※この作品はR-18です。

聖なる杯   作:もっち~!

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懲りない連中

 

---代羽周太郎---

 

翌日、学校へ向かうと、大荷物を持っている深雪に遭遇した。

 

「どこかへ、旅行か?」

 

「あっ!シュウ君、おはようございます。この荷物はですね、シュウ君の家に持ち込む物ですよ」

 

爽やかな笑顔で言われても…それは、本格的に、僕の家に住むってことか?見ていて、重そうなので、深雪の荷物を、僕の部屋へ転移させた。

 

「あれ?まさか、肥だめにポイですか?」

 

悲しそうな表情になる深雪。さすが、深雪の私物をポイはしない。

 

「そんな訳無いだろ?僕の部屋に転移させただけだよ」

 

と、深雪の頭を撫でると、気持ちよさそうな顔を向けてきた。

 

「何?朝から深雪が小動物化か?」

 

エリカ達と合流した。

 

「あれ?深雪、達也君は?」

 

そう言えば、見かけていないなぁ。

 

「臭いが取れないので、欠席するそうです」

 

肥だめの臭いは洗っても消えないよね。『浄化』もしくは『清掃』とかのスキルは必須だと思う。

 

「シュウ、攻撃方法は考えろよな。周囲も迷惑するから」

 

エリカに注意された。が、

 

「だから、僕の能力は攻撃に向かないものばかりなんだよ。まさか、活火山の火口へポイじゃ、まずだろう?」

 

「それって、即死じゃないか?もっと、安全な場所にすればいいと思うぞ」

 

と、レオ。

 

「それじゃ、反省しないと思う。やられてイヤな場所にするのが鉄則だ」

 

などと、僕的な攻撃理論を披露しながら、教室へ…

 

◇

 

放課後…懲りずに生徒会に呼ばれた。今日はなんだろうか?生徒会室に入るなり、真由美の目の前に『退学届け』を置いた。真由美は、一瞬動揺したが、それを手に取り、破り捨てた。もしもし、そんな権限有るんですか?

 

「退学なんかさせないわよ。私と父を、あんな目に合わせて…狸親父が泣いていたし」

 

真由美の父の心を完全に折ったようだ。

 

「私は柳の枝と同じ。折れないわよ」

 

真由美の場合、折れないのではなく、懲りないだと思う。

 

「じゃ、どうすんだよ。問題を減らす案を出してくれないか。そもそも、魔法使いでも無い僕が、この学校に通う意味がわからない」

 

僕の発言に、真由美と摩利が呆気に取られている。

 

「はぁい?魔法使いでない?」

 

あっ!つい、口が滑ってしまった。ストレスの溜まりすぎで、冷静さを欠いたかな。

 

「僕の正式なジョブは魔導戦士だよ」

 

この世界には無いジョブ…魔法も使え、剣も使えて、拳や体術でも戦える戦士のことである。

 

「それはどういうジョブなの?」

 

ちょっと強めな『催淫』を発動した。真由美と摩利は床に這いつくばり、床に身体を摺り合わせている。本能的に快楽を得ようしているようだ。

 

「聞いちゃいないと思うけど、戦わずに勝てる戦士のことだよ。じゃ~」

 

転移して帰宅部の活動をした。

 

◇

 

蘭の家の近くへ転移をして、蘭の家の1階にある喫茶ポワロへ入店をした。

 

「いらっしゃいませ」

 

色黒の青年がカウンターの向こう側にいた。

 

カウンター席に座り、珈琲を注文した。

 

「降谷零さんだよね?安室透さん」

 

僕の掛けた言葉に、素早く反応して、銃を手にした零。僕は瞬動術を使い、彼の背後に廻り込み、投げっぱなしのバックドロップを放った。首を丸めて、両肩で着地し、銃を素早く構え直す零。僕は空気と同化して、彼の前に立ち、銃を金属の玉に変えてあげた。

 

手にした銃が玉になった為、驚愕な表情を浮かべ、僕のいない空間を見つめている。

 

「スカウトしに来ただけだよ。そんなに好戦的にならないで欲しいな」

 

「お前は何者だ?どこの勢力だ?」

 

「僕は高校生で、所属は国立魔法大学附属第一高等学校1年E組だ」

 

ウソ偽りない答えをした僕。

 

「そういう意味じゃない」

 

「どういう意味だ?」

 

彼の背後で空気との同化を解いた。気配を感じ取れたのか、即座に僕の方に振り向き、体勢を整えてきた。

 

「魔法サイドか?魔法師サイドか?」

 

その分類だと、どこかな?

 

「う~…そうだな、魔物サイドかな?」

 

「お前があの組織を潰した張本人か?」

 

「新一の敵は僕の敵だからね」

 

「そうか…魔物だったのか。人間では勝て無い相手ってことか」

 

何かを勝手に納得しているのだが…

 

「ねぇ、僕の家で料理番してくれないかな?」

 

「料理番?」

 

「駒王町で働きたいんだよね?」

 

「それはそうだが…」

 

「じゃ、決まりね」

 

安室透さんをお持ち帰りした。

 

◇

 

翌日、深雪に呼び出された。学校へ荷物を持っていくより、僕が深雪の家に行く方が、楽だと気づいたらしい。

 

「この荷物なんですけど…」

 

結構な量のダンボール。深雪に割り当てた部屋へ転移させていく。

 

「お前の兄は、別居を認めたのか?」

 

「認めてませんけど、あんなお兄様は見ていられません。私の知らない女性を連れ込み、一緒に夜を明かすなんて…」

 

元凶は僕であるが、達也への怒りが充満している深雪。

 

「まして、全裸でした。お兄様も、その女性も…」

 

そうだったね。更に言うと交わらせていたし。

 

「不潔です。私が一緒に住んでいるのに…」

 

「そういうことなら、僕の家もカオス臭満載だけど…」

 

巨大胃袋な聖女、肌の露出の多い聖人などなど、変な人が多い我が家。更に言うと、僕は聖属性の鬼だし、ヤマトは半神、九重は九尾の狐というイレギュラーモンスターだしなぁ。

 

「シュウ君は別です!」

 

何を持って言い切れるんだ?エロ神と言われているボンクラだぞ。

 

「深雪、何をしている…貴様!」

 

達也がやってきた。肥だめ臭は既に消えているようだ。

 

「また、肥だめにポイされたいのか?」

 

僕の言葉をスルーして、体術を駆使して、僕に迫ってきた。対男性用コンポもあるんだぜ。『男根喪失』『女性器創造』『臍の尿道化』のコンポを発動していった。達也は身体の違和感に気づき、固まっている。

 

「お前…何をしたんだ?」

 

「触ればわかる程度のことだ。あぁ、お前の能力で戻すことは不可だから。身体の組成自体を操作し、遺伝子レベルでの変質を行っているから」

 

しょせん鬼の子供です。鬼と言われる行為を躊躇無く執り行えます。

 

「お前…何者だ?」

 

「0時を過ぎれば元に戻る、シンデレラ属性の術式にしてあるから、それまで、その身体で生きてみな」

 

と、悪役チックなセリフを吐き、深雪と共に転移した。

 

◇

 

家に戻ると、蘭に呼び出された。今度はなんだ?蘭の元へと転移をした。

 

今日は公園のようだ。

 

「シュウ」

 

背中に抱きついて来た蘭。背中に柔らかな物が押しつけられている。気持ちいい…

 

「デートしよう」

 

「新一は?」

 

「なんか、大阪で事件だって。朝一で出掛けたわ!」

 

新一よ、蘭をかまえよ…

 

「ねぇ、いいでしょ?」

 

って、俺の右腕に抱きつき、柔らかな物を腕に押し当てている。

 

「押し倒すかもしれない」

 

「押し倒さなかったら、ボコるからね」

 

笑顔で怖いことを言っている。蘭くらいのレベルだと、本気を出さないとダメな場合がある。だけど、それは死に直結するから…無抵抗が一番かな。

 

食べ歩き中心のウィンドウショッピング有りの…最後はピンク色の建物に吸い込まれて行く。

 

「ねぇ、このSM部屋って何?」

 

へっ?インするボタンをポチッとした蘭。今日はSM部屋見学会ですか?部屋に入り、いつものように興味深そうにアレコレと見て回っている。

 

「うん?これって、どう着るの?」

 

女性用拘束着に興味を持った蘭。しかた無い上、僕も興味を持ったので、蘭に着せていく。鼻と口と胸とデルタゾーンとお尻だけ出ている拘束着。ベルトで腕と足を適度に締めて拘束していく。蘭からすると、視覚と聴覚は奪われている。じわじわと濡れていく蘭の秘部。シチュエーションで感じているようだ。その蘭を三角木馬に設置した。

 

「何?何しているの。ダメ…いいんだけど、ダメ…」

 

三角木馬で遊んでいる蘭。ビンビンに立っている乳首の感触を愉しむ。木馬に対して腰を振り始めた蘭。気に言ったようだ。

 

木馬上で失神している蘭を降ろして、今度は手首を鎖で吊り下げていき、鞭でスパンキングしていく。巨大バイブとボールチェインを入れてあげ、お尻と胸に鞭を打ち付けていく。

 

「痛っ!でも、もっとください」

 

舌を真空容器を使い吸い込ませ、唾液を飲み込ませないようにして、屈辱を味合わせていく。後、どんな玩具があるのかな?おぉぉぉぉ~、EMS式の責め具があるじゃないですか。バイブを抜き、内部に電極を設置して、スイッチオン。蘭の身体が蠢き始めた。色々な液体が蘭からあふれていき…

 

◇

 

今日も延長2時間だった。さすがに、今日の蘭はぐったりしている。

 

「未知なる体験が出来て良かったけど、こんなに疲れるとは…シュウは楽しめたの?」

 

「うん」

 

「ならいいか。最後のアレは何をしたの?」

 

「体内にEMSの電極を貼り付けたんだよ」

 

「…はい?」

 

「あれなら、僕の能力で再現できるよ」

 

「…はぁい?ちょっと、ここでは止めて、恥ずかしいよ~」

 

軽く発動すると、蘭はその場でしゃがみこんだ。

 

「シュウ…責任とってね」

 

出ちゃいけない物が出たらしい。なので『浄化』『清掃』『脱臭』の洗体コンポを発動してあげた。

 

「その責任の取り方は、なんか納得いかないのよね」

 

って、お怒りの蘭。ではサービスで、蘭の背中から抱きつき、『透過』スキルで、後ろから蘭を責めた。僕の主砲は布地を総て透過し、蘭の穴へズブッと刺さった。

 

「えっ!ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ、シュウ…」

 

徐々に恍惚な表情になる蘭。体を僕に預けてきた。

 

「いいよ…シュウ…」

 

蘭のご機嫌が治ったので、帰宅することになった。

 

◇

 

翌日、ヤマトと共に、学園都市へと向かった。

 

「で、何をすれば良いんだ?」

 

「研究所から少女を連れ戻るクエストです。兄さん、好きでしょ?」

 

「少女にもよるなぁ」

 

「アホ毛の少女ですよ、兄さん」

 

って、言われてもなぁ。そそらない。

 

「その子は必要なのか?」

 

「必要です」

 

必要なら奪還しないとダメだな。

 

「師匠、おはようございます」

 

「あぁ、初春ちゃん、おはよう」

 

割を顔立ちがしっかりしている少女が合流した。

 

「彼女は初春飾利さんです。こちらは僕の兄さんです」

 

「あの噂のお兄様ですか」

 

飾利が僕に、キラキラした視線を向けてきた。

 

「ヤマト、あのって、なんだ?」

 

「兄さんが気にすることでは無いです。あぁ、このビルです」

 

窓の無いビル。入り口はあるようだ。

 

「奪還後、即離脱してください。離脱場所は学園都市の外が安全だと思います」

 

まぁ、転移すれば問題は少ないだろう。早速ビルに侵入していく。空気に同化して気配を消し、壁を透過して内部へ侵入をした。次に、見えない翼を展開して飛び上がり、天井と床を透過して上の階へと次々と登っていく。

 

何段か昇ると、ガラス容器に入ったアホ毛の女の子を見つけた。この子かな?見た目は幼女で…えっ?少女でなくて幼女なの?う~ん、なんかだまされた気分だな。まぁ、気を取り直して、彼女を『強奪』して、手元へ引き寄せた。

 

「うん?あなたは誰?って、ミサカはミサカは、恥ずかしくて俯く。だって、全裸だし」

 

確かに全裸であるが、まるで萌えない。手を翳し、ベビー服を着せてみた。

 

「赤ちゃんでないのよって、ミサカはミサカは少女だと主張してみたり」

 

って、周囲を上条の彼女軍団に囲まれているんですが…アイツのコピー品か?

 

『兄さん、みんなと転移して!』

 

と、ヤマトから念話が届き、取り敢えず、冬木市の拠点へと転移した。

 

 

 

---代羽ヤマト---

 

兄さんが無事奪還を果たしたようだが、僕の目の前には、学園都市第1位の能力者が立っている。

 

「おい!貴様、ここで何をしているんだ?」

 

「彼女とデートだけど…」

 

初春ちゃんを引き寄せた。

 

「デートだと?こんな場所でかぁ?」

 

宣戦布告も無しに、僕に鉄骨が飛んで来た。コイツの能力はベクトル変換だっけ?見た目は、白い髪、赤い瞳、整った顔立ち、張りのある肌、細いライン、首元のチョーカー、灰色を基調とした衣服、筋肉少なめの手足と、どこかの迷宮都市の兎君のようだが、コイツは長身であある。

 

飛んで来た鉄骨を防御障壁でロストさせる。

 

「貴様、何の能力者だ?」

 

「言える訳ないだろ?」

 

今度は四方八方から鉄骨やら、自動車が飛んで来た。重量に関係なく、進行方向のベクトルを制御できるようだ。だけど、その総ての物をロストさせていく。僕の防御障壁はブラックホールと同じ。破ることはまず出来無い。出来るとすれば、闇属性の者だけだが、人間でなれる属性では無いので、人間に破られることは無い。問題は、僕の攻撃力である。殺さないことを前提にした対人戦に向く攻撃方法は余り無い。どうするかな?

 

初春ちゃんがいなければ、瞬動術を使った体術で翻弄は出来るが…

 

グシャ!

 

なんか、嫌な音がして、初春ちゃんが顔を背けた。目の前の敵は、潰れたトマトのようになっている。

 

「よぉ~、ヤマト」

 

不機嫌な顔の兄さんが戻ってきてくれた。

 

「でも、殺しちゃダメでしょ?」

 

土御門との協定で、コイツは生かすことになっていたはずである。

 

「お前らが逃げた後、修復蘇生しておくよ。今のうちに、逃げろ」

 

では…初春ちゃんと共に、転移して逃げた。

 

 

 

 

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