昨日眼にした光景は、しばらく忘れられそうになかった。
まだ、頭がぼんやりしている感じがする。それに、高揚感に近いものがあったのも確かだった。曹操と母との交わり。脳内からなかなか消えてくれない情景に顔を赤くしながら、翠は朝食用の木の実をかじっている。
そのうち、ほんとうに揃って孕まされてしまうのではないか。いまになって、年の離れた弟か妹が生まれる。しかも、愛しているのは自分と同じ男なのだ。
腹の奥。かすかに疼いているのか。想像している以上に、期待してしまっている。そしてそれは、止めようと思って止められるようなものではなかった。
「すごかったねえ、お姉さま。あんなに厳しいおば様が、躾けられた動物みたいに鳴かされちゃうんだもん。たんぽぽ、どきどきしちゃってお義兄さまのお顔まともに見られないかも」
「だから言ったろ、戻らないほうがいいってさ。それとも、あれで一刀殿のことがおそろしくなったか?」
なんとなく、離れた時点で予感はあったのだ。
母の中で眠っているけもの。手っ取り早く叩き起こすには、あれ以上の手段はなかったのかもしれない。娘として、少しも複雑な気分がないわけではない。しかし、あそこまでよろこぶ母の姿を見せられては、あれでよかったのだと思うしかなくなる。
「ううん、全然。だって、お義兄さまが頑固なおば様を説得してくれたおかげで、また仲良くやれそうなんだよ。そうでしょ、お姉さま」
「まあ……、それはそうか。勝ったのはいいけど、ひとりで涼州に帰ってしまいそうだったもんな、母さま」
「でしょ? 一緒に闘えるなら、絶対そのほうがいいに決まってる。留守番してる
「ああ、だな。馬家が一丸となって協力することになれば、一刀殿の天下統一も少しは早くなる。なによりだな、それが」
この後、麾下を集めた席で母は正式に態度を表明することになる。
おかしな調子になっていなければいいが、そこはもう考えないでおくつもりだった。
「ちょっと気になってたんだけど、お姉さまもしてる時あんなふうになっちゃうの?」
「んっ、ごほっ、けほっ……!? な、なんだよ、いきなり変なこと聞いてきやがって……」
「えー? だって、ほんとに気になったんだもん。それに私だって、他人事じゃないんだよ? 聞こえてたでしょ、お義兄さまとおば様の会話。心の準備くらい、しておかなくっちゃ」
交わりが強烈すぎてはっきりと覚えていないが、そんなこともあったような気がしている。
自分と母、それに蒲公英も一緒に、曹操の相手をする。思わず、つばを飲み込んだ。
「お、おかしな心配なんてしなくていいんだよ。というか、おまえの気持ちはどうなのさ。一刀殿と出会って、まだほんの少ししか経ってないんだぞ?」
「そんなの、関係ないと思うんだ。お姉さまがそう感じたみたいに、私にとってもお義兄さまが運命の人なんだよ。だから、早いか遅いかだなんて、きっと無意味なことなんじゃないかなって」
「むぅ……。蒲公英がそう思うんだったら、好きにすればいいさ。おまえだって、もう大人だろ? 色恋沙汰にあたしが口を挟むのも、それこそおかしな話だ」
「ふうん? それで、実際どうなっちゃうの、お姉さま? うまくはぐらかせたつもりかもしれないけど、騙されないからね?」
「だ、だから、それは忘れろっての……!?」
「えー? やだよー? せっかくなら、お義兄さまにちょっとでもかわいく思われたいんだもん。はじめてって、すっごく大切なものだよね?」
「やっ、だからってなあ……」
蒲公英の顔が近い。どうあっても、自分の経験談を聞き出すつもりのようだった。
そんなこと、はいそうですかと簡単に話せるようなものではなかった。大切な思い出。曹操との、絆の証。迷いを断ち切り、踏み出した夜だった。
