司波兄妹の叔母である真夜を躾けていると、蘭から連絡が入った。
『ねぇ、来て』
なんか急用かな?
「おい!四葉家の総力を結集して、黒ずくめの組織を調べておけよ。お前達に金を投資してくれている相手なんだから、楽だろう?」
全裸で床に倒れている真夜に、更に『催淫』というご褒美を掛けてから、蘭の元へ転移した。
転移した先は…ホテル街だった。なんで、こんな場所に呼び出すんだ?
「シュウ…お願いがあるの。ラブホに連れて行って」
笑顔の蘭。しかし、その目は笑っていず、何かを覚悟した者の目であった。何を覚悟したんだ?逆らうと碌なことにならない気がして、蘭の希望に沿うように、お城の外観をしたホテルにチェックインした。
「へぇ~、中はこうなっているんだぁ」
室内を見て回り、物珍しそうに、アレコレと触って確かめる蘭。
「新一と来る為の勉強か?」
蘭に真意を聞きだそうとした。
「はずれだよ」
ド~ン!
俺に壁ドンした蘭。この体勢からの股間への膝ケリは痛そうだ。避けるには蘭を殴るしかないが、死んじゃうとマズイしな。
カチャガチャ
「へ?」
股間が涼しい…ズボンとパンツが脱がされていく。なのに、目の前には笑顔の蘭。視線は僕の目をロックオンしている。これって、ハンターの目か?
「うっ!」
僕の主砲が臨戦態勢になっていく。コイツ、何をしたいんだ?蘭の指が僕の主砲に絡み、危険なレベルになっていく。
「いつも、悶々とさせて逃走しているよね、シュウ。今日は私が悶々とさせてあ・げ・る」
この僕が逆レイプにさらされていた。
「シュウって、積極的な女子は苦手だよね?」
カリクビを指でなぞっている。どこで、そんなテクを覚えたのだ?コナンで練習か?それはないか。まだ包まれている年頃だよな、アイツ。
「はぁ?」
俺の臨戦態勢、一触即発状態の主砲が、蘭の体内に取り込まれていった。コイツ…スカートの中はノーパンだったのか…油断していた。蘭がパンティーを脱ぐ隙に逃走と思っていたのに…取り込まれたまま、逃走は無理である。
「痛っ…でも、大丈夫…こんな感じなんだ…」
蘭の手は、僕の主砲を取り込み終わると、僕の首筋に纏わり付いてきて、僕の唇の蘭の唇が…パニクる僕。新一ラブの蘭がなんで僕に?困惑する僕を尻目に、蘭の舌が僕の口の中にはいり、蘭の腰が静かに、ゆっくりと動き出した。
「うぅ~ん…うぅ~…」
口の中を舐めたり、舌や唾液を吸ったり、腰のリズムを変えたり…僕を食している蘭。
「あ…うぅぅぅ…はぁ…はぁ…」
主砲から発射された物が、蘭の奥底に着弾したようだ。その刺激で、蘭の思考が一時停止した。今がチャンスだ。逃げようとするが、蘭の手が振りほどけない。蘭の片足は、僕の膝裏をロックしているし。
「どういうつもりだ、蘭…」
「決めたの。心は新一に満たしてもらい、身体はシュウに満たして貰おうって。新一ってウブでシャイでヘタレだから…」
蘭の二股宣言か?おいおい…清純派では無いのか?
