して、返答する美和子。ふと、美和子と屍姦したくなるが、思いとどまり、捜査に戻る。確かに、注射痕を探すには、腐りすぎていた。修復で死体を修復すると注射痕も消えちゃうよな。どうするかな…肉体組織がここまで破壊されていると、薬剤成分も破壊されし尽くしているだろうし。肉体を修復しても、投与された薬剤までは修復出来無いし。どうするよ、これ…
「外傷らしき物は無かったんだよね?」
「目立った外傷はなかったわ。骨の折れている箇所もないし」
骨折もないのか。そうなると、ゲームに熱中していて、侵入者には気づかず、一気に投与かな。ヘッドセットしていると、プレイヤーの周囲の環境変化すら、感じないらしいし。
美和子と死体安置所を出た。
「何か、わかった?」
「現場に連れて行ってくれる?」
「わかったわ」
美和子の車で、事件現場へ連れて行ってもらった。そこはアパートの一室。コンビニ弁当のゴミが散乱する部屋。
「ドアはピッキングされていたのか?」
「それはされてました」
侵入者は有りだな。では、残留思念と残留オーラを解析だな。あぁ、犯人の顔が見えた。それをモンタージュ絵にして、美和子に渡した。
「もう解決したの?」
「あぁ、美和子の女心より、味気ない謎だよ。さぁ、ホテルに行こう」
その後、桃色の建物に、美和子の車ごと吸い込まれて行った。
◇
翌日、深雪に呼び出された。深雪の元へ行くと、学校がテロ組織に襲われていた。
「これ、どういう状況?」
「わかりません。いきなり銃を持った人達が、学校内に…」
深雪の身体が震えている。怖かったのだろうな。
「もう、大丈夫だ。先に家に帰って待っていてくれ」
深雪を家へ転移させた。目に付く銃を持ったヤツラを、グシャ、グシャっと潰していく。
「貴様!何者だ?」
どうして悪いヤツラは顔にスキー用のフェイスマスクを着けているのだろうか?厚いだろうに。返答代わりに潰していく。
「シュウ君…」
顔面蒼白で真由美が走り寄って来た。
「どうした?」
「わからない。学生集会をしていたら、いきなり襲って来て…魔法が使えないの…」
サイオン粒子の固定術式がいくつも張られているようだ。この学校の生徒の魔法は、サイオンと呼ばれる情報素子を用いる。なので、その魔法の元が固定化されると、魔法は扱えなくなるのだった。
「だから、敵は銃火器を装備しているんだな」
だけど、僕の魔法は体内オーラと蓄積魔力、空気中に散らばる魔素により発動出来る。しかも、スキルと能力は魔法でないので、息をするように扱えるのだった。
「ここはバケモノにまかせておけ」
瞬動術を使い、敵を見つけ次第、圧搾していく。辺り一面、マッシュトマト状態である。地下から敵の反応がある。何かが隠してあり、それを盗むのか?地面を透過して地下へと向かう。地下に降りても、戦闘らしい戦闘はない。一方的に圧搾していく僕。透過スキルにより、銃弾を浴びても、被弾する心配は無い。
「この状況で魔法が使えるのか?貴様はバケモノか?」
「そうだよ。僕はバケモノだよ。ふふふ」
味方はいないようなので、一気に決める。『強奪』で目の前の敵の心臓を総て奪い去った。折り重なるようにして倒れる愚者達。人間がバケモノに勝てる訳がないだろ?
