※この作品はR-18です。

抜きゲーみたいな島に住んでるTS娘はどうすりゃいいですか?   作:パチドリくん

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今回えっちシーンパチますあり。



♡ 3擦り半くらいでさっくりイクTS少女

>彼を追いかける

 

 ――いや、あのままにはしておけない。

 あそこまでの怯え方をされて、彼に近づくのは気が引けるものがある。

 だが、あの体調で一人にさせておく訳にはいかないだろう。

 走り去って行く彼の姿を見て、奈々瀬たちがこちらへと近づいてくる。

 

「おいこら淳、何があったの!? あの子どこか行っちゃったわよ!?」

 

「――・・・・・・奈々瀬、麻沙音とその娘を任せていいか」

 

「えぇ?! それは構わないけど、アンタはどうするのよ!?」

 

「俺は彼を追いかける。 二人は先に家まで戻っておいてくれ!」

 

「ちょ、一人で行くつもりなの!? もし何かあったら――」

 

「・・・・・・奈々瀬さん、ここは兄に任せましょう。 兄のあの顔はさっきこのロリを助け出した時と同じ目、つまり止めても無駄って奴ですよ・・・・・・」

 

「ロリじゃないですけど! って、あの子何だか辛そうにしてたな。大丈夫かな・・・・・・」

 

「アサちゃん・・・・・・あぁもう! ちゃんと無事に帰ってくるのよ!」

 

「勿論だ――・・・・・・悪いが、頼んだぞ!」

 

 助けた少女を二人に任せ、彼の後を追いかける。

 正直、何が彼を追い詰めたのか分からないが・・・・・・せめて一言、謝りたい。

 

「頼む、待ってくれ! 一言でいいから、君に謝らせてくれ!」

 

 走りながら彼に向かって呼びかけるも、止まらない。

 彼もまた、この青藍島で何かを抱えているのなら、ほんの少しでも助けになってやりたいと。

 その思いで追いかけるが、距離は依然として縮まらない。

 それどころか、どんどん離されていく。

 森の中は木々が生い茂っているせいで走りづらく、土地勘も無い俺と、この島で昔から過ごしてきた彼では出せる速度が違うのであろう。

 

「くそっ、どうすれば――」

 

 考えろ。

 どうやったら彼の所まで辿りつけるのか。

 何か、何か方法があるはずだ――――辿りつければ?

 ・・・・・・そうだ、別に走って彼に追いつく必要はない。

 彼の位置さえ分かれば、そこまでの道を辿っていけばいいだけの事!

 

 俺はもしもの時の為に持っていた特別製のゴーグルを装着し、愛する妹の技術力の結晶である“アレ”を起動するためのワードを詠唱する。

 

「“アリアドネー・プロトコル”、起動!」

 

 俺たちがこの青藍島でドスケベを回避する為に麻沙音が開発したソフト――その名も、“アリアドネー・プロトコル”

 このソフトには、住民が所持している携帯端末にインストールされたインケイサスッタグラムの位置情報を取得して、通信をリンクさせたゴーグルにその位置を表示する機能がある。

 それ以外にもECM*1やIFF*2等様々な機能があるが、今は必要ないから後回しだ。

 静かな起動音とともに、俺の視界が切り替わっていく――彼を示す光点は・・・・・・あった!

 

「麻沙音、聞こえるか!」

 

『はいはい可愛い妹はいつでも兄の傍におりますよっと。 兄、追いついたの?』

 

「いや、まだだ。 それより麻沙音、俺の20mほど先にいる光点をターゲットして、道先をナビゲーション出来るか?」

 

『おぉん・・・・・・? あぁなるほど、了解。 レーダー、スーパーサーチモード。 HIS正常。 対象の位置情報を設定、HISへ伝送。 ――これで問題ないはずだよ、兄』

 

「よし、流石はアサちゃんだ。 俺の考えを瞬時に理解してくれる妹を、俺は世界の誰よりも愛してるぜ!」

 

『へっよせやい・・・・・・兄と私の仲じゃんかよ。 そんなこと言われなくたって分かってるさ・・・・・・!でもちゃんと言葉に出してくれる兄好き!抱いて!』

 

