※この作品はR-18です。

優しき日輪と鬼殺隊の美蝶   作:蓮紅

7 / 65
※キャプション必読・リクエストに関しての説明あり
・鬼滅の刃原作に関するネタバレあり。原作未読の方は閲覧注意。
・鬼滅の刃二次創作小説です。
・原作・キャラクターの性格・設定等改変の可能性大。一部キャラ崩壊注意。
・思い付き次第で何度も編集を繰り返す可能性大。お時間がある時で良いので、良ければ読み返してみて下さい。
・誤字脱字等のミス・内容の矛盾等の指摘は大歓迎。理不尽なクレームは受け付けません。
・コメント・メッセージ大歓迎。創作意欲の燃料になります。コメント・メッセージの返信は必ずさせて頂きますのでどしどし御投稿下さい。
・SS内容に関してはネタパクリと言う名の盗作を間違えてしないよう気を付けてますが、もし私が投稿した作品が既に別の作者様と内容が酷似していた場合、メッセージにて御連絡下さい。

※リクエストに関して
メッセージにてリクエスト内容を御連絡下さい。
以下規約参照
・100%受け付けられると保証された訳では御座いません。
・炭治郎×鬼滅女子のみ。
・作者は遅筆で怠惰癖あり。またリアルの都合や他SSの執筆で投稿が遅くなる可能性大。
・CP、全年齢かR作品か、ネタの内容を御記入下さい。ネタの内容が詳細で有れば有る程、筆が進むので御協力をお願い致します。


第漆話 日輪は藤蝶を貪欲に欲す ❤

東京府・薬師寺ひさ邸

 

大正二年(一九一三年) 三月九日(日)

時間帯:早朝

天気:雨

 

 

「お互い、雨でびしょびしょですね。しのぶさん。」

 

「ええ、そうね。びしょ濡れだわ。ふふふっ。」

 

未だ雨に当たり続けている炭治郎としのぶは、決して短くない時間、雨に身体を晒し続けたせいでびしょ濡れになったお互いの姿を見て笑い合う。

しかし、直ぐに炭治郎がある事実に気付いた。

 

「……っ?!」

 

「……炭治郎君、どうかしたの?」

 

驚いた様子で、慌てて振り向いて背中を見せる炭治郎にしのぶが質問をぶつけた。すると炭治郎が背を向けたまましのぶに答えた。

 

「……あの、その……しのぶさんの浴衣が……っっ。」

 

「えっ?……っっ?!」

 

炭治郎の指摘を受けて、しのぶは着ていた浴衣に視線を向けた。

すると浴衣が雨に晒され続けた事でしのぶの身体にピッタリと張り付き、その美しい肢体を透けて見せていた。

しのぶは炭治郎は気付いて直ぐに目を逸らしてくれたのだと、漸く理解して赤面する。

 

「し、しのぶさん。先に行ってください。俺、後から行きますので……。」

 

「……っっ。」

 

「……えっ!?」

 

しのぶに気を遣ってそう言った炭治郎であったが、しのぶは返答代わりに炭治郎を背中から抱き締めた。しのぶのその行動に炭治郎は驚き狼狽する。

 

「しのぶさん!?」

 

「……一緒に縁側まで避難しませんか?……それに、貴方なら何時だって……っっ。」

 

「……っ(コク)」

 

しのぶの提案に炭治郎は黙ったまま頷いて承諾し、二人は顔を赤くしたまま縁側にまで避難した。因みに後半の部分は小声だったが、炭治郎はしっかり聞いていた。

 

「「……っっ。」」

 

縁側まで避難して雨宿りする炭治郎としのぶであったが、二人は相変わらず赤面したまま俯いていた。

しかし、その様子に直ぐに変化が起こる。炭治郎は俯いていた顔を直ぐに上げてしのぶを見た。何故なら、しのぶから悲しい匂いがしたからだ。しのぶを見てみると、彼女は自分の顔を見て悲しそうな顔をしていた。その意味が理解出来ず、炭治郎はしのぶに尋ねた。

 

「しのぶさん、どうかしました?」

 

「……っっ。」

 