---七草真由美---
シュウ君の殺傷力を新ためて実感した。次々に武装した者達を肉骨片にしていく。殺人をしても表情の変わらないシュウ君…殺し慣れているようだ。この惨状を起こした張本人なのに、いつもの様に目が笑っている。逆にそれが怖かった。
シュウ君の姿が地面に沈んでいき、目の前から消えた。地上の敵は一掃したのだろうか。摩利と十文字君、半蔵君と共に、地下の格納エリアへと急ぐと、そこには外傷の無い死体の山があった。
「どうやって、殺したんだ?」
骨の折れている様子も無く、斬られた様子も無い。
---代羽周太郎---
僕のいない間にテロ攻撃?なんで、僕の居るときにしてくれないんだ?敵のアジトに乗り込んだ。敵は政治結社「ブランシュ」の日本支部、反魔法勢力と言うが、踏み込んだ途端、魔法を放ってきた。反魔法の意味が分からない。まぁ、しょぼい魔法のオンパレードなので、『地割れ』で地面を割り、ヤツラのアジトごと、地面の裂け目に落とし、地面を元通りに修復しておいた。武士の情けだ。お前達の死体、見つからない。岩盤に落ち地面にサンドされた建物は地面の肥やしになったと思うし。
さて、家に戻るか。
家に戻ると、深雪が走り寄って来た。
「怪我は無いですか?」
僕の身体を触りまくり、怪我の有無を確認してくれた。
「無いと思うよ」
「良かった…心配したのですよ」
僕の胸に顔を埋める深雪。僕の胸は顔を埋めるほどデカくないけど。
「心配しすぎだよ。僕の魔法と、深雪達の魔法とは違うんだから、問題無いんだよ」
いや、今日の戦闘で、僕は魔法は何も使っていない。基本僕の魔法はエロ系しかないし。あとは生活系。そもそも、エロ系だって生活系の延長である。埃ぽい場所にいたので、お風呂場へ向かうと、何故か深雪も付いて来た。
「これから風呂に入るのだけど…」
「ご一緒にいいですか?」
「かまわないけど…襲うかもしれないよ」
「はい…」
真っ赤な顔で俯かれても…僕は積極的な女性は苦手である。抵抗し、睨むような視線をする女性が好きであり、そんな女性を虐めるのが大好きなだけである。
脱衣所で脱衣をし、洗い場で『浄化』『清浄』『殺菌』の身体洗いコンポを発動して、湯船にポン。
「えっ…スポンジで洗わないんですか?」
「面倒だし…魔法なら、洗い残しも無いし便利だよ。僕は湯船が好きなんだ」
湯船の中は温泉である。駒王町周辺では源泉が無い為、冬木市で温泉を掘り当てて、ここまでパイプで持って来ている。
深雪は身体を丁寧に洗ってから、身一つで湯船に入ってきた。タオルは巻かないのか?僕に背中を向ける感じで、僕の目の前に座った。すると、するっと入り、僕の主砲は深雪に確保されたようだ。入ったのを確認してから、深雪は僕に背中を預けてきた。
「あの…入ってますが…」
「えぇ。わかっていますわ」
確信犯の深雪。ただ入れるだけで満足らしい。深雪の手は僕の手を誘導し、深雪の胸へと連れてきた。僕の指で乳首を刺激し、はぁはぁ言う。それだけで、主砲はムクムクする。なんか、負けた気分満載である。
◇
翌日、深雪を学校まで送り、僕は新一の家へ…って、新一の家の前に看板があった。『SS探偵社』?スペシャルな新一か?家の中に入り、新一に訊いた。
「何言ってんだ?バロー!新一&周太郎の略だぞ」
いつの間にか探偵にされていた僕。
「はぁ?僕は探偵なんかしないぞ」
「しているだろ?あの神隠し事件は、手柄は二等分だからな」
いや、探偵稼業は碌な目に遭わない気がする。蘭の両親なんて、別居中だぞ!って、そのまま、集まった資料を、新一と手分けして分析している僕がいた。探偵と言うより、雑用でもいいなぁ。放課後の時刻になると蘭がやってきた。
「あれ?珍しく新一がいるのね」
留守がちの新一に代わり、家の掃除をしている蘭。すでに通い妻状態のように見えるのだが…
「お邪魔だから、僕は帰るよ」
「シュウ、待っていて。掃除が終わったら、私も帰るから」
嬉しそうな蘭の顔。なのに…
「新一!家にいるなら、そう言いなさいよね!」
新一には般若モードである。プロポーズをして、受けた仲なんだろ?もっと穏便に出来無いのか?人間の愛情表現って複雑である。
「掃除が終わったわ。帰るわよ、新一」
「サンキューな、蘭」
蘭にハグしようとした新一を、蘭はデコピンをした。
「痛っ!何をしやがる!」
「はぁ?慣れ慣れしく触れないでくれる?私は新一のペットじゃないのよ~!シュウ、帰るわよ」
プンプンした蘭に手を掴まれ、新一の家を出た。出た瞬間、蘭は僕の腕に抱きつき、僕の肩に頭を乗せてきた。
「シュウ、行きたい場所があるの。一緒に行こ」
