※この作品はR-18です。

優しき日輪と鬼殺隊の美蝶   作:蓮紅

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※キャプション必読・リクエストに関しての説明あり
・鬼滅の刃原作に関するネタバレあり。原作未読の方は閲覧注意。
・鬼滅の刃二次創作小説です。
・原作・キャラクターの性格・設定等改変の可能性大。一部キャラ崩壊注意。
・思い付き次第で何度も編集を繰り返す可能性大。お時間がある時で良いので、良ければ読み返してみて下さい。
・誤字脱字等のミス・内容の矛盾等の指摘は大歓迎。理不尽なクレームは受け付けません。
・コメント・メッセージ大歓迎。創作意欲の燃料になります。コメント・メッセージの返信は必ずさせて頂きますのでどしどし御投稿下さい。
・SS内容に関してはネタパクリと言う名の盗作を間違えてしないよう気を付けてますが、もし私が投稿した作品が既に別の作者様と内容が酷似していた場合、メッセージにて御連絡下さい。

※リクエストに関して
メッセージにてリクエスト内容を御連絡下さい。
以下規約参照
・100%受け付けられると保証された訳では御座いません。
・炭治郎×鬼滅女子のみ。
・作者は遅筆で怠惰癖あり。またリアルの都合や他SSの執筆で投稿が遅くなる可能性大。
・CP、全年齢かR作品か、ネタの内容を御記入下さい。ネタの内容が詳細で有れば有る程、筆が進むので御協力をお願い致します。


第拾参話 日輪と藤蝶は焦慮に駆られる ❤★

「ね、禰豆子っ!?」

 

「禰豆子さん……っ!」

 

二人は禰豆子の名前を呼びながら、禰豆子の下へ近付いた。

 

「えええぇぇぇぇん、うえええぇぇぇぇぇんっ。」

 

「禰豆子、どうして泣いて……っ。」

 

「……」

 

禰豆子に駆け寄った炭治郎は泣いている理由を尋ねようとしたが、咄嗟に口を閉ざした。自分で尋ねておいて何だが、直ぐに禰豆子が泣いている理由を察したからだ。

 

因みにしのぶの方は禰豆子が泣いている理由を最初から察して、気まずそうに顔を背けていた。

 

「うううぅぅぅぅっ!!」

 

「「っ!!……っ。」」

 

禰豆子が泣きながら唸り声を上げて、炭治郎としのぶを睨み付けた。二人は一度禰豆子を見てから互いに視線を合わせると、再び気まずそうに視線を逸らした。

 

「……禰豆子、悪かった……機嫌を直してくれ。」

 

「私も大人げない真似を……ごめんなさい、禰豆子さん。」

 

「…………ムゥ。」

 

炭治郎としのぶは反省の念を抱いて、禰豆子に謝罪して頭を下げる。そんな二人を見て、禰豆子は泣き止んで小さく声を漏らす。

 

「……っ!」

 

すると禰豆子の視線にある光景が映る。禰豆子の視線には、炭治郎の精液が溢れ出て零れ落ちているしのぶの秘部が映っていた。

 

「むっ!」

 

「きゃっ!?」

 

「禰豆子っ!?」

 

突如、しのぶが悲鳴を上げて仰向けの状態で尻餅を着いた。禰豆子がしのぶを突き飛ばしたからだ。そんな禰豆子の行動に、炭治郎が驚愕の声を上げる。

 

「禰豆子さん、何を……っ!」

 

「……んっ!」

 

しのぶが自身を突き飛ばして来た禰豆子に抗議の声を上げるも、禰豆子はそんな抗議の声などに聞く耳を持つ事も無くしのぶに接近していく。

 

「えっ……あぁっ!?」

 

禰豆子が次に移った行動を見てしのぶは当惑を声を漏らし、刹那の間にその声は困惑へと瞬時に変化した。

 

「んんっ~~。」

 

何故なら禰豆子はしのぶの両足首を掴むと、そのまま開脚の要領でゆっくりと広げたからだ。身体が柔軟なしのぶは両足を伸ばされて開脚の姿勢になると、必然的に淫靡な香りを醸し出している秘部が丸見えの状態になった。

 

「……んちゅうっ。」

 

「ひぁっ!?」

 

そのしのぶの秘部に、禰豆子が口を着けた。水音がなると同時に、禰豆子の唇の感触が敏感な秘部に触れた事でしのぶもまた驚きの悲鳴を漏らした。

 

「!?」

 

炭治郎は驚くばかりで、何も行動に移せない。しかし、これは禰豆子にとって始まりに過ぎなかった。

 

「じゅるるるっ!……じゅるちゅうううぅぅっ!!」

 

「あああぁぁっ!?……まっ!?……何をっ……ああぁぁっ!!」

 

強い吸引音と共に、しのぶから悲鳴に近い嬌声が上がる。しのぶの秘部から溢れ出る炭治郎の精液としのぶの愛液が混ざった混合液を、禰豆子が吸い取って飲み込んでいたからだ。

 

「ああっ!……んあああっ!……あうぅぅっ!」

 

しのぶはどうにかして禰豆子から逃れようとしたが、禰豆子にがっちりと太腿の付け根を押さえ付けられていた。そのためしのぶは頭を左右に嫌々と降るばかりで、禰豆子から逃れる事は叶わなかった。

 

「あっ……そのっ……っっ……はぁ……はぁ。」

 

禰豆子の行動を止められる可能性が有ったのは炭治郎だけであったが、その当人は美少女二人が絡み合う様子を見て呼吸を荒くしつつ逸物を膨張させ固くしながら二人を凝視する事しか出来なかった。

 

「じゅるるっ!……んんっ〜〜。」

 

しのぶの秘部を舐めて吸っていた禰豆子であったが、不意に不満げな声を漏らす。その理由は、秘部から溢れ出る精液を思う様に飲めなかったからだ。

 

最初こそ幾ら舐めて吸っても溢れ出ていた精液だったが、非常に濃厚で粘着性がありしのぶの膣内にこびり付いていたのだ。

 

秘部の入り口とその浅い部分は、直ぐに禰豆子は口にする事が出来た。しかしその膣内の中間地点から膣奥にまでこびり付いた精液が中々、禰豆子の口内までに降りては来なかったのである。

 

「んっ!」

 

其処で禰豆子にある妙案が脳裏に浮かんだ。禰豆子は早速、その妙案を実行すべく舌をしのぶの膣内で真っ直ぐピンと伸ばした。

 

「んんっ!……えっ?」

 

限界まで突き出した舌の感触を感じて、しのぶが小さく嬌声を漏らす。だが其処から禰豆子が動きを止めた事に、しのぶは困惑を隠せない。

 

しかししのぶの困惑も束の間、その異変は直ぐに起こった。

 

