ブブキブランキをニコニコのコメントありきで見たくなる→dアニメストアニコニコ支店に入る→コメント全然なくて悲しい→コメントあるアニメ探す→血界戦線人気だしあるやろ→めっちゃコメあったーやっぱチェインかわいいー、という流れで久々に短いですが投稿しました。
自分の投稿した作品を読み返してると「あれ?結構俺書くのうまいのでは?」と自画自賛し始めて勢いで書いたので新しい展開はないですが、後日談と日常回を少し。
最近はずっとピクシブやFANBOXでアダルト小説を書いていたのでハーメルンはずっと読む線になってしまっていましたが久々に見るとコメントがあって嬉しいですね。
では軽い読み物をどうぞノシ
長閑な空気と、鼻につくにおいが混在した風が執務室に入り込む。
スティーブンがもった今日の連絡事項を記す紙がかすかに揺れ、暖かい日差しが後光のようにライブラの面々を包み込む。
今日はレオとザップの2人組で巡回の予定ということを告げられて、だらしない返事をするザップに対しレオはハキハキと「りょーかいです!」と返していた。
レオがスティーブンに突撃してから2日。
ゆっくりと時間をかけてレオの調子も、チェインの調子も戻りつつあり、ライブラのいつもの雰囲気が戻る。連絡事項の通達が終わってから、レオはザップの元へ足先を向けた。
ソファーにだらしなく座り、端末をいじっている彼は朝礼中もその姿で不遜な態度であったが3日ほど前までは実はだいぶおとなしいものだった。
「おー陰毛あたまぁ〜。いくぞー。」
「行くぞーって言いながら動こうとしないじゃないっすか。」
「そりゃあれだよ。お前の自立を促してんだよ。」
「馬鹿なこと言ってないで行きますよ。」
レオはザップの放り出された足に軽く手を叩くと、「先行っててください。」と真剣な面持ちで言った。
普段軽薄な態度で知られるザップも何かを感じ取ったのか、大人しくため息を吐きながら執務室を後にした。
レオがザップを遠ざけたのは当然理由がある。
普段椅子で作業しているクラウスも今日はいない。
部屋には長身の頰に傷のある男と、レオのみ。
「……………なにか、俺に用かレオ。」
飄々と、それでいてどこかレオの言いたいことに予想つけた態度で机にそっと紙を置く。
スティーブンはまだ朝にも関わらず、普段のビシッとしたスーツ姿をほどき、ネクタイを緩めていた。
しかしスティーブンが危惧することは起こらなかった。
レオが頭を下げたのだ。
綺麗な90度の角度でスティーブンに頭を下げ一拍置いた後、大きな声でハキハキと伝える。
「すみませんでした!!」
「……………。」
スティーブンは少しだけあっけにとられてから窓の外をちらっと見て苦笑した。
もうその笑いがここにいる誰かの勘に触ることなんてことはなかった。
「………そうだな。」
責める言い方ではない。
ただ安易に否定するのではなく、レオを思い、尊重し、労わる声音でつぶやく。
「ガキみたいな考えでスティーブンさんの個人的な考えを………オレ……。」
なんと言えばいいのか、どう言えばいいのかうまく言葉にできないレオ。しかしここは年の差か、ちゃんとスティーブンはわかっている。
だからこそ怒ることはなく、かといって年長者という立場をとって見下すわけでもない。ただ1人の同僚として一助になればと、語る。
「決して………間違ったことは言ってない。お前も、後悔はしてないんだろ?」
「…………はい!」
迷いのない返事。
スティーブンは多少、殴られる覚悟で望んだのにも関わらず、なんとも澄んだ想いだと思った。レオがその後のスティーブンのことを知っているかどうか、スティーブンには計り知れないが、もし彼と彼女が真に友としての間柄を保っているのなら……。と思う。
「お前に言われなければ、変な言い訳をして傷つけたと思う。」
「………はい。」
「茶化して、信じもしなかったかもな。」
「……。」
「だから俺は礼を言いたい。」
「……。」
スティーブンは尚も床に顔を向けるレオの肩に手をおいて、反対の手で頭をコンッと軽く叩く。少しだけむず痒さもあるが、どんなに硬く取り繕ったって、自分は子供の延長戦でしかないんだとひとりゴチるスティーブン。
「レオ、未熟な俺を気づかせてくれてありがとう。」
「!……………そんな、はは。」
自嘲気味に笑い、自分は何もしていませんよと笑いかけるレオにスティーブンは、初めて彼を見たときのことを思い出した。
幼く、陽気で、どこか抜けていて、誰がどう見ても一般人な彼をひどく警戒していた自分。ライブラが務まるのか、彼がまた新たな火種にならないか?その考えだけが渦巻き、いつでも処断できるように私設部隊に動いてもらっていた。
だがゆっくりと彼自身の覚悟を見続けて、それが間違いだと、改めるべき見方だと思うようになった。
それでも、どこか。
レオやそれ以外の面々に対しても何か気を張り巡らせていた。