「あぁ! 戻ったらたっぷり抱きしめてやるぞ妹よ!」

 

 あぁ――我が最愛の妹アサちゃんはやっぱり最高だ。

 この場に居なくとも、俺たち兄妹の絆は変わらず繋がっていることを実感する。

 アサちゃんの協力を得た事で、俺は一旦追跡を止める。

 いつまでも追いかけていたら、彼はずっと逃げ回るだろうからだ。

 それでは、いつまで経っても彼には追い付けない。

 だから、彼が止まった所でアリアドネー・プロトコルを活用してその場に向かう――これが俺の考えた作戦だった。

 

「・・・・・・止まった」

 

 あれから数分して、彼の姿はもうどこにも見えなくなってしまった。

 ――だが、彼を示す光点は未だ表示されており、アサちゃんからのナビが行く先を指示してくれている。

 ならば、何も問題はない。

 

「よし――――行こう」

 

 ナビを頼りに光点の位置へ向かう。

 そうして俺が着いた場所は暗い森の中に似つかわしくない、廃墟とも呼べそうな寂れた建物がある場所だった。

 

「こんな所に建物があったのか・・・・・・」

 

 ・・・・・・そういえば、青藍島は過去には軍事拠点としての活用が計画されていたらしい。

 だから、島のあちこちに対空砲や砲台が今でも残っているし、俺たちNLNSの基地もその頃の帝国軍の研究所を改修したものだと聞く。

 だとすればここも、そんな軍事施設の一つだったのだろう。

 

「位置的に、あの建物の中か?」

 

 光点の位置情報を頼りに、建物内へと入る。

 足音で気付かれて、また話も出来ずに逃げられるかもしれない為、出来るだけ静かに行動する。

 

「んっ・・・・・・ゅん・・・・・・ふあっ・・・・・・すけっ・・・・・・っぁあ!」

 

 すると――どこからか、声が聞こえてくる。

 声は建物の奥から聞こえており、近づくとそれが彼の声だと気付いた。

 奥に向かい、建物内に幾つかある部屋の中を覗く。

 

(――居た!) 

 

 彼は背中をこちらに向け、床に横たわるようにしており、何かを押し殺すようなその声から、やはり体調が良くなかったのだと痛感する。

 すぐに彼の元へ行こうと考えるも――先ほどの彼の様子が脳裏をよぎる。

 

(・・・・・・本当に、このまま出ていっていいのか?)

 

 故意であろうと無かろうと、俺が彼を怯えさせたのは事実。

 その引け目から、つい二の足を踏んでしまう。

 ・・・・・・いや、考えている暇はないのだ。

 体調が悪い彼を、出来るだけ早く誰かに診てもらう必要があるのだから。

 どちらにせよ、まずは彼に謝ろう。

 怯えさせてすまない、と。

 少なくとも、それだけはしなければ恩知らずというものだ。

 よし、それじゃあ声を――

 

「っ・・・・・・ぅ、くっ・・・・・・ん、ふッ・・・・・・♡ はっ・・・・・・ぁ、ふっ・・・・・・♡」

 

 ・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・ん?

 ・・・・・・気のせいか? 何か思ってたのと違うような気が・・・・・・?

 ――・・・・・・気のせいだろう。

 そんなはずあるわけがない。

 そうに決まって――――

 

「ぁ・・・・・・ぁあ・・・・・・♡ ・・・・・・っく・・・・・・~~~~~~っ♡」

 

「――――!?!?」

 

 予想外の光景に、思わず後ずさる。

 よく見れば腕が股の近くに添えられており、こちらからは向こう側が見えないため何が行われているかは一見分からないが――ナニが行われているのだろう。

 

(と、とんでもない場面に出くわしてしまった――!)

 

 まさか――あの体調不良は、つまり、そういうことだったという訳か!?

 理由は知らないが、彼は自分でも抑えきれないほどの発情状態になっていたからあの様子だったと――!?

 俺たちと会った時から妙に息が荒かったことを考えると、会う前からそういう状態になっていたという事だろうか。

 普通なら、発情なんて現象は早々起こり得ないだろうが――ここは性の乱れる青藍島。

 発情に至る状況やアイテムがそこらかしこに転がっている為、些細なことで発情している人間は珍しくなかった。

 仮にそれが、反交尾勢力だとしても・・・・・・状況次第ではあり得る事だ。

 そ、それよりもこのままここに居るのは非常に不味い!