「ひゃあぁぁっっ!!??」

 

「っ!?」

 

しのぶが両眼を見開いて、海老の如くビクッと身体を仰け反ってから悲鳴を上げる。そんなしのぶの悲鳴を聞いて、炭治郎もまたビクッと身体を震わせた。

 

「し、しのぶさんっ! 大丈夫ですかっ!?」

 

声色が少し異なっていたため、炭治郎は心配してしのぶに声を掛ける。

 

「やあぁぁっ!……ああぁっ!……うっ、嘘っ!?……んああぁっ!!」

 

炭治郎に心配されて声をかけられたしのぶであったが、しのぶ本人は炭治郎に応える余裕すら無いのか、嫌々と頸を左右に振って困惑の色が孕んだ嬌声を上げていた。

 

――カナエと同じ仕草してる……やっぱり姉妹だなぁ……。

 

炭治郎はそんなしのぶの様子を見てそう思いながら、その原因を作っているであろう禰豆子に視線を変える。

 

「んんっ〜〜……じゅじゅるるるるっ!!」

 

禰豆子は大きく水音を立てながら、しのぶの膣内に溜まっていた炭治郎の精液を吸収していた。

 

「……」

 

炭治郎は二人の様子を交互に見比べて、一先ず様子を見守る事にした。その最大の理由は、しのぶから拒絶感や嫌悪感を伴った匂いは発していなかったからだ。

 

「あああぁぁぁっ!!」

 

「!」

 

炭治郎がそう一考している内に、しのぶから一際大きな嬌声を上げた。再び身体を仰け反っている事から、禰豆子の愛撫に耐え切れず絶頂したのだろうという事は容易に想像出来た。

 

――でもいきなり反応が変わったよな?……禰豆子、何をしたんだ?

 

炭治郎はしのぶの急激な反応の変化を見て、禰豆子に要因があるのだろうと考える。しかし、判断する材料が少な過ぎて直ぐに断念した。だが炭治郎は禰豆子から思わぬものを見た事で、それが判明した。

 

「んんっ、じゅる……れろっ。」

 

「あぁ……はぁ……はぁ……っ。」

 

絶頂の快感が収まって荒く呼吸を繰り返すしのぶを他所に、膣内にこびり付いていた精液を全て舐め取った様で禰豆子が漸くしのぶの秘部から口を離した。

 

「っ!?!?」

 

二人を見守っていた炭治郎が、思わずギョッと驚愕の表情を浮かべて眼前の光景を凝視した。

 

「ぺろっ♪」

 

禰豆子の舌が、通常より大きく伸びていたのだ。禰豆子はその長く伸ばした舌に付いていた精液を、舌の長さを元に戻して口内に収めてからじっくりと堪能する。

 

そう、禰豆子は普段自身の身長の伸縮に使用する肉体变化を舌にのみ応用し、その長さを調整していたのだ。

 

その姿はさながら獲物を獲る時に舌を伸ばす蛙の如き光景だが、どちらかといえば蟻の巣に舌を抜き差しを繰り返して蟻を捕食する"喰蟻獣(アリクイ)"であった。

 

炭治郎の推測だが、禰豆子は喰蟻獣(アリクイ)の如く長く伸ばした舌の抜き差しをしのぶの秘部へ繰り返して、こびり付いていた精液を舐め取っていたのだろう。

 

しのぶもまた膣奥まで舐められるという、人間では有り得ない感覚と快感を感じていたのだ。同時に困惑を覚えるのも、無理も無い話であった。

 

「はぁ……はぁ……禰豆子さん……っっ。」

 

「「っ!」」

 

しのぶが禰豆子を呼ぶ声を聞いて、禰豆子が気付いた様子で振り返る。炭治郎もまた、禰豆子と同様に反応する。

 

しかし、炭治郎と禰豆子では反応に差が生じていた。禰豆子は無警戒にしのぶへ振り向いたのに対して、炭治郎は嫌な予感に駆られながら振り向いていた。

 

何故なら、しのぶからは苛立ちと怒りの匂いがプンプンと漂っていたからである。

事実、しのぶは笑みと同時に青筋も浮かべていたのだ。その表情もまた、怒りで赤く染まっていた。

 

「「……っ。」」

 

ビクッと一度だけ身体を震わせて、竃門兄妹は咄嗟に頭を俯かせた。しのぶを見る。二人は直ぐに説教や叱咤が飛んで来ると思ったからだ。

 

「………………」

 

しかし、しのぶの表情や雰囲気から怒気などといったものは消失していた。先刻とは打って変わって、しのぶの美貌からは血の気が引いた様に青褪めていた。

 

「うっ?……?」

 

「しのぶさん……?」

 

竈門兄妹は首を傾げて、心配そうにしのぶの様子を見る。しのぶが血の気を引く程に青褪める心当たりが、二人には思い浮かばなかったからだ。そして間も無くそれは起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫌あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「っ!?!?」」

 

まるで此の世の終わりでも迎えたが如く、突如としてしのぶは悲痛な悲鳴を上げた。そんなしのぶの悲鳴を聞いて、竈門兄妹は咄嗟に反応出来ずに固まってしまう。

 

 

 

ドドドドドドドドドッ!!!

 

 

 

「しのぶ様っ! 如何なさいましたかっ!?」

 

其処へ薬師寺邸の女性主人であるひさが複数の使用人と共に、その老齢を伴わない健脚を以て走りながら炭治郎達の居る部屋の前までやって来た。

 

「開けるなぁっ!!!」

 

「「「っ!!!」」」

 

拒絶感を全開にしてしのぶがそう叫ぶ、現場はシンと時間が停止したが如く静かになった。

 

焦燥していたしのぶであったが、その実、行動は非常に冷静で素早かった。

何故ならひさ達が部屋の前までやって来る前に、しのぶは禰豆子を引っ張って寝かせたからだ。

 

そうした理由はただ一つ。ひさ達に知られない様に、存在を悟らせない様にするために、禰豆子を隠さなければならなかったからである。

 

「!」

 

炭治郎もしのぶの行動理由を察して、特に何か文句を言う事は無かった。尤も、正確には言えなかったとも言えたが。

 

「……何故来たのです? おひささん……私は決して、誰もそちらから人をこの部屋に寄越さない様にと言った筈ですよ?」

 

しのぶは青筋を浮かべながら、襖越しにひさを睨み付けて咎める様にそう責め立てた。

 

「……申し訳ございませぬ。しかし、悲鳴の様なものが聞こえましたもので、つい……。」

 

「それに関しては、お騒がせして申し訳ありません。ですが何でもありませんから、戻って下さって大丈夫です。」

 

ひさが襖越しにしのぶへ謝罪すると、しのぶもまたひさに謝罪して部屋の前から去る様に伝えた。

 

