天衣ドルマスター 作:りりーまるれーん
11月。竜王戦の第三局の舞台となった鹿島神宮からの帰途についていた。今回の挑戦者は篠窪大志七段。慶応大学を主席で卒業、ファンからは「王太子」の愛称で呼ばれるイケメン、おまけに一時は棋帝のタイトルまで持っていた実力者、といろいろな意味で決して負けたくない相手だ。爆発しろ。
先の第三局では相手の先手番をとった。二勝一敗とリードした上に次は自分の先手番と優位に立った俺は機嫌良く大阪へ帰ってくることができた。とんとんと軽快な足取りでアパートの階段を昇る。
時刻は15時過ぎ。たしか今日は例会のない日だったはず。そろそろ彼女も小学校から帰宅しているころだろうか。現地への移動、前夜祭、初日、封じ手を挟んで二日目、そして打ち上げと、もう丸三日も彼女と触れあっていない。寂しくもあるし、何より溜まっている。今夜は彼女をメチャクチャ愛でよう。勢い込んで扉を開いた。
「ただいま」と玄関から一声かければ、奥からパタパタと響く足音。間を置かず彼女が
姿を見せた。迎えに出てきてくれたらしい。そんな彼女の健気さになんとも堪らず、目の前まできた彼女の両脇に手を差し入れて抱え上げる。突然のことに目を丸くする彼女だが、有無を言わすまもなく口づけた。ただいまのキスだ。
舌を絡めたところでようやく事態を認識した彼女は抱え上げられた状態のままじたばたと暴れ出す。はっはっは。照れよって。そう笑う俺に彼女はそうじゃないと焦りを孕んだ様子で言うと、背後を気にするように振り向いて。自然と俺の視線もそちらへと引き寄せられた。
あ。
視線の先には二つの小さな顔。そのうちの一つ、顔を真っ赤にしながら目を泳がせているのは澪ちゃんだ。初めて彼女が連れてきて以来、時折うちに顔を出している。けれどもう一つは初めて見る顔だった。同じく顔を赤くして両手で顔を覆ってはいるが、その指の間からメガネ越しにギラギラとした瞳がこちらを凝視していた。
なんか以前にもあったようなシチュエーション。
貞任綾乃ちゃん。それが眼鏡の女の子の名前だった。年齢は7歳。天衣や澪ちゃんと同じく小学二年生だそうな。京都市出身の彼女がここにいるのは澪ちゃんつながりらしい。とある百貨店主催の子供将棋大会で澪ちゃんと対局したことをきっかけに連絡を取り合うようになったとのことだった。
そして今日は澪ちゃんに誘われて関西将棋会館の道場に遊びに来ていたらしい。そこで彼女とも引き合わせられたとのこと。実際に対局して彼女の強さに驚いた綾乃ちゃんは、その師匠が竜王の俺であることを、おまけに彼女といっしょに住んでいることを知り、一度会ってみたいという流れになったとのことだった。
そうして今、俺の目の前には3人のJSがいるというわけだ。あの澪ちゃん、綾乃ちゃんの二人には衝撃の一幕の後、ひとまず二人をダイニングに案内し、飲み物でも飲みながら落ち着いてもらうこととした。
「あの……お二人は恋人同士なのですか?」
ジュースの入ったコップをテーブルに置いて、綾乃ちゃんはそう切り出した。まあ、忘れてはくれないよね。がっつりキスしてるところを見られたし。
「……あはは。ないしょにしてね。周りに知られると騒ぎになっちゃうから」
俺がどう答えるのかと横目でこちらをじっとりと見ている彼女の前で否定することは危険だ。けれど明確に回答できることでもない。結果、このような言質は与えず、けれど否定もしない内容になった。まあ、ほとんど肯定しているようなものだけど。
だからか、彼女にとっては満点でもないが赤点という回答ではなかったらしい。機嫌を悪くすることなく、ジュースを啜っている。
「えっと……一人だけ教えちゃだめですか? うち、さっき万智姉様に九頭竜先生のお家にお邪魔することを伝えたときに、この場であったことを報告してほしいってお願いされてるのです」
「万智姉様?」
話を聞くと、万智姉様とは供御飯万智、クイーン山城桜花のことらしい。なんと綾乃ちゃんは供御飯さんと同じく加悦奥七段門下。同門の妹弟子に当たるらしかった。ともかくここで綾乃ちゃんと供御飯さんの関係を知れたのは行幸。
『京女は腹黒』を地で行く供御飯さんに弱みを握られたらろくな事にはならない。竜王、内弟子JSとただいまのチューなんてネタを掴まれたらどんなことになるか。俺は必死に綾乃ちゃんに口止めをした。俺の熱意溢れる説得に心打たれたのか、どうにか綾乃ちゃんも応じてくれたのだった。
「天ちゃん、強すぎてまったく歯が立たなかったのです……」
