※この作品はR-18です。

抜きゲーみたいな島に住んでるTS娘はどうすりゃいいですか?   作:パチドリくん

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シコエッチパワー不足を膣姦ハメ。


♡ 美少女になって推しカプ成立させて人生てぇてぇモードで生きたい!

 どうする。

 どうすればいい橘 淳之介。

 俺はどうやってこの場を、乗り過ごせばいいんだ。

 

「お、お願い、橘くん・・・・・・もう一時間もこの体勢で辛いんだ・・・・・・」

 

「・・・・・・っ!!」

 

 助ける事に、異は無い。

 けれど助け出す為には、木戸を絶頂――イかせないといけない。

 好きでもない相手にそのような事をするのは、俺の矜持に反している。

 

 だからといって、このまま見過ごしていい筈が無い。

 俺の矜持と、木戸の窮地――どちらを取るかなど、人として比べられる訳もない。

 それに、ここで断るという事は自身が非性産者だと言うようなものだ。

 彼女はSS、俺たち反交尾勢力を取り締まる人間に、疑われるような行動は控えるべきだろう。

 例えそれが、本島の常識を――まともな感性を知っている、彼女だとしても。

 

 それらを鑑みた上で、苦しそうに上目遣いで見つめる彼女を見て、俺は――

 

「わ、かった・・・・・・」

 

 覚悟を決め、そう告げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 とは言ったものの――

 

「どうすればいいんだ・・・・・・?」

 

 オブジェの表側――木戸のお尻が出ている方に移動して、改めて厄介な事になってしまったなと感じる。

 相手はSS。

 木戸とはいえ経験豊富な人物であることは間違いない。

 そんな相手を満足させるテクニックなど、俺は持ち合わせていない。

 そもそも俺は誇り高き童貞なのだ。

 こういう事は好きな人同士でしか許されない行為だと言うのに、俺は一体何をしているんだ。

 

 誇りと矜持が今にも崩れ落ちていくような喪失感で、心が折れそうだった。

 

「と、取り合えずお尻触るぞ・・・・・・?」

 

「う、うん・・・・・・ひぁっ」

 

 よ、よしお尻には触れた。

 触って・・・・・・その次は?

 ・・・・・・不味い、緊張で頭が回らない。

 

 ――落ち着け、橘 淳之介。

 これはやらしい行為ではない。

 木戸を尻壁から助け出す為の救命行為なんだぞ。

 

 そう、これは救命行為・・・・・・救命行為・・・・・・救命行為・・・・・・

 

「そう、これは救命行為なんだ」

 

 頭を切り替える。

 そうだ、この行為を救命行為だと思い込めばいいのだ。

 救命行為なら恥ずかしがる必要など何一つない。

 恐れる理由なんて無いじゃないか。

 

 ならば、俺にとってこの程度の障害など無いも等しいというもの――!

 

「ふんっ――!」

 

「そっ、そんな急にスカートっ・・・・・・んぅっ! おっ、お尻そんなに強く揉まない、で・・・・・・ぁっ」

 

「うおっ! す、すまん・・・・・・」

 

 スカートをめくりお尻を撫でようとしたが、勢いが強すぎて思わず揉みしだくような形になってしまった。

 木戸の声に些か焦りすぎていたと反省し、今度は落ち着いて、ゆっくりと優しく触れる。

 白磁を思わすきめ細やかな肌に、美麗な曲線を描く造形。

 柔らかくもハリを感じさせるその臀部は、まるでオナホに使われる高級シリコンのような肌触りだった。

 

「っ・・・・・・ふっ・・・・・・んぅ・・・・・・はぁ・・・・・・ぁ・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 これで、いいのだろうか?

 先ほどから俺は木戸のお尻をずっと撫でまわしている。

 それに対して木戸は何も言わず、詰まったような声を上げるだけ。

 何も言わないのなら、大丈夫なのだろうが・・・・・・

 

「な、なぁ木戸。 こんな感じで良いのか?」

 

「・・・・・・ぅえっ? あっ、あぁ、えっと・・・・・・う、うん、大丈夫だよ・・・・・・?」

 

「だけど、その・・・・・・お尻しか触って無いけど、それでイけるものなのか?」

 

「え、えっと、それは・・・・・・その・・・・・・」

 

 いくら童貞の俺でも、お尻を触っているだけではダメだというのは何となくだが分かる。

 今までやってきたエロゲーではたまに胸を触ったりキスしただけでイくようなヒロインが出てきたが、あんなビッチどもは抜きゲーだけの存在だと、流石の俺でも知っているのだ。*1

