午前。政務の合間のことである。
寝台で横になり、曹操は身体を休めていた。ひとが乗っていることによる重み。そのせいで、寝台が軋んで鳴っている。
秋蘭と柳琳。ふたりが競い合うようにして、曹操の下腹部に顔を埋めていた。二枚の舌。それが、自在にうごめいているのだ。秋蘭が先端で、柳琳が陰嚢に刺激を与えていた。温かな吐息が、敏感な部分にあたっている。
ゆるやかで、癒やしを感じるほどの心地よさ。それが、下腹部から全身へと拡がっていくのだ。
「ふふっ。
「んっ、ちゅうぅう♡ だって、兄さんのおちんちんが、こんなに苦しそうに張り詰めているんですよ? ですから、兄さんを愛する妹として、放っておくわけにはいきません♡」
「なるほど、そうきたか。となれば、わたしも負けてはいられんな。殿……、んむっ、じゅずっ……、じゅるるっ♡」
瞳に怪しげな光を宿しながら、柳琳は不欄に陰嚢を舐めあげていた。丁寧そのものな舌使いである。皺の一筋一筋。そこに、唾液が塗り込められているのだ。柳琳の指。希少な玉に触れるような手付きで、愛撫を加えてくる。内側に溜まった精液を、絞り出そうとでもいうのか。時折、柳琳はその手を強くするのである。
駆け上ってくる快楽に、曹操がわずかに声をもらした。ゆるやかだった刺激。それが、少しずつ変化していっていた。
男根全体が、ねっとりとした粘膜に包まれている。柳琳の動きに合わせて、秋蘭が竿先から一息に咥えこんでしまったのである。
喉奥の感触。腫れ上がった亀頭で、曹操はそれを感じていた。圧迫感が、かなり強いのだろう。鼻で息をしている秋蘭が、何度か苦しそうに嗚咽をもらしていた。
「んぐっ、ちゅむ……。もごっ、けほっ、んんっ、じゅぷぷっ♡♡♡」
「ああっ……。
柳琳の舌が、愛撫をする位置を変えていく。
男根と尻までの境。そこを、尖った舌先が何度も往復していくのである。突き抜けるような快感ではない。それでも、昂ぶった身体には、充分すぎる刺激だった。
苦しそうにしていた秋蘭。その眼が、かすかに笑っている。射精の衝動。恐らく、それを感じ取っているのだろう。下品ともいえるような音が、閨の中に響いている。窄まる唇。肌が粟立つような快楽に、曹操は思わず腰を突き出していた。
「出すぞ、秋蘭」
「ふぁい、くらはい、殿♡ んぶっ、じゅっ、んちゅるぅう♡ んあっ、じゅるるっ、んぷっ……♡」
無理に我慢を重ねることなく、曹操は口内で精液を解き放った。
秋蘭による吸い付き。それが、一気に強くなっていく。腰に腕を回しているのは、息苦しさを紛らわせようとしているためなのか。とにかく、咥えた男根を離すつもりはないようである。
「そ、そんなっ。ずるいです、秋蘭さん。わたしだって、兄さんの子種を飲ませていただこうと思っていたのに」
「ん……、ふふっ。んぐっ、ごくっ、じゅぷっ……♡」
可愛らしい抗議の声を完全に無視して、秋蘭が精液を飲み下していく。
泣きだしそうな視線。それを曹操に向けながら、柳琳が竿の上で舌をせわしなく動かしている。よほど、自分の精液を味わいたかったのか。漏れ聞こえる声が、恨み節を言っているような気がして、曹操は苦笑してしまう。
「ふうっ、んむっ……。るーりん」
「えっ、秋蘭さん?」
秋蘭が手招きをしている。不満そうにしていた柳琳の表情に、少しだけ期待が表れていた。近づいていく二人。唇。自然と、重なっていった。
口内に残しておいた精液を、秋蘭は分け与えているのだろう。それを吸い出す柳琳は、さながら親鳥から餌をもらう小鳥のようだった。淫靡なことをしているというのに、つい微笑ましく感じてしまう。そんな不思議な光景に、曹操は心を和ませていた。
仕事を再開しようとしていたところに、香風と凪がやって来た。凪には、
「……すんすん、あれっ? お兄ちゃん。お部屋、なんだか変わったにおいがするね」
「むっ? 確かに、言われてみればそのような気がいたします。一刀さま、空気の入れ替えくらい、頻繁になされたほうがよろしいですよ。
香風の嗅ぎ取った違和感の正体。そんなものは、言われるまでもなくわかっていた。