しのぶは炭治郎の質問に答えず、黙ったまま炭治郎の赤く腫れた左頬を撫でた後、絞首した痣が残る炭治郎の首を撫でる。そしてしのぶは一筋の涙を流した。

炭治郎はしのぶが泣くのを見て動揺する。炭治郎が言葉を口にする前にしのぶから口を開いた。

 

「炭治郎君、ごめんなさいっ……貴方を、殴ったりなんかして……ましてや、首を絞めるなんて……っっ。」

 

「しのぶさん……。」

 

炭治郎は「気にしないで下さい。」と咄嗟に言おうとした。しかし、それではしのぶの気が済まないだろうと思い、口を噤む。すると炭治郎は一度目を見開いて、口元に笑みを浮かべる。この状況を丸く収める妙案を思い付いたからだ。炭治郎は直ちにそれを実行に移す。

 

「しのぶさん、ちょっと失礼しますね。」

 

「えっ……?」

 

戸惑うしのぶを余所に、炭治郎は添えられた手を握ってしのぶの美貌に顔を近付けた。

 

 

 

ちゅっ ちゅっ ちゅっ

 

 

 

「……っっ!?!?」

 

炭治郎は顔を近付けると、しのぶの額に一回、両頬一回ずつ、合計で三回口付け(キス)をした。炭治郎の行動に驚愕し、狼狽するしのぶ。そんなしのぶの様子を見て、炭治郎はしてやったりと言わんばかりに笑顔になる。

 

「俺、しのぶさんに二回程殴られて、首を一回絞められましたからね。これでお相子って事で、この話はお終いにしましょう。」

 

「……~~。」

 

炭治郎がそう言うと、先程まで抱いていた罪悪感は消し飛んだのか、しのぶからは恥ずかしさと悔しさの混じった匂いが漂い、赤面して炭治郎を睨み付ける。そして炭治郎に近付いて座り直すと、一矢報いるために行動に移した。

 

 

 

ぎゅっ❤

 

 

 

「っしのぶさん……?」

 

「……どうせなら、さっきみたいに口にして欲しかったなぁ……❤」

 

「……っ!」

 

しのぶは炭治郎に抱き着いて耳元に呟き、そして間近で炭治郎と見詰め合う。しのぶが言った事は飽くまで先程の炭治郎の口付け(キス)に対しての仕返しを兼ねた要素が強かった。しかし、本心ではそれを望んでいたのか、目を潤わせて炭治郎を見詰めていた。炭治郎もまたしのぶの目線から、また期待の匂いを察してそれに応えたいと決意した。

 

「しのぶさん……っっ。」

 

「炭治郎君……❤」

 

 

 

♦︎

 

 

 

「「……んっっ。」」

 

二人は磁石のように惹かれて口付け(キス)を交わした。ただ唇を重ねだけのものだったが。炭治郎は眼を瞑らず口付け(キス)をして、しのぶの反応を見た。

しのぶもまた眼を瞑らず炭治郎を見つめ続けていたが、口付け(キス)しているうちにトロンと眼を蕩けさせていた。

 

「「んっ……れろ……れろ……んん……んんっ……じゅるる……ぺちゃ……ぺちゃ……じゅる。」」

 

ただ唇を重ねるだけの口付け(キス)が物足りなくなって来たのか、二人の口付け(キス)は段々と、徐々に激しさを増して呂の字(ディープキス)に変わって行く。

 

互いの口に舌を侵入させて絡ませた後、口内を蹂躙し、唾液を甘露とばかりに貪り尽くしていた。呑み込めなかった唾液が口から漏れて、浴衣に落ちてシミを作って行く。

 

「んんっ、じゅる、ちゅぅぅ、んん、んっ。」

 

「ちゅる❤ ちゅぅぅ❤ じゅるる❤ んんっ~❤ んっ❤」

 

炭治郎としのぶは激しく呂の字(ディープキス)を続けていたが、それだけでは物足りなくなっていた。手持ち無沙汰だった手を使い、炭治郎は左手をしのぶの背に回して固定してから、右手を浴衣の中に潜り込ませてその豊かな乳房を揉み出していた。しのぶもまた徐々に勃起し始めた逸物を浴衣越しで愛撫していた。

 