「何かあれば、私が直接言いに行きます。下がって頂いて構いません……ただお手数ですが、六時を過ぎたらお風呂に入りたいのでそれだけ用意して頂けますか?」

 

「……畏まりました。お時間に合わせて、朝餉もご用意致します。」

 

「お気遣い、ありがとうございます。おひささん。」

 

感謝の言葉をしのぶに述べられたひさは、そのまま使用人達を連れて部屋の前から立ち去った。

 

「……はぁ……っ。」

 

ひさ達が去って行くのに比例して足音と気配が遠ざかって行くのを耳にして、しのぶは漸く安堵した様子で溜息を吐いた。しかし、それも束の間の一時だけであった。

 

「禰豆子さんっ、大丈夫っ!? 何とも無いっ?!」

 

「……うっ?」

 

しのぶは焦燥感を隠す事無く、冷や汗を流しながら本来なら嫌な筈の禰豆子の身体を拒絶感など一切皆無であるかの様に、ベタベタと積極的に触って行く。

 

その姿はまるで触診を行っている様であった。否、紛れもなく触診であった。

 

「あ、あの……しのぶさん。」

 

「今は大丈夫みたいだけど……あぁ~~どうしようっ……一体どうしたらぁ~~。」

 

しのぶを控えめに呼んだ炭治郎だったが、禰豆子の触診を終えたしのぶには届いて居なかった。先刻の焦燥感をその美貌に貼り付けて、しのぶは両手で頭を抱えながら困り果てていた。

 

「しのぶさん……あの、何を焦っているんですか? 俺にも分かる様に説明してくれると、大変助かるのですが……。」

 

「……っ。」

 

炭治郎は再び控えめながらも、されどはっきりとしのぶに状況の説明を求めた。自身が現況を理解しなければ、しのぶの力になれないからだ。しかしそれでも、今の炭治郎でもはっきりと分かる事がある。

 

それはこの状況に、禰豆子が深く関わっているという事だ。するとしのぶがジト目で、炭治郎を静かに睨み付けた。それからゆっくりと、しのぶは開口する。

 

「……知っているでしょう? 私の身体は現在(いま)、高濃度の藤の花の毒が蓄積されているのよ。」

 

「はい。それは勿論、俺にも分かっています。それが何か……はっ!?」

 

しのぶの指摘を受けるも、炭治郎は指摘の真意が理解出来ていなかった。しかし、ある事を思い出してハッとなる。

 

「禰豆子は先刻(さっき)、しのぶさんのお股を舐めてた……っ。」

 

「えぇ。私の愛液ごと、炭治郎君の精液を全部舐め取ってしまったのよね……っ。」

 

しのぶがこめかみを抑えながら呟く様に小声でそう言うと、炭治郎の顔色がゆっくりと青褪めていった。

 

「ね、禰豆子が毒を……しのぶさんっ! 一体どうしたらっ!!」

 

最愛の妹である禰豆子が毒に冒された可能性がある所為か、炭治郎は冷静さを失って半ば取り乱しながらしのぶに助けを求める。

 

「っ!……炭治郎君、落ち着いてっ……落ち着きなさいっ!」

 

最愛の恋人である炭治郎に其処まで想われている禰豆子に、しのぶは思わず嫉妬心を抱いたが直ぐに振り払って炭治郎に冷静になる様に諭した。

 

「っ!」

 

しのぶに強く諭された炭治郎は、我に返って冷静さを取り戻した。それを見てしのぶは、炭治郎に自身が下した診断結果を述べ始めた。

 

「禰豆子さんが私と炭治郎君の混合液を吸収してから、もう数分が経過しています。これが普通の鬼なら、もう効き始めている……少なくとも、効能の前兆すら起きていないのは確かです……だから禰豆子さんはまだ大丈夫……な筈よ。」

 

「……」

 

炭治郎を安心させようと診断結果を述べようとしたしのぶであったが、確信が無いのか徐々に自信が失われていくしのぶの発言に、炭治郎は逆に不安を煽られる。

 

「うっー?」

 

最悪の場合、自身の命が脅かされているかもしれない現状に対して何一つ危機感が全然感じられない呑気な声を上げつつ、こてんと首を傾げて二人のやり取りを禰豆子はのんびりと見ていた。

 

禰豆子の様子を見れば、炭治郎としのぶのやり取りに対して何一つ分かっていないと理解するのは火を見るよりも明らかであった。

 

「……っ。」

 

禰豆子の無事な様子を見て、炭治郎も平静を努めつつしのぶに質問を始めた。

 

「しのぶさん。禰豆子に丸薬(くすり)を飲ませてはどうですか? 俺達と同じ藤の花の解毒薬を。」

 

「無駄ね。あの丸薬(くすり)は飽くまで人間用であって、鬼の禰豆子さんに同じ効能を発揮するとは思えないわ。」

 

炭治郎は禰豆子に解毒薬を服用させる事をしのぶに提案したが、しのぶは種族間による問題から却下した。

 

「っ……じゃあ、今からでも鬼用の解毒薬(くすり)を作るというのは……っ!」

 

「無理よっ! 此処は蝶屋敷じゃないのっ! 製薬に必要な設備も無ければ、勿論材料だって一つも無いっ!……第一、私は鬼を殺す毒は作れても、鬼を生かす薬なんて作った事も無いわよっ!!」

 

自身の不甲斐無さから自己嫌悪に駆られながら、しのぶは炭治郎にそう反論した。

 

炭治郎は無理を承知で製薬を提案したが、薬というものは一朝一夕で作れる物では無いのだ。

 

如何に毒の種類を見抜いただけで必要な薬を瞬時に製薬出来る鬼才の持ち主であるしのぶであっても、材料が無くてはどうしようも無い。

 

飽くまでしのぶは薬草や毒草から薬を生み出す薬師寄りの医者であって、無から有を生み出せる様な魔法使いでは無いのである。

 

自身の不甲斐無さに自己嫌悪を抱いたしのぶだが、それについてはもう一つ理由があった。

 

それは死んだ最愛の姉であるカナエの夢であった「鬼と仲良くなる」と言う夢を受け継いだ身でありながら、鬼を殺すための毒薬作りしかして来なかった過去の自分への嫌悪感に襲われたのだ。

 

――それを考えると禰豆子さんのために薬を作ろうとしている、珠世って女の方がよっぽど炭治郎君の力になってるわね。

 

生かす薬は専ら被害者や仲間である人間のための物ばかりであり、鬼を救うための薬という発想自体が炭治郎に言われるまでしのぶには存在しなかった。それを意図も簡単にやってのける珠世に、しのぶは思わず嫉妬心を抱いた。

 

――……くっ! かと言って藤の花の毒が禰豆子さんに効かない事を神頼みするだけで、私が……私達が何もしない訳には……っ!!