甘える蘭の声に、逆らうことも出来ずに、お持ち帰りされた。
◇
「あっ…いいっ…もっと…」
今日は蘭の身体を味わう日らしい。現在、蘭の股間に蜂蜜をドボッと掛けて、舐めたり吸ったりしている。これ、あとで洗うのが大変では無いか?僕の魔法で除去する気か?さっきまで、胸に生クリームを塗りつけて、やはり舐めたり吸ったりしていた。このプレイは、疲れる。口しか使えないルールらしいので、舌のキンニクが鍛えられそうだ。
ゴクゴクっと、蘭の体内で、蘭の体液により緩くなった蜂蜜を飲んでいる。これって、飲んでもいい物なのだろうか?殺菌がてらに、レモンを絞り入れて行く。
「いやぁぁぁぁ~」
身を捩る蘭。蘭は手足を固定されており、逃げられない。しみるってことはキズがあるんじゃないか?一応『修復』術を掛けておく。
「ねぇ、私…美味しい?」
頷く僕。否定すると、後が怖い。
涙目の蘭。蘭の唇を舐めていく。そこにはシロップが塗ってある。シロップか。かき氷もいいなぁ。蘭の口の上にかき氷を作っていき、シロップをかけて食べていく。やはり練乳がうまいなぁ。蘭の身体に変化があった。股を閉じようとする動作をしきりにしている。感じているのか?恐怖を…辛抱たまらないので、主砲を蘭に突入させ、蘭の上に載った。漸く、主導権が取れそうである。
蘭の表情は恍惚なものへと変化していた。角度的に、敏感なエリアを突いているのかも知れない。口が寂しいなぁ。蘭の顔の上に綿菓子を作っていく。綿菓子のマユに包まれる蘭もそそりそうである。実行有るのみで、蘭を綿菓子で包んでいく。呼吸ができるように、鼻の部分には空気穴を作り…そして、完成すると、綿菓子を食べていく。マユ状態にすると、綿菓子が重い味わいになるような。そうだ。低温の炎で炙って、蘭をカラメル漬けにしていく。
◇
翌日、深雪を学校まで送ると、真由美に拿捕された。
「校門まで来るのなら、授業を出て、放課後、生徒会室に来なさいね」
って…これから、調査に行くのですが…
「学生なんだよ、君は…わかったわね」
なので、真由美に退学届けを手渡すと、その場で燃やされた…
「退学は認め無い。前にも言ったわよ」
誰に言えば、退学出来るんだ?
なんか、久しぶりな授業…だいぶ、休んだのに、未だ理解出来る範囲ではある。魔法師を無力化するには、CAD内のサイオンを固定化すれば良い気がするのだが、誰も指摘をしない。それは人間を殺すのに、空気を無くせば良いレベルの話になるのだろうか?
そして、お昼…深雪と達也は生徒会室へ。僕はエリカ達と食堂へ…
「シュウ、もう道場には来ないのか?」
エリカに訊かれた。
「色々と忙しくて…」
「何がそんなに忙しいんだ?」
「守秘義務があるので言えません」
「お前は、本当な何者なんだ?」
「エリカをどう責めようか悩んで居る健康的な男子です。磔とむち打ちのどっちが好きですか?」
「はぁ?」
真っ赤な顔で固まるエリカ。想像しちゃいましたね。それでいいんです。無用な質問はここでブレイクするだろう。
「お前、そんな妄想するのに欠席しているのか?」
レオが呆れたように言う。
「えぇ、健全な男子ですから。妄想出来無いレオは男子として、終わっているんじゃないの?父親目線だったりして」
「なっ訳ないだろ?極端なヤツだな」
エリカは昼飯を食わずに、固まっていた。大丈夫か?
◇
そして、時刻は放課後に…深雪が腕に抱きつき、僕を連行していく。今日は、何を訊かれるんだ?一昨日のことか?昨日のことか?明日のことか?今日のことはないだろうな。
「で、地下室の彼らは、どうやって仕留めたの?」
地上の惨劇はスルーされた。地下の遺体は綺麗なはずだ。心臓は無いのに、キズ一つないし。
「どうって…守秘義務です」
「守秘義務?どこの秘密なの?」
「我が家の秘伝です」
「はぁ?」
深雪以外の視線が殺気だっていく。しょうが無いなぁ。『強奪』で、摩利、真由美、鈴音、あずさの下着を奪い去った。
「こんな感じですよ」
真由美達女性陣が、真っ赤な顔になり俯いている。
「おい!貴様、会長達に何をしたんだ?」
半蔵副会長が噛みついたので、肥だめにポイした。
「まさか、副会長をポイしたんですか?」
深雪が心配そうに僕を見つめた。
「男はみんなポイだよ。男性の下着なんか、奪いたくないもの」
「って、ことは、あの死体から何かを奪い去ったの?」
震えている真由美に訊かれた。
「まぁ、そんなところだ。レントゲンで判明するんじゃない?」
うん?達也が大人しい。前回の女性化が効いたのかな?
「シュウ…お前、まさか…」
何かに気づいた達也。何に気づいたんだ?