快楽の波に揉まれ、酔って理性を無くしつつあった炭治郎としのぶは遂に互いの浴衣にまで手を掛けようとしたが、此処で想定外の第三者が現れる。

 

「炭治郎様、しのぶ様、いらっしゃいますでしょうか?」

 

「「っっ!?!?!?」」

 

突如として現れた第三者の声を聞いて、理性を取り戻した二人は慌ててその場を離れ、平静さを取り繕うと試みる。

尤も、双方共に口は唾液に塗れ、浴衣は開けていたが。

 

そこにいたのはこの薬師寺邸の主人である老婆、ひさであった。炭治郎としのぶはこの屋敷の最高権力者であるひさに挨拶をする。

 

「ひささん、おはようございます。」

 

「おはようございます。おひささん。」

 

「お二方とも、おはようございます。ささっ、こちらの手拭いで軽く御身体をお拭き下さい。それからお風呂の用意が整いましたので、是非お入り下さい。それが御済になり次第、朝餉の用意を致します。」

 

「ひささん、何から何まですみません。ありがとうございます。ありがたく使わせて頂きます。」

 

ひさのおもてなしと気遣いに、炭治郎は感謝を言葉にする。ひさは「恐縮で御座います。」と言ってその場を去った。

そこには赤面したままの炭治郎としのぶが残されていた。

 

「「…………。」」

 

「ねぇ、炭治郎君。」

 

「はい、しのぶさん。」

 

「おひささん、絶対気付いていたわよね?」

 

「……ひささんは何も言わなかったんです。そこは言わないで下さい。」

 

「そ、そうね。私達から藪蛇する必要もないわね……で、どうしましょうか?」

 

「ん? どう言う意味……ああ、そう言う事ですか、勿論、しのぶさんが先に入って下さい。俺は後で構いませんので。」

 

しのぶの質問の意図を察して、炭治郎はしのぶに遠慮して先に入るよう促した。それに対ししのぶはモジモジとしながら炭治郎に提案した。

 

「それで炭治郎君がまた風邪でも引かれたら悪いですもの……だ、だからね? 一緒に入らない?」

 

「……えっ?……えっと……」

 

しのぶの提案に炭治郎は顔を更に赤くしたが、結局「……わかりました……っっ。」と答えた。遠慮していたものの愛するしのぶの方から誘われたため、炭治郎の返答は一つしかなかった。

 

 

 

♦︎

 

 

 

「い、言っておきますけどっ! こんな明るい内から、しかもお風呂場で破廉恥な行為(おこない)は無しですからね!? その日輪刀も夜まで仕舞っておいて下さいよっ!」

 

「…………。」

 

自分から一緒に入らないか誘っておきながら、しのぶが炭治郎に行為に及ばないよう注意しておく。

する気が()()()無ければ真っ当な発言だが。しかし炭治郎は黙ったままニコニコと裸のしのぶを見ていた。

 

そんな余裕の様子の炭治郎を見て、何故自分より年下の炭治郎がこんなにも平静さを保っていて、年上の自分がこんなに焦って緊張しているのかと苛立ちながら、炭治郎を再度注意する。

 

「分かりましたね!?」

 

「はい♪」

 

炭治郎はそう返事をしてしのぶの後ろを付いて行く。炭治郎は匂いで既にしのぶの本心を察していた。

 

――そんなこと言っておきながらしのぶさんから凄い嘘と期待と興奮の匂いがする…………だったらそんな期待を察して応えられなきゃ男じゃないよなぁ。

 

そう自身の心中で呟くと、炭治郎は浴室に入った瞬間、行動に移した。

 

「しのぶさん、早速入りましょうか?」

 

「ええ、そうね……え、ひゃああん❤」

 

炭治郎は浴室に入ると早速、しのぶの背後から乳房を揉み始めた。それに対し、しのぶは嬌声を上げながら炭治郎に抗議する。

 

「ああん❤ さ、さっき駄目って言ったのにぃ❤」

 

「ふふ。そうですね。確かに駄目って言ってました。でも本当は期待してるんですよね? 匂いでわかりますよ。だから俺はそれに応えているんです。そうじゃなきゃいきなりこんなことしませんよ。それにまだ何もしてないのに、太腿に垂れているこの液体はなんなんでしょうかね? ふふふふっ。」