はたから見れば一つの恋路の話に過ぎないが、スティーブンにとっては最後の1ピースではあった。
レオがスティーブンに対して言った言葉の中には、彼が隠し続けていた事実のことにも触れられていた。すぐに冷静になる思考と、準備する脚。
しかし、自分は甘かった。
同僚たちの覚悟を。
レオやチェインも気づいていたなら当然クラウスだって気づいている。
スティーブンは自分がやっていることはとてもクラウスに顔向けできるものではないと考えていたが、それはある意味スティーブンがその悪を悪だと知っているからこそ隠せる事実だということ。
気づいた上で信頼されていたのだ。
そのことをレオによって気付かされた。
結局自分は誰1人信じられない臆病者だった。目の前の誰が見ても一般人にしか見えない青年よりも幼い。子供だった。
「まぁ、なんだ。大丈夫なのか?」
「えっ…ああはい。仲直り?はしましたよ。」
「じゃあ、ある意味俺の尻拭いしてくれたみたいなもんか。」
「えぇ……まぁ?」
あははと笑い、肩を叩き合う。
おおよそ、普段のレオとスティーブンには見えない。しかし確実にいい方に向かっている現実は誰が見ても明らかだった。
人狼が見ていてもにやけただろう。
窓がカタリと揺れ、強い風が吹いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「おえぇー。」
「いやいやまた何してるんですか。」
時は夜、場はチェインの家。
トイレで吐くチェインの背中を軽くさすりながら、洗濯物の仕分けを行うレオ。
チェインはトイレに突っ伏したまま返事もしない。
今日は任意の半径(最大10km)を削りとり、そのまま削り取った質量を大気圏から叩き落とす術式を使う存在と相対した。当然BBだったのだが、レオが削り取られる空間に飲み込まれギリギリのところでクラウスに真名を伝えたところで消し飛んだのだ。
ザップは場違いにも「あああっあの陰毛財布がああっ!」と叫んでいたところで、レオがテレポートされる。
高速で落下するレオ。
どうあがいても死。
そもそも人体は重力加速度的にどんどん加速していくと、途中で空気に皮膚を削り取られて分解していく。どこかでブレーキをかけなければならない。
チェインはとっさに飛び上がろうとするが、スティーブンとクラウスから待ったがかかる。
レオの落下速度が速過ぎて触れるだけでも危ないのだ。
柄にもなくスティーブンの前ですら舌打ちするチェイン。
しかしレオの体が限界を迎える前に、ツェッドが血法で減速、ザップが網ではなく、トランポリンのような薄い膜でキャッチしてことなきを得た。
問題はこの後。
レオの無事でライブラの面々は一安心したのだが、いつもよりさらにテンションをあげたチェインがレオを2次会、3次会、4次会と引っ張り回している最中、またもチェインを知らずに酒で賭け事を持ち込んできた馬鹿が出てきたのだ。
結果は当然チェインの勝ちなのだが、馬鹿が予想以上に粘って(イカサマ)、結果普段よりかなり深酒したこともあってチェインは早々にトイレの住人になった。
チェインは大酒飲みだが、アルコール度数が100%を超えるこのヘルサレムズロットにおいてそれは時に分解を追いつかせず、二日酔いと吐き気を起こす。(もちろんそれで済んでいるのはすでに人外じみているが。)
「飲み過ぎですよぉ。」
「うぇっらっあるれええろっ………おろろろろろっろぉ。」
「何言ってるかわからんのですが。」
レオは目線を落とす。
黒い下着に、薄すぎる上着。下はパンツ一枚。
髪に吐瀉物がかからないように後ろでまとめてあげるレオ。もはや月末の恒例行事だ。いささか目のやり場に困るが、友人の気分が最悪なのはレオにとっても最悪で、さほどムラムラとはしない。
「ミネラルウォーター取ってきますね。」
「らんるぉー…………。(意訳:サンキュー)」
トイレの扉を閉めて冷蔵庫に行く。
とても口に入れられる状況ではないのは確かだが、少しでもアルコール分の希釈と、口の中の胃液の洗浄をするべきだと常に冷蔵庫には水を入れてある。
水道水でもいいが、インフラがあまり信用できないヘルサレムズロット。
レオは端末を取り出してメッセージアプリを起動する。
送信先はフェムト。
送信と同時に既読がつき、少しすると窓からコンコンと音がする。
目を向ければ、人の上半身ほどのサイズの羽虫が足に小箱をくくりつけて飛んでいた。
レオは窓を開けて箱を受け取る。
用は終えたと素早く闇夜に消える羽虫に軽くお礼をいうと、レオは窓を閉めて鍵をかける。
一瞬だけ窓が光り、結界が再展開されたことを理解する。
箱の中には透明なラップに包まれた1錠の薬と、小さな紙切れが。
「『いつものだよぉ?支払いは今度でいい。』か、ありがてぇ。」
レオの隠された友人からの箱だ。