 いくらこの島自体が抜きゲーみたいな存在だったとしても、それは変わらない。

 だから、絶頂する為にはもっと直接的な部分を触れないとイけないと思い尋ねるも、木戸はどこか躊躇うような素振りを見せる。

 

「ま、まさか俺のテクニックじゃ不安とか・・・・・・?」

 

「いっいやそういう訳じゃ・・・・・・くぅっ、何でこんなことに・・・・・・っ!」

 

 木戸は息を小さく吸うと、ぽつりと呟く。

 

「・・・・・・確かに、このままじゃイけそうにないかも」

 

「っ、じゃあ――」

 

 木戸は元々赤くなっていた頬を更に赤く染め、顔を下げる。

 その姿が何かを恥ずかしがる少女のように見えて、この島では殆ど見られない反応に思わず息を呑む。

 

「うん・・・・・・その、お、お尻だけじゃなくて・・・・・・あ、アソコも・・・・・・さわって・・・・・・?」

 

 やけにしおらしく、尻すぼみになりながら彼女はそう言った。

 その反応に、俺は――

 

「アソコってどこの事だ・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 ――そう聞き返していた。

 

「おっ、お前!? わざとじゃないだろうな!?」

『兄ぃ〜、ちょっと聞きたいこと、が・・・・・・ぁあってうっさ!?』

 

「うおおっ、ど、どうした?」

 

「この状況で聞き返すか普通!? あ、アソコって言ったらアソコしか無いだろう!?」

 

「???」

 

「くっ、こいつ本気で分かってねぇ・・・・・・! そうだよ、こいつはこういう奴だった・・・・・・っ! 淳之介が拗らせ童貞だからチクショウ!!」

 

 急に木戸は声を荒らげたかと思うと、ぷるぷると体を震わせて何かを呟く。

 ど、どうしたんだろう、そんな変な事だったか?

 こういった経験はエロゲーでしか無く、現実では少ない――というか皆無だから、何が悪かったのか分からない。

 それに状況が状況なだけに、アソコと言われても・・・・・・。

 

 これがイケイケのヤリチン陽キャなら言葉の意味を読み取れるのだろうが、俺の根本は根暗ぼっちな童貞オタク。

 奴らの気持ちなんてわかりっこないのである。

 また俺に友達が居たのなんて、転校する前の小学校中学年の時までだからな・・・・・・アイツは元気にしてるだろうか・・・・・・。

 ・・・・・・思考が逸れた。

 とにかく、俺が意味を読み取れなかったせいで木戸を怒らせてしまった。

 なんだか口調も乱れてるし、いつもの彼女とは大違いだ。

 

「その、悪い・・・・・・あまりこういう状況に慣れてなくてな・・・・・・」

 

「・・・・・・いや、私も悪かったよ。 橘くんはそういう人だって失念してたし・・・・・・そ、それじゃあ言い直すけど・・・・・・」

 

「あ、ああ」

 

 もじもじと、溜めるようにして彼女は――

 

「アソコを・・・・・・だから、そのっ・・・・・・お、おまんこを、触って・・・・・・っ」

 

「――――あっ!!」

 

 これは――これは、なんという。

 俺は、なんという事をしてしまったんだ。

 あまりの衝撃に、心が揺さぶられる。

 

 同級生の女子の口から淫語が飛び出すだけならこの島ではよくある事。

 それがこの島の風土であり、恥じらいを持つ人間など殆どいない。

 

 だが、彼女は本島の常識を知っているが故に、その言葉を恥じらう気質が存在していた。

 偶然ではあったが、それを俺が言わせたという状況に――倒錯的な感情と、背徳感がこみ上がる。

 

「・・・・・・ごくっ」

 

 アソコ――彼女の秘所に目を向ける。

 先ほどから視界の映り込んでいた、水色の下着。

 紫や赤といったエグイ色では無く、かといって純粋さを表す白でも無いが――しかし、清楚さは十分に備える色。

 白を第一としそれ以外の色に触る事は心情に反する俺だったが、“ソレ”は同級生の下着という要素が加わる事で、視線を奪われる程の魅力が詰まっていた。

 

「これは救命行為これは救命行為これは救命行為――!」

 

「んひっ、ふぁ・・・・・・あぁっ・・・・・・!」

 

 目を逸らし念仏を唱え邪念を払いながらも、言われた通りに筋の間へと手を伸ばす。

 布越しではあったが、僅かに感じる体温と水気が、俺の理性を溶かしていく。

 心臓が痛いぐらいに脈打っているのを無視し、ただ無心で指を上下に動かしていく。

 

