何故そんなにエロい格好してるんだ? 作:イヌヌワ!?
今回はエロ無い。でも恩は売る。
ゆたかちゃんからの誘惑を耐えて早数週間。ゆたかちゃんのお義父さんが帰ってくるまで何とか耐えて乗り切った。お風呂で洗いっこが一番ヤバかった。
「先輩、帰っちゃうんですか……?本当に……?」
「ゼクス使いとしての基本はしっかり教えたし、ゆたかちゃんはそれを実践出来る様になったでしょ?」
「うぅ……せめてメールアドレスを教えて下さい!!」
「PCのアドレスなら良いよ。スマホは色々あって、安全じゃないから……はい、これがPCのアドレス」
ポラリス様特製のセキュリティが施されたPCじゃないと、ハッキングされかねないから。
「ありがとうございます!沢山メールしますね!」
「ほ、程々にね?」
「……ゆたかが御世話になりました。私からも御礼を言わせて頂きます」
ゆたかちゃんのお義父さんが僕に頭を下げる。初対面の時は少し怖かったが、話してみれば良い人だった。
「こちらこそ長い間泊めて頂いて、ありがとうございました」
「……ゆたかは貴方に懐いてます。いつでも会いに来てやって下さい」
「はい、機会があれば是非」
「……これ、お土産にどうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
ゆたかちゃんのお義父さんから発泡スチロールの箱を渡された。
「いくらです。醤油漬けにしてあるので食べて下さい」
「いくらなんて高級品じゃないですか。良いんですか?」
「ゆたかがこんなに嬉しそうにしてるのは久々に見ました。そのお礼としては安いくらいです」
「分かりました。ありがたく頂きます」
ゼクスが現れてから漁は難しく、海産物は高騰している。いくらなんて高級品を簡単に渡せるくらい、お義父さんにとってゆたかちゃんの笑顔は価値のある事なんだろう。
(しかしこれ、めっちゃ重いな……保冷剤が重いのか?きっと移動が長いと踏んで、保冷剤を沢山入れてくれたんだろうな!!)
「先輩、また会えますよね?」
「勿論!ゆたかちゃんが“良い子”にしてたらね」
「もう……良い子にしてますから、絶対また会いましょうね!」
「では、気を付けてお帰り下さい……重々、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました!では、失礼します!」
ゆたかちゃん達に頭を下げて天竜家を後にした。
「ゆたか、彼はどうだった……?」
「素敵な人でした」
「……そうか。孫の顔は見れそうか?」
「失敗しちゃいました」
「…………………そうか。ゆたかからの誘惑を耐え切るとは、凄まじい精神力だな」
「今度は射止めてみせます」
「……ああ」
「いくらの匂いがします!!!貴方、いくらを持ってますね!?」
「え、何この子こわっ。完全に密封してあるよねこれ」
帰る途中の街中、何かヤバい女の子に絡まれた。黒と茶の間の髪色をしたロングヘアーの美少女……美少女なんだけど……。
「やはりこの匂いは、いくらの醤油漬けの匂い……しかも天然物っ!この御時世では赤い真珠とも言える程の超高級品!!何故それが大量に!?」
怖い。ひたすらに怖い。100歩譲っていくらの匂いが分かるとして、天然か養殖って匂いで分かるんだろうか。
「大量って……保冷剤が多いだけで、いくら自体はそんなに無いんじゃ……」
「あります。最低でも10kgはあります。天然の最高級が……とんでもないお宝ですよ!!」
「怖いって!!誰か!!この子の保護者は居ないのか!?」
妖怪下着燃やしに続いて、妖怪いくら狂いに出会ってしまった!!