 俺の存在が見つかったら、必然今の光景を見ていたことが彼にバレ――

 

ぱきっ

 

「―――――――ッ!? だっ、誰!?」

 

「あっ――――!」

 

 ――・・・・・・そんなベタな!?

 足元にある木の枝を踏んでしまい、静寂な場に響き渡る音。

 驚いた様子でこちらを振り向く少年。

 仮面で表情を隠しているが、頬を真っ赤に染め上げ、息を荒くしている様子が妙に色っぽい。

 

「な、な、何で、淳之介がここに・・・・・・振り切ったはず、じゃ」

 

「え、えっと・・・・・・その・・・・・・このゴーグルで・・・・・・」

 

 違う、そうじゃない――!

 まずは彼に謝ると決めていたのだ。

 素数を数えて、落ち着かねば。

 3、2、1、ゼロ、ゼロ、ゼロ・・・・・・よし!

 取り合えず、話の流れを変えて――

 

「・・・・・・・・・・・・見たの?」

 

「・・・・・・・・・・・・ハイ」

 

 いや無理だろコレ・・・・・・!

 仮に俺が同じ立場になったとしたら、絶対に口を利かない自信がある。

 俺が過去に母さんに見られた時も「なんなんだよこのババア!」と叫んだ後暫くは目も合わさなかったものである。

 それほどまで恐ろしい存在なのだ――オナニーバレというものは・・・・・・!

 

「は・・・・・・はは・・・・・・」

 

「お、おい・・・・・・?」

 

「・・・・・・・・・・・・ハ、ハハハッ、アハハハハハッ!」

 

「お、落ち着け! 俺が悪かった! さっきの事も、今の事も全部謝るし忘れる! だからまずは落ち着こう、な!」

 

「そっかぁ・・・・・・見られたんだぁ・・・・・・は、ははは・・・・・・今までしてきた事も、我慢してたことも、全部無駄になっちゃったんだ・・・・・・」

 

 ゆらゆらと、彼が立ち上がってこちらへ近付いてくる。

 その悲壮感と物々しさ溢れる佇まいに、俺は掛ける言葉を見失う。

 というか、頭が混乱してどうすればいいのか分からなくなってしまった。

 

「なら、もう全部、何もかも・・・・・・うん、そうだ、僕は頑張って我慢したのに、向こうからやってきたんだから少しぐらい・・・・・・そうだよ、ねぇ・・・・・・淳之介・・・・・・本当に謝罪する気持ちがあるんだったら、それを証明する必要があると思わない・・・・・・?」

 

「しょ、証明・・・・・・? そうだな・・・・・・何で証明出来るか分からないが、俺に出来ることだったら何でも言ってくれ」

 

 彼の言葉にどこか嫌な予感がするも――断る気は無かった。

 今の彼は発情状態と、見られたショックで精神が不安定になっているだけなのだ。

 なら、それを落ち着かせるためにも、恩を返すためにも、よっぽどの事で無ければ引き受けるつもりだ。

 では一体、何を頼まれるのか・・・・・・そう身構えた時だった。

 

「じゃあ、ちょっとだけじっとしてて・・・・・・はぁ――――――っ♡」

 

 彼が思い切り俺に抱き着いてくる。

 

「な、ななな何を――!?」

 

「っ・・・・・・んっ、はぁっ・・・・・・♡」 

 

 何だ、これは――

 何故俺は彼に抱き着かれているんだ。

 しかも、凄く匂いを嗅がれている。

 

「ふぁ・・・・・・僕、なんでこんな・・・・・・ぁっ、すご・・・・・・♡」

 

 まさか、彼は同性愛者の匂いフェチだとでも言うのか――?

 だから、肩を掴んだ時にも発情を促してしまって逃げ出したのか?

