何故そんなにエロい格好してるんだ? 作:イヌヌワ!?
綾瀬ちゃんは複数使役を完全に使いこなした。とは言った物の、本番はここからだ。
「2体同時に出せたからと言って、2体とも万全に戦えるとは限らない。2対1で戦ってみようか」
「分かったわ。ズィーガー、アイアンメイデン、行けるわね?」
「あァ。うっかり殺さねェ様にしねェとな!!」
ズィーガーさんのやる気は満々らしい。
「typeⅡ、お願いね?」
「えぇ、指示は任せたわよ」
typeⅡがレーザーソードを構える。すると同時にズィーガーさんが飛び出して来た。
「ズィーガー!?あぁもう!」
「typeⅡ、相手は遠距離攻撃が少ないから、距離取ろうか」
「了解」
typeⅡはズィーガーさんの爪をレーザーソードで受け流し、上空に飛ぶ。
「チッ、逃げの一手かよ。下らねェ戦い方すんじゃねェよ」
「それに対して貴方は何も出来ない。大方ガムビエル相手にも距離を取られて負けたんでしょ?」
「うるせェ!!綾瀬!!リソース寄越せ!!」
「あぁ、もう、分かったわよ!!リソースリブート!!」
綾瀬ちゃんはズィーガーさんにリソースを送る。減点だね。
「typeⅡ、降下。ズィーガーさんの攻撃に対して、綾瀬ちゃんが射線上に来る位置に」
「この辺りかしら」
「テメェさっきから、つまらねェ事ばっかしやがる!」
「これで送ったリソースは無駄。複数使役するなら常にリソース管理をしなきゃならないんだよ。現にアイアンメイデンは棒立ち状態。typeⅡの射撃ならズィーガーさんの相手をしながらでも排除は可能だよ」
これはリソース管理もあるけど、単に場数の違いもある。まだ子供とも言える年齢の綾瀬ちゃんには酷かも知れないけど、相手は格上の十二使徒なんだから、小細工も覚えて貰わなきゃならない。
「そもそも使役してるのは綾瀬ちゃんなんだから、ズィーガーさんの命令聞いてちゃダメだよ。今のポジションなら、戦闘を広い目で見れるのは綾瀬ちゃんなんだよ?今リソース送ったとして、typeⅡに大技が当たると思う?」
「……当たらないわね」
綾瀬ちゃんは悔しそうに呟いた。
「まずは戦い方を覚えようか。ガムビエルの攻撃はどんな感じだった?」
「大きな水瓶から水を出してたわね……」
「あー水瓶座だっけ?結構面倒な能力だね。水は質量もあるし、出し方変えればウォーターカッターになるだろうね」
「えぇ。かなり厄介だったわ」
水は色々使い道あるからなぁ……ズィーガーさんの戦い方としても相性が悪いだろうし。
「やっぱ不意打ちで早期決着かなぁ」
「そんな面白くねェ倒し方やらねェぞ!!」
「よし綾瀬ちゃん、ズィーガーさんに変わる新たなゼクスを捕まえに行こう!!この黒豹は文句しか言わない!!」
「そうね、複数使役自体は出来る様になったし、そろそろ別のペットを新しく飼おうかしら」
ワガママばかり言うズィーガーさんを見て、綾瀬ちゃんは同意する。
「しかし冗談抜きに相性悪いからねぇ。ズィーガーさんを戦わせるにしろ、しないにしろ、もう片方は相性が良いゼクスを使いたいよね」
「そうね。幸い黒の世界に近いから、何かしらのゼクスを捕まえられると良いけど……」
「typeⅡを貸すのもアリかも知れないけどね」
「貴方ならともかく、エンジェルキラーがあの黒豹と私を同時に使ったら、多分倒れるだけよ?」
「そりゃそうか」
typeⅡとズィーガーさんの複数使役は流石にしんどいよな。
「アイアンメイデンの鎖で相手の動きを拘束してその隙に倒すのもアリなんだけど、如何せんアイアンメイデンだと力不足だからね……」
「普通に私達と共闘しても良いんじゃないの?ガムビエルを間違いなく倒せるわよ」
「絶対に嫌よ。復讐は必ず私の手でやり遂げるわ」
「非効率も良い所ね。理解出来ないわ」
「まぁ復讐ってそんな物だよ。こっちがどうこう言う事じゃない」
僕の言葉を聞いてtypeⅡは肩をすくめる。まぁ復讐したいって心理を知らないtypeⅡじゃ理解出来ないよね。
「そうそう、人間って下らない事を気にするよねー」
「typeⅡ、撃ち殺せ」
「了解」
いきなり上空に現れた声の主に対してtypeⅡが射撃を行う。
「うわ、いきなり撃って来るかな普通。ボクじゃなかったら死んでるかもね?」
「高い所から見下ろしてくる偉そうな奴は嫌いなんでね」
「っ!!ガムビエル!!」
綾瀬ちゃんの目の色が変わる。成る程、コイツがガムビエルか。typeⅡの攻撃を躱した時点で雑魚ではないと思ってたけど、嫌な感じがする奴だ。
「どうする綾瀬ちゃん。まだまだ完璧とは言えないけど、ここで倒す?」
「……ええ!!絶対にここで倒す!!」
「分かった。typeⅡ、ここは下がろう。綾瀬ちゃんに任せる」
「……良いけど、勝てるの?」
「刺し違えてでも勝つわよ」
「そう。なら頑張りなさい」
僕とtypeⅡは綾瀬ちゃん達から距離を取る。ここからは彼女の戦いだ。