昼間に閨を使う場合は、なにか工夫をするべきなのかもしれない。そんなくだらないことを考えながら、曹操は秋蘭たちに意味ありげな視線を向けた。
「おや、これは。ふふっ、少しじっとしているのだぞ、柳琳」
「え? どうかされたんですか、秋蘭さん?」
秋蘭が、柳琳の口の端についていたものを摘みとった。細いものをつまみとった。
細く縮れた、黒い糸くずのようなもの。ひと目見ただけで、なにかわかってしまったのだろう。小さくなった柳琳が、羞恥で顔を赤く染めている。どうやら、奉仕の際に付着した陰毛が、そのままになっていたようだ。香風たちは、それには気づいていないらしい。
こみ上げてくる笑い。それをなんとか堪えながら、曹操は一度咳払いをした。
「……お兄ちゃん。るーさま、どうかしたの?」
「いまは、そっとしておいてやることだな。それよりも、
「うん、わかった。それじゃあ、難しい話は
香風が、凪の腰のあたりを軽く叩いた。
生真面目さすら感じさせる、凪の声。それを聞いていると、気持ちが切り替わっていくようだった。住民からの陳情を、凪が読み上げていく。意見を、どこまで聞き届けるべきなのか。そんなことを考えている間に、すぐに時間は過ぎていった。
†
昼過ぎ、曹操は城外を出歩いていた。ともをしているのは、華侖と柳琳の姉妹である。
「んー。お日様が気持ちいいっすねえ、一刀っち」
「そうだな。これだけ天気がいいと、
「おおっ、ほんとっすか? だったら、あたしみんなで日向ぼっこがしてみたいっす。ねっ、柳琳?」
華侖が、満面の笑みを柳琳に向けている。その手は、すでに上着にかけられていた。
「だ、だめよ姉さん。もう、兄さんも、あまりおかしなことを言わないでくれませんか? だいたい、こんな外で肌を晒すだなんて……」
衣服を脱ぎ捨てようとしている華侖を、柳琳が全力で阻止している。
閨ではいくらでも乱れられるが、やはり外では勝手が違うらしい。それとも、背中を押されるのを待っているのだろうか。未知なる扉。それを開け放つことさえできれば、間違いなく異なる感覚を味わうことができるのである。
「ねえねえ柳琳、あれ……知ってるっすか?」
「あれ? あれってなんなの、姉さん?」
「ふふん、やっぱり知らないんすね。だったら、あたしが教えてあげてもいいっすよー?」
「そんなに、勿体ぶるような話なの? だけど、そんな風に焦らされると、気になってしまうわね」
「えへへー。何日か前のことなんすけど、屋根の上で寝てたら、
「ちょ、ちょっと姉さん。兄さんだっているのに、あまりそういうことは……」
「えー、なんでっすか? あっほら、あそこにちょうどよさそうな場所があるっすよ、柳琳。一刀っち、あたしちょっと行って様子を見てくるっす!」
恥ずかしそうに振る舞う柳琳を置いてきぼりにして、華侖が駆け出していった。
木々の立ち並んだ場所を抜けた先。そこは、いい具合に開けた空間になっているようだった。于禁たちのことだから、市井の読み物から情報を仕入れてきたのだと思う。それにしても、と曹操は指で顎を撫でた。
普段清楚な印象の強い柳琳が、外で肌を晒す。しかも、それだけではなく、あられもない箇所を天に向かって差し出すかもしれないのである。想像してみただけでも、たまらなくなった。朝から、半端に交わっていたのも影響しているのかもしれない。
「行くぞ、柳琳。華侖を、追わなくては」
「あ、あのっ、兄さん!?」
曹操が、半ば強引に柳琳の手を引いて連れていく。
心のどこかで、期待している部分があるのだろうか。握った柳琳の手は、少し汗ばんでいた。
自分たちが到着するまでに、華侖はあたりの見回りを終えていたようだった。どうやら、人の気配はないらしい。出くわすとしても、猪のようなけものくらいなのだろう。
今度は、柳琳が止める間もなく、華侖が服を脱ぎ捨てていった。目にも留まらぬ、早業なのである。これだけは、夏侯惇であっても決して真似をすることができないはずだ。そのくらい、油断も隙もないのである。