 それならばあの時の反応も、今の反応も納得出来る――出来るのだが、違和感がある。

 

 ――そう、同性に抱き着かれているというのに、男らしさというものが全く感じられないのだ。

 それどころか、女の子みたいな良い香りがするし、抱き着いた感触は柔らかく、帽子から微かにはみ出た髪はサラサラで、どこか少女のように思えて心地よ――

 

「はっ――!?」

 

 今、俺は何を考えた――?

 少年相手に心地よい、だと?

 そんな、まさか――

 

「・・・・・・こんな可愛い子が女の子のはずがない」

 

「ん、ふぅ――え?」

 

 まさか俺に、三次元男の娘フェチの素質があったなんて――!

 彼の男の娘力の高さもあるだろうが、思わず股間の淳之介が一瞬反応してしまうほどの破壊力であった。

 

「なんてこった・・・・・・この衝撃はブリ〇ットや3号〇ん、アス〇ルフォを見た時以上だ――」

 

「・・・・・・あれ? もしかして、思ってたよりバレてない・・・・・・?」

 

 女装少年・男の娘・TS・女装子・メスショタ・ふたなりその他諸々色々あるが、女性的男子愛好家「もろちん♂ドッピュ」先生の教えは俺の中にも根付いている。

 だから、男の娘でも無論反応出来てしまう俺であったが、流石に三次元の男の娘までは対象外だった。

 しかし、この認識は改めなければならないだろう――我ながらやばい扉を開けちゃうかな。

 

「――・・・・・・なら、今からでも取り返しは・・・・・・でも、ここまで来て止めるなんて、無理だよ・・・・・・んぅ・・・・・・♡」

 

「――って待て待て待て! 流石にそれは不味いだろう!? まさかの出来事に驚いたが、俺は誇り高き童貞! こういう事は愛する人だけと決めてるんだ! 君もそうなんじゃないのか!?」

 

 彼の肩を掴んで一度距離を取ってからそう問いかける。

 そう、俺たちは反交尾勢力。

 愛なきセックスに反旗を翻す者。

 そんな俺たちが、いくら発情してるからといってこの島のビッチ共と同じようになってしまっては本末転倒であった。

 

「そ、れは――」

 

「何があってそうなってるのか知らないが、こんな知り合ったばかりの人間と関係を持ったら、君はきっと後悔する!」

 

「・・・・・・カッコイイ事言ってるけど、それじゃあ何でこっちは反応してるのかな?」

 

「うっ――」

 

 そういって彼は俺の股座へと手を伸ばす。

 そこには、彼に抱き着かれた影響で固くなってしまった息子の姿があった。

 くっ――初めて開いてしまった扉だったせいか、興奮してしまっている俺がいるのも否定できない――!

 

「・・・・・・ごめんね、キミの信念を裏切るような真似をしてしまって・・・・・・でも、ダメなんだ・・・・・・こんなの、我慢出来る筈が・・・・・・――ッッ♡」

 

「う、うおぉっ!?」

 

 唐突にくるり、と視界が一回転する。

 まるで柔術の投げ技のごとく、されど体を打ち付けないように気を遣われたその投げで、気が付けば俺は彼に押し倒されてしまっていた。

 

「ビックリさせてごめんね? でも大丈夫、キミは何もしなくていいから・・・・・・♡ だから、ほんの少しだけ大人しくしてて?」

 

「ん――ぐぅ!」

 

 上乗りになった状態で彼はそう言うと、素早く俺の手を縛る。

 こうなってしまっては、抵抗も難しい。

 どうする――このまま彼に好きなようにやられてしまうのか?

 俺の矜持と彼の恩義を秤にかけるが、ぐらぐらとふらつくばかり。

 

 今ならまだ、足が動かせる。

 抵抗しようと思えば出来るだろう。

 だが、彼に対して無理矢理引き離すというのも躊躇われた。

 

「ん・・・・・・そのゴーグル、邪魔だし外すね・・・・・・っしょ、っと・・・・・・あぁ、そうだ念のために目隠しも・・・・・・」

 

 迷っている間にも拘束――目隠しが追加され、展開は進んでいく。

 ――そして最早、口で抗うことでしか彼に抵抗する手段は無くなってしまっていた。

 

「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・♡」

 

「た、頼む、こんなことはやめてくれ・・・・・・んむっ!」

 

 唇に何かが押し当てられる。

 その柔らかい感触と、続けて口の中に入ってきた何かが俺の舌と絡み合い、口内を蹂躙する。

 

(これって、キスされて――!)