「ふっ・・・・・・んっ、くっ・・・・・・橘くんが、私のアソコ触って・・・・・・あっ・・・・・・はぁ・・・・・・っ」

 

 何も考えるな。

 何も感じるな。

 彼女の生暖かい吐息の音も、湿り気が強くなる指先も、全てを無視しろ。

 

「私、何でこんな・・・・・・こんな感じ、て・・・・・・あっ、くぅっ・・・・・・」

 

 そうすれば――気が付いた時には全て終わっているはずだから。

 

「んぅっ! ク、クリが擦れ・・・・・・ひゃぁっ!」

 

「――!? わっ、悪い! 変なところを触ってしまったか?」

 

 ひと際大きな声を上げた彼女の声で、ふと現実へと意識が蘇る。

 不味い事をしてしまったかと不安になり、彼女の様子を伺おうとして――

 

「ち、がっ・・・・・・今のはちょっとびっくりした、だけだから・・・・・・はぅ・・・・・・」

 

 頬を真っ赤に染め、とろんとした瞳でこちらを見上げる、美しくも艶やかな少女の顔と視線が合う。

 情欲に塗れ、懇願するようなその顔の中に、こちらを気遣うような優しさが見える。

 

「ご、ごめんね、橘くん・・・・・・迷惑、かけちゃって・・・・・・私の事は気にしないでいいから、続けて・・・・・・?」

 

 気恥ずかしさを感じて、慌てて顔を逸らす。

 いや、それだけが理由ではない。

 あれ以上あの顔を見続けていたら、俺はきっと何か――大切な何かを見失ってしまう気がして。

 

「・・・・・・出来るだけ、早く終わらせたい。 何かして欲しいことは無いか?」

 

「えっ? ・・・・・・そ、そうだね・・・・・・早く終わらせたい、よね・・・・・・うん・・・・・・」

 

「ああ、だから・・・・・・――」

 

「・・・・・・じゃあ、私の膣内(なか)を・・・・・・指、で・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・

 

「遠慮なんてしなくていいから・・・・・・めちゃ、くちゃに・・・・・・んっ♡」

 

「――――!!」

 

 気が付けば、俺は。

 彼女がその言葉を最後まで言い終える前に、体を動かしていた。

 

「うおぉぉおおおお!!」

 

「あぁっ、そんなはげしっ・・・・・・んっ、あっ、ああっ!」

 

 パンツをずらし、人差し指と中指を彼女の中へと突き入れる。

 自分でも、何に突き動かされてここまで動けたのか分からない。

 ただ俺の指の動きは確かに、彼女を愛撫していた。

 

「んっ、あっ・・・・・・はぅっ・・・・・・なっ、んで、そんな弱いとこばっか、しぃ・・・・・・ひうっ!」

 

 指先に感じる熱い蜜が、動かす度に彼女の秘所から溢れ出す。

 それは彼女の下着を濡らすだけでなく、太ももまで垂れて行き、終いには糸を引きながら、地面に染みを作った。

 知り合って僅かにしか交流が無かった彼女の痴態をこれでもかと見せつけられ、喉が渇く。

 

「んぅ、ふっ・・・・・・あっ、あっ・・・・・・んんっ♡」

 

 彼女はSSで。

 そして俺は反交尾勢力だ。

 相反する俺たちだが、今だけは彼女の為にただひたすらに行為を続ける。

 

「あっ、それしゅごっ・・・・・・んんっ・・・・・・あっ、ダ、ダメ・・・・・・そこっ・・・・・・私・・・・・・っ!」

 

 彼女は、俺の嫌いな非処女だ。

 だから彼女が感じている嬌声など、俺には何も響かない。

 彼女はSSで、俺たちの敵で。

 だから、だから。

 これは俺の思い違いなんだ。

 

『了解されました! それじゃあよろしくね、橘くん?』

 

 普段の彼女を知っているが故の、今の彼女の姿がどうしようも無く艶めかしく見えて。

 こんな姿をいつまでも見ていたら、俺は――

 

「~~~~ッ!!」

 

「もう、イっちゃ・・・・・・あっ・・・・・・っく――っぅ~~~~~~~♡」

 