いずれ、蒲公英にもわかる日が来るはずだと思った。それまでは、無理に知ろうとする必要はないのである。
残った木の実。掴み取り、翠は駆け出した。
†
満足した常磐とひとまず別れ、曹操は一晩考える猶予を与えた。
従順なだけの女。きらいではないが、涼州を代表する武人に求めているものではなかった。
「一度頭を冷やし、後悔のない決断をしてもらいたい」
常磐はちょっと驚いたように自分の顔を見つめていたが、最後には神妙に頷いてくれていた。
確信はある。翠の剣は、消えかけていた闘争心に火をつけたはずなのである。そして、ほとんど忘れていた女のよろこびを、自分が再び教え込んでやったのだ。
涼州が完全に味方につけば、これは大きな力となる。長安にいくらでも圧力をかけられることになるし、調略途中の益州もその動向を気にかけている。
「おはようございます、ご主君さまー」
風と朱里が、陣屋に入ってくる。目的を知っている曹操は、二人を座ったまま出迎えた。
朱里は食器を載せた盆を持っていて、そこに三人分の粥が用意されている。
たまには、朝餉をともにしようと誘われていたのだ。朱里も癖の強い軍師たちに馴染んできたようで、誰かといる場面を見かけることがかなり多くなっている。
「んんー、ご主君さまぁ」
「はわっ、風さん!?」
そばに来るなり、風が身体の上に座り込んでくる。
重いとは少しも感じない。全身を合わせているのが気持ちいいのか、風はだらけきった声を長く洩らしている。
「なんだか、急に甘えたくなってしまいまして。ご迷惑、でしたでしょうか?」
頭を懸命に動かし、風が顔を見上げてくる。
無造作に拡がる美しい金糸。指に絡ませながら、そんなことはないと曹操は首を振った。
「くふふー。さすがは、風のご主君さまなのですよぉ。ですが、朱里ちゃんにはちょっと悪いことをしてしまいました。出し抜くような真似をして、申し訳ありません」
「えとっ、そんなことは全然……。一刀さまにもたれかかって食事するなんて、私には恐れ多いことですし……」
「おおっ。その回りくどい苦言の呈し方、とっても軍師らしいですねぇ。ご主君さまも、そう思われませんか?」
「えっ? えっ? わ、私、そんなつもりなんて少しも……」
「ははっ。風に振り回されているうちは、まだまだだな。ほら、朱里も座れ。せっかくの朝飯が、冷めてしまう」
「は、はいっ。どうぞ、お召し上がりください」
すっかり調子を崩されてしまった朱里。だが、仲が深まったからこそできるやり取りであるともいえるのではないか。
卓上に粥の入った器がならべられる。立ち昇る湯気。作りたてのようで、見るからにあたたかな感じが伝わってくる。それに、香りがいい。想像していた地味なものと違って、食欲をそそるような感じがあるのだ。
伸びきった風をうまく扱いながら、ひと口味わってみる。優しい味。だが、土台を支える出汁のおかげで、薄いとは思わない。
「あの、いかがでしょうか? 鶏を煮て出汁をとって、少しお肉も入れてみたんです。春蘭さまや栄華さまに、一刀さまの好みを伺って作ってみたのですが」
「朝早くから、がんばっていましたもんねえ。朱里ちゃんの愛情のつまったお粥、とても美味しそうなのですよ」
「うまくできている。これなら、毎日でも作ってもらいたいくらいだ」
「えっ、あのっ、それって……!?」
余程うれしかったのか、朱里は帽子を抱きかかえてかたまってしまっていた。
自由に動く風の手が、顎のあたりを撫でている。ほんとうに、なんの遠慮もない子だと思った。仕返しに、脇腹をくすぐってみる。洩れる声はどこか艶っぽくて、起きた直後であれば不用意にある部分を刺激していたはずだ。
「おうおう。いまさらなに恥ずかしがってるんだい、お嬢ちゃん。かわいいなりして、夜な夜なこの兄ちゃんとずっこんばっこんしてるんだろう?」