レオは両目を展開する。
友人を疑っているわけではない。もちろんいたずらで変なものを送ってくることはままあるが、こういった実害になりうるものにはいたずらしてこない。そこは信用してる。
問題は配送途中に何か別の存在から何かされていないかの確認だ。
もちろんレオの目はそんな感知機能などないが、可能性が少しでも上がるのならやらない手はない。
レオの目はいわばモノの本質を視ることができる。
ゆえにこの錠剤の本質を理解する。内容物、物質を理解するのではなく、友が普段送ってくれるものと違いはないかを確認するのだ。
スマートホンの外見をした爆弾かどうかはわからないが、自分が普段愛用しているスマートホンかどうかはわかる。ということだ。
「よし。」
レオは箱から錠剤を手に開けると、箱とラップと手紙を宙に投げる。
すると青い炎とともに燃え上がり灰も残さず消えた。
相変わらず手際のいいアイテムだと思いながら、ペットボトルと錠剤を持ってトイレへ戻る。
トイレに戻るとチェインはトイレに座って用を足していた。
きっちりと下着を下ろして突っ伏したままだ。
レオは慌てずに棚から綺麗な紙を取り出して置くと、そこの上に薬をおいて、ボトルを渡す。
「あー、えっとじゃあこれ飲んでくださいね。」
「………………うぃ〜……。」
チェインはレオの方へ顔を向けずに軽く手をあげて返事をする。
ボトルを軽く口に仰ぐチェインからちょろちょろと音が聞こえてきたので素早くトイレから退散する。
レオは少しだけ汗を額からにじませて、たまった食器を洗うためにダイニングへ行った。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
目が覚めると、部屋は暗かった。
頭が多少重いが、支障はない。あれだけ飲んでおいてこれほど楽ということはいつもの薬を飲んだということだろうと当てをつける。記憶はない。
そっと股あたりに意識を向けるが、別段不思議な感覚や痛みもないので今日もまた小さなナイトが守ってくれたらしい。
普段なら他人からもらったものなんて食べはしないが、レオは別だ。
男から渡される薬なんて怪しくてゴミ箱行きだが、レオが渡すのだから大丈夫だろうとすでに疑わなくなっていた。
暗い部屋に月明かりが入り、乱反射で部屋が少し明るくなる。
ソファーには毛布をかぶった、黒い塊がいた。
おそらくレオだろう。
部屋に戻ろうかと思いつつ、私が吐いて何か取り返しのつかない事態になるのを恐れて結果部屋に留まった感じか。
いつもベッドに一緒にくるまっていいよと伝えて入るのだが、そこは「無理無理無理無理!」と断られている。
別に尻軽になったつもりはないのだが、そこは初な反応で少し笑ってしまった。
ベッドから起き上がると寝汗からか、ひどくベッドが湿っていた。
ある意味レオが無駄に気遣って布団を熱く被せていたというのもあるかもしれない。
座った体勢になると背骨がバキボキとなって大きくあくびをする。
時刻は早朝5時。
先ほど入ってきた月明かりもそろそろ日の出に変わる。
ヘルサレムズロットは光が歪められるのか、いつも月が見えたり太陽が見えたりして、チェインは「今日は月が見えるのか。」と1人つぶやいた。
布団を剥ぐと、今までこもっていた熱気から解放されて涼しい。
普通ならあんなに飲んでこんな軽快に動けるわけないが、まぁ看病のおかげか。
チェインはソファーの方へ歩いていき、横になって寝ているレオを起こさないように座る。
2人で大きめのソファを買ったのは単に2人でゲームしたり映画みたりするからであるが今は別の目的で大きくて良かったと思った。
ゆっくりとレオの横に寝転がるチェイン。
鼻に男性特有のにおいが入り込んでくるが不快ではなかった。
これから起きる彼は一体どんな顔をするだろうか?
驚くか?驚くのはいつものことか。
恥ずかしがって驚いて、でも一緒に寝ている私を起こさないように静かに離れて、朝食を作るのだろう。
一瞬胸元を見て、生理現象が起きるかもしれない。
なんなら起きるときに手があたって………よしそれにしよう。
チェインはむっちりとした太ももを軽く開いて、レオの左手を挟み込む。
下着はつけているが、だいぶ際どい体勢だ。
慌てふためく彼の姿を夢想しながらチェインは二度寝にうつる。
心地よい空気が周囲を包んでいた。
当然、レオが数時間後飛び退いたのは言うまでもない。
はい、ちょっと文字数少ないと思いますが今だいぶ忙しい時期なので見逃してください。
まだ終わりませんので気長に忘れてしまってもいいのでお待ちください。
また、コメントしていただいたのにずっと返信できず申し訳ありませんでした。コメント励みになり嬉しかったです。ありがとうございます。
もっとエロほしい?
-
ほしい
-
ご自由に
-
いらない
-
あったりなかったり
-
微エロ程度で