 言いようのない想いが、指先の動きに変換された瞬間――指先にキュウキュウとした締め付ける感覚が伝わってくる。

 すると、カチャンという音が聞こえたと同時に彼女が崩れ落ちていく。

 絶頂を迎えた事でロックが外れたようだったが、どうしたことが起き上がる様子が無い。

 その姿に先ほどまでの葛藤も忘れ、彼女の元へ駆け寄る。

 

「はっ――お、おいっ、大丈夫か!」

 

「大、丈夫・・・・・・とは言えないけど・・・・・・だいじょうぶ・・・・・・」

 

「・・・・・・もしかして、立てないのか? ほら、手を貸すよ」

 

「ん・・・・・・あ、ありがとう・・・・・・」

 

 手を差し伸べ、彼女を立ち上がらさせる。

 どうやら絶頂した時の衝撃と、長時間囚われていた疲労で上手くバランスを取れなかったようだ。

 立ち上がると、彼女は息を切らしながらも体の節々を伸ばすように体を動かしており、問題はないようである。

 まぁ、一時間もこのオブジェに囚われていたというのだから、こうなるのも仕方ないだろう。

 だが、それよりも・・・・・・

 

「「・・・・・・・・・・・・」」

 

 この空気、どうしよう。

 

 

 

 

「あの、橘くん・・・・・・」

 

「そっ、それじゃあ俺用事あるからこれで失礼するな! もう捕まらないようにな!」

 

「あっちょっ!」

 

 何かを言いかけた木戸を置いてその場から逃げるように立ち去る。

 これ以上この場に居るのは反交尾勢力としても、俺個人としても都合が悪い。

 もう既に彼女には非性産的な言動を我が家の中で匂わせてしまっているのだ。

 ハッキリとは明言していないが、疑われていると思っていい状況で、これ以上ボロを出す前に立ち去るのは必要な事だった。

 

「はぁっ、はぁっ・・・・・・」

 

「淳! 随分遅かったじゃない・・・・・・心配したんだから・・・・・・」

 

 仲間の元へと戻ると、奈々瀬が心配そうにこちらを見つめてくる。

 

「橘くん、何だか疲れてるみたいだけど大丈夫? 何かあったの?」

 

「あぁ、ちょっとな・・・・・・相手がSSの隊員だったから、少し手こずっただけさ」

 

「手こずったって、アンタまた一人で無茶を――」

 

「ま、まぁまぁ奈々瀬さん。 橘さんはこうして無事に戻ってきたんですから・・・・・・それで、どういう状況になったんでしょうか? 目的地には行けそうですか?」

 

 畔が奈々瀬をなだめ、話を促してくる。

 ・・・・・・あの出来事は、流石に話せない。

 となると、適当に誤魔化さねば。

 

「いや、今は行かない方がいいだろう――尻壁オブジェにSSが埋まってるからな」

 

「尻壁オブジェって、あの尻壁オブジェですか?」

 

「あぁ、実を言うと今日俺がお前たちに見せたかった物なんだが――都合悪くSS隊員が居て見つかりそうになったから、オブジェに突っ込んできたのさ」

 

 本当はオブジェから引っ張り出したのだが。

 

「尻壁オブジェは取り消しボタンを押すか、絶頂するかしないと抜け出せないようになっている。 だから、一度囚われると自力での脱出は難しい。 その脅威を俺は伝えたかったんだ」

 

「そんな素晴らしい設備に、SSの人を・・・・・・!」

 

「ちょっと、怖いんだな・・・・・・」

 

「・・・・・・まぁ、今日は実物を見るのは諦めた方が良いな。 尻壁はまた今度にして、今日は明日の撃墜王最終日に備える日にしよう」

 

「――・・・・・・はぁ、そうね。 じゃあ一旦淳の家で会議としましょうか。 今度は淳が無茶しなくてもいいような作戦を考えなくちゃね」

 

「お、おぉ・・・・・・」

 

 念を押すかのように、奈々瀬がこちらを見てくる。

 奈々瀬は最近過保護というか、妙に俺へと気を遣ってくるな・・・・・・。

 嫌という訳ではないのだが、くすぐったい気分だった。

 

「こちらATM-01。 Nullベース、応答せよ」

 

『・・・・・・ほあっ!? ここここちらNullベースオーバー!?』

 

「・・・・・・どうしたんだ、そんなに慌てて?」

 

『いいいいやぁべべべ別に!? 何でもありませんわよオホホホ』

 

「口調バグってるぞ」

 

 帰路のルート案内の為にアサちゃんへ呼びかけたら、なんか凄い慌てた様子で出てきた我が最愛の妹。

 何かあったのだろうか・・・・・・いや、これはどちらかと言うと――

 

