合流した
しばらくは、そこを中心に対孫堅の戦略を考える必要がある。徐州と豫州。その両方に睨みをきかせるという意味では、沛国の位置はちょうどよかった。
自分不在の間、孫堅はあまり積極的に攻撃をしかけてきていない。袁紹軍が腰を落ち着かせ、防戦に徹する構えを見せている。その効果は、小さくなかったのかもしれない。挑発に乗ってくるような相手であれば、いくらでも得意の戦場へ引き込むことができる。しかし、麗羽は自分の意思を尊重し、粛々と従ってくれているのだ。
また、
豫州沛国。造営した陣屋に、曹操は
「しばらく、誰もいれるなよ。よほどの用件でなければ、俺には知らせなくていい」
護衛に立つ
どことなく落ち着かないのか、桂花は胡床に座りもせず円を描いて歩いている。肩の先まで伸ばした髪。かぶっていられなくなったのか、動物の耳をあしらった頭巾はほとんどぶら下がったままになっている。
「どうした。来ないのか、桂花?」
「はいはい……。いけばいいんでしょ、いけば」
有り合わせの板でつくられた寝台。その上から訊ねると、桂花の不機嫌そうな声が返ってくる。
無造作に預けられる身体。なんなく受け止められると知っているから、乗ってくる方にも遠慮がない。そうした気安さが出来上がるまで、かなりの月日を有したことは言うまでもなかった。
「ン……。少し、背が伸びたのではないか」
「ふふん、でしょう? 見てなさい、一刀。そのうち、あんたのことも追い抜かしてやるんだから。抱きかかえていい気になっていられるのも、今のうちよ」
得意気に弾む声。脚を浮かせてもたれかかってくる桂花は、いかにも愉しそうである。
成長を感じる箇所は、それだけではなかった。それとなく胸に手で触れ、少し揉み込んでみる。確かな弾力。子が生まれてから、一回りくらい大きくなったのではないか。踵。脛に容赦なく飛んでくる。母になり、妻になろうと変わらない部分はある。そうでなければ、桂花をそばに置いている意味がないのだ。
「なにしれっと触ってるのよ、変態。大方、関羽にもそうやって迫ったんじゃないの? あの子、あんたと会ってしばらく、気味が悪いくらい上機嫌だったじゃない」
「そんなことはしていない。今は桂花が相手だから、俺も遠慮なく手を遊ばせているだけなのだよ」
「はあ……。ほんっと、どうしようもない男なんだから。んっ、ちょっ……。そんな、また調子に乗って……!」
眼の前で、桂花の髪が左右に揺れている。ほのかな甘い香り。同時に、そんなものすら振り撒かれているようで、やめろと言われてもやめられそうになかった。
「ほ、ほんとに待ちなさいってば……。はあっ、はっ……。というか、あんた本題に入る気はあるんでしょうね? こんなにされたら、いつまで経っても、んっ……」
「そう焦るな、桂花。おまえとこうして過ごすのも、久しぶりではないか。もう少し、愉しませろ」
衣服越しに、桂花のやわらかさが伝わってくる。
腹のあたりに両腕を回し、確かめるように抱きしめる。鼻の頭をかすめる髪。その向こうにのぞく、白いうなじ。吸いつき、味わった。
「あっ、んんっ……。ちょっと、お尻に変なもの押し当てないでよ。盛った動物じゃないんだから、んっ、こんなのって……」
桂花の声。かすかに、上擦っている。
寝台に倒れ込む。着物がしわになることもかまわず、手を止めなかった。
「うっ……、はっ、はあっ。久しぶりだからって、私こんなに? やっ……。そんなとこ、手ぇ入れるなぁ……!」
抗議の言葉は、いかにも弱々しかった。
尻に下腹部を擦りつけたまま、陰部を手で探っていく。あたたかいが、すぐにわかるような濡れ方はしていない。