 

 入ってきた彼の小さな舌が俺の舌と絡まり合い、お互いの舌の表面や頬の裏側、口腔粘膜をねっとりと舐(ねぶ)る。

 反交尾勢力とは思えない程の巧みな舌使いはあまりに心地よく、視界を隠されたことで鋭敏になった感覚のせいか、いつまでも続けていたいと思うような中毒性が俺の頭を痺れさせる。

 

「ぷぁっ、ん、ちゅっ・・・・・・♡ ぁむ、ん、んぅッ・・・・・・♡」

 

 恋人同士の様な濃厚で淫靡なディープキスがひたすらに続く。

 呼吸困難一歩手前の長いキスは、酸素を求めて口を開くたびにすぐさま彼に押さえ付けられ閉じられる。

 そんな酸欠に陥りそうなキスで、何も考えられなくなる。

 このまま気絶するまで続けられるのではないか――そんな永遠に続くかと思われたキスは唐突に終わりを告げる。

 

「んちゅ、ん、はぁっ・・・・・・♡」

 

「ぷはっ・・・・・・はぁ、あ・・・・・・何で、やめ・・・・・・」

 

「・・・・・・何だかんだ言っても、やっぱりキミってエッチな事が好きなんだね。 キミのここ、さっきよりおっきくなってるよ? 触って欲しいって、気持ちよくなりたいって、そう言ってる・・・・・・♡」

 

「――っ、それ、は」

 

「キミにとって、こういう行為は愛する人とだけ・・・・・・その気持ちは僕にも分かるし、凄く尊いものだと思う。 でも・・・・・・耐えられないなら仕方ないよね?」

 

 耳元で彼が囁く。

 その甘い声は催眠音声の如く脳を痺れさせ、淫猥なことしか考えられなくさせる。

 駄目だ――

 考えるな。

 そんな事を考えてはいけないのだ。

 それではまるで、俺がこの行為の続きを望んでいるかのような――

 

「――・・・・・・辛いよね? 苦しいよね? ・・・・・・僕もね、もう耐えられないんだ・・・・・・♡ 今のこの状況が、この火照った体が、キミのことが欲しくてたまらないって、そう言ってしょうがないんだ・・・・・・っ♡」

 

「・・・・・・駄目だ! それだけは、絶対に――!」

 

「――だから、一緒に気持ち良くなろう?」

 

 そう叫ぶように止めても、彼の手は俺の太ももの付け根の辺りを撫で始め、ズボンのベルトに手をかけると、カチャカチャと外されていく。

 そして、遂に――

 

「・・・・・・っ♡ すご・・・・・・♡」

 

 ――見られた。

 誰にも見せたくなかった、俺のイチモツが――この島で初めて出会えた同志とも呼べる人に。

 

「ぐ――っ」

 

 動悸がする。

 過去のトラウマが刺激され、全身に悪寒が走る。

 しかし、それとは別の意識も浮かび上がってくる。

 見られたくない――そのはずなのに、勃起したイチモツに触って欲しいという矛盾した意識が頭の中をぐるぐると交錯する。

 

「・・・・・・あぁ・・・・・・この匂いも形も、今だけは愛おしく感じるよ・・・・・・♡ ねぇ、もういいよね?」

 

「ま、待ってくれ、まだ心の準備が――!」

 

「ん・・・・・・ちゅっ」

 

 亀頭の先端に柔らかな感触が触れる。

 すると、次の瞬間亀頭全体が生暖かい何かに包まれ、得も言われぬ快楽が背筋を走った。

 肉棒の今まで感じたことの無い感覚に、思わず腰が浮かび上がりそうになるのを抑えながらも、断続的に聞こえるぬちゃぬちゃとした水音と、肉棒から感じるヌメリとした感触で、俺はフェラをされていることに気付いた。

 

「ん・・・・・・じゅぷっ、じゅる、じゅぷぷぅ、じゅむっ・・・・・・」

 

「うっ・・・・・・くっ・・・・・・あぁっ!」

 