 

しかし、しのぶはその明晰な頭脳を焼き切れんばかりに回転させて解決方法を模索する。尤も、それは鬼の禰豆子のためというよりも、最愛の炭治郎を悲しませないためという意味合いが強かったが。

 

――そうだわっ!……これしかないっ!! 何よっ、簡単じゃないっ!

 

すると其処へ、しのぶはある解決方法を思い付く。その思い付いた解決方法とは、しのぶにとって目から鱗が落ちる思いがした解決方法であった。

 

「炭治郎君っ! 今直ぐ禰豆子さんを抱いて下さいっ!!」

 

「はいぃっ!?」

 

しのぶが唐突に口にした提案に、炭治郎は思わず狼狽する。

 

「しのぶさん、本気で言ってます!?」

 

「私は至って大真面目よっ!」

 

炭治郎がしのぶに正気を確認する様に尋ねると、しのぶは即答して炭治郎に答えた。

 

「炭治郎君の精液を禰豆子さんに吸収させ続けて、少しでも藤の花の毒の影響が及ばない様にする。今はこれしか方法がありませんっ!」

 

「っ!」

 

しのぶが断言する様に自身が思い付いた方法をはっきりと公言すると、炭治郎も咄嗟に荒唐無稽と反論する事が出来ない。

 

「と言う訳で……早速ですが炭治郎君、早くその日輪刀を抜刀して下さい。」

 

「いや、あの……っ。」

 

しのぶにそう言われた炭治郎だったが、即座に了承する事は出来ない。

 

何故なら炭治郎は先刻の騒動の所為で、自身の逸物はすっかり萎縮して萎えてしまったからだ。

 

それでも炭治郎の逸物は常人男性の平均的な逸物よりも目を見張るものであったが、このままでは禰豆子と情交(セックス)する事は出来ないとまでは言わないものの、速やかに実行に移すのは難しいと言えた。

 

「でしたら、私が勃たせて差し上げましょう……はむっ。」

 

「あっ……。」

 

「あっ!?」

 

しのぶが炭治郎の逸物を復活させるべく、早速口淫(フェラチオ)を始めた。逸物から感じる生暖かい感触に触れて、炭治郎は息を漏らす。対して未だにお預けを喰らっている禰豆子は、しのぶに不満の声を漏らした。

 

「じゅる❤……れろれろ❤……禰豆子さんは(ねずゅきょひゃんは)……其処で(ひょこへぇ)……ぢゅる❤……待っていなさい(みゃっへぇいにゃひゃい)…ずるるるるるるっ!❤❤」

 

「っ!……うぅ〜〜〜っ!!!」

 

炭治郎の逸物を根本まで加えながら、しのぶがピシッと人差し指を立てて禰豆子を静止させる。尤も、逸物を頬張り口淫(フェラチオ)をしながら喋っていたため、殆ど言葉として成立していなかった。

 

しかし、禰豆子には意味がきちんと通じたのかしのぶを涙目で睨み付けていた。そんな禰豆子を余所に、しのぶは口淫(フェラチオ)を続け精子が溜まっているであろう陰嚢を優しく揉み解していた。

 

「んじゅるうぅっ!❤……んんっ!!❤……あぅんっ❤」

 

しのぶの口内で、炭治郎の逸物に血が集まって勃起していく。それを感じてしのぶは、ある種の満足感が胸中に宿っていた。

 

「はぁ……しのぶさん、其処良いですっ……一回出しても良いですかっ?」

 

「っ!」

 

しのぶの口淫(フェラチオ)の気持ち良さに、炭治郎は酔い痴れていた。そして完全に勃起した逸物から、その濃厚な白濁の溶岩を発射する許可をしのぶに求める。

 

尤も、この許可を求める問い炭治郎にとっては形式的なもので、直ぐにでも射精しようとしていた。しかし、此処で炭治郎はしのぶに予想外の行動を取られる。

 

「駄目です。」

 

「あぐっ!?!?」

 

しのぶがいきなり口淫(フェラチオ)を止めて逸物から口を離すと、拒絶の言葉と共に炭治郎の逸物の根本をギュッと強く握ったからだ。

 

幾らしのぶが非力とはいえ、急所である逸物を握り締められては炭治郎も悶絶して声を漏らすのは仕方がない事であった。

 

「し、しのぶさん……何で……?」

 

湧き上がっていた射精欲求が消失した炭治郎は、涙目になりながら未だに強く逸物を握り締めているしのぶに尋ねた。するとしのぶから返事は直ぐに帰って来た。

 

「今は持っている精液を全部、禰豆子さんに注がなければならない刻です。無駄打ちは許しません。」

 

「!」

 

炭治郎はしのぶにそう言われて、思わずハッとなった。

 

しのぶが言った様に、炭治郎の精液が禰豆子にとっての薬代わりなのである。それを自身の欲望を発散させるためだけに射精するなど、以ての外と言えた。

 

また炭治郎はしのぶから強い欲求の匂いがしたが、飽くまでも禰豆子を優先して自身の欲望を抑え込む姿を見て、自身の耐性の無さを恥ずかしく思った。

 

「すみませんでした。しのぶさん……。」

 

「大丈夫ですよ。気にしないで……ちゅっ❤」

 

シュンとなって謝罪する炭治郎に、しのぶは慰める様に右頬に口付け(キス)を落とした。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……。」

 

二人のやり取りを見続けていた禰豆子は、息を荒く涎を垂らしながら秘部に触れ指を出し入れして自慰を繰り返していた。

 

「……禰豆子、待たせたな。」

 

「ああっ!……あああっ!!」

 

炭治郎がギンギンに勃起させた逸物を片手で握りながら、禰豆子に接近して行く。禰豆子もまた炭治郎から放たれる熱量を浴びて、自分から股を開いて逸物を挿入しやすい様に態勢を整える。禰豆子の秘部からは既に大量の愛液が分泌されており、股の下は既に愛液溜まりが出来ていた。

 

 

 

ズブッッ!

 

 

 

「あああぁぁっっっ~~~~!!!!❤❤❤」

 

何の前触れも無くいきなり逸物を膣内へと挿入された禰豆子は、身体を弓形に反って激しく絶頂した。

 

「んぐっ!……あぁっ!」

 

そして炭治郎もまた、しのぶの口淫(フェラチオ)によって暴発寸前だった逸物を直ぐに爆発させる。

 

 

 

ドビュビュビュビュゥゥゥゥッッッ!!!!