ゆっくりと撫でるように、上下に触れる。やわらかな
「ははっ。桂花は、こちらを触られるほうが好きだったな」
「やっ、だめっ……! 張ってるとこ、揉まれたら」
切ない喘ぎ。強くなりすぎないように注意しつつ、母になった桂花の乳房を刺激する
「張り詰めていては、苦しいのではないのか? 楽になれ、桂花」
「ばっ、ばか一刀っ……! んっ、あっ、あうっ。搾るの、やめなさいって言ってるのに……! これっ、一刀の手でこんなにされたら、私、わたしっ……!」
甘い香り。桂花が感じるほど、強くなっているのか。
逃げようとして揺さぶる尻。それが、男根をほどよく擦っている。
「あっ、ああっ、はあっ……! だめ、だめなの。我慢したいのに、全部壊される。一刀の前なのに、私もう……っ」
じわり、と胸の先端から微熱が拡がっていく。
桂花の中にある切なさ。それは募り続けているようで、拒絶する口とは正反対の挙動を身体はとっているのだ。
着物ににじむ母乳。愛おしく思いながら、曹操は手のひらで撫でている。芯の通った男根。重いくらいの快楽の火種が、弾けたくて疼いているのか。
向き直った桂花が、押し倒すようにして上に乗ってくる。触れている箇所すべてが熱い。この先のことをしたくてたまらない。そんな表情を、桂花はしてしまっている。
「見せてくれるのだな、身体を」
「服、これ以上汚すのは嫌だもの。あんまり、まじまじと見ないでよね」
陣屋の内側はほの暗いが、桂花の透き通るような肌の美しさまでは隠しきれていない。
魅惑的な乳房。触れるのは、まだ我慢した。やわらかな肉に挟まれた男根。心地よさに、曹操は感情を昂ぶらせている。
「あんたが勝手に動くのはだめ。それで、いいわね?」
「いいだろう。桂花のしたいように、俺を使ってくれていい」
白濁した液が、乳輪の周囲に付着したままになっている。
重なる身体。股でぐいぐいと男根を刺激するかたわら、桂花が胸を押しつけてくる。それが、吸えという合図だと曹操は理解していた。
「汚したのはあんたでしょう。だから、きれいにしなさいよね、一刀」
ねだり方がかわいくて、つい男根をびくりとふるわせてしまう。
倒錯的な味わい。乳首を口に含み、母乳の分泌を誘うべくやさしく吸い上げる。
「んっ、あっ……! やっぱり、あの子と全然違う。舌で、気持ちいい場所ぬるぬるって」
「ははっ。当たり前ではないか、桂花。しかし、乳が次々にあふれてきているぞ。こんなになるまでため込んで、俺にくれようとしていたのか?」
「ち、ちがっ……! ひゃっ、んっ、ああんっ! あんたみたいな性欲狂いにあげるために、私のお乳は存在してるんじゃないからぁ!」
勃起した乳首を、唇で挟んで吸引する。甘い声。男根で感じているのは、熱さだけではなくなっている。
この分なら、またすぐにいってしまえるのではないか。肉づきの薄い背中。抱きしめながら、曹操は胸への吸いつきを強めた。
「勝手に動くなって言ってるのに、あっ、ふあっ……! んっ、んはあっ……。こんなの、私また」
「妻の身体を抱きしめて、なにが悪い。だが、そうしたところもかわいいぞ、桂花」
「あっ……! そ、その口、いつか絶対に黙らせてやるんだから♡ 覚悟しておきなさいよ、一刀♡」
「愉しみにしていよう。ン……、桂花」
熱くなった身体を押しつけ、桂花は絶頂を迎えようとしているようだった。
甘い香り。記憶からはとうに消えているのに、不思議な安心感をもたらしてくれる。顔すらわからない実の母。ずっと幼い頃、その愛情を受けていたから、自分はこんな気持ちになっているのか。