「ずっこんばっこんって、そんな……」
「そうですよ、宝譿。清楚系美少女の朱里ちゃんが、やらしくお股を開いてご主君さまを誘うだなんて、そんなのあり得ないじゃないですか」
「宝譿……? あの、宝譿とはいったい……」
理解の及ばない存在。
宝譿の言葉をはじめて聞いたのか、朱里は混乱しっぱなしである。
最近は、わざわざ突っ込むのも面倒になってきている。そのせいで、余計にやりたい放題に遊ばれている気がするものの、もう深く考えるのは無駄だと決めていた。
「それよりも、どうして突然甘えたくなったのだ、風?」
気まぐれな猫のように、風は好き勝手に身体を動かし続けている。
なんとなく、腹の付近が気になっているのか。しきりに撫でている様子が、眼についている。
「いえー。この頃どうにも、体調が優れない日がありまして。それで、ご主君さまから元気をいただけたらなぁと」
「体調が? 思い当たる原因はあるのか、風」
「んぅ……。それがですねぇ……。ほんとに、できちゃったのかもしれません。ご主君さまと、風の赤ちゃん」
「あ、赤ちゃんですか! おめでとうございます、風さん、一刀さま!」
「まあ、まだ確定というわけではありませんので。ですが、ありがとうございます、朱里ちゃん」
豫州への出陣の前に、孕みたいと言ってきた風を抱いたことがある。
その時の行為が、現実に実を結んだのかもしれなかった。だとしたら、月に続いて三人目の子ができたことになる。
「なるべく早く、医者に診てもらわねばな。しかし、そうか。子ができれば、風も少しは落ち着くのかもしれないな」
「ええー? なんですか、その微妙な反応は。あんまりすぎて、お粥を食べさせてもらうまで、ご主君さまとは口をきいてあげません」
そう言って、風はそっぽを向いてしまう。
膨らませた頬。指で突っつくと、空気が抜けるような音がした。
苦笑している朱里。問題ないと首を振り、曹操は粥を口に含んだ。
「ご主君さま? あっ、ふむっ、んくっ」
軽く咀嚼したものを、風の口に流していく。
間違いなく、消化はいいはずだ。風の喉が何度か鳴る。食べさせた粥は、すべて飲み込んでいるようだった。
「んっ、はふぅ……。ご主君さま、もうひと口……。くふっ、あむっ、もごっ」
風の要望に従って、また噛み砕いた粥を口移しに食べさせる。
舐めとってくる舌の動き。くすぐったいが、同時に心地よくもある。
「うわあ……。すごいです、お二人とも。見ているだけで、私どきどきしちゃって」
自分たちの睦んでいる様子を、朱里は帽子を顔に当てて見守っている。
おそらくだが、隠れている部分は真っ赤になっているのだろう。こうした場面に出くわしたことのない朱里にとっては、少々刺激が強すぎるのか。
それでも、視線は外さない。どちらかというと食い入るような感じで、口内で舌を遊ばせる風は、この状況すら愉しんでいるようだった。
「はふっ、んっ、くふふっ。ごちそうさまでした、ご主君さま♡」
「満足してくれたのなら、よかった。朱里の粥が、旨かったおかげかな」
「ふふふー。まあ今回は、そういうことにしておきましょうか。朱里ちゃんを置いてけぼりにして、こんなお願いをしてしまったわけですし」
「はわっ! わ、私は全然平気です! むしろ、いいものを見せていただいたというかなんというか!」
興奮しているのか、朱里が早口でまくし立てている。
もう少し、遊んでいたい気分であるのは確かだった。風との粘り気の強い口づけをしていたせいで、下腹部が反応してしまっているのだ。
そのことに勘づいたのか、風が妖艶な笑みを浮かべる。唇の周りをなぞる小さな舌。吐息は、甘く切なかった。