 亀頭の裏スジをザラザラとした感触が撫でる。

 それだけでなく、先端をチロチロと掠めるように愛撫したかと思えば、上下に動かされる口がまるで搾り取るかのように俺のイチモツを吸い上げる。

 それが素人でも分かるほどの熟練の奉仕であることは、感じられる快楽の強さが物語っていた。

 

「なっ――んで、そんなに上手いんだ――ッ。 君は、反交尾勢力じゃなかったのか!?」

 

「んじゅ、れろ・・・・・・そんなの、今は気にしなくていいんだよ。 今はただ、気持ち良くなることだけを考えて――っ♡」

 

 そう言われるが、気にしないなんてこと、出来るわけがない。

 反交尾勢力であり、同性でもある彼がどうしてここまでの技量を身に着けているのか。

 ――単純に考えるなら、そこまでの技術を得るまでの経験があるという事。

 物か何かで練習をしたという可能性もあるだろうが、それにしたって練度に限界はあるだろう。

 つまり、彼は――

 

「――やめてくれ・・・・・・! こんなことを続けたら君を傷つけることになる・・・・・・!」

 

「んじゅる、じゅぽっ、じゅるるっ、んじゅぅ・・・・・・ぷはっ♡ ・・・・・・やっぱり、キミは優しいね。 悪いのは僕なのに・・・・・・そんなこと言われたら、余計に――んうっ♡」

 

 きっと彼はもう、正常な判断が出来ていないのだろう。

 何らかの事情で発情し、長い我慢の後の欲求解放と、そこを見られた羞恥心、そして俺へ襲い掛かったという罪悪感で俺以上に頭がぐちゃぐちゃになってしまっているのだ。

 

「あっ、きもちいい・・・・・・♡ おちんちん咥えながらアソコ弄るの気持ち良いよぉ・・・・・・んんぅっ♡」

 

「う、おぉぉお・・・・・・!」

 

 目隠しで見えないが、どうやら自分のアソコも弄りながらフェラをしているらしい。

 彼が嬌声を上げると口の中で舌の動きが止まってしまうため、まるで焦らされているかのようでイチモツが余計に固くなってしまう。

 

「ん・・・・・・先走り汁が出だしたね・・・・・・苦くて、臭くて、美味しくないのにもっと欲しくなるなんて・・・・・・おかしいって分かってるのに、気持ち良くて止められないよぉ・・・・・・♡」

 

 そう言うと、まるで餌を強請る雛鳥の如く亀頭の先っぽを重点的に責められる。

 舌が、唇が、頬が。

 咀嚼するかのように口内全てが一体となった高度な連携で肉棒を刺激すると、一滴も逃さないと言わんばかりに肉棒から溢れ出るカウパーを吸い上げる。

 無意識に焦らされていた俺のイチモツはその動きによって更に快楽が高められ、完全にそそり立ってしまっていた。

 

「く――っ、ああぁっ!!」」

 

「あっ・・・・・・ふふ、おちんちんビクビクしてる・・・・・・♡ もしかしてイキそうなの? いいよ、好きなだけ僕の口の中に出して・・・・・・っ!」

 

 俺の反応から限界が近いことを悟ると、イチモツへの刺激が今まで以上に激しくなる。

 肉棒を搾り取るストロークが加速し、根本近くまで咥えられる。

 

「じゅるる、じゅずずずっ、えぐっ、じゅっぽ、んんっ!んぐっ!」

 

 喉元で締まる感覚に、絶えず動かされる舌がより激しい快楽を生む。

 その急激な快楽と、えづきながらも続けられる彼の奉仕精神が、駄目だと思っても、言いようのない悦楽を感じてしまう。

 そして、ゆっくりとした動きから一転したその激しいフェラチオは、肉棒を容易く射精へと促すのであった。

 

「ぐっ・・・・・・だ、駄目だ・・・・・・もう射精るッ――!」

 

「んぐっ――! んむっ、んんっ~~~~~~~~♡♡」

 

 抑えきれれないほどの射精感と、増大した性欲が自身の腰を思い切り彼の喉奥に突き上げ、限界を迎えたイチモツから大量の白濁した液体をまき散らす。

 無遠慮に吐き出した精液を彼が口の中で受け止めると同時に、彼も小さく体を震わせるのが分かった。

 