「新一と同じ案件を探っているんでしょ?なのに、シュウは呼べば直ぐに来てくれる」
それは、新一がコナン姿だから…これは蘭に言ってはダメなことだ。なので、反論が出来無い。
「僕は人間では無いよ」
蘭達にはドロップアウトしているので、僕がバケモノだと知っているはずだが。
「知っているわ。結婚は無理だよね。だから、新一のプロポーズは受けたの」
「それって…」
なんかイヤ予感がする。こいつ、本当は新一で無くて…
「そうよ。シュウが人間では無いからよ。だって結婚したら、私だけ年老いていくでしょ?そんなのはイヤ。シュウは不老不死なのに…それって、残酷なことよ」
愛する者達を護る為、僕は不老不死のバケモノになった。それも、蘭達には伝えてある。目の前で愛する人だけが老いていくのは、こっちも辛いのだ。僕にはその経験が既にある。だから、不老不死は恩恵では無く、呪いだと僕は思っている。
「だから、身体だけ愛して。いつまでも一緒に居られないなら、今愛せる時間だけでも愛して欲しい」
人間としての心を新一に預けるってことなのか?う~ん、蘭の思考がわからない。蘭も不老不死になれば良いだけだが…不老不死になると人間ではいられなくなる。いや生物という括りにも居られないかもしれない。なので、進言は出来無い。
そして、蘭が納得できるまで…延長2時間して、納得してくれた。今日の処は…
◇
新一を新一の家に呼び出した。コナン姿の新一がやってきた。
「どうしたんだ?」
ノー天気な新一。僕は今も困惑しているのに…
「ちょっと、アレコレあったけど、組織の上は潰したよ。ただ。末端のメンバーが分からないので、しばらくベルモットに組織のトップを演じて貰い、潜入している組織に殲滅してもらうように手筈済みだ」
蘭により踏みにじられた僕の尊厳…その怒りを黒ずくめの組織へ向けて、一気に詰め寄り、トップ二人を消し去った。
「で、いきなりコナンが消えると大問題だろ?消える手筈を整えてくれたら、お前を元に戻し、蘭の元へ送り返す」
「そうか…ありがとうな、シュウ」
いや、お前が蘭を抑えてくれると助かるだけなんだが…言え無いよな。
---江戸川コナン---
漸く、元に戻れる。元の生活に戻れるのだ。早速、蘭へ連絡をしてみた。
『工藤くん…どうしたの?』
なんだ?いきなり強烈なストレートを食らった俺。
「今関わっている案件が終わりそうなんだ。もうすぐ、蘭の元に帰れそうだよ」
『ふ~ん…そうなんだ。まだ、単身赴任でもいいのよ。急がないでもね』
なんだ?心待ちにしていたんじゃ無いのか?
「何が遭ったんだ、蘭」
『同じ案件なのに、シュウは呼べば直ぐに来てくれるのに…』
シュウはウソ吐けないから…蘭に尋問されたのかな。
「俺は潜入しているから…」
『そうなんだ…新一はいつも冷たいよね。シュウはあんなに優しいのに』
シュウが俺達に優しいのは分かるが、なんで俺はいつも冷たいんだ?
「どういう意味だ?俺は冷たくないぞ」
『山にハイキングに行った時のこと、覚えている?』
あぁ~、あれかぁ~。休憩所を過ぎて1時間くらいの場所で、急に蘭が尿意を感じた件かぁ。
『新一は、その辺で立ちションして済ませろって…』
確かに言った。今考えると軽率な発言だったと思う。
『シュウが休憩所まで連れて行ってくれたんだよ』
それはアイツに転移というチート能力があるから可能な話である。
「しょうがないだろ。人間とアイツでは能力の限界が違うんだから」
心優しいバケモノ…それがシュウの正体である。
『でも…シュウの行動、発言は嬉しかった。それなのに、新一は私の尊厳を踏みにじろうとした。女の子に立ちションって、あり得ないでしょ?!』
今考えるとあり得ない。が、あの当時、男子と女子の違いをあまり意識していなかったと言うか…
『シュウは今も優しいよ…新一の為に、新一を助けてくれたんでしょ?』
「あぁ、そうだよ」
シュウがいなければ、こんな短期間で、黒ずくめの組織に、肉薄することは難しかっただろう。
『シュウが人間だったら良かったのに…』
アイツが人間で無いから、俺なのか?
『新一からのプロポーズの返事は変わらない。だから、早く帰って来い!』
「あぁ、そうしたい」
俺はシュウの代わりなのか?でも俺と結婚する気はあるんだよな。複雑な女心は理解不能か…
---代羽周太郎----
つっちーに学園都市に呼び出された。目の前に上条当麻と言うヤローがいるのだが…
「つっちー、僕は男子に興味が無いんだけど…」
「そいつ、能力持ちなんだよ。ちょっとバトルしてくれないか?」
能力持ちなのか…
「殺しても大丈夫?」
「蘇生はしてね」
面倒だ。って、どんな能力持ちなんだ?魔力の流れは感じられない。武器らしい物も持っていないし。取り敢えず殴り合えばいいのか?三連打のジャブを打ち込んでみた。全部、顔面にヒットして、人相が変わったようだ。
「何…見えない打撃だと?」
顔をガードするように腕を構えた。なら、ブーメランフックを股間へ…その場で倒れ込む男子。
「つっちー、終わったけど、何の能力者だ?」
「う~ん…治療はしてやってくれ。ソイツの能力は『幻想殺し』だ」
イマジンブレーカーって言われる最強能力の1つか?確か、異能力をキャンセルする能力だっけ?