「んんー。風が名乗り出たいところではありますけど、さすがに今日は自重しておくのですよ。ですから、朱里ちゃん」
「あ、あの、風さん?」
「一緒に、ご主君さまを気持ちよくしてさしあげましょうか。ほら、見て?」
風の冷たい手。無造作に男根を取り出し、かたくなっている様を朱里に見せつけているようなのである。
期待に震えた。朱里の小さな口が、開閉を繰り返している。
「で、ですね。こんなになったおちんちん、放っておくわけにはいきませんし」
「おおっ、やる気満々なのですよ。それでは、さっそく」
男根が、柔らかなものに挟まれている。腰。前後させるだけで気持ちがいい。
ちょっと吸い付くようで、離れがたい感触。二人の可憐な頬の間で、醜悪に勃起したものが威容を誇っている。
「これ、すっごくやらしいです。こんなに近くで、おちんちんがずりって動いて……」
「くふふ。朱里ちゃんは、ご主君さまのおちんちんが大好きなんですねえ。そんなに見つめて、もうおしゃぶりしたくて我慢できないんじゃありませんかぁ?」
「そ、そんなこと! でも、すっごい匂い……。こんなの、夢中になって当然です」
二人の他愛もない会話。耳で聞きながら、腰をさらに動かした。
亀頭にあたる髪の感触が心地いい。風はさすがに余裕があるようで、時々竿のあたりに指でちょっかいを出してくる。
ずりっ、ずりっ。
こんな早朝から美少女二人の顔で性欲を処理していると思うと、おかしな気分になってくる。しかも朱里はまだ子ができないような年齢で、孕んだばかりの風も外見的にはかなり幼かった。
「ほら、ちろちろー」
「んっ……。私も、やってみましゅ……」
頑張って舌を伸ばし、風が刺激を加えてくる。
それを見て自分もと思ったのだろうが、朱里はいまいち要領をつかめていないようだった。
ほほえましい光景。顔の間に男根を挟んでいなければ、そう表現してもいいような状態なのである。
「むむっ。ねちゃってするお汁が、でてきちゃいましたねえ。気持ちいいんですか、ご主君さま?」
「もちろん、気持ちいいさ。おまえたちの顔を自由に使って、汚いチンポを擦っているのだからな」
「ほうほう。ご主君さまは、こういうふうに風たちと遊ぶのもお好きと。今後の参考のためにも、宝譿に覚えておいてもらいましょうか」
「宝譿に、そんなことを記憶させてどうする。んっ……。唾液を垂らしてくれるか、風」
「はい、よろこんで。ご主君さまは、美少女から分泌されるものはなんでもお好き、と加えておきます。朱里ちゃんも、きっちり学んでおいてくださいねえ?」
「ひゃ、ひゃいっ! んっ、あふっ……。すごいです、一刀さまのおちんちんどんどん大きくなって」
何度か口を動かしてから、風が粘り気のある唾を吐き出した。
それを男根の表皮がまとい、さらに二人の頬を汚していく。我慢汁だけでは得られない快楽。興奮を高めているのか、風の顔が赤くなっている。
「お顔ずりずりってされるの、なんだか気持ちいいですね。一刀さまの熱と匂い、こんなに近くに感じられて。風さんも、そう思いませんか?」
「え……? もしかすると、風が想像していた以上に、朱里ちゃんは変態さんなのですか? あっ、んんっ……。こんな、醜悪なおちんちんで顔を擦られるという、屈辱的な行為で感じてしまうなんて……」
「はうっ……!? な、なんなんですかその眼はっ!? か、一刀さまぁ……。私、もしかしなくても変なのでしょうか……」
どこまでも、まともに相手をする気はないらしい。
段々と朱里がかわいそうになってきて、風の頬を軽くつねってみる。柔らかい。ほとんどつきたての餅のようで、指の動きに合わせていくらでも変化してみせるのだ。
これはこれで、気持ちがよかった。ただし、性的な興奮があるかといわれればそうではない。