 

炭治郎はしのぶの蜜壷から流れ出てる液体を見てしのぶに指摘する。するとしのぶは赤面して釈明を始めた。

 

「っ! そ、それは……あ、汗ですっ! 只の汗ですからっ!!」

 

「ぷっ、あっはははははははは。」

 

しのぶの無理が有り過ぎる言い訳に思わず笑う炭治郎。しのぶの言動は炭治郎のしのぶへの愛おしさを増大させるだけだった。炭治郎は乳房を揉んでいた両手の片方をしのぶの蜜壷に向けてクチュクチュと弄り始めた。

 

「しのぶさん。その言い訳は無理が有り過ぎますよ……そもそも、汗ってこんなに温くて粘々してましたっけ? それからほら見てください。短時間で益々、滝のように溢れ出て来てますよ?」

 

「そ、それはぁ❤ 炭治郎君が意地悪するからぁ❤ ああああん❤」

 

しのぶは炭治郎に抗議するが、その顔は快楽で蕩け切っていた。炭治郎も興奮してずっとしのぶの臀部に当てていた逸物を秘部に収めるべく動き始める。

 

「これだけ濡れていたら大丈夫ですよね? しのぶさん、挿入(いれ)ますね。俺、もう我慢出来ませんからっ。」

――多少強引かもしれないけど…ごめんなさい、しのぶさん。

 

「あ、ああ❤ た、炭治郎君っ! せめてゆっくり、ゆっくあああああああっ❤!!」

 

炭治郎は心の中でしのぶに謝罪しながら背後からしのぶの秘部に逸物を挿入する。しのぶはその感触に歓喜の嬌声を上げた。炭治郎はしのぶの太腿に手を当て持ち上げて”後ろ矢筈”の体位で挿入して、そのまましのぶを抱えて激しく突き始めた。

 

「ああんっ❤! はあああんっ❤!! は、激しいよぉ❤!! ああああんっ❤!」

 

「ふうううぅ、ふううぅ、気持ち良いです……はぁ、はぁ。」

 

炭治郎は下から突き上げるように激しく攻め立てる。しのぶもまた立位による体勢で自身の全体重がのしかかるため、そこから来る強烈な快楽に連続して絶頂していた。そして炭治郎にも限界が来る。

 

「しのぶさんっ! 出ますっ! 出しますっ!……っ!!」

 

「ああ❤! あああああ❤!!!」

 

 

 

ビュルビュルビュルビュル!!!

 

 

 

「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ❤!!」

 

しのぶの胎内を炭治郎の精液が一気に染め上げた。しのぶは一際大きい嬌声を上げ、炭治郎も絶頂して声にならない嬌声を上げた。

炭治郎は一通り出し切ると、そのまま秘部から白く染まった逸物を抜いて、しのぶをゆっくり下した。

 

「はぁー……はぁー……はぁー。」

 

「はあぁぁぁ❤ はあぁぁ❤ はあぁぁぁ❤」

 

炭治郎は絶頂の快楽から立ち直ろうと深く呼吸をした。一方のしのぶは絶頂の快楽に酔い痴れてフラフラになりながら浴槽の縁を掴んで身体を安定させた。

 

「はぁー……っ!!……っ。」

 

炭治郎はしのぶの姿を見て、視線を一点に集中した。しのぶ本人は意図してないかもしれないが、両腕を伸ばして浴槽の縁に掴まっていたため、臀部を突き出す”碁盤攻め”の体勢になっていた。

しのぶの蜜壷からは炭治郎が先程大量に射精した精液が膣内に収まり切らずに垂れるように溢れ出ていた。

その扇情的な姿に炭治郎の逸物は鞘から抜いた日輪刀の如く戦闘態勢になる。炭治郎は無言でしのぶの臀部を鷲掴みすると、自身の色で染まった秘部に逸物を挿入した。

 

「あああああああああんっ❤!?」

 

行き成り過ぎる挿入にしのぶは大きな嬌声を上げる。炭治郎は挿入して直ぐに反復動作(ピストン運動)を始めた。しのぶは浴槽の縁を強く握って炭治郎に抗議した。

 