 

 

 

「んひいいぃぃぃぃっっっっ!!!❤❤❤」

 

「あっ!……うぁっ!!」

 

勢い良く放たれた白濁の溶岩を浴びて、禰豆子は再び絶頂する。白濁の溶岩が禰豆子の狭い膣内を瞬時に埋め尽くしたが、次の瞬間には体内に吸収されて消滅した。

 

「あ――……うぅ――っっ❤」

 

「禰豆子……ちゅっ。」

 

禰豆子は満たされた歓喜を胸中に抱きながら、炭治郎を抱き締めて感謝を示す様に口付け(キス)を行う。炭治郎もまた、愛おしそうに禰豆子に口付け(キス)を返した。

 

「んんっっ!❤……んぢゅううぅぅっっ!!❤」

 

「んんっ!?」

 

最初こそ唇が触れる程度の口付け(キス)であったが、直ぐに物足りなくなって禰豆子が炭治郎の唾液を吸い付くさん勢いで舌を炭治郎の口内に入れる。

炭治郎は禰豆子の勢いに圧倒されて戸惑っていたが、それも最初だけで直ぐに応戦した。

 

「ずちゃっ!……くちゃくちゅ……じゅるるうっ!!」

 

室内に水音が何度も跳ねる音が響き渡る。その音に反応していたのは、竈門兄妹だけでは無かった。

 

「あぁ……くぅっ~……っっ!」

 

しのぶは口付け(キス)をする竈門兄妹を見て、嫉妬心から悔しそうに身体をくねらせて悶えていた。

 

 

 

♦︎

 

 

 

「ああぁぁんっ!❤……んああああぁぁぁぁっ!!❤❤」

 

「ふぅっ! ふぅぅっ!……禰豆子っ!……可愛いぞ、禰豆子っ!!」

 

治療という大義名分の下、未だに竈門兄妹による禁断の情交(セックス)が続いていた。

 

「あひいぃぃっ!❤……あああっ❤……はああぁんっ!!❤❤」

 

押し潰される様に炭治郎に覆い被さられた禰豆子だったが、寧ろその圧迫感が堪らない様子で陶酔しながら炭治郎を強く抱き締めていた。

 

「はあぁっ!❤……禰豆子さんっ……なんて気持ち良さそうなのっ……くぁっ!❤……羨ましいぃっ!……っっ!」

 

息を荒くして身体をモゾモゾとしながらも、竈門兄妹を見守っていたしのぶ。

しかし暫く時間が経過してからついに耐え切れなくなって、上半身を前のめりにして秘部に指を出し入れして掻き回していた。

 

しのぶの股下には、既に愛液溜まりが出来上がっていた。

 

しのぶはこの情交(セックス)自体が禰豆子を助ける事、そして禰豆子にとって食事であり医療行為の側面が強い事は理性面では重々承知している。

 

しかしそれでも自分を差し置いて、眼前で炭治郎に愛されている禰豆子に対して強い嫉妬心と羨望の念を抱きながら呪詛を吐いていた。

 

 

 

ビュルルルルウウュゥゥゥゥッッッ!!!! ドピュピュピュピュピュゥゥゥッ!!!!

 

 

 

「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!❤❤❤」

 

未だ勢いが衰えない炭治郎の逸物から、新たに濃厚な白濁の溶岩が大量に禰豆子の膣内を埋め尽くす。同時に禰豆子も、膣内に入り込んだ極上の栄養源を一滴も零す事無く吸収していった。

 

「~~~っ!!!」

 

禰豆子が絶頂したと同時に、しのぶも不覚ながら同じ瞬間(タイミング)で絶頂する。

 

――あぁ……イっちゃった……せめて炭治郎君の手でイキたかったなぁ……。

 

その事が、しのぶにとっては悔しくて堪らなかった。どうせなら自慰による自分の手では無く、炭治郎の手で絶頂したかった。

 

「ああぁ❤……はあぅん❤……あぁ❤」

 

「はあぁぁぁ……はぁ……はぁ……。」

 

「っ!……はひぃんっ!❤……ああぁぁんっ!!❤」

 

息を整えた炭治郎が、再び反復動作(ピストン)を繰り返す。快楽の波が収まり掛けていた禰豆子は再び強い快感を感じて嬌声を上げる。

 

「……っ。」

 

再び始まった竈門兄妹の情交(セックス)を見て、しのぶの我慢の限界が来てしまう。

 

「わっ!?」

 

炭治郎が不意に、驚いた声を上げる。炭治郎が驚いた理由は、背中にぶつかって来た衝撃からだ。しかしその衝撃は炭治郎に痛みを齎すものでは無く、その感触は柔らかかった。

 

「どうしました? 情交の動きが止まってますよ。」

 

「えっと、しのぶさんっ?」

 

炭治郎が頸を動かして横目で背後に眼をやると、其処には自身に抱き着いてその豊満な乳房を背中に押し付けて来ていたしのぶの姿があった。余裕の笑みを浮かべているしのぶだが、それは表面上だけのハリボテに過ぎない。

 

実際のしのぶは余裕など一切無かったのだが、それを炭治郎に悟らせない様にしていた。通常なら炭治郎の嗅覚が直ぐにしのぶの虚勢を看破しそうなものだが、部屋中に漂う淫靡な匂いが幸運にもしのぶに味方した。

 

「私の事は気にせず、どうぞ続けて下さいな……私は私なりに、楽しませて貰いますから。」

 

しのぶはそう言うと身体を上下に揺らして、自身の豊満な乳房を炭治郎の背中に擦り付け始めた。

 

「うっ……しのぶさんの乳房(おっぱい)……(ゴクッ!)。」

 

何度愛撫を繰り返しても飽きないしのぶの乳房の感触を背中で感じて、禰豆子を優先して炭治郎は生唾を飲み込んでグッと欲望を堪えて反復動作(ピストン)を再開させた。

 

「ひゃぁっ!?❤……ああぅっ!!❤……んああぁぁんっ!!❤❤」

 

しかし代わりに炭治郎の逸物が反応して、大きさと固さが増して行く。それを直接感じ取った禰豆子が思わず跳ねる様な嬌声を上げた。

 

 

 

ドピュピュッッ!! ビュビュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥッッッッ!!!!

 

 

 

「ひゃあああああぁぁぁぁんんっっっ!!!❤❤❤」

 

其処から少しして、白濁の溶岩が禰豆子の子宮目掛けて襲い掛かって来た。禰豆子は背中を弓反りにして絶頂しながらも、本能で炭治郎の精液を吸収していく。

 

「はあぁぁぁ~~……気持ち良いぃ……。」

 

射精による快感と背中に当たるしのぶの乳房の二種類の感覚を味わいながら、炭治郎は腰を震わせて絶頂する。

 

「はぁ❤……はぁ❤……はぁ❤」

 

自身の豊満な乳房を炭治郎の背中に擦り付けていたしのぶは、息を荒くしながらもその行為を続けていた。しのぶの秘部からは変わらず大量の愛液が溢れ出ており、更に新たな愛液溜まりを作っていた。

 

 

 

♦︎

 

 

 

パァン! パァン! パァン!