 彼の口の中で射精したイチモツがビクリと震え、射精後特有の倦怠感と、多幸感が身を包む。

 しかし、チカチカと白く明滅する視界の中で思ったのは、それ以上の後悔であった。

 

「が――あっ、はあ・・・・・・はあ・・・・・・」

 

「じゅるっ、ずずずっ――んっ・・・・・・♡ ちゅ・・・・・・んくっ、んっ・・・・・・♡ れろ、ぇろ・・・・・・ごくっ・・・・・・っぷはぁ♡」

 

 ――俺は、勢いに任せてなんてことを・・・・・・!

 途中まではまだ言い訳が立つかもしれない。

 だが、最後の方など自分から腰を動かしていた。

 こんな・・・・・・誇り高き童貞どころか、相手を慮るとは思えない自分自身の行為に酷く嫌悪する。

 

「・・・・・・キミの濃厚なザーメン、飲んじゃった・・・・・・♡ はぁっ、すご・・・・・・まだ喉に絡み付いてる・・・・・・♡」

 

「すまない――本当にすまない・・・・・・! 君に、こんな事するつもりじゃ無かったのに・・・・・・!」

 

「・・・・・・どうして、キミが謝るの? 僕はとても気持ち良かったよ・・・・・・♡ それに、僕の疼きはまだ――――・・・・・・え?」

 

「駄目だ! これ以上は本当に――・・・・・・って、お、おい?」

 

「――――・・・・・・・・・・・・あ、れ・・・・・・? 僕・・・・・・何で・・・・・・?」

 

 このまま一線を越えるのかと不安を覚えた瞬間、彼の様子が変わる。

 彼は立ち上がると(目隠しをされている為推測だが)、ぶつぶつと何かを呟く。

 先ほどまでと違ってこちらに何かをする素振りも無く、今の状況にただひたすら狼狽えているようであった。

 

「何で、急に・・・・・・まさか、本当に私は・・・・・・? いや、そんな、だって――」

 

「・・・・・・もしかして、正気に戻ったのか?」

 

「ひうっ!? あっ・・・・・・じゅん、のすけ・・・・・・」

 

 その声は微かに震えており、淫靡で厭らしさを纏った物では無い。

 あの脳を蕩かすような甘い声ではなく、普通の人間が話すような雰囲気を彼は取り戻していた。

 ・・・・・・よく分からないが、続きを心配する必要が無くなったようである。

 

「良かった・・・・・・正気に戻ったんだな」

 

「・・・・・・」

 

「それで、その・・・・・・色々話すことはあるだろうけど、まずは拘束を解いてもらってもい――」

 

「あ・・・・・・あぁ~~~~~~~~ッッ! ぼ、僕は何てことを――し、しかもあんな、嘘でしょおっ・・・・・・!」

 

「――!? お、落ちつけ! 一旦冷静になろう!」

 

「あ、あんな自分から、う、嘘だ! チンポが美味しいなんて嘘なんだぁぁぁああああ!!」

 

 ど、どうしよう。

 いくら不慮の事故だと言え、俺たちが性欲に負けて情事に耽ってしまったのは事実。

 落ち着こうと思っても、そう簡単にはいかないだろう。

 何か、彼を落ち着かせるには――そうだ

 エロゲーでは確かこういう時に・・・・・・

 

「――・・・・・・さっきのエロい姿も可愛かったし、凄く気持ち良かったぞ――!」

 

「はぇっ――か、かわっ!?」

 

 媚薬に負けたヒロインが主人公に襲い掛かった後、“こんなエッチな女の子なんて嫌だよね”と後悔するヒロインを“好きな娘がエロいからって嫌いになるわけないだろ”という風に主人公たちはいつもヒロインを慰めて落ち着かせている――これで彼も落ち着くこと間違いなしだろう。

 

「最後の『喉に絡み付いてる・・・・・・♡』なんて滅茶苦茶エロくて最高だった!!」

 

「はっ!? やめ、ヤメローッ!? ていうか目隠ししてるんだからこっちの顔なんて見えないでしょうが!!」

 