「んむぅ……。いささか、孕んだばかりの奥さんにしていい仕打ちとは、思えないのですけどぉ……?」
「風が、朱里に意地悪ばかりするからだ。感じているのは、おまえも同じなのだろう」
「んむむっ……。その答えは、しばらく保留ということで。さっ、もっとちんちんずりずりされていいんですよ? 早く射精してしまわないと、ご予定に遅れてしまいかねません」
「はふ……。お二方のやり取り、とても勉強になります。一刀さまのお側に仕える者として、私はまだまだ未熟なのでしょうね」
男根で頬肉を押し上げられながら、朱里が真面目な考察を語っている。
ちょっと間の抜けたような光景。それで、自分も風も思わず笑ってしまっていた。
「はははっ。朱里は、朱里のしたいように振る舞ってくれていい。それに……」
「こんなのがもうひとり増えてしまっては、面倒で仕方がありません。風も、それはあまり歓迎したくありませんねえ」
風の指が、竿の根本に添えられる。
そろそろ、射精してしまえ。ちょっと歪められた口から、そんな意図が伝わってくる。
二人分の頬肉を潰す亀頭。我慢汁は絶え間なく流れていて、そこに指による快楽が加わっている。
「んっ、ちゅぷっ、ふぁうっ……。か、かじゅとひゃま……♡」
必死になって舌を出し、朱里が表面に触れてくる。
気持ちいい。精液のせり上がってくる感覚。風の指。つねり上げるように、根本に愛撫を行っている。
「あっ……。出すんですか、ご主君さま。きて、精液きてっ……♡」
「射精きちゃいそうなんですか? あんっ、あむっ、れるっ。ください、一刀さま。濃厚な朝いち精液、私と風さんのお顔にぶっかけてほしいんですぅ♡」
男根全体に震えが拡がっていく。
亀頭を圧迫する頬肉。二人の白い肌を汚濁で染め上げるためだけに、子種が出口へと向かっていく。
脈動。吹き出した精液が、容赦なく風と朱里を襲う。
「んんっ、んはあっ……! 熱々の精液きてるっ……! 風を孕ませた、旦那さまの特濃汁がびゅるってぇ……!」
「どくどくって、おちんちんの震え顔で感じる♡ すごいです、一刀さま。もっと、もっと私のこと汚してくださいっ♡」
二人の顔の間で、男根が暴れている。
四方に振りまかれる精液。掃除したばかりのことなど、お構いなしだった。
「ああっ……。ほんとに、毎回とんでもない量をお出しになるのですからぁ……♡ んむっ、ちゅっ……。処理する風たちのことも、ちょっとは考えてくださいませんか?」
「ふふっ。風さんのお顔、一刀さまのいやらしいお汁でどろどろです。こんなの、ちょっと拭いたくらいじゃ匂いでばれてしまいそうですね♡」
「くふふー。だったら、もう少し遊んでみましょうかー? 全然、このいけないおちんちんさんは萎んでいないみたいですし。ちゅっ、れろっ、ちゅぱっ……。んあっ……。ほんとに、悪い子なんですからぁ♡」
射精し終えた亀頭の先に、風がうれしそうに唇をつけている。
残滓を吸い上げられるような感覚。飄々とした風の顔が上気している様は特別で、男の興奮を強く誘う。
朱里が一緒になり、奉仕を続けようとする。嫌な予感がなんとなくしたのは、その時だった。
同様に気配を察したのか、風が扉の方を向いている。立ち尽くしている女の影。この光景を、自分は間違いなく知っている。
「あっ……?」
「あっ。おはようございます、桂花ちゃん」
風が暢気に桂花に挨拶をする。
闘気。瞬く間に、膨れ上がっていく。朱里は亀頭に口づけたまま、ぴくりとも身体を動かさなかった。それだけ、桂花の存在が圧力になっているのだろう。
「いますぐ土に還れ、この全身精液男!」
またしても響き渡る怒声。
爽やかな朝の空気。一瞬で吹き飛んでいくのを感じながら、曹操は二人の頭を労うように撫でている。