「僕と相性が良くないだろ?異能力に頼っていないし」
「確かに…素の力だよな、それって…」
頷く僕。人間相手に、異能力…属性攻撃なんか無理ゲーに近いぞ。この辺り一面がクレーターになってもいいなら、別だけど…って、一瞬空気がブレ、何かが飛んで来た。指で掴むとコインのようだ。気配探知で、攻撃者を特定し、『催淫』で仕留めた。獲物の傍に行くと、地面を濡らしている女子が倒れていた。まだ、中学生のようだが。
「そいつは、レベル5『超電磁砲』の御坂美琴にゃ。しかし、お前の能力は、サイテーだな」
「確かに…中学生には刺激が強すぎたようだ」
まだ、出来る身体では無いようで、快楽的刺激が激痛に感じたのかもしれない。
「上条当麻のガールフレンドにゃ。コイツなりに、上条を助けようとしたんじゃないか」
そうなると、上条はロリなのか?
「用は終わったか?帰るよ。最近、学校へ行っていない気がするから」
明日は登校しようかな。
◇
久しぶりの登校…背中に柔らかな刺激を感じ、首に絡まる腕。
「シュウ君、おはようございます」
「深雪か?おはよう」
「えへへ、久しぶりですね」
背中から僕の腕に抱きついて来た深雪。周囲の視線が痛い。
「まぁ、色々と用事があってな」
「なぁ、学生が、学校以外に用事ってなんだ?」
エリカが絡んできた。そうだ!千葉道場に道場破りに行っていない。忘れていた。
「シガラミで色々あるんだよ」
「それって、ホグワーツ絡みですか?」
美月に訊かれた。
「それとは違うラインだ」
まさか、謎の組織の頭を消し、深雪の叔母を躾けていたとは言えないよな。
「なんだよ。一科生だとモテるのか?」
レオがツッコミを入れてきた。
「まぁ、悪くは無いなぁ」
この位の距離感なら、まだ…蘭の行動が読めなくて不気味ではあるが、もう少しで新一を返せるはずだ。
「なんか、校門に人が多くないか?」
いつもよりも混雑している校門。
「今日は様々なクラブの勧誘日なんだって」
エリカが教えてくれた。今日は授業が無くて、色々なクラブが新入生を勧誘する日らしい。来なくても良い日では無いか?
「じゃ、帰ろうかな」
って、僕の言葉がスルーされた上、一向に深雪が僕を手放す様子は無い。そう言えば、達也はどうした。俺の妹から離れろ、ケダモノ風情がっ!って文句言ってくれないかな。それで帰る口実が出来るってもんだ。気配探知をすると、深雪をガードできる位置に陣取っていた。
そして、校内へ…校門から校舎へ仮設テントが並んで、色々な声が飛び駆っていた。
「シュウ君は、どのクラブが興味あるんですか?」
「帰宅部」
深雪の問いに即答で返した。
「帰宅部って、お前、学校をもっと楽しめよな」
エリカが説教モードのようだ。制服の下が見たい…コイツは着太りするタイプっか?着痩せするタイプなのか?
って…前方より悪意を感じた。何かが近寄って来た。
「俺達の深雪さんから離れろ~!このケダモノ風情が…」
木刀を片手に特攻してきた男子生徒、手を翳して、その集団を強制転移させた。
「消えた?!」
エリカが驚きの声をあげた。
「あの方達をどうされたんですか?」
と、深雪に訊かれ、
「下水管の中に強制転移させたよ。この近辺に肥だめが無いから」
「空間転移術か?」
感情を感じられない達也の声…
「まぁ、そんな処だ」
「ふ~ん、無詠唱で空間操作ができるの?」
目の前から生徒会長がやってきた。コイツがたきつけたのか?
「深雪さん、司波君、生徒会の仕事をお願いしますね」
「わかりました」
「へ?あぁ、そうでしたね。シュウ君、一緒に帰りたいので、待っていてくださいね」
一瞬、笑顔を僕に向けて、走り去って行く深雪。
「で、代羽君。君はどこのクラブに興味があるんですか?」
「帰宅部だよ」
生徒会長の問いに答える。帰宅部の何が悪いんだ?