「一刀、かずとぉ……♡ んあっ、またでるっ。昂にあげるはずのおっぱい、父親に全部吸い取られちゃう♡」
矯声。発しながら、桂花が身体をふるわせる。男根を擦る秘部。熱された粘液を、必死になって塗りたくっているようだった。
力なく預けられる体重。桂花の快楽が落ち着くまで、曹操は頭を撫でてやろうと思った。普段なら、文句のひとつでもでてきそうな甘やかし方なのである。それができるだけでも、桂花を誘った価値があると言っていい。
「も、もういいからっ」
「そうか。桂花の髪に、もっと触れていたかったのだがな」
急に恥ずかしくなったのか、桂花が胸の上から飛び起きてしまう。離れていく熱さ。自分は、ちょっと寂しく感じているのか。
かたいままの男根。前後の動きで刺激しながら、桂花が言った。
「さっさと出せばいいのに、強情なチンコなんだから。それで、んっ……、戦のことなのだけれど」
「ああ。二頭の虎を相手取り、半端な戦をすればこちらが食い殺されてしまう。まずは、どちらか片方をたたくべきだ」
「そうね。食い合わせることのできるような相手なら、まだやりようはある。けど、それも今回は無理な話か」
「片付けるのなら、孫策からだな。劉備の安否も気になる。それに徐州が落ち着けば、孫堅にかけられる圧力も必然的に多くなろう」
指で固定した男根の先を、半ば飲み込むようにして桂花が擦っている。
ふくらむ情欲。入ってしまいそうな寸前で、焦らされているのだ。こうした緩急のつけ方は、さすがに桂花も手慣れている。
「あの老いぼれにこだわりがあるから、徐州に行く。そうでないことだけは、約束してちょうだい」
「そう怖い顔をしてくれるな。こだわりがあるとすれば、それは劉備の方なのかもしれん。前々から欲しいと思っていた女だ。皺首を胴から斬り飛ばしてやりたいのはやまやまだが、それはついでに過ぎないのだよ」
「呆れた。ほんとに、頭の中に精液が詰まっているんじゃないの、あんた?」
桂花が蔑むような視線を向けてくる。意図を理解しているのは、擦りつける肉の熱さが変わらないことから明らかだった。
援軍を寄越す条件として臣従を示したが、愛紗に拒絶されることはなかった。
自分を信じている。ただそれだけのことで、
「俺が豫州を離れれば、今度こそ孫堅は動いてくるな。麗羽はよく我慢してくれている。もうしばらく、任せていいように思うが」
「あとから、しっかり甘やかしておくことね。麗羽殿は、今や曹家の要なんだから。んっ、んあっ、はあっ……!」
麗羽のことを話しながら、桂花が自身の内側に男根を迎え入れている。ぬかるんだ膣肉。強すぎない包容が、全体に行き渡っている。
感じているのは、桂花も同じなのだろう。こうして交わること自体、久々なのである。忘れていた感覚。それが、隅々にまで染み込んでいく。口に指を含み、桂花は声を我慢しようとしているのか。その仕草がいじらしく、曹操は余計に男根を膨張させてしまう。
「あんっ、あふぅ……。ちょっと、少しは遠慮しなさいよね。久しぶりなのに、こんなに太いの……んあっ! 私の中、馬鹿みたいに拡がっちゃうじゃない」
「ははっ。だが、おまえの身体はよろこんでいるようだぞ、桂花」
「んっ、んぐっ……♡ こ、こんなの、大きすぎてうまく動けないっ。んあっ、んっ、ふあっ……」
「これならどうだ、桂花?」
宙をさまよう桂花の両手。下からつかんでやると、ちょっとうれしそうな微笑が垣間見えた。
支柱を得たことで、腰の動きが順調になっていく。うねる媚肉。包まれ慣れた桂花の感覚を、曹操はゆるやかに愉しんでいる。