「もしかして勉強サボってたのか? ただでさえ学校サボってるんだから勉強しなきゃめーでしょ」

 

『そうじゃな・・・・・・い、いやそうだよ!!家に居るとやらないといけない事があってもついついゲームとかSNSに手が伸びちゃっていやぁーこれはアサちゃんじゃなくても抗えない所かアサちゃんだからちゃんと兄の応答に応えられる程度で済んでるといっても過言じゃないんじゃないかなだから妹に感謝しろよ変態壁尻(・・)クソ童貞』

 

「お前後で覚えてろよ・・・・・・!」

 

 家に戻ったら説教だと決めつつ、家までのルートを表示して貰うようアサちゃんに頼む。

 ルートを頼りにNLNSの皆と一緒に我が家へと向かう帰路の途中、山の方へと振り向く。

 放置してきてしまったが木戸が、気がかりだった。

 

「・・・・・・」

 

 ――彼女の浮かべたこちらを気遣う表情が、どうにも頭の中から離れない。

 明日から顔合わせた時どうすればいいんだろう――思い悩む俺であった。

 

 

 

 

 

抜きゲーみたいな島に住んでる

TS娘(わたし)はどうすりゃいいですか?

Is the island Utopia or Dystopia?

 

 

 

 

 

「はぁ・・・・・・」

 

 気を紛らわす為に点けていたテレビを消す。

 今の時間は酷い内容の通信販売しかやっていなかったが、気を紛らわせるなら何でも良かったのだ。

 

 今日一日を振り返る。

 朝はいつも通り起きて、昼もSSの仕事をいつも通りやって、夕方は、尻壁で・・・・・・

 

「~~~~~!!」

 

 顔が熱い。

 鏡を見なくても、今の私は真っ赤になっているのが分かる。

 思い出すだけで、どうにかなりそうだった。

 

「うぅ・・・・・・なんであんなことに・・・・・・」

 

 あの後、私はすぐに物を片付けて淳之介の後を追ったが――結局見つけることは出来なかった。

 しかし衝動的に動いたから、見つけた所で何を話せばいいのか分からなかっただろうし、多分これで良かったのかもしれない。

 とはいえ、淳之介には辛いことを頼んでしまった。

 また今度、謝りに行こう――うん、そうしないと駄目だ。

 

 それにしても・・・・・・

 

「・・・・・・んっ」

 

 手を股の間に伸ばし、すっと押し当てる。

 下着は既に履き替えている為、まっさらな状態であった。

 

「・・・・・・ふっ・・・・・・っ・・・・・・」

 

 ゆっくりと上下に腕を動かし――途中で止める。

 

「はぁ・・・・・・私、何やってるんだろ」

 

 やっぱり、テレビ点けようかな。

 内容は酷いものだけど、今は気を紛らすものが無いとすぐ変な気持ちになってしまう。

 

「淳之介・・・・・・」

 

 こんな気持ちは、初めてだった。

 エロゲー主人公だからなのだろうか。

 童貞のはずなのに、的確に弱点ばかりを責めるのは。

 でなければ私があんなチョロインみたいに簡単に屈するはずがない。

 

 ――それとも、淳之介だから?

 

 分からない。

 淳之介は、確かに他の人と違って忌避感というのは薄い。

 だからといって、あそこまで簡単に私は受け入れる性格だっただろうか。

 今までずっと、嫌だったはずなのに。

 

 多分これは、私の勘違い。

 きっと吊り橋効果的な奴に決まってる。

 危機的な状況で、相手が淳之介だったから、受け入れられただけなんだ。

 そうじゃなきゃ、納得できない。

 

「・・・・・・むぅ」

 

 ・・・・・・あー、やめやめ。

 熱くなった頬を冷ますように、手で顔を扇ぐ。

 こんなの私じゃない、そもそも恋愛なんて私には関係ないんだ。

 前世は男で、今世は女――すっかり女らしくなってしまったけれど、今でも女の子の方が私は好きなんだ。

 ないない、うん、ないない。

 淳之介は大事な友人、それ以上でも以下でもない!

 これでこの話は終わり!

