主人公 小鳥遊空
プロ野球チーム 潮鳴ブルードルフィンズに所属する社会人卒二年目ルーキー。
年齢は26歳で、咲の2つ下。
両親は事故で死別しており、小鳥遊家に引き取られた。
前の両親との間に問題があり、当初は暗く今でも過去の記憶がフラッシュバックしてしまう。
いわゆる変態、だが打たれ弱くすぐにベソを書くのが難点。
年上であり、存在が大きい咲にやすらぎを求めてしまう。
悩みは寮生活なので咲の家にあまりいけないことと、泊まることができないこと。
プロ生活二年目でドラフト5位とスターとは言えないものの、ここ一番のチャンスに強く、確実に点を奪うクラッチヒッター。ただしランナーがいないと打率は下がる。
鳴瀬咲
28歳の気象予報士。本作のヒロイン。
学生時代から男性とのふれあうことが少なく恋愛下手。空と付き合うことになる。
原作との相違点
お天気お姉さんでありながら、キャスターとしても時々出演している。
最近野球関係のアナウンサーもするように。
ちょっと寂しがりやでヤンデレ気味になることも。
潮鳴ブルードルフィンズ
潮鳴市に本拠地を置く球団。毎年クライマックス常連であるものの、優勝はなし。
オフの選手のメディア出演にも積極的でファンサービスには余念がない。
あれから一週間後、ドルフィンズ選手寮。
「おはざーす・・・」
朝6時過ぎ。選手が続々と食堂へ集まってくる。新人選手が最低でも二年生活するこの寮は、高卒から社会人卒まで年齢幅も大きい。
「今日の降水確率は0%。一日中穏やかな天気になるでしょう。」
テレビには咲さんが今日の天気を伝えてくれている。・・・本当に彼女、なんだよな。
必然的に生活リズムが違ってしまっている以上、電話は少なくラインで連絡する毎日。こっちが寝るときに向こうは起きてるんだから、そりゃできないよね。・・・声、聴きたいなぁ。
「あれー、こんなところで辛気臭い顔してるやつがいるなー?」
目の前に座ってきたのは榊原俊。僕とは違ってドラフト2位で入ってきた実力派だ。
高校が一緒だったためかなんだかんだ気兼ねなく話せる唯一の相手。
「別に。大好きな彼女と会えなくて残念ってだけだよ。ただでさえ寮生活で外泊なんてオフしかできないし、明後日には遠征だし。」
このチームのルールの一つに、無断外泊の禁止と門限がある。デーゲームならいいけど、ナイターの時は咲さんに会いに行く時間もない。
あっ、咲さん今日ブルーのネイルしてる。
「俺だってそりゃ彼女のところ行きたいけどなー。おっと、そろそろ行かないと遅刻しちまう。」
時間を見ると一軍はもうすぐ出ないと球場入りが遅くなってしまう。・・・今日デーゲーム、か。
「咲さんにメッセージうっておこっと。」
『今日ブルーのネイルしてくれてたね。』・・・安直?考えてもしょうがないか。
寮から球場は車で30分。今日はデーゲームだから早めに行って打撃練習をしておきたい。チャンスに強くなりたいのになぁ。
信号待ち。目の前には咲さんがいるテレビ局。こんなに近いのに会えないのがつらい。
咲さんにただぎゅっとしてもらいたい・・・
なんてことを考えてたら後ろからクラクション、いけない青信号か。
今頃咲さん何してるかなぁ。気象予報士って、そう考えたら何やってるんだろ。というか、もしかして口説かれて寝取られてるんじゃ・・・!!
そう思ったとき、ちょうど着信。マイクは耳につけてるからいいけど誰からだろ。
『空くん。今大丈夫?』
「咲さん!?え、本物!?」
『あらぁ?いったい何と見間違えたのかしら?』あ、地雷かも。
『まぁいいけど、ふふっ、ネイル気づいてくれてありがとう。みてるかなって思って選んじゃった。』
見てくれ。これが僕の彼女だひれ伏せ!!!
『それとね?今日の試合、私応援しに行くから!」
なん・・・だと・・・!?
『あ、座席とかは内緒。ふふっ、がんばったらサービスしてあげちゃうね?』
それを最後に電話はきれ、球場についた。もう、僕は止まらん・・・!!
その日、室内練習場からは、コーチの悲鳴ととある選手の叫び声が聞こえ、相手チームの選手たちは震え上がったという・・・