とは綾乃ちゃんの言。将棋道場で初めて顔を合わせた二人は早速一勝負となったらしい。将棋JSとしては自然な流れだろう。結果は3局指してすべて彼女の圧勝。同い年の女子に手も足も出なかった綾乃ちゃんはたいそうショックだったらしい。
けれどそれはそうだろう。綾乃ちゃんは師匠から研修会入りを薦められている有望株だそうだが、彼女は既に奨励会員だ。それも彼女は春に6級で奨励会に編入して今や2級。ある縛りを設けていることもあって、入品が迫ってきた最近は多少ペースを落としてはいるが、それでも破竹と言っていい勢いで昇級を重ねている。
はっきり言って綾乃ちゃんと平手では手合い違いが過ぎる。彼女が大駒2枚落としてもまだ苦しいだろう。同級生相手にそこまで駒を落とされるのは屈辱だろうけど。
「先生。うちにも指導対局をお願いしたいのです」
内弟子である彼女だけでなく澪ちゃんとも家に遊びに来たときに時折俺とは指している。そのことを聞いた綾乃ちゃんが神妙な面持ちで切り出してきたのがその言葉だった。単なるミーハーというわけじゃない。その瞳には確かに力への渇望があった。
そうまで真摯にお願いされては否はない。綾乃ちゃんの思いに感化された澪ちゃん、彼女も交えて1対3の指導対局を開始した。俺の目の前には扇形に設置された3面の将棋盤。差し向かうのは高みを目指すJS棋士3名。彼女たちの思いは熱く。熱く。それに引きずられるように指導にも熱が入っていくのだった。
とはいえ皆が寝落ちするまでぶっ続けで、というのはやり過ぎだったかもしれない。顔を押しつけて畳の痕をつけながら寝ていたところ、ふと物音に目を覚ました。寝ぼけた頭で周囲を見渡せば、同じく寝落ちしたJSたちが。まあ、夕食を挟んだタイミングでそれぞれ家に電話をさせたから問題はなかろうが。
疲れているだろうから起こしはしない。けれどこのままというわけにもいかない。とりあえず寝冷えしないように布をかけてやる。もちろん我が家にこの人数分の寝具など存在しないからバスタオルを二重にして。間に合わせだが、何もないよりはいいだろう。
今後もこんなことがあるのだとしたら来客用寝具を買い足しておくべきだろうか。澪ちゃんと綾乃ちゃんの寝顔を眺めながらそんなことを考えていた。そう。この場に彼女の姿はない。俺が目を覚ますきっかけとなった物音は彼女が和室を出る音だったらしい。
いつもの寝床へと戻ったのかと思ったが、つい先ほど覗いた寝室のベッドにはその姿はなかった。トイレなのかもしれないが、それしては少々戻ってくるのが遅い気が。家の中で何かあるというわけでもあるまいが、いつまでも気にしているよりはさっさと実際に確認した方が建設的だ。そう考えた俺はトイレに向かった。
長くもない廊下の先。トイレの扉はそこにあり、その隙間から灯りが漏れていた。なんのことはない。やはり彼女はトイレに入っていたらしい。自分の気にしすぎに苦笑しつつ、踵を返そうとして俺は──足を止めた。
「……っ。…………ぁあぁっ…………」
苦悶の声を聞いたような気がした。それも小さく小さく押し殺したような。彼女が苦しんでいるのだろうか。夕食にあたるようなものはなかったと思うが……。深刻なものじゃなければいい。そう心配しつつトイレに歩み寄る。近づけば近づくほどはっきりと聞き取れるようになった。その声は──
ガチャンと鍵を開け、勢いよく扉を開いた。彼女はキュロットとショーツを下ろし、便座に腰掛けたまま呆然と俺を見上げている。突如俺がトイレに闖入してきたことに驚いているのだろう。鍵もしっかりかけていたのだし。
まあでもトイレの錠前なんてコイン一つでロック解除余裕でした。
彼女は今も混乱から脱せず、態度を決めかねていた。果断な彼女らしからぬ。普段であれば烈火の如く怒っていただろうが、今の彼女はそうできない。彼女にも俺を一方的に処断できないだけの弱みがあるのだ。それは自身の股ぐらに突っ込まれた両腕がよく物語っていた。
端的に言えば彼女はオナニーに励んでいたのだ。同じ屋根の下、同学年の少女たちが眠る中一心不乱に。その現場を押さえられたがために彼女は俺を糾弾できないでいる。もちろん俺は彼女が自慰に耽っていることに気づいた上で突入したのだが。扉越しに漏れ出ていた艶めいた声が十二分に教えてくれた。
彼女もここ数日の禁欲生活に我慢できなかったということだ。それも無理からぬ事かも知れない。もちろん彼女はもともとプライドの高いお嬢様育ちであり、棋士としても非常にストイックだ。けれどそんな高潔な精神と比較してