※この作品はR-18です。

聖なる杯   作:もっち~!

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舞い込み始める案件

 

珍しく、新一に呼び出された。

 

「シュウ、頼みがあるんだ」

 

頼みが無ければ、呼ばないよな?コナンから新一に戻ってから、蘭をまったく構わないのが問題なのだが…

 

「或る日、学校の教室にいた者達が、神隠しにあったように消えたんだ。専門家の意見を訊きたい」

 

それでは、まるで僕が神隠しの専門家のように聞こえるのだが…新一から資料を渡され、目を通していく。

 

「う~ん…資料を見る限り、神隠しというか…、いや神隠しなんて現象は無い。これは…たぶん、異世界からの召喚系だな」

 

僕も何度も食らっている。これに抵抗することは、まず無理である。狙った世界の条件に合致した者が、異世界へ拉致、誘拐されるのだ。

 

「現場に行けば、どこに行ったか、わかるか?」

 

「異世界からの召喚であれば、痕跡は残っている。ただ、空間の裂け目に落ちたとしたら、救うことは無理だ」

 

たまに、空間に裂け目が出来、亜空間もしくは、次元の狭間と呼ばれる場所に落ちる場合がある。その場合、単なる人間では即死に近いだろう。

 

「ただ、空間の裂け目の場合、落ちても一人とか二人だ。今回のケースは当てはまらないかな?」

 

余談は禁物である。世の中にはあり得ないことが、度々起きるのだから。新一の児童化とか、蘭の二股行動とか…

 

「じゃ、現場へ行こう」

 

新一と共に、現場となった某高校の教室へと向かった。そこには痕跡と言える、魔方陣の痕が残っていた。直ぐさま、魔方陣を解析し、飛ばされた世界を調べる。うん?ここって…知り合いの居る世界の予感。虐めがいがある女がいたはずだ。

 

「新一、ちょいと行ってくる。消えたヤツラは、見つけ次第、ここへ転移させるから、受け取れよ」

 

「受け取れって?おい、シュウ…」

 

困惑したような表情の新一を残し、僕だけ転移して行った。

 

◇

 

知り合いの隣に転移すると、崩壊している空間だった。彼女は、走馬灯を眺めている様な…想いに浸っているような表情をしていたので、思わず後頭部を迷わず叩いた。

 

「痛っ!へ?なんで…」

 

僕を見て驚き固まるミレディ・ライセン。消滅しかけているゴーレムから魂が、天界の門へと向かおうとしていた。

 

「おい!勝手に死ぬなよ。僕の玩具だろ?」

 

「シュウ…来るのが遅いよ~」

 

僕に抱きつくミレディ。抱きついた魂に、器を与えて行く。僕が会った頃の姿の器に…金髪のポニーテルの少女。その当時は、後にウザい女になるとは思わなかった。

 

「どうして、ここに?」

 

「依頼を受けてね。今いる世界から、大量に召喚したんだろ?それを引き取りにだよ」

 

「オーケー。ソイツらを知っているよ。たぶん、今、地上で感動的なシーンだよ。ぶち壊しに行こうよ」

 

死ぬ覚悟になっていたミレディは、僕を見て、元気が戻ったようだ。いや、自分の感動的なシーンを台無しにされたからかもしれないが…それにしては、楽しそうだ。ちょっと前の時点で死を覚悟していたとは思えないくらい、楽しそうな悪い笑みを浮かべる少女。

 

◇

 

地上では大団円の幕開けのようだ。そこに僕達二人が舞い降りた。

 

「えっ!なんで、ミレディが…」

 

ミレディを見て青ざめる一団。お前、何、悪さした?この世界のラスボスを倒す勢力だったはずなのに、ミレディを見て、嬉しそうな者が誰もいないのだけど…

 

「うっぷぷぷ。ミレディちゃん、きっか~ん」

 

誰も喜んでいないぞ。むしろ、身構えているように見える。お前がラスボスでは無いのか?

 

「ミレディ…生きていたのか?」

 

代表者らしい白髪眼帯の大男が声を掛けてきた。あぁ、召喚されてきたヤツラが、多くいるようだ。この大男もそのようだし。玩具に出来そうな女性をまず、リストアップしておこう。

 

「師匠、あの男が、あのクソ神を倒してくれたんですよ~」

 

ミレディが指差した先には、あの大男がいる。女性をたっぷりと侍らせている、コイツ、ハーレム属性か?

 

「うっぷぷぷ。お漏らし兎がいるわね。ねぇねぇ、今もちびったかな?ちびったよね?」

 

大きなハンマーを担いだ兎女に、ウザい言葉をかけ始めたミレディ。

 

「お漏らし兎って?」

 

意味不明な単語の意味を訊いた僕。

 

「私の迷宮に踏み込んで、直ぐにドッバ~っと、おしっこをぶちまけたんですよ。うっぷぷぷぷ」

 

楽しそうに笑うミレディ。言われた相手は、大きなハンマーを振り上げて、ダッシュしてきた。

 

「うざいんだよ~、です」

 

ドーン!

 

ミレディを庇って、僕が受けたのだが、僕を中心にしてクレーターが出来る威力のようだ。

 

「いきなり、ケンカ売るのか?」

 

兎女に殺気を撃ち込んでおく。その場で、へなへなと兎女は座り込み、地面が濡れていく。

 

「おぉ~、師匠を怒らせたね、お漏らしラビットちゃん。うっぷぷぷ」

 

いや、お前、煽りすぎでは無いか?

 

「シア、どうした?」

 

大男が兎女に声を掛けている。おぉ~、あの刀持ちの女はいいなぁ~。あと、投げナイフを持っている女かな。

 

「貴様!シアに何をしたんだ?」

 

はぁ?殺気を放っただけで…あれ?失神しているのか?大男は僕に銃撃をしてきた。無駄なことを…弾がもったいない。瞬動術で刀持ちの女の背後に向かい、背中越しに胸の触感をチェックしてみた。

 

「えっ!止めてください…いやっ…あっ!」

 

乳首をコロコロさせていたら、濡れたのか、その場に座り込んでしまった。

 

「雫からはなれろぉぉぉぉ~!」

 

今度は暑っ苦しい男が、剣を振りかぶって、迫ってきた。『エアーバレット』を股間に撃ち込んだ。単なる空気弾なので、玉が上がる程度である。

 

「うっ…」

 

股間を押さえて、顔面から地面に落ちた男。後、イイ女は…天使のような翼持ちを見つけた。瞬動術で前から抱きつき、唇を頂く。

 

「おい!香織から離れろ!」

 

メカっぽい腕で僕を排除しようとする大男。高圧電流を流し込んであげる。

 

「うぉぉぉぉぉ~」

 

地面をのたうち回っている大男。後は?

 

「お前、ハジメに何をする」

 

小さな少女が僕に魔法を撃ち込んできた。着弾した魔力を総てドレインしていく。この魔力って…吸血鬼系かな?

 

「おい、お前バンパイアか?なら、バンパイアの王として命じる。僕の奴隷になれ」

 

バンパイアの少女は、その場で僕に跪いた。これでも僕はバンパイアの王の証を持っている。なので、バンパイア、吸血鬼相手では無敵である。

 

「なんてことを…お前ぇぇぇ~」

 

着物姿の女からオーラ弾が飛んで来た。このオーラって、ドラゴン?

 

「お前はドラゴンか?僕はドラゴンマスターだよ。お前に命じる、僕の奴隷になれ」

 

ドラゴン女も僕に跪いた。なんか、チョロい相手かもしれない。

 

「さすが、師匠。チートさがサイコーですね」

 

ミレディに褒められても、嬉しくない。マズ、大男と股間男を帰還させた。男は興味無いし。他の召喚された男達を元の世界、あの教室へ転移させていく。

 

「ハジメ君達をどうしたの?」

 

天使の翼女に訊かれた。

 

「来た世界へ戻した」

 

「そんな簡単に出来るの…」

 

出来無きゃ、簡単にここへは来られないと思う。

 

 

 

---南雲ハジメ---

 

触った途端、高圧電流を流し込まれた。くそっ!絶縁加工なんかしてなかった。全身が痺れ、激痛が襲ってきた。香織、雫があの男に玩具にされるのか?ミレディが師匠って言っていた。どうせ碌なヤツではないだろう。痛みに耐えていると、俺は学校の教室に戻っていた。勇者姿の光輝達と共に…そこには女子が一人もいなかった。

 

「やっと、戻って来たね」

 

違う高校の制服を着た男子がいた。誰だ、コイツ?

 

「お前は?」

 

「俺は工藤新一、探偵だ」

 

探偵?

 

「じゃ、アイツはお前が送り込んだのか?」

 

「シュウのことか?いや、アイツが勝手に迎えに行ったんだが、なんか問題遭ったか?」

 

問題が大有りだろ?

 

「女子が誰も戻ってこないのは、なんでだ?」

 

遠藤が訊いた。

 

「女子が?う~ん、好みの女性と遊んでくるんじゃ無いのかな?」

 

ノー天気そうにいう探偵。遊ぶだと…そうだ!シアやユエもマズイ…早く、あの世界へ戻らないと…

 

 

 

---八重垣雫---

 

ハジメ君達が消えた後、残った女子組だけで、アイツと戦ったのだが、攻撃がまるで通らない。あの神よりも強い男性。精神攻撃だろうか、悶々としている私達女性陣。

 

「あれ?みんな、こういう刺激には弱いんだね」

 

快楽の先には、頭の中が真っ白になり意識が保てなかった。全身に怠さが残るが、また快楽まで刺激が襲って来て…それの繰り返し。私達の苦しむ様、乱れる様、達する様を見て楽しんでいるアイツ。悶絶地獄である。早く脱出しないと、足抜けは難しいか…

 

 

「よし、第一次審査から漏れた者は、返してあげる」

 

次々に消えていく友達…残ったのは、ユエさん達と私、愛ちゃん先生、香織、そして園部さん。

 

「第二次審査は見た目だな」

 

はぁ?いきなり、全員全裸にされて、大の字拘束にされた。一体どんな術を使ったんだ?乳首やアソコの色も審査対象にしているのか、まじまじと細々と見ている。う~ん、見られるだけで、心臓がバクバクしている。

 

「ぶりっこはいらない」

 

香織と愛ちゃん先生が消えた。私は…

 

 

 

気づくとベッドの上でアイツと…私が上になり、アイツの…を口に…悶絶地獄で心が折れたようだ。もっと、快楽が欲しいと願ってしまった。剣の修行では得られない刺激と幸福感…ここは、彼の家の彼の部屋。園部さん、厨房担当兼お側要員だとか。

 

 

 

---南雲ハジメ----

 

園部と雫以外、全員帰還出来た。

 

「おい!雫はどこにいるんだ?」

 

光輝が探偵と名乗った工藤新一に詰め寄っていた。この世界にはそぐわない勇者の格好で…

 

「今、連絡したら、アイツの家で同居するそうだよ。まぁ、全員無事に…あぁ、あっちの世界で死んだ者は回収不可だそうだ」

 

この探偵は、俺の両親が依頼したようだ。高校生でありながら、名探偵と呼ばれているそうだ。しかし、ユエ達が心配である。ミレディと一緒にいるって…シアの精神状態が一番心配かな。アイツ、ラスボス化していないだろうな?

 

次々に両親が、教室に迎えに来ているが…

 

「工藤君、ありがとう」

 

「いえ、お役に立てて良かったです」

 

と、俺の両親と話しこんでいる工藤新一。

 

「なぁ、アイツの家はどこだ?」

 

「ハジメ…その格好はなんだ?中二病でも発症したのか?」

 

俺の姿を見て嘆く父さん。まぁ、この世界では異質な格好である。白髪、アイパッチ、紅い目、そしてあり得ないくらいSFチックな義手…

 

「これは、あっちの世界での標準装備だ」

 

勇者姿で浮いている光輝を指差し、説明する俺。って、工藤新一が、この場から消えていた。アイツ、どこへ行った?

 

 

 

---代羽周太郎---

 

厨房周りの人員の強化は出来たと思う。安室透、御坂クローン10体、そして園部優花。これで、食べ物の無い時間帯はなくなるだろうな。僕のストレスのはけ口も佐藤美和子、八重垣雫、そしてイシュタル。中々、楽しめる布陣である。

 

今日も元気に深雪と通学…駅でエリカ達と合流して…教室で達也の冷たい視線を浴びて、放課後には生徒会室に呼び出しである。

 

「で、今日はなんですか?最近、問題は起こしていないと思うんですが」

 

「うん?いいじゃない。深雪さんは生徒会の役員だし」

 

深雪がいるから、お前もって言うのは迷惑である。

 

「ねぇ、風の噂で聞いたんですが、あの1クラスまるまる神隠し事件を解決したそうね」

 

「あぁ、あれは、僕の親友の工藤新一の手柄ですよ」

 

「でも、能力者はシュウ君よね?」

 

真由美がウザい。僕の能力を探ろうとしているようだ。こいつドM体質な気がして、躾けが褒美に化けている気がするのだ。どうしたものかな?

 

「僕は戦う為の能力はほぼ無いですよ」

 

「ふ~ん、じゃ、どんな能力ならあるの?」

 

転移して帰宅部の活動をした。転移したのは、新一の家である。ここならのんびり出来そうである。

 

「来たのか?」

 

新一がいた。まぁ、コイツの自宅だからな。

 

「あぁ、ウザいから逃げてきた」

 

「この前の案件の、南雲ハジメが、お前に会いたがっているぞ」

 

あの大男か?

 

「ヤローは興味ない。スルーしろ」

 

「わかった」

 

「なぁ、お前、蘭のことをどう考えているんだ?」

 

何かの資料を読み込んでいる新一に訊いてみた。

 

「蘭か?まぁ、プロポーズをして、返事を貰ったからな。高校を卒業して、大学を卒業してゴールインかな」

 

その間、釣った魚には餌はあげずか…

 

「なぁ、これ、どう思う?」

 

何かの種類を手にして、近づいて来た新一。そこには『デスガン事件』と書かれていた。内容は、ゲーム内で死んだ男が、リアルでも死んだと言う事件で、ゲーム内で死んだ時間と実際に死んだ時間が同じだというのだ。

 

「あり得ると思うか?」

 

「ナーヴギアなら可能だよ。あれ、パルス信号で脳細胞を壊せるし」

 

この世界でもSAO事件は起きていた。なので、ナーヴギアの危険性は知れ渡っている。

 

「今回のは脳死じゃないんだよ。使用されいるのはアミュスフィアだ」

 

アミュスフィアはナーヴギアの後継機で、セキュリティシステム、セーフティ機構が強化され、ハッキングが出来無い上、電磁パルスの出力は弱められて、脳を破壊出来るパワーはなくなった。

 

「で、死因は心臓停止…」

 

「それなら、筋肉弛緩剤だろ?注射痕は?」

 

「見つかった死体は腐乱していて、注射痕は見つけられないそうだ」

 

「捜一の案件か?」

 

「いや、総務省の仮想課の案件で、捜査自体は捜一だけど」

 

「美和子に訊いておく」

 

捜一絡むは美和子に訊くのが確実である。

 

「お前、電脳世界へのダイブは出来るか?」

 

「出来るけど?まさか、ネット世界へ行けと?」

 

「リアルは俺が捜査する。だから、内部は頼めないか?」

 

電脳世界なら、ヤマトとミサカがいるから、どうにでもなりそうである。あと、ヤマトの仲間の初春制理、ミサカ達の姉である御坂美琴もいるし。その後、新一から、総務省より支給された一式を数セット貰い、家に戻った。

 

ゲーム内容は弾の撃ち合い、銃のある世界のようだ。

 

◇

 

後日、一応、提携関係を持った南雲ハジメと共に、ガンゲイルオンラインの世界へダイブした。

 

「銃が支配する世界かぁ」

 

ハジメのメインウェポンは銃なのでちょうど良かったのだ。

 

「で、雫に無茶はしていないだろうな?」

 

「拒むときはスルーしている。まぁ、拒まれたことはないけど」

 

結構、バック責めが好きな雫。

 

「俺とお前の二人だけか?」

 

「いや、後、数名に声を掛けてある。アサシン系だから、それなりにスキルはあるぞ」

 

あの組織にいたバーボン、ベルモットに参加してもらう。あの二人は我が家にいるし。後、ライは新一の家にいるので、参加するそうだ。

 

「殺し屋か…って、お前と俺だけで、どうにか成りそうじゃないか?」

 

「証拠ごと消し去るのは…ダメらしい」

 

僕とハジメの火力だと、証拠ごと消し去りそうである。

 

「チーム名はチーム魔王だから…」

 

「なんだ、それ?」

 

あっちの世界で魔王と呼ばれたハジメには言われたくない。

 

◇

 

ゲーム内に転移して、ゲームになれる。空気の鳴動まで再現されていないようだ。まぁ、透過スキル持ちの僕には関係は無いけど。撃ち込まれた弾をドレインしていき、それを『エアーバレット』で撃ち出す。目に付いた味方以外のプレイヤーを殺していく。どこかにいい女、いないかな?

 

あれ?この世界にも、ブラッキー先生がいるみたいだ。女性と話をして、個室に入っていった。むふふモードがあるのか?

 

 

 

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