健康的な肌。それでも、乳房は女らしくふくらんでいた。華侖には、曹操に見られているという恥じらいはないようだった。むしろ、見ている柳琳のほうが、恥ずかしさを感じているくらいなのである。
「やっぱり、裸になるのは気持ちいいっすね。ほら、柳琳も早く脱ぐっす。いまなら、お日様もよく出てるっすよ」
「うう……。本気でやるつもりなのね、姉さん」
「当たり前じゃないっすか。あたし、柳琳と一緒に日向ぼっこするのが、夢だったんすから。こんなに気持ちいいことあるんだって、ずっとみんなにも教えたかったんす。それって変なことっすかね、一刀っち?」
柳琳の瞳が、逡巡に揺れている。
華侖には、なにもやましいところがないのである。それに、夢を叶えてやりたいという気持ちが、湧いてきているのだろう。そこに全裸になることへの興味が加わって、断るに断れないという状況が生まれつつあるに違いなかった。
「物は試し、とも言うではないか。周囲が気になるというのであれば、俺が見張りに立っていてやろう」
「ううっ。こんなことをしてしまって、ほんとうに平気なんでしょうか。それに、兄さんには間違いなく見られてしまいますし」
「なんだ。いまさら、俺に肌を見られるのが恥ずかしいとでも言うのか?」
「だって、その、お部屋でするのとは、やっぱり勝手が違いますから。でも、ううん……」
「ははっ。柳琳さえよければ、俺が脱がせてやってもよいのだがな?」
「兄さんったら……。わたしをからかって楽しむのは、やめていただけませんか? だけどもう、こうなったら覚悟を決めようと思います。姉さんだって、あんなに楽しみにしてくれているんですから。だから、少しだけ向こうを見ていてくださいませんか、兄さん」
「ン……、そうか。華侖が、きっと喜ぶぞ」
背中越しであっても、柳琳の緊張が伝わってくるようだった。
衣擦れ。その音が、いまは妙に生々しかった。柳琳では、あそこまで手際よくいかないはずである。纏っている衣服を、一枚ずつ。それも、ゆっくりと時間をかけて脱いでいっているのが、曹操にはわかった。
やがて、華侖の喜々とした声が聞こえてきた。
振り返れば、柳琳の女らしい曲線が目に飛び込んでくるはずである。ふくらむ妄想。曹操が、小さく喉を鳴らした。柳琳は、恥ずかしさから肌を赤く染めているのだろうか。それとも、経験したことのない解放感に、胸を高鳴らせているのだろうか。黒い情欲。抑えようとしていても、どうしても首をもたげてしまうのである。
「こっちっす、柳琳。ここなら、たぶん寝転んでも痛くないっすから」
「ありがとう、姉さん。それで、その」
「んっ……、肛門浴のやり方っすか? それなら、こうやって仰向けになって……」
「ええっ? そ、そんな体勢をとらないといけないものなの? 裸になるのは心地いいけど、それはさすがに恥ずかしすぎるかも……」
「うーん。だったら、柳琳はどんな体勢でやれば恥ずかしくないんすか? あたしも、それに合わせるっす」
たとえ向ける相手が天であろうとも、全てを曝け出すのはまだ無理なようである。
「ううん……。それなら、こうやってうずくまってみるのはどうかしら? これなら、お日様の光もしっかりと浴びられそうだと思うのだけれど」
「なら、あたしもそうしてみるっす。えへへっ、あったかいっすね、柳琳。ほら、もっとちゃんとお尻を突き出さないと」
「んっ、こ、こうかしら? けど、やっぱり姉さんに見られているのも、恥ずかしくなってきたのかも……」
「ええー? 柳琳は、恥ずかしがり屋さんっすねえ。だけどあたし、これ以上はどうしていいのかわからないっす」
「本当にごめんなさい、姉さん。これが終わるまででいいから、わたしの上着をかぶっていてほしいの」
「ン、しょうがないっすねえ。けど、それで柳琳が恥ずかしくなくなるのなら、我慢するっす。柳琳とふたりで日向ぼっこできてるだけでも、あたしすっごく楽しいんすから」
どうやら、柳琳の提案で姉妹の意見はまとまったようである。
時々聞こえる、肌の擦れるような音。静かな場所なだけに、ふたりの息遣いすら耳まで届いてくるようだった。