「2人掛かりじゃないなんて、ボクも舐められた物だね?まぁ良いや。いい加減目障りだったから殺してあげるよ」
「貴女だけは許さない、絶対に!!」
綾瀬ちゃんとガムビエルの戦いが始まった。それを遠くから見る。
「あれ、負けるわよね」
「……いや、多分勝ちはするよ」
「嘘でしょ?勝てる要素無いわよ?」
「本番に強いタイプなんだよね、綾瀬ちゃんは。複数使役が使える時点でもう負けは無いかな。ただ、気掛かりなのは、何で十二使徒が黒の世界の勢力圏に居るのかだね。周りに他のエンジェルが居る訳でもなく、単独行動なんて普通はしないよね」
何の目的でここに来たのか。そして何故わざわざそんな状況で綾瀬ちゃんの前に現れたのか。
「黒豹の姿が変わったわね。武器が身体から出てきた?へぇ、体毛の中に武器が隠れてたのね」
「動物の体毛って長いもんね。犬とか水に濡れると痩せて面白いし」
お、ズィーガーさんの攻撃がガムビエルに当たった。リソースの放出タイミングが上手くなってる。ちゃんと当たるタイミングだけに放出してる。
「本当に追い詰めてるわね。信じられない」
「本番に強いとは言ったけど、ここまであっさり強くなるとは……うーん羨ましい」
「……アイアンメイデンの拘束で気を逸らせた隙に決めたわね。勝負アリかしら」
ズィーガーさんの肩に生えた剣がガムビエルを貫いた。これは致命傷だろう。綾瀬ちゃんの勝ちだ。
「サクっと終わったね……ん?typeⅡ、ガムビエルの手元見える?」
「……魔人の仮面ね。死ぬ間際に着けたみたいだけど、間に合わなかったみたいね」
「……なら良いか?……おーい綾瀬ちゃん」
綾瀬ちゃんに駆け寄り、声を掛けた。
「……ありがとう、貴方のお陰で勝てたわ」
「いや、君の実力だよ。復讐達成おめでとう」
「ええ、これでパパとママに報告出来るわ」
少しの間、綾瀬ちゃんと雑談した後、綾瀬ちゃんはズィーガーさんに乗って去って行った。両親の墓前に行くらしい。それにしても……
「詰めが甘いなぁ、綾瀬ちゃん。倒した相手の首はしっかり取らないと。typeⅡ、頼んで良い?」
「仕方無いわね」
typeⅡが倒れているガムビエルに近づき、レーザーソードで首を斬ろうとする。しかしその瞬間、ガムビエルの身体が動いた。
「っ、まだ生きてるの!?」
「あー、やっぱり生きてる?消滅してないからまさかとは思ってたけど、仮面で生き長らえたかぁ」
「痛かったなぁ……あぁ痛かった。イラつくなぁ。妬ましいなぁ。君たちを殺して憂さ晴らししたいな」
ガムビエルはゆっくりと身体を起こし、立ち上がる。それと同時に僕はtypeⅡに視線を送る。
「わざわざ黒の世界の勢力圏に居たのは、その仮面が目的かな?」
「そうだよ。本当はエンジェルキラーに着けて実験するつもりだったんだけど、まさかボクが着ける事になるとはね!!」
ガムビエルが叫ぶと周囲に雷が落ちた。途轍もない力だな。
「でも今は最高の気分だよ。だから殺してあげるよ」
「支離滅裂な発言だね。でも御免ね。僕達は逃げるから」
「逃がす訳無いでしょ!!死ね!!」
ガムビエルの一撃が僕達を飲み込む。辺り一帯が消し飛ぶ威力の攻撃だった。
「オリジナルXIIIだろうと一撃で消し飛ばす威力!!アハハ!!最高だ!!」
更地にガムビエルの笑い声が響き渡った。
「ガムビエルも詰めが甘い性格で良かった。ホログラムの偽物に簡単に騙されるなんて……」
初手でホログラムを出し、その隙に逃走した。
「あのカニに狂った十二使徒と言い、頭悪いのが多いんじゃないかしら」
「あぁ、何だっけ、蟹座担当の……ムリエルだっけ」
神器襲撃事件の時に戦った十二使徒を思い出す。めっちゃ美少女だったのに、言動が残念過ぎて怖かった記憶がある。
「まぁ十二使徒のキャラの濃さは置いといて……あのガムビエルはどう対処しようか。力だけなら四大天使くらいあるよね」
「……そのデータだけ上に提出して、判断を下して貰いましょう。今データを送信……あら?」
「どうしたの?」
「ベガ様から直々に命令が届いたわ」
「このタイミングで?どんな内容?」
ベガ様から命令って何だか怖いんだけど。任務内容の改竄がバレたりしてないよな?
「……命令の内容は、Ⅱ-3……リゲルと各務原あづみの捕縛よ」
「マジで?」
「しかもA-Zも同行させるそうよ」
「誰?」
「オリジナルXIIIのtypeⅠよ」
オリジナルXIIIのtypeⅠ……姿を見た事が無い。ベガ様の秘蔵っ子。そんなのを同行させるって……
「A-Zとの合流地点に急ぐわよ。飛ばすからしっかり掴まってなさい」
「アッハイ」
意識が飛びそうでした。
番外編で書きたい話思い付いたので次は番外編書くかも。
それはそれとしてアンケートを置いておくので投票お願い致します。
評価、感想ありがとうございます。モチベーションが上がっております。
本編でエロが見たいのは
-
イースとスイ
-
うらら
-
ミカエル
-
さくら
-
八千代
-
ベガ
-
メイラル
-
ユイ