 

 

 

「あぁんっ!❤……あああぁっ❤……あああ~~っ!!❤」

 

衰え知らずの炭治郎に激しく突き込まれて、禰豆子は布団を両手で鷲掴みにして腰を度々宙に浮かせながら嬌声を上げていた。

 

「はぁ❤……れろっ❤……ひゃぁん❤……ぁあん❤……炭治郎くぅん❤……ちゅるるっ❤」

 

最初は乳房だけを押し付けていたしのぶは甘い嬌声を上げながら、炭治郎の身体を愛撫していた。口で吸い舌で舐め、手を、足を、乳房を、腹部を、秘部を乞う様に炭治郎に擦り付けていた。

 

炭治郎は禰豆子に対して既にしのぶの三倍近い回数の射精を行っており、遂に余裕が無くなったしのぶが炭治郎に媚びる様に全身を使って愛撫していたのだ。

 

「禰豆子……禰豆子……っ。」

 

「……っ。」

 

しのぶの身体の感触を味わいつつも、炭治郎の意識と視線は禰豆子にのみ集中していた。その事実が、しのぶにとっては酷く悲しかった。

 

「はぁ……ひっく……うぅっ……たんじろうくんの……ばかぁ……。」

 

「っ!!」

 

遂に取り繕え無くなったしのぶは、嗚咽を漏らしながら炭治郎を罵倒する。そんなしのぶの悔し気な嗚咽を聞いて、炭治郎の意識は漸くしのぶにも向けられた。

 

 

【挿絵表示】

 

提供:椿様

 

「なんですかぁ?……私の事なんか放っておいて、禰豆子さんの()()を続けたら良いじゃないですかぁ……ふんだっ。」

 

「しのぶさん……。」

 

そのしのぶは涙目になりながら頬を河豚の如く膨らませて、詰まらなそうに拗ねている。寂しい匂いを放っているそんなしのぶの姿を見て、炭治郎は申し訳無さそうな表情を浮かべた。

 

「あんっ!❤……あああっ!❤……ああんっ!!❤」

 

尤も、だからと言って禰豆子への攻め手は緩める様な真似はしなかった。しかし、同時にしのぶへの行動にも移り始めていた。

 

「しのぶさん……ちょっと前に出て横に来て頂けますか?」

 

「えっ……?」

 

しのぶが戸惑う様に声を漏らすと、炭治郎が待ち切れず身体を捻って左腕をしのぶの腰に回して横へ移動させた。

 

「あっ!……炭治郎君っ……っ!❤」

 

「せめて、愛撫だけでもさせて頂きます……んっ。」

 

「んんっ!?❤」

 

炭治郎が両眼を瞑ると、しのぶに口付け(キス)を落とした。不意打ちに近い口付け(キス)を受けて、炭治郎とは対照的に驚愕から両眼を限界まで見開いたしのぶ。しかし直ぐにトロンと両眼を蕩けさせて炭治郎からの口付け(キス)を受け入れた。

 

「んちゅうっ❤……んんううぅぅぅっ!!❤……じゅるぢゅるるるるっ!!❤❤」

 

しのぶが炭治郎からの口付け(キス)を受け入れて、幸せに浸かっていたのも束の間だけ。直ぐに貪る様に炭治郎の口内へ向かって、舌を出し入れして唾液に吸い付き始めた。

 

「んんんっっ!!……ぢゅるるっ!……ちゅうううっ!」

 

炭治郎も負け時と舌で迎え撃ち絡ませながら唾液を吸う。それだけでなく左手で乳房を揉んで乳首を摘み、右手を伸ばして秘部に指を入れ、時には陰核(クリトリス)を指の腹で優しく摘まんで愛撫を行う。

 

「あああっ!❤……はううぅぅぅっ!❤……あぁんはあぁぁんっ❤❤」

 

「ちゅううぅぅっ!❤……ちゅるるちゅるっ❤……ひゃ❤……あん❤……んんっっ!❤……んうぅぅっ!!❤」

 

美少女二人の二重奏の嬌声が部屋中を響く。炭治郎は興奮しながら禰豆子の子宮目掛けて腰を上に向かって振り、しのぶへの愛撫は更に力を入れて行う。そうしている内に、間も無く三人に快楽の大波が襲う。

 

 

 

ビュルルルルルルルゥゥゥゥゥッッッ!! ビュルルルルルルルルゥゥゥゥゥッッッ!! ビュルビュルビュルビュルッッ!!

 

 

 

「あああああ~~~~~~っっっ❤❤!!」

 

「「~~~~~~~~~~~~っっっ!!」」

 

三人はほぼ同時に絶頂した。快楽の大波を受けてそれぞれ痙攣するが、それが治まると再び情交(セックス)を再開させる。それから炭治郎は禰豆子が気絶しても、朝になるまで精液を注ぎ続けた。勿論、しのぶへの愛撫の手も一切緩めなかった。

 

 

 

♦︎

 

 

 

大正二年(一九一三年) 三月十一日(火)

時間帯:早朝

天気:曇り

 

「すぅ……すぅ……すぅ……。」

 

「……はぁ~~っ。」

 

「お、お疲れ様です。しのぶさん。」

 

朝を迎え外に明かりが宿る。長い雨は漸く止んだが、それでも雲は晴れず太陽が差す事は無かった。尤も、禰豆子にとってはその方が良かったのだが。

 

五時を過ぎた辺りから既に日出時間を過ぎていたのだが、陽光が刺さなかった事を良い事に治療という大義名分を掛けた情交(セックス)が続き、少し前に漸く終了していた。

 

禰豆子は現在、炭治郎が持って来た日除け箱の中で身体を拭かれ着物を着せて貰って、満足そうに寝息を立て寝ている。そんな禰豆子を余所に疲労困憊といった様子で溜息を吐くしのぶと、そんなしのぶを労う炭治郎が居た。

 

「……結局、禰豆子さんの身体には何の異常も見受けられませんでした。」

 

げんなりとした様子で自身が下した禰豆子の診断結果を、喉奥から絞り出す様にしのぶは炭治郎へゆっくりと告げた。

 

「そ、それは良かったです。本当に……これって俺の精液を禰豆子が摂取したからでしょうか?」

 

「……」

 

しのぶから禰豆子の診断結果を知らされると、炭治郎は安堵しながらその要因についてしのぶに質問した。するとしのぶは苛立ちを隠す事無く、こめかみを押さえながら炭治郎に応える。

 

「確証は残念ながらありません。ですが藤の花の毒の耐性に関しては、炭治郎の精液を摂取した事による影響が一因となっています……その筈です……というか、そう思わないとやってられません。」

 

「……えっ?」

 

