afnすとーりー:キツネノボタンとの日々 X指定版 作:hiden456
本当は全年齢で書こうと思ってたネタだったのですが…一緒にお風呂入ってたらいろいろ仕方ないよね
「団長、お風呂広い! すっごい! ね、団長、早く入ろう」
部屋からつながった露天風呂を見ながらはしゃぐキツネノボタン。
「気に入ってくれたみたいで何よりだよー。でも団長ちゃん、あんな可愛い副団長が実は彼女だったなんて、隅に置けないねぇー」
そう挑発するような目でこちらを見てくるのはヘチマ。ここの女将であり我が騎士団に所属する花騎士でもある。
今日は桃源郷のヘチマの宿に泊まりに来ている。と言うのも前の休暇が結局害虫騒動…というより自分が害虫に拉致される騒動になった事で、一定期間の隔離監視、精密検査の後改めて休養をブロッサムヒルの上層部から命じられてしまったからだ。なので今回は第一副団長と予定をあわせて貸し切りにして一緒に来ていた。
「団長団長、早く、早く」
そう急かすキツネノボタン。
まあまずはそこの覗き魔を何とかしてからだ。じゃないと落ち着いて入れない。
「あたし?いやー、ほら?あたしは女将だし?折角友達が遊びに来てくれたんだから、ちゃんとお世話しなきゃ的な?」
女将としてここに居るならそんなにフランクで良いのだろうか。
「って言うか良いじゃーん減るもんじゃ無いしー!」
減らないがこの世の一体何処に好き好んで好きな人の裸を他人に見せたがる奴が居るのか。
「んー、そういう特殊性癖とか?」
ならば無い。ついでに言うと、こちらも友達のルームサービスを追い散らすような真似がしたい訳では無い。
「もー、団長ちゃんのけちー!背中くらい流させてよー!」
自分一人ならそうしただろう、花騎士が多人数で来てたなら目もつぶろう、だが彼女との二人きりの間に入って一体何をしようと言うのだ。
「団長ちゃんのあほー! ごゆっくりー!」
そう言ってバタバタと部屋を出て行くヘチマを見送っていると、キツネノボタンが桶を抱えて奥から出てきた。
「ねー早くー」
ヘチマもよく桶を持っているのだが、こうして見ると二人は少し似ている気がする。小柄な体格以外は特にどこ、と言う訳では無いのだが。
「あ、何かあったらすぐ呼んでね! あたしは台所を見てるからさ」
そう襖から顔を出して言い残して襖を閉めるヘチマ。…本当に覗かれないか少し心配である。
「団長、どうしたの?」
キツネノボタンも覗かれたくなかったら少し気をつけた方が良い。
まぁそれはそれとして、久しぶりの完全オフだ、羽を伸ばそうか。
「ん、わかった。団長、わたしの事、脱がせなさい」
いよいよもってそんな所をヘチマに見られる訳には行かないな。そんな事を思いつつ、荷物を置いて脱衣所へと向かうのだった。