「待ってぇ❤ あ、あああん❤ さっき❤ 出した、んんっ❤ ばっかりなのにぃぃぃ❤ ああん、あああんっ❤!!」

 

「ご、ごめんなさい!! ですが、そんなしのぶさんの姿を見て我慢なんかっ! 出来ませんよっ!!」

 

炭治郎はそう言うと乳房を両手で掴み、激しく揉みながら腰も更に激しく秘部に叩き付ける。

 

「~~~っ❤!!」

 

「あああっ!! 出します! またしのぶさんの中に!……いきます!!」

 

「き、来てぇ❤!! いっぱい出してぇぇぇぇ❤!!」

 

 

 

ビュルルル!!! ビュルルル!!! ビュルルルルルルル!!!

 

 

 

「ああああああああっ❤❤❤!!!!!」

 

しのぶは炭治郎の逸物から激しく精液を膣内に叩き付けられた事で再び絶頂した。

 

「「はぁ、はぁ、はぁ。」」

 

 

 

♦︎

 

 

 

「もう、こんなところで。流石にはしたないですよ、炭治郎君っ。」

 

「ふふ、すいません。ですがそう言うしのぶさんも、かなりノリノリだったと思いますけど?」

 

炭治郎としのぶは互いを抱き締め密着しながら、湯船に浸かっていた。しのぶの抗議に炭治郎は笑っていなす。

 

「う~ん。しのぶさんそこまで言うんでしたら、俺の抜きましょうか? 良いですよね?」

 

「だ、駄目ぇっ!!」

 

炭治郎の一言をしのぶは慌てた様子で拒否した。そう、情交は終わったのだが、炭治郎の逸物はしのぶの秘部に挿ったままだった。炭治郎は当初、逸物を抜こうとしたがしのぶが懇願して入れたまま湯船に浸かる事にしたのだった。

 

「こ、これは私の我が儘という訳では無くてですね……そ、そう! この体勢じゃないと湯船の中が狭いじゃないですかっ! あ、あと炭治郎君が際限無く出した子種が湯船に零れ出ちゃいますし……それに、それに日輪刀は鞘に納めるものですよっ! 私なにか間違ってますか!?」

 

「……っ……っ……そ、その通り……くくっ……ですね……ぷ、くくっ。」

 

次々と無理矢理過ぎる言い訳を大真面目に並べるしのぶに対し、炭治郎は笑いを抑えるのに必死だった。炭治郎が笑いを必死で抑える様子を見て、しのぶは唸りながら睨み付けることしか出来ない。

 

「うぅ~~~~っっ、きゃあ!?」

 

唸りながら炭治郎を睨み付けるしのぶに対して炭治郎は今一度強くしのぶを抱き締めて自身に引き寄せた。

 

「貴女が愛おし過ぎるのがいけないんですからね?……しのぶさん、大好きです。愛していますよ。」

 

「~~~~っ❤ わ、私も炭治郎君を愛してます❤」

 

炭治郎からの愛の呟きにしのぶも赤面しつつ歓喜して答え、炭治郎に負けじと抱擁する。

 

そのまま抱擁を交わした状態で暫く湯船に浸かっていたのだが、徐々に二人の息が荒くなって行った。

 

「……流石に……暑くなって来ましたね……はぁ……はぁ……あの、しのぶさん……あんまり締め付けるの、止めてくれませんか……?」

 

「そう言う、炭治郎君こそ……ふうぅぅ、ふうぅぅ……日輪刀を落ち着かせて下さいよ。私の膣内(なか)で暴れ過ぎですよ……んん❤」

 

「「はあぁぁぁ……はあぁぁぁ……んんっ。」」

 

二人は互いの行為に抗議していたが、息を荒くしたまま見詰め合っていると、そのまま口付け(キス)を交わしながら湯船から出た。

 

 

 

♦︎

 

 

 

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

 

 

 

「しのぶさんっ! しのぶさんっ! しのぶさんっ!」

 

「ああん❤! ああああん❤!! さっきよりぃぃぃぃ❤ 激しいぃぃぃぃぃぃああああああ❤!!」

 