言葉の最初は至極真面目な分析であったというのに、後半が感情的で自暴自棄気味に吐き捨てられた愚痴であった事から、炭治郎が思わず戸惑いながらしのぶを見る。

 

「……私が良い思いをしたのは最初だけで、後は全部禰豆子さんに持って行かれてしまいました……"鳶に油揚げを拐われる"とはこういう時の事を言うんでしょうか?」

 

禰豆子が入っている日除け箱を、青筋を浮かべながらしのぶが睨み付ける。

 

「しのぶさん……えっと、その……。」

 

そんな不機嫌なしのぶを見て、炭治郎は何と言って声を掛ければ良いのか悩んで口を詰まらせた。

 

「……っ。」

 

良い言葉が思い付かない炭治郎、言葉を口にするのではなく、行動に移す事を決意した。

 

「しのぶさん。」

 

「っ!」

 

炭治郎がしのぶの名前を呼んでから、ギュッと優しくしのぶを抱え込む様に抱き締めた。

 

「……っ❤」

 

炭治郎に抱擁されたしのぶは、頭を自身には無い逞しい胸元に押し当てられた。片耳から入って来る炭治郎の心臓音が、しのぶにとってまるで子守唄の様に聞こえて来て自身が抱えていた苛立ちや嫉妬心が消滅していく。

 

「もう一泊……という訳にはいきませんから、蝶屋敷で皆が寝静まってから、二人の時間を作りましょう。俺からしのぶさんのお部屋に行きましょうか?」

 

「っ!……それも良いですね、ふふ❤」

 

炭治郎の提案を聞いて、しのぶがうっとりとした表情を浮かべながら承諾した。

 

「でしたら……先ずはお風呂に行った方が良いですね。炭治郎君、一緒に行きましょうか?」

 

「っ! は、はいっ! 喜んで!」

 

しのぶに風呂の同伴を誘われた炭治郎は、即答して快諾した。そんな炭治郎の反応を見てしのぶは炭治郎を牽制する様に人差し指をピンと伸ばして、その鍛えられた胸元に押し当てる。

 

「言っておきますが、情交(おイタ)は無しです。おひささんに同じ事で怒られたくありませんし……歯止めが掛かりそうにありませんから。」

 

「っ!」

 

最初こそ建前を口にしたしのぶだったが、頬を赤くして照れながら本音を言うしのぶを炭治郎は驚いて見詰めた。

 

「‥…はいっ! 分かりました!!……ふふっ。」

 

「もう……笑わないで下さいな……っ。」

 

炭治郎は元気良く承諾したが、堪え切れず小さく笑う。しかしその堪えた笑声をしっかり耳にしたしのぶが、拗ねた様に炭治郎に抗議した。

 

 

 

 

 

 

風呂で身体を綺麗にした後、用意された朝食を食した炭治郎としのぶはは蝶屋敷に帰還するべく、薬師寺邸から出発する準備を整えた。

 

「しのぶさん、こっちです。ほらほら、早く。」

 

「待って下さい、炭治郎君。一体何なのですかっ、全く……。」

 

禰豆子の入った箱を背負いながら、隊服に着替えた炭治郎はしのぶと手を繋いである場所へと向かっていた。事情が分からないしのぶは怪訝としながらも、炭治郎に引っ張られて付いて行く。

 

「到着しました。此処です。」

 

「……っ!」

 

炭治郎に案内されたしのぶ、漸く案内された場所が何処なのか見当が付いた。

 

二人が居る場所は薬師寺邸の庭園が見える縁側であった。そしてそこから見える庭園は、しのぶが隠していた闇を祓い、炭治郎と結ばれた思い出の場所であった。

 

「……あそこで、俺はしのぶさんと本当の意味で結ばれたんですよねっ。」

 

「ええ……今思い出すと、少し恥ずかしいわっ。」

 

炭治郎が嬉しそうに言うのに対して、しのぶは羞恥心から少し頬を赤くして応えた。

 

「まぁそう言わずに。俺にとっては何ものにも代えがたい、宝物の様な思い出ですよ。」

 

「……私だってそうです。炭治郎君、此処は私達二人だけの、大切な思い出の場所よ。……おひささんに頼んで、この屋敷を買い取っちゃいましょうか?」

 

「あははは、しのぶさんなら本当に出来そうですね。」

 

しのぶの提案に、まんざらでも無い様子で炭治郎は笑って応えた。

 

「「……」」

 

触れるか触れないかと言う距離を維持していた二人は、そのままくっ付いて互いの肩を抱き合う。

 

「炭治郎君、ありがとう……私を選んでくれて……っ❤」

 

「俺の方こそ、選んでくれてありがとうございます。しのぶさんっ。」

 

互いに選んでくれた事に感謝の言葉を述べると、互いの肩を抱き合っていた手に力と熱が籠った。

 

二人の間に甘い空気が流れる。しかし、思わぬ第三者がその甘い空気を吹き飛ばす。

 

 

 

みゃおぅ

 

 

 

一匹の猫の鳴き声が薬師寺邸の縁側に響く。その猫は三毛猫で背中に革製の背嚢を背負っており、胸に目の紋様を描いた符を着けていた。珠世の愛猫、茶々丸である。

 

「あっ! 茶々丸!!」

 

「きゃっ!?」

 

「っ!……っと。」

 

炭治郎は茶々丸の姿を認識すると自分から近付こうとした。しかし、そうはならない。何故ならしのぶが炭治郎の後ろに回って、禰豆子の入っている箱を掴んでいたからだ。あの三毛猫に近付かないで、と言わんばかりに。

 

すると茶々丸の方から炭治郎達に近付いて、背中の背嚢を見せる。

 

炭治郎はしのぶから怯えの匂いを嗅ぎ取って、その恋人の可愛い様子に苦笑しながら、必死に手を伸ばして背嚢を開ける。

そこには一通の手紙と茶々丸が着けている愈史郎の符が十枚、そして空の採血の短刀が二振り入っていた。

 

「ありがとうね。茶々丸。」

 

炭治郎は茶々丸に礼を言いながら、採血の短刀と手紙と符を受け取り、手紙の内容を確認するために開封する。

 

茶々丸はしのぶに嫌われている自覚があるのか、炭治郎達から自ら距離を取る。そのため、しのぶも再び行動を移れる様になる。

 

しのぶは茶々丸の気遣いに感謝しながら、炭治郎の背後から手紙の内容を確認する。

 

 

 

拝啓 

 

炭治郎さんと胡蝶しのぶさんへ

 

何時も鬼の血の提供と此度のお手紙ありがとう。

 

お二人からのご提案とそのお気持ち。最初こそ迷いましたが、鬼舞辻無惨を倒すために私達はご提案を受けたいと思っています。

 

しかし、残念ながら今直ぐと言う訳には参りません。

 