「深雪と?うん。やったよ」
「えっ!このタイミングで言うんですか?」
真っ赤な顔になり俯く深雪。かわいいなぁ~。
「何だと…」
思考のすり替えが出来たようだ。この隙に、達也の記憶に、脳内保存してある深雪のあんな姿、こんな姿をリロードして、思考を塗りつぶしていく。達也の視線は僕から深雪にシフトしていく。これで、僕に何も言わないだろう。
「じゃ、僕は部活に戻りますね」
転移しての帰宅部の活動をした。あぁ、帰宅途中、奪い取った下着は達也の部屋に捨ててった。
◇
ヤマトの元に行き、電脳世界へダイブした。ブラッキー先生狩りでもするかな。この世界の先生は、どんなレベルだ?期待を膨らませながら、ゲームフィールド内を回っていく。しばらくするとハジメからメッセージが届いた。
『次回のイベントはチーム戦のようだ。斥候役に遠藤を入れたから』
っと。遠藤とは遠藤浩介のこと。こいつのパーソナルスキルは空気化であり、リアル世界においても、普段から居るのか居ないのかがわからないらしい。その上、天職は暗殺者なので、中々戦力になるようだ。ヤマトがダイブする方法をハジメに教えたので、あっちはアッチでダイブしているようだ。
いきなり、ピンクの戦闘服を着た少女に撃たれた。それもエゲツ無い連射モードでだ。瞬動術で背中に回り込み、意識を狩り、結界を張って周囲から見えなくした。アダルトモードは双方の了解なく行えないようになっている。ハッキングをして、僕からのアダルトモードへの誘いに、少女の了解フラグを立てた。これで裸に出来る。裸にして、身体をガン見するが、股間には一本線があるだけである。アダルトユーザーをバカにした、手抜き処理だと思う。なら、このアバターから本体を見つけて…
---小比類巻香蓮---
見かけない手ぶらのアバターに攻撃をしてのだが、意識を狩られた。至近距離からの連射モードにしたPちゃんの攻撃が躱されたのか?あり得ない。もっとあり得ないのは、ヘッドセットを付けた私の上に誰かいて、天にも昇る気分であることだ。この人は誰なんだ?どこから入ったんだ?戸締まり確認したんだけど…
「ゲーム内ではレンって言うのか。あぁ、香蓮だからレンかぁ」
上に載っている人の声が聞こえる。胸が張っている感じがする。これって、興奮状態ってことかな?ヘッドセット超しでは相手の顔が確認出来無い。
「ごちそうさま、初物をありがとう、レンちゃん。またね」
急に上に載っている人が消えた。急いでヘッドセットを外し、周囲を見回すが、誰もいない。そうだ、戸締まりを確認しないと。ベッドから降りたのだが、立ち上がれない。これって、腰が抜けたってヤツかな?なんで?這って、戸締まりを確認するが、どこも解錠された場所は無かった。あの人はどこから入って、どこから出たのだろうか?
---代羽周太郎---
ゲーム内のラウンジで、イベント参加者を確認している。このリストから住所は割り出せない。どうやって、犯人は住所を知ったのかだな。ちなみに、美和子という捜査機関からの依頼で、ヤマトがハッキングすると、住所は抜けたようだ。だけど、運営サイドには侵入した形跡が残ったそうだ。あの事件の場合は、形跡も痕跡も無かったらしい。どうやって、被害者の住所を手に入れたんだ?ゲームの外では美和子達捜一と新一、そしてヤマト達がその辺りを調べてくれている。
過去のイベントを見ていく。うん?賞品で現生があるようだ。運営に確認してもらうと、小切手とか、ギフトカードでは無く、現金を運営サイドが届ける仕組みだそうだ。そうなると住所は?なになに、イベントごとに現生希望者は住所登録をするのか。これを盗み見れば…え?見られないようになっている?個室で入力するので、誰か居ればわかるって…そうなのか?もし、遠藤や僕のような空気化や、透明化出来れば、個室に一緒に入り、入力を確認出来るのではないのか?
『兄さん、ビンゴ。個室の入室ログを確認すると、被害者以外にもう一人入室していたよ』
ヤマトからメッセージが届いた。じゃ、そいつが犯人だ。
『問題はログからはアバター名がわかるだけで、実名が分からないってことだよ』
そっか。ゲームをするに当たり、実名登録するヤツはごく少数な上、犯罪前提で登録するヤツは、アバターから追えないようにしているよな。
『そういうことです。でも、追ってみます』
それはゲームの外の者にまかすか。
「見つけた!」
誰かに見つかったみたいだ。誰に?僕の肩を掴むピンクの戦闘服の少女。誰だっけ?
「ねぇ、どうやって、入ったの?で、どうやって出たの?」
目の前の少女は怒っているみたいだ。
「君は誰だっけ?」
「レンだよ。初物を食べたでしょ?」
あぁ、香蓮かぁ。
「美味しく頂きました。これから再戦する?」
レンのアバターから香蓮の元へ転移して、『脱衣』『催淫』を施し、再戦を始めた。