目で見ていないぶん、想像がたくましくなってしまうのである。きれいな窄まりを、柳琳はどうやって空に向けているのだろうか。情念の炎は、消えることなく勢いを強くし続けていた。隆起しきった男根。それが、曹操の衣服を苦しげに押し上げてしまっている。
極力足音を立てないように注意を払いながら、曹操は身体を反転させた。
丸みを帯びた臀部。それが、仲良くふたつ並んでいる。柳琳の言いつけを、厳守したいのだろう。頭にかぶせられた上着を、華侖は手で押さえつけているのだ。滑稽ではあるが、愛らしくもある。その素直さが、可愛らしくてたまらなくなるのだ。
一歩、また一歩。ふたりに近づいていった曹操は、柳琳の横に膝をついた。驚きで声を上げそうになった柳琳の口を、曹操が素早く手で塞ぐ。震える肌。何度か撫でてやると、柳琳は落ち着きを取り戻した。
小声で、曹操が柳琳に語りかけた。
「楽しめているようで、なによりだ。安心したぞ、柳琳」
「あの、どうされたんですか、兄さん……?」
柳琳の、形のいい臀部。ふれると、陽光で温まっていることがよくわかった。
窄まりにも、充分に日差しを当てることができているのだと思う。血行がよくなっているせいか、わずかに赤みがさしているようだった。
「んんっ♡ 兄さん、そんなところっ♡」
「感じているのか、尻穴で? いやらしい子なのだな、柳琳は」
「やあっ、言わないでください。兄さんの指でなければ、わたしだってこんな風になったりはしないんですから」
赤くなった尻穴。そこに指の腹を押し当てたまま、曹操は柳琳の様子をうかがっていた。
秘所からは、愛液がじんわりと染み出していた。姉と戯れながらも、どこかで感情を昂ぶらせていたのだろうか。未知なる性感。それに、柳琳は飲まれようとしているのだ。指先。力を込めると、先端がちょっと入り込んでしまう。
さすがに、柳琳は声を我慢することができなかったようだ。なにか異変でも起きたのかと思ったのだろう。律儀に上着をかぶったまま、華侖は状況を確認しようとしている。
「あの……平気っすか、柳琳?」
「心配するな、華侖。退屈しのぎに、俺もなにかしてみようと思ってな」
「なんだ、一刀っちだったんっすね。柳琳、ちゃんと気持ちよくできてるっすか?」
安堵したような声色。
華侖の尻も、まだ突き出されたままになっている。柳琳に負けず劣らず、いい形をしている、と曹操は眺めながら思っていた。
無垢な尻穴。それよりも下にある秘裂は、ぴっちりと閉じられていた。男を知らないのは当然として、華侖は自慰すらしたことがないのかもしれない。ならば、知識を教えてやるのもまた、兄としての務めなのだといえよう。
「ああっ、気持ちいいっ。これ、すごいのね、姉さん♡」
「えへへ。柳琳がよろこんでくれて、あたし嬉しいっす」
女としての悦びが混じった声。華侖には、それがわからなかったのだろう。
手に収まるほどの、小さな壺。密かに持ち歩いていたそれの蓋を開け、曹操は中身を垂らしていく。
「な、なんですか、これっ? んんっ、ぬるってしていて、ちょっと気持ちいいかも♡」
「こんなこともあろうかと、真桜に用意させておいたものだ。おかしなものは入れさせていないから、安心するがいい」
言わば、李典謹製の潤滑液なのである。
ぬめりの加わった指が、尻穴の上を何度も往復していく。ともすれば、排泄用の穴であるそこに、挿入されてしまうのではないか。そんな背徳感から、柳琳は余計に股を濡らしているのだろう。
「はあっ、んんっ、はわっ……。ぬるぬるって、兄さんの指……すごいです♡ 姉さんが隣にいるのに、わたしこんなの……っ♡」
「ふえ? 柳琳、あたしがどうかしたんすか?」
「な、なんでもないの、姉さん♡ ただちょっと、兄さんと遊んでいるだけだから♡」
「むう。柳琳だけ遊ぶだなんて、ずるくないっすか? ねえ、一刀っち……?」
華侖の尻が、可愛らしく左右に揺れている。
別に、狙って誘惑しているわけではないのだと思う。だが、興奮状態に入りつつある曹操は、そのようなことを歯牙にもかけず身体に触れていく。