 

 そうと決まれば明日に備えよう。

 何しろ明日は撃墜王最終日――文乃と淳之介が出会い、物語が本格的に進み出す大事な日なのだから。

 

 ――ここからが、本番なのだ。

 皆の幸せを掴み取る――その為だけに、ここまでやってきた。

 私のことは、全部終わってからでいい。

 

 むべむべ可愛い文乃よ、待っていてくれ。

 君の誉れは、すぐそこだ。

 

 文乃のスチルを思い出し――私はケツイを漲らせるのだった。

*1:
※奈々瀬ルートの淳之介は奈々瀬のうなじを見ただけで射精します。




おまけ【葉月が見ていた通信販売】

『ボンテージと』
『ケツプリシュカの』

『『親子でショッピング!  メイドインアヌス〜!』』

『今回紹介する商品はこちら“あぁん♡ハードベル”、時止めレイプの鐘です』
『“あぁん♡ハードベル”? それって、どういうものなのパパ!』
『そうですね、簡単に言ってしまえば任意で時間停止を行えるようになるベルです』
『へぇーすごーい! ・・・・・・あれ? でもそれだったらただの時を止める鐘じゃない? なんで名前にレイプが付くの?』
『それが、時を止める目的がレイプ以外だと時間を止める事が出来ないからですよケツプリシュカ』
『そうなんだ! うーん、でも時を止めるってどんな感じなんだろう・・・・・・』
『そう言うと思い、映像を用意しています。 これは私があぁん♡ハードベルを使用した際にカメラを持っていた事で撮影に成功したもの。 さぁ一緒に見てみましょうか』
『うん!』

 画面の中には仮面を被った大柄の男性と、12歳ぐらいの、恐らく性人したての少女が映っている。
 少々内容がアレであるが、この島のこの時間帯のテレビはどこもこんな具合の通信販売ばかりだ。

『借りを返しに来たぞ、束縛卿ボンテージ! お前みたいな分からせの意味も履き違えたゲス野郎はただじゃおかねぇ!』
『おやおや、ナメチは悪態もかわいいですね。 しかし、まだ分からせが足りなかった様子――メスガキの教育は大人の務め、再教育が必要ですね――“あぁん♡ハードベル”』
『――っ!? んなっ、何を――」

 映像の中で動きを止めるケモ耳を付けた少女――ナメナメチンチンことナメチ。
 対してボンテージはゆっくりと服を脱ぎ下ろし、そのままナメチへと襲い掛かる。

『さぁ――教育を始めましょう』
『・・・・・・・・・・・・』

 映像の中で、激しい性行為が行われる。
 それなのにナメチは一切反応を示さず、ボンテージのなすがままだ。
 これがあぁん♡ハードベルの力だと言うのなら、大したものだ――

『・・・・・・あっイク♡・・・・・・』

 いや動いてね?

『これが最後の射精です――孕めオラァ!!』
『んなっ♡ なっ、何がおこぉほぉぉん♡ こんないきなりっ、おっ、おかしぃいんなぁ♡』
『時を止めて19回膣内射精しただけですよナメチ。 さぁ、共にイきましょう。 あなたも私の可愛いメスガキなのですから』

『罵倒もまだしてない、のに・・・・・・おのれボンテージィ・・・・・・♡ こんな分からせ、オイラは絶対認め――がくっ』

 画面の中の映像が途切れ、先ほどの二人が再び画面へ戻ってくる。

『――こんな具合ですね』
『パパすっごーい! あぁん♡ハードベルもすごいけど、19回も連続なんて流石パパ!』
『ありがとうございます、ケツプリシュカ。 さて、こちらのあぁん♡ハードベル、いかがでしたでしょうか』
『これならきっと皆買ってくれるよ! それじゃあパパ、ここからは私が説明するね!』
『えぇ、お願いします。 ここが一番大事な所ですからね』
『こちらのあぁん♡ハードベル、ここまで見た方は価格の方も気になっているはず。 「でも、お高いんでしょう?」そう思いの方――ご安心ください! なんと今なら191,900円、191,900円です! さらに放送終了後10分以内にお電話いただければ、何と4,545円引き! また、お店の方では直接販売もしておりますので、そちらでお買い求め頂いた場合はピストン負荷軽減のカードリッジ*1がなんと10セットも付いてきます! 分割払いも可能ですので、是非ご検討ください!』
『よく出来ましたね、流石は私の娘です。 えらいですよ』
『えへへぇ。 なんたってあたしはあの束縛卿の娘だから。 これくらい何てことないよパパ!』
『さて、番組もそろそろ終了間際です――あぁん♡ハードベルをお求めの方は是非下の番号にまでご連絡ください』
『フリーダイアル0721-1919-081まで♪ 以上、メイドインアヌスからでした!』


「度し難い・・・・・・」

 最後まで見ていて言うのはアレだが、酷過ぎる番組だった。

*1:
ローション

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