「そんなの見えない方が想像でより興奮するに決まってるじゃないか! 常識だぞ!」

 

「チンコ丸だしの非常識な格好で常識語るんじゃないよ!」

 

「これは君が出して射精させたんだろ!!」

 

「~~~~~ッ!!」

 

「ぐうの音も出ないとは正にこのことだな――! はっはっは――!」

 

「あぁもう! 取り敢えずソレ仕舞えぇ!!」

 

 そうして、暫くして。

 彼が俺の拘束を外してくれたので、拘束された体をほぐし、乱れた服装を正していく。

 ・・・・・・何か間違えたような気がするが、先ほどの会話と、体を整理することででいつもの自分を取り戻していくのを感じる。

 落ち着けといいながら、自分自身もやはり、先ほどの出来事が衝撃的だったのだろう。

 だが、これで一旦は話も出来るぐらいには落ち着けた。

 

「はぁ・・・・・・光姫さんでも郁子でも無く私が最初なんて絶対おかしいよ・・・・・・」

「――? 何か言ったか?」

 

「いいや、何でも無い・・・・・・今日の事はお互い忘れよう。 ここでは何も起こらなかった・・・・・・それでいいか?」

 

「それは、構わないが・・・・・・というかその口調、作ってたんだな」

 

「話の腰を折らないでくれ・・・・・・こういうのはイメージが大事なんだ・・・・・・!」

 

「あ、はい・・・・・・」

 

 俺の前では今更な気がしたが、気持ちは何となく分かる為否定はしないでおこう・・・・・・

 

「・・・・・・とにかく、謝っても許されるとは思って無いが、今回の事は本当に済まなかった・・・・・・」

 

「いや、俺の方こそ・・・・・・それに不幸中の幸いって言ったらあれだけど、一線は越えてないし・・・・・・そういえば、なんであんなに上手かったんだ?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 黙ってしまった。

 そして言ってしまってから、気づく。

 この質問は、彼にとって大きな地雷だと言うことに。

 

「――っ、すまない! 失言だった・・・・・・ごめん、言えないよな・・・・・・」

 

「いや、いい・・・・・・キミが想像してる通りだ。 ・・・・・・ハッキリ言うが、僕のこの身は既に島のドスケベで穢れ切っている」

 

「――――っ!」

 

 ――・・・・・・なんて、惨い。

 したくないと思っていても、周囲がそれを許さず強制される。

 それが嫌だったからこそ、俺はNLNSを立ち上げたというのに。

 その切っ掛けをくれた彼は、既に手遅れだったと言うのか。

 

「・・・・・・気にしたって、しょうがないんだよ。 過ぎた事は変わらない、過去は変えられないのだから・・・・・・少なくとも、僕はもう気にしていない。 今を変える為には気にしてなんていられないんだ」

 

「気にしてないなんて、そんなこと――!」

 

「・・・・・・この話はもう終わりだ。 キミも仲間たちが待っているだろう。 早く無事な顔を見せてあげるべきだ」

 

「・・・・・・・・・・・・あぁ・・・・・・」

 

 そんな風に言われては、何も言えなくなってしまう。

 気にしてないのが嘘だというのはすぐに分かった。

 反交尾勢力として活動しているなら、気にしない筈がないのだ。

 しかし、彼がそう言うのなら、追及しては余計に傷付けるだけだと――そう納得するしかないのであった。

 

「――それじゃあ、行こう。 キミたちの今後と・・・・・・あの娘をどうするか、決めないと」

 

「そう・・・・・・だな」

 

 こうして、俺たちの秘密の会合は幕を閉じたのである。

 

 ・・・・・・この時、俺は一つだけ勘違いしていたのだ。

 それは、男だったら、フェラの技術なんて普通身に付くはずがないということを。

 その勘違いが、後に俺の意識を大きく揺さぶることとなるとは、知る由もないのであった。

 

*1:
電波妨害装置

*2:
性触者認識システム。街中のカメラをジャックして人物の特定や発情具合を知ることが出来る。航空機のIFF(敵味方識別装置)から命名




官能描写カくためにぬきたし本編、官能小説漁りしてたらいつの間にかマラが立ってマニラでマスをカいちゃってたパチね
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