「んっ、んあっ……!? 一刀っち、なんであたしのお尻に触ってるんっすか?」
「柳琳と同じことを、してやろうと思ってな。それに、こうやって尻全体をほぐしておいたほうが、日光浴の効果が高まると聞いたことがあるぞ」
「ええっ、そうなんすか? だったら、ん……お願いするっす。ふあっ……。一刀っちの指、なんだか温かくて、気持ちいいっすね」
「力は抜いておくのだぞ。華侖を、傷つけたくはないのでな」
「は、はいっす、一刀っち。ああっ、あたし……なんだか変な気分になっちゃいそうっす♡」
柔らかな尻肉を揉みながら、尻穴付近に指を滑らせていく。
なにもかもが初めての経験になるのだろうが、華侖は全身で快楽を甘受しつつあるようにも曹操には見えていた。柳琳と同様に、そちらの才能にも長けているのかもしれない。美しい縦筋。そこを一度撫でてやっただけで、華侖は肩を大きく震わせてしまう。
「兄さん、わたしのことも触ってくれませんか? 姉さんの気持ちよさそうな声を聞いているだけで、身体が辛くなってしまうんです♡」
「こんなに濡らしてしまって、柳琳はいけない子だな。ならば、これはどうだ」
「やあっ、熱いです♡ 兄さんの硬いものが、お尻にこすれてぇ♡」
張り詰めた男根。それを取り出すと、曹操は柳琳の尻に擦りつけていった。
先走りと、潤滑液が混じり合っていく。強すぎない快楽。尻肉で男根を挟み込むようにすると、じんわりと拡がっていった。
「口から飲んだだけでは、物足りなかったのだろう、柳琳? おまえのいやらしい穴が、挿れてほしそうに開いているぞ」
「そんな、言わないでください♡ でも、こうされていると、お腹の奥がきゅうってなってしまうんです♡ 全部、兄さんがいけないんですからね♡」
「ははっ、悪いのは俺のほうなのか? いいだろう。悪態をつく妹を、兄としてしつけてやらねばな」
「うああぁ、兄さん……っ♡♡♡」
男根全体に潤滑液を塗りつけると、曹操は窄まったままの尻穴に狙いをつけた。
強烈な異物感。それを感じてか、柳琳が小さく悲鳴をあげている。構わず突き入れると、亀頭がずっぽりと窄まりの中に埋まった。狭い輪に、先端を締め付けられているようである。こみ上げてくる快楽。奥歯をかんで、曹操は挿入を続けていった。
「あぐっ、ン……んおおっ……♡ に、兄さんのおちんちんが、入ってきています♡ お尻の穴、そんなに拡げないでくださいぃ……♡」
「ふえっ……。る、柳琳、どうしちゃったんすか? 一刀っち、柳琳がなんだか……」
太い男根に尻穴を拡張され、柳琳の身体は歓喜に湧き立っていた。
快楽に喘ぐような声色。それも、華侖が初めて耳にするものだ。我を忘れるほどの快楽。それが、どういったものなのか。華侖の身体に教え込むつもりで、曹操は愛撫の手を強めていく。
「ふわあっ……!? か、一刀っち、あたしのお尻に、指……入っちゃってるっすよぉ!?」
「段々と、声が甘くなってきているな。華侖も、尻をいじられて感じているのだろう?」
「か、かんじるって? んああぁっ♡ 一刀っちになかでぐりってされると、身体がぞくぞくってするっす♡」
「無理に、頭で理解しようとする必要はないぞ。おまえは素直な子だ、華侖。だから、身体で感じているままに、気持ちよくなってしまえばいい」
「き、気持ちいい? これが、気持ちいいってことなんすか? ああっ、一刀っち……♡ あたし、もっと教えてもらいたいっす♡ これ、さっきからすごくって♡」
「嬉しいぞ、華侖。おまえが快楽を理解してくれたことを、柳琳もきっと喜んでいるはずだ」
「へへっ、そうなんすか? んんっ、だったらあたし、もっとたくさん気持ちよくなりたいっす♡ だからぁ、一刀っち♡」
甘えるような、華侖の声。それを、曹操は懇願と受け取った。
横並びになって尻穴を犯され、ふたりは悦楽に浮かされたような嬌声を放っている。上着の中で、華侖はどんな顔をしているのだろうか。それを思い描くだけでも、男根に力がみなぎっていく。その衝動が、柳琳にまで伝播していっているのだ。