二人は浴槽を出て直ぐに浴室の床に倒れ込んで情交に及んでいた。炭治郎はしのぶの上に覆い被さり、”襷掛け”の体勢で激しく攻め、しのぶもまた炭治郎を離すまいと足を炭治郎の腰に交差して絡めていた。

そのまま炭治郎が攻め続けると、しのぶが口付け(キス)強請(ねだ)って来たので期待通り激しく口付け(キス)をお見舞いする。

 

「「ちゅぷ!! じゅぶじゅぶるる!! じゅううううう!! じゅううるるるる!!!!」」

 

炭治郎に呂の字(ディープキス)をされながら突かれているしのぶは、自分を激しく求めてくれている事に歓喜しながら更に膣内を激しく締め上げた。炭治郎はその締め付けに我慢出来ず逸物を爆発させた。

 

 

 

ビュルルルルルルルルル!!! ビュルルルルルルルルルルル!!!

 

 

 

「「~~~~~~~~~~~~~~~~~~」」

 

これまで以上の大量の射精に二人は口付け(キス)したまま絶頂した。漸く逸物から白濁の溶岩を出し切った炭治郎は口付け(キス)を解き、息を整えてからしのぶと見詰め合う。

 

「炭治郎君、とっても素敵でしたぁ……❤」

 

「しのぶさんが感じてくれて、俺も嬉しいです……。」

 

そう言い合った後、二人は起き上がり、座ったままお互いを強く抱擁する。するとしのぶが未だ興奮したように炭治郎の耳元に囁いた。

 

「もっと、愛し合しませんか?❤ 炭治郎君のは、まだ満足してないみたいですし……ね❤」

 

「しのぶさん……。」

 

二人は情欲の熱に浮かされて、再び情交(セックス)を再開しようとする。しかし、此処で予想だにしない事態が発生した。

 

 

 

♦︎

 

 

 

ばっしゃーーーーーーん!!!

 

 

 

「「っっ!?!?!?!?!?!?」」

 

突然二人に降り注いだ冷水に困惑と混乱を隠せない炭治郎としのぶは慌てて周囲を見渡す。そして二人はその原因に驚愕する事になる。

 

「ひ、ひささん……っ!!」

 

「どうして、こちらに……っ!?」

 

「それはお二方がお風呂に行かれてから二時間あまりに経ち、心配になったからでございます。」

 

そこにはこの薬師寺邸の女主人たるひさがいた。隣には小柄な彼女がたとえ空っぽの状態であっても持つのがやっとではという大きさの(たらい)があった。

その(たらい)に冷水を入れて炭治郎としのぶにぶっかけたと言うのは状況証拠的に明らかであった。

 

ひさは普段通り穏やかな顔をしていたが、二人にとってそれが逆に恐ろしかった。その一際小柄な身体からは、信じられない程の威圧感が感じ取れていた。

 

「……お二方。何か言う事でもございますか?」

 

「「た……大変申し訳ございませんでしたっ!!」」

 

そんなひさを前にして、炭治郎達はそのまま土下座して謝罪した。他の仲間には絶対に見せられない姿であった。もし見られたらその場で自害して果てかねない。

 

「では、私からはもう何も申し上げる事はございません。朝餉は直ぐにでもご用意させて頂きますので、また後程、お申しつけ下さいませ。」

 

「わ、分かりました。」

 

「……はい。」

 

ひさはそう言うとその場を去って行った。浴室には情欲の熱は綺麗さっぱり消え去っていた炭治郎としのぶの姿だけであった。

 

「……しのぶさん。とりあえずお風呂に来たんですから身体を急いで洗って出ましょう……。」

 

「そうね、そうしましょうか……。」

 

二人は力なくそう言うと急いで身体を洗い、浴室から出て行った。朝餉は胃に優しく、されど豪勢な食材を使った料理が並んでいたが、炭治郎としのぶは殆ど味が分からなかった。

 

 

 

♦︎

 

 

 

大正二年(一九一三年) 三月九日(日)

時間帯:朝

天気:曇り

 

 

「しのぶさん、もう顔を上げて下さいよ。今更気にしたって何も始まりませんから。」

 

「炭治郎君……すみませんが、一人にさせて下さい。恥ずかし過ぎて死んでしまいそうなので。」

 