「ペクティリスさん!?何をしてるんですか!?」
「良かった、この子の保護者の人!?いくらがどうとか……ん?」
「ご、ごめんなさい、ペクティリスさんは普段は良い人なんですが……え?」
妖怪いくら狂いの保護者は青の世界のバトルドレスのニューちゃんだった。
「へー、じゃあこの人は青の世界のゼクス使いで、ニューさんの知り合いなんだ」
「はい。知り合いと言っても、関わりが深い訳ではありませんけど」
「任務で数回会ったくらいかな?そう言えば今はアイドル研修生だっけ?」
「ええ」
「そっか、ところでさ……何でこんなに席が離れてるの?」
一緒のカフェテリアに居るのに、テーブル3つくらい離れてるんだけど。いじめかな?
「あんたの噂は聞いてるもの。青の世界の色欲の権化。ペクティリスさんに近付かせる訳ないじゃない」
「そんな根も葉も無い噂を信じてるの!?てか噂って何があるの!?」
「捕虜の女性の下着を脱がしてから、基地内を連れ回してたって噂があるわ」
「………………」
「反論が無いなら事実ね?気持ち悪い」
「そ、それは確かに酷いかなぁ……?」
2人がドン引きしている。釈明したい。あれは妖怪下着燃やしのせいだと。しかし犯人がtypeⅡだと言った所で、オリジナルXIIIであるtypeⅡへの信頼は厚く、釈明は信じて貰えないだろう。
「とにかく私達に近付かないで。分かった?」
「わ、分かった……」
「ところで、いくらは……」
「ペクティリスさん……貴方、悪いんだけど、いくらを分けて貰える?」
「この状況でいくら優先……まぁ良いけど、まだ中身見てないから、どれくらい渡せるか……うわぁ」
発泡スチロールの箱を開けると、プラスチック容器に詰められた大量のいくらが入っていた。本当に10kg以上は絶対にある。
「これ、時価総額で………………どれくらいするんだ?」
「今、時価総額で“いくらくらい”って言いそうになってやめたわよね?」
「言わなくて良いから!」
「時価総額で60万円くらいですね。価値は数倍に跳ね上がってますから。これだけの物にお目に掛かれるとは感無量です」
妖怪いくら狂いの言う事なら価値に間違いはないだろう。しかしとんでもない物を貰ってしまったな……
「で、ペクティリスちゃん?は、どれくらい欲しい?」
「えっ、私が言うのもあれなんですが、本当に良いんですか?」
「食べ切れる量じゃないからね……お土産で渡す相手は居るけど、生鮮食品だから、あんまり日にちを置く訳にもいかないし、こんなに大量だとは思ってなかったから」
「そ、そうですか?なら、1kg程……いえ、500gで!」
「1kgね。ニューちゃん目算で計れるよね?分けてくれる?」
「分かったわ。容器は……あった。前の撮影で使った保冷機能付きの容器」
ニューちゃんはバトルドレスなので、文字通り目分量でしっかり計れるし、ウェポンクラウドに色々道具が入っているので助かる。
「ほ、本当に1kgも頂いて良いんですか!?神ですか!?」
「ニューちゃん、この子面白いね」
「普段は素敵な人なのよ……私もここまでいくら好きだとは知らなかったわ。はい、分けれたわよ」
「ありがとう。じゃあ僕はこれで失礼するね。そろそろ帰らないと」
エンリルちゃんが戻っているかは分からないけど、流石に早めに帰らないとまずい。
「ありがとうございました!このお礼はいつか必ず!!いくらの恩は忘れません!!」
「あぁ、うん……」
「ペクティリスさんが喜んでるから、今回は貴方に感謝しておくわ。気を付けて帰りなさいよ」
「うん。またね。ニューちゃんもペクティリスちゃんも活動頑張ってね」
2人と別れて青の世界に戻る。
基地に入った瞬間、警報が鳴り響いた。
「……僕、何かした?」
どうやら非常事態らしい。
こんなにいくら狂いではないとは思う。
ベルファストを専属メイドにしたいし、最近シャドバのドライツェーンにムラムラする。何だあの太腿。
本編でエロが見たいのは
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ユイ