「やることが無いなら、生徒会を手伝って貰えませんか。深雪さんと一緒に帰れますよ」
「間に合っている。今日の予定を思い出したので、帰宅部は譲れない」
「予定?」
「千葉道場へ行って…手合わせをしてくる」
「えぇぇぇ~!私の家に?なんで、今日?」
エリカが焦っている。
「エリカはいなくてもいい。師範との手合わせがしたい」
「それなら、剣道部なんかどうかしら?」
って、生徒会長。コイツ意外にしつこいなぁ。
「帰宅部は譲れない」
「ちょっと、一緒に来てくれるかな?」
って、生徒会長に拉致された。腕をつかまれ、校舎の中へと引き摺り込まれる。気配探知で周囲に誰もいないことを確認して、生徒会長と共に、屋上へ転移した。
「ここは?えっ!屋上?なんで…」
色々なストレスを溜めたので、会長で放出することを決めた。周囲を結界で囲み、彼女へと徐々に『催淫』を掛けていく。
「ね…何をしたの」
呼吸が荒くなっていく彼女。名前は確か七草真由美だったかな?その彼女を『脱衣』させ、目の保養をする。
「見ないで…恥ずかしい…」
指で自らの秘部をリズミカルにマッサージしだす真由美。なるほど、指をインさせて、内部を刺激するのか。
「お願い…助けて…」
僕に縋り付いて来た。自力で得る刺激以上を求めているようだ。顔は既に紅潮させていた。
「じゃ、まず、お口で…」
「うん…」
はふって感じで僕の主砲を咥えた真由美。舌遣いが上手い。どこで練習をしているんだ?生徒会でかな。そうなると深雪も上手いのかな?
「あぅ…」
口に収まりきらなくなったのか、吐き出して、違う口に銜え、腰を自ら動かしていく。
◇
3回ほど抜けたので、『着衣』を施し、女子更衣室へ転移させた。さてと、この後、どうするかな?結界を消し去ると、校舎裏でエリカと美月が、男子達に襲われていた。助けるか…現場に転移して、ケダモノ達を下水管の中へ強制転移させた。
「シュウ…助かったよ」
制服を破かれ、下着を剥がされ、ほぼ全裸のエリカと美月。
「何をしていたんだ?」
「見ての通り、美女2名が女っ気の無い男子達に、無理矢理…って感じだ」
手を翳し、二人の衣服を復元してあげた。
「はぁ?この能力はなんだ?」
エリカが僕に掴みかかり、訊いて来た。
「『修復』能力だ」
「スゴイ…色々な能力を持っているんですね」
美月の瞳がキラキラしている。
「戦いに使える物は少ないけどな」
見た感じ、美月は対象外であるが、エリカには緊縛プレイがしたいかな。強気の女性の折れる様が見たいのだ。真由美に期待したが、抵抗する素振りも無く、快楽を受けて入れていた。
「さて、帰るかな」
「じゃあ!私も帰る。うちに来るんだよね?」
エリカにお持ち帰りされた…
◇
千葉道場は活気にあふれていた。腕の立ちそうなのは…師範程度かな?
「エリカのボーイフレンドか?」
「兄様、違います!うちの道場で手合わせしたいって…」
「そうか。あぁ、俺は千葉修次だ。君は?」
「代羽周太郎です」
「何流かな?」
「天然理心流です」
僕の流派を聞き、身構える師範。エリカもエリカの兄らしき者は平然としている。空間収納庫から、僕専用の木刀を二振り取り出し、師範の前に立った。
「いざ、勝負してもらおうか」
「誠に、天然理心流なのか?」
「試してみな」
二振りの木刀を構えた僕に対し、師範は一振りの木刀を構えた。勝負は一瞬で着いた。一振りで相手の木刀を粉砕し、もう一振りを相手の首筋に当てただけ
…
「師匠は、どなただ?」
「沖田総司…」
この時代には生きていない者の名前を挙げる。
「時空の彷徨い人か?」
師範の言葉に、頷く僕。この人は、過去にも僕のような者に会ったのかもしれないなぁ。時空の彷徨い人を知っているってことは。
「そうか…こんな機会に巡り会えるとは、儂も運が良い。今夜はメシを喰っていってくれ」
師範…後で知ったがエリカの父だそうだ。その師範に気に入られて、晩飯をごちそうになった。