朝食後、炭治郎は紙と筆と墨の用意を頼んで持って来て貰った。

 

しのぶは浴室での出来事が未だ衝撃的(ショック)だったのか、頭を膝に抱えて落ち込んでいた。

炭治郎はこれでは埒が開かないとしのぶを説得するが効果が無く、仕方無く本題をぶつけてしのぶの気を引く事にした。

 

「俺、しのぶさんに珠世さん達の事で相談があったんですが、聞いて貰えませんか?」

 

「っ!?」

 

今朝、炭治郎が話してくれた協力関係にある鬼達の話を聞いて、しのぶは俯いていた顔を上げて炭治郎をしっかり見る。

 

「炭治郎君は、私にその鬼達をどうしろと?」

 

「余計な前置きは省いて単刀直入に言います。しのぶさん、珠世さん達と協力して下さい。

珠世さんは俺が知る限り、大日本帝国(この国)で一番のお医者様です。薬にも毒にもお詳しいから必ず、しのぶさんのお望みを叶えるためのお役に立つでしょう。

どうか、鬼への嫌悪感は一旦置いて協力してくれませんか?」

 

「…………っ。」

 

炭治郎の嘆願に、しのぶは沈黙して考え始める。炭治郎もまた黙ってしのぶを見守っていると、しのぶが口を開いた。

 

「分かりました。ですが、条件が二つ程あります。」

 

「はい。」

 

炭治郎は固唾を飲んでしのぶが何を言うのか待った。

 

「一つ、その方々には蝶屋敷に住んで頂きます。蝶屋敷は設備は整ってますから、役に立つ筈です。」

 

「っ! しのぶさんはそれで良いんですか?」

 

「今更ですよ。それに一緒にいた方が協力と連携がやり易いですから。次に……二つ、私も禰豆子さんを人間に戻すための協力者に加えて下さい。」

 

「……えっ?」

 

二つ目の条件を聞いた炭治郎は一瞬、理解が及ば無かった。

 

「私も禰豆子さんに人間に戻って欲しいと願っています。」

 

しのぶはそう言って炭治郎から視線を外して、自身の禰豆子に対しての想いを語り始めた。

 

「私は正直言って、禰豆子さんの事が好きではありませんでした。

むしろ、嫌いと言っても良かった。

鬼である事は勿論、貴方からの愛情を独占しているようで妬ましかった。

でも貴方にそんな醜い私を悟られたく無かったから。知られたく無かったから。

だから絶対に禰豆子さんの前に出ないようにしたし、話題にもしませんでした。」

 

そこまで言うとしのぶは再び視線を炭治郎に戻した。

 

「でも今は違います。何故なら、最愛の人の一番の願いを私が叶えてあげたい。復讐に取り憑かれていた私が、今はそう思えるようになったんです……そ、それに未来の義妹(いもうと)の身を案じるのは当然じゃないですか。」

 

「しのぶさん……ありがとうございますっ。」

 

炭治郎は感激した様子で目を潤ませてしのぶに感謝すると、しのぶが炭治郎を優しく抱き締めた。

 

「私の方こそ、ごめんなさい。禰豆子さんの事、そんな風に思っていてっ。」

 

「良いんです、気にしないで下さい。しのぶさんは何も悪くありませんから。」

 

しのぶからの抱擁に対して、炭治郎もまた優しく抱き締め返す。二人は暫くそうしていると、どちらからともなく名残惜しむように抱擁を解いた。

 

「早速ですが、俺は珠世さんに一筆(したた)めます……承諾してくれると良いんですけどね。」

 

「だったら、私からもその方に一筆(したた)めるわ。それから大丈夫だと思うけど、御館様にも私からお手紙を出しましょう。」

 

「ありがとうございます! 助かります!!」

 

それから炭治郎としのぶは珠世と兪史郎を蝶屋敷に招くべく手紙に筆を進めた。

暫くして手紙が完成すると、雨が止んでいる内に庭に出てしのぶは早速自身の鎹烏に耀哉に宛てた手紙を持たせた。

 

その一方で、炭治郎は鎹烏に手紙を持たせる真似はせず、しのぶの鎹烏を共に見送っていた。不思議そうに見詰めて来るしのぶに炭治郎は尋ねられる前に答えた。

 