粘液によって、柳琳の肛内はすっかり湿り気を帯びてしまっている。入り口の締め付けは変わらず強かったが、包み込んでくる肉は意外と柔らかなのである。突き入れるごとに、排泄のための穴が性器へと変貌していくようだった。この快感は、柳琳にも伝わっているのだろう。滴る愛液。それが、草を淫靡に濡らしている。
「兄さんのおちんちん、お尻の奥の方まできています♡ これ、だめぇ……♡ わたし、はしたない声だしてしまいますからぁ♡」
「あははっ。柳琳、とっても気持ちよさそうっすね。んうっ、あはぁ……♡ 一刀っち、あたしも……もっと、もっとずぼずぼしてほしいっす♡」
当初あった羞恥心など、どこかに捨ててしまったのだろう。
閨で抱かれている時と同じ、あるいはそれ以上に、柳琳は全身を快楽で染め上げているのである。感じることに慣れてきたのか、華侖の乱れっぷりも確かなものとなってきていた。今も尻穴が、挿れている指を甘く締め上げているのである。顔を隠したままという状態。それが相まって、妙なくらい興奮をかきたてられてしまうのである。
大きな高揚。熱となり、下腹部をずっしりと重くしていく。男根の膨張を、柳琳ははっきりと感じ取っているのだろう。肛内の奥深く。そこを突き上げてやると、絶頂したかのように柳琳は身体を仰け反らす。
「んぐうっ♡ はあっ、ああっ……。もう、イキそうなんですね、兄さん♡ わたしだったら、いつでも平気ですから。だから、たくさん射精してくれませんか♡ わたしのいやらしいお尻の中を、兄さんの熱い子種でいっぱいにしてほしいんです♡」
「いく? んんっ、いくって、どういう意味なんすか、一刀っち……?」
「今よりずっと、気持ちよくなるという意味だ。華侖にも、すぐにそれをわからせてやる」
「んはあっ……♡ んう、嬉しいっす♡ 一刀っち、あたし頑張るっすから。だから、もっと色んなこと、あたしにも教えてぇ♡」
柳琳の豊かな乳房。それが、抽送の反動で揺れ動いている。
全てが消えていくような感覚。ふたりの喘ぎだけが、かすかに聞こえていた。
「んっ、うぁああ、ううっ。イクっ、兄さん……わたしイキますっ♡ 兄さんのおちんちんに突かれながら、イッてしまうんです♡♡♡」
「うはあっ、んぐぅ、あへぇ……♡ よくわかんないけど、これがイクってことなんっすか? 一刀っち、あたし、身体がふわって……♡」
肛内の締め付け。それが、はっきりと強くなっていく。柳琳が達したのと同時に、曹操は精液を吐き出していった。
「ああっ、熱いっ……! 兄さんの精液、お尻の中にドクドクって流し込まれています♡ 射精されながらイクの、気持ちよすぎて癖になってしまいそうなんです♡」
流れ出る精液が、腸内までをも満たしていく。
尻肉を掴みながら、曹操は男根の出し入れを続行していった。尻の中で、押し込まれた粘液がいやらしく鳴っている。清楚さの欠片もない、柳琳の乱れ具合。その姿が、曹操の興奮を後押ししているのだ。
「ははっ。柳琳、何度絶頂すれば、気が済むのだ?」
「んあっ、ふうぅっ……♡ 自分では、どうすることもできないんですっ♡ 兄さんのおちんちんが、気持ちよすぎてぇ♡」
断続的に行われる射精。それを感じるたびに、柳琳は身体を打ち震わせているのだ。
「んんっ、んふふっ♡ 気持ちいいって、すごいことなんすね、柳琳……♡」
ここに来た目的すら忘れて、華侖は草の上に身体を突っ伏せてしまっていた。
初めて経験した絶頂。その波が、身体の中で渦巻いているのだろう。落ち着くまでには、かなり時間がかかりそうだった。自分も柳琳も、高揚しているのは同じである。
長い射精が止む。息を吐きながら、曹操は快楽の余韻を楽しんでいた。
柳琳が脱いだ服。それが、たまたま目に入ってきたのだ。外だというのに、服はきちんと畳んで置かれているのである。少し前まで行儀よく窄まっていた、柳琳の尻穴。そこから、精液がどろりと零れ落ちていく。
律儀さと淫乱さ。その極端な有様がおかしくて、曹操は破顔するのだった。