何故なら、炭治郎さんと私が出会った時に巻き込まれ、無惨に鬼化させられた浅草の男性が、未だに正気を取り戻せていないからです。

 

私と愈史郎だけでもご迷惑でしょうに、意識が戻れば暴れる鬼がいてはお二人の鬼殺隊のお立場を悪くしかねません。

 

ですので浅草の男性の容態が落ち着くまでは、ご提案を辞退したいと思います。

 

どうかご理解の程、よろしくお願い致します。

 

最後に、胡蝶さんに頼まれていた愈史郎の『紙眼』を入れて置きますので、好きな様に使って下さい。

 

因みに私達は『紙眼』を略称して、『目』と呼称して呼んでいます。

 

この『目』ですが、使用する上で注意しなければならないのは、陽光に当たってしまうと塵になってしまうのでその点だけご注意下さい。

 

お二人の多幸多福、心よりお祈り申し上げます。

 

珠世より

 

 

 

手紙の内容を見た炭治郎は、提案が受け入れられなかった事に残念に思いながらも、その事情を理解して納得していた。一方でしのぶは手紙の内容の一部が理解出来ず、炭治郎に質問する。

 

「炭治郎君。手紙に書いてある浅草の男性とはどなたの事ですか?」

 

「はい。実は浅草で……。」

 

炭治郎は浅草での出来事を詳細に説明すると、事情を理解したしのぶは納得した。確かに暴れる鬼がいては、流石のしのぶも蝶屋敷に招く事は出来ない。

 

そう思うしのぶの視線がある物に止まる。それは空の採血の短刀である。しのぶにある考えが一つ、脳裏に浮かんだ。

 

「炭治郎君、その採血の短刀。私に貸してくれる?」

 

「採血の短刀を?……分かりました、どうぞ!」

 

「ありがとうっ。」

 

しのぶは採血の短刀を受け取ると、陽光が禰豆子に当たらないよう注意しながら、箱を開けるしのぶ。

 

「禰豆子さん、ごめんね。」

 

しのぶはそう言って謝罪の言葉を口にしてから、採血の短刀を禰豆子に刺して禰豆子の血を採血する。禰豆子の血で満たされた採血の短刀を、しのぶは炭治郎に返却する。

 

「これを、あの猫……茶々丸にお願いっ。」

 

「分かりました……茶々丸っ!」

 

炭治郎が茶々丸を呼ぶと、茶々丸は炭治郎に近付いて行く。炭治郎は採血の短刀を茶々丸の背嚢に入れる。

 

「これを珠世さんへ届けておくれっ。」

 

「(コク)……みゃおぅ。」

 

茶々丸が鳴くと再び姿を消してその場を去った。昨日と同じように炭治郎は「お願いねー!」と声を掛けた。炭治郎は茶々丸がいたところを暫く見詰めた後、しのぶに質問をした。

 

「しのぶさん、どうして禰豆子の血を採血したんですか? この前、鬼を倒した時に禰豆子の血も送ってますから、あまり意味はないのでは?」

 

「炭治郎君。禰豆子さんは二晩で、貴方の精液を大量に摂取しているのよ? 禰豆子さんの身体や血に何らかの変化が起きていてもおかしくないから、私は送る価値があると判断したんです。」

 

「な、なるほど……ははっ。」

 

炭治郎は昨夜の乱交を思い出して、頬を赤く染める。箱に入るために今は小さくなっている妹が、まさかあれほどの色気を出すとは思わなかった。

チラッと箱に向かって、炭治郎は視線を向ける。無防備に寝ている禰豆子の寝顔を想像しながら。

 

その後、しのぶが『紙眼』の性能を試したいと希望したため、部屋に戻ってその『紙眼』の性能を直接体験する事になった。

 

しのぶがその高性能さに感嘆して珍しく興奮しながら何度も確認していたため、出発時間が予定よりも遅れるのだった。

 

 

 

 

 

 

大正二年(一九一三年) 三月十一日(火)

時間帯:朝

天気:曇り

 

「ひささん。お世話になりました。」

 

「今日までありがとうございました。おひささん。」

 

炭治郎としのぶがひさに向かって頭を下げて感謝の言葉を述べる。其処には二人を見送るべく、薬師寺邸の女性主人であるひさが立っていた。しかし、その顔は心配の色が宿っている。

 

「……その、本当に発たれるのでございますか? せめてもう一泊されて発たれるのは明日の朝にしては如何でしょうか?」

 

ひさは遠慮した様子で控えめながらも、二人に宿泊の継続を提案する。その理由は、二人はまだ十分に休めていないのではと考えたからだ。

 

――このままでは無事に帰路には着けず、途中で倒れてしまうのでは?

 

昨夜に何が起きたかは、ひさが知る由もない。しかし、もし炭治郎としのぶに道中で何かあっては、隊士の休憩処たる"藤の花の家紋の家"として名折れである。そう思うとひさとしては二人には十分に休んで欲しかった。

 

「怪我をしている訳ではありませんから、心配しなくても大丈夫です。」

 

「このまま走って蝶屋敷に帰れそうです。安心して下さい。」

 

「……畏まりました…………っ!」

 

しのぶがそういうと、ひさとしては何も言えなくなってしまう。しかしある妙案がひさの脳裏を過ぎり、僅かだが両眼を見開いた

 

「ではせめて、()()()を差し上げますので是非お使い下さいませ。少なくとも徒歩で帰られるよりかは、帰路が楽だと思います。少々お待ちを。」

 

「「?」」

 

ひさの言葉の意味を理解出来ず、炭治郎としのぶが首を傾げている間にひさが二人に一礼してその場を足早に去る。待つ事数分。ひさが使用人と共にガラガラと音を立てながら戻って来た。

 

「「!?」」

 

炭治郎としのぶはひさが持って来た予想外のものを見て、驚かずにはいられなかった。




お待たせ致しました。

椿様から大改訂への激励として挿絵を頂けました! 椿様、何時もありがとうございます!!
https://www.pixiv.net/artworks/89744024


改訂箇所
・炭しのねずのやり取り全般
・人力車の登場とアオイの出迎え(第拾肆話)

何とか投稿予告を守れました。2020/02/15に投稿していた第拾話の『人外の撫子蝶は日輪と禁断の愛を交える』の最後の改訂版になります。

この設定を生かしたくて改訂をした様なものです。何時も御愛読の皆様、新規読者の皆様、お待たせして申し訳ございません。

次回の投稿ですが……すみません、四月中に投稿したいのですが、無理なら五月一日(土)になります。どうかよろしくお願い致します。挿入投稿の新作になります。お楽しみに!

登場人物の性器発言ってどう思います?

  • 有り(エロくなるからばっちこい)
  • 無し(日輪刀、鞘とオブラートに揶揄って)
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