「珠世さん達は無惨の追跡から逃れるために、幾つもの拠点を転々としているんです。だから鎹烏では連絡は取れません。」

 

「では、どうやって連絡を取っているの?」

 

「こうするんです。今は居るかな?……茶々丸っ!」

 

炭治郎がしのぶの質問に答えた後、そう叫んだ。

 

 

 

 

みゃおぅ

 

 

 

 

猫の鳴き声と共に、庭に一匹の三毛猫が突如として現れた。その三毛猫は背中に革製の背嚢を背負っており、胸に目の紋様を描いた符を着けていた。

 

「きゃっ!?」

 

しのぶは茶々丸の出現に驚愕して炭治郎の背中に隠れた。炭治郎はしのぶのそんな姿に驚くが、するべき事を務めるべく二通の手紙を持って茶々丸に近付いて行った。

 

「茶々丸、この手紙を珠世さんと兪史郎さんに届けておくれ。」

 

「(コク)……みゃおぅ。」

 

炭治郎が背嚢に手紙を仕舞うと、茶々丸はそれを確認してから一度鳴く。すると再び姿を消してその場を去った。

その後の様子は察知出来なかったが、炭治郎は「お願いねー!」と声を掛けた。しのぶは戻って来た炭治郎に尋ねた。

 

「炭治郎君! あ、あの猫っ。」

 

「落ち着いて下さい、全部説明しますから。もしかして、しのぶさんって猫苦手なんですか?」

 

「うぅ、動物は全般苦手です……。」

 

「そうなんですか。なんか意外です。」

 

普段の凛々しさと余裕を失くしたしのぶを見て、意外に思う炭治郎。内心では愛する恋人の意外な一面を見れたので、茶々丸に心底感謝していたが。

 

炭治郎はしのぶと部屋に戻ると茶々丸を始め、兪史郎の事をしのぶに説明した。

兪史郎の血鬼術を説明された時はしのぶは驚愕と感嘆を隠さず、また採血の短刀は実物を興味深そうに触っていた。本当なのかと自分の腕を刺そうとした際は炭治郎は慌てて止めたが。

 

「炭治郎君。兪史郎さんについては分かりました。珠世さんはどんな方なんです?」

 

「珠世さんはですね……まず一言で言うなら、とっても綺麗な美人さんです。」

 

「……はいっ?」

 

炭治郎が珠世を思い出すように話す際、顔を赤く染めながらそう言った。

しのぶは炭治郎のそんな反応に対して青筋を浮かべる。

しかし炭治郎はそんな様子のしのぶに気付かず珠世の説明を続けた。

 

「綺麗なだけじゃなくて、聡明で頭も良くて様々な知識、特に医学知識の造詣(ぞうけい)が深いんです。

どんな状況であっても取り乱さない冷静沈着な女傑でもあります。

でもその本質は優しくて穏やかな人格者と言う、絵に描いたような大人の女性。珠世さんはそんな尊敬に値する、素晴らしい女性です。」

 

「………………っっっ。」

 

炭治郎は意識せずこれでもかと珠世を褒めながら説明したが、聞かされたしのぶはたまったものではない。

もしカナヲやアオイがこの場に居たら、炭治郎の口を無理矢理にでも封じて黙らせていただろう。

そんな炭治郎だが、しのぶを見て漸く彼女から怒りの匂いを察して困惑しながら尋ねた。

 

「あれ? しのぶさん、どうして怒っているんですか?」

 

「……どうせ私は感情の制御が出来ない未熟で短気な小娘ですよっ! 落ち着きのある大人な女性じゃなくて悪うございましたねっ! ふんっ!!」

 

「ちょ!? ええっ!? しのぶさん!? 俺何かしましたっ!?」

 

「炭治郎君なんか知りませんっ! 自分の胸に手を当てて良く考えなさいっ!!」

 

激怒したしのぶは嫉妬するあまり拗ねてしまい、炭治郎は大いに困惑したのだった。

因みに炭治郎はこの後、しのぶの機嫌を直すのに三時間以上掛かったのだが、原因は遂に分からなかった。

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