「呂布軍は、孫堅への抑えとして残そうと思っている。あちらには、趙雲、徐晃、楽進、それと曹仁の隊を同行させるつもりだ」
「あっ、そこっ……♡ ふーっ、ふうっ……♡ 部隊の選定は、すべて一刀に任せるわ。あうっ……。兵站の管理もあることだし、私はこっちで仕事をしていようと思うのだけど」
「それでいい。風は連れて行くことになるのだろうが、もう少し考えたいこともある」
「考えたいこと? うあっ、んんっ、あんっ……! ふ、深いところ、だめぇ! 子宮の入り口にごりごりってあたると、だめになるからっ……! 見られちゃう、一刀に♡ いやらしい腰使いなんて、見られたくないのにっ♡」
「俺のせいにしてくれるなよ、桂花? その快楽は、なにもかもおまえが求めているものだ」
「ひゃっ、ひゃうっ♡ ちょっと角度がずれただけなのに、おっ、これやば……っ♡ まだいきたくなんてないのに、あんっ、んあっ……!」
会話のせいで挿入に対する集中力が切れたのか、予定より深い部分で男根を受け止めてしまったようだった。
泣きそうになった顔。快楽を欲する本能は、それでも止まらない。打ち付けられる腰。腟内のよろこびはひとしおであり、肉の絡まり方がより淫靡に変化している。
「気持ちよさそうだな、桂花。すぐにまたいってしまっても、かまわないのだぞ?」
「き、気持ちよくだなんてぇ♡ あふっ、んっ、あんっ……! 一刀が考えなしにチンコおっきくさせるから、仕方なく私のおまんこでしごいてあげてるんじゃない♡ しゅ、しゅこしは、んぅ……。かんひゃしなさいよねっ♡」
呂律の回らなくなった舌。そのまま、桂花が倒れ込んでくる。
合わさる唇。たっぷりと含んだ互いの唾液を、交換していった。唇と手。そして下腹部でつながる幸福感。押し付けるような腰の動き。深い部分で愛し合っていれば、激しさなど不要だった。
こらえていた絶頂感が、急激に込み上がる。桂花の中に射精したい。心ゆくまで出し尽くして、自分の子をもう一度孕ませたい。そんな気持ちさえ、湧き上がってくるようなのである。
「んぷっ、んっ……。気持ちいいの、止まらない。一刀のチンコに押されて、私のお腹ばかみたいによろこんじゃってるよぉ♡ あっ、ああっ、んふぅ……! くるっ、ちゅぱっ、きひゃうっ……! だひてよっ、かじゅとっ……♡ んじゅぷっ、じゅぅうう。ふっ、んぅううぅうううう……!」
甘すぎる懇願。これ以上、我慢を続けようとは思わなかった。
桂花の熱を全身で感じながら、たまった精液を放出する。子宮口を押し当てられる感覚。唇も手も強く触れ合っていて、離れるような気配はどこにもなかった。
「あっ、はふっ……! んむっ、むっ、ちゅうぅう……。ちゅぱっ、むぐっ、あうぅううう……♡」
大きな快楽を、二人で分け合っている。
独りよがりの感じ方ではない。淫らににうごめく膣肉。最後の一滴まで搾り取ろうと、あたたかに締め上げてくる。
「あはっ、はあっ……♡ こ、こんなの、何度も味わったらだめになる♡ 気持ちよくなることしか、考えられなくなるから……♡」
言いながら、桂花の腰はすでにくねりはじめている。挿入されたままの男根。少しも萎えることなく、臨戦態勢を取ったままになっている。
「今度は、俺からしてやりたいのだが。いいな、桂花」
「はえっ……? ちょ、ちょっと待ちなさい……っ!? いっ、あぐっ……♡」
様子を見ながら、緩んだ膣内を下から突き上げた。放出された精液のおかげで、すべりは断然よくなっている。両手でしっかりと捕まえているから、どこにも逃げられはしなかった。
かき消える抗議の声。甘く淫蕩な喘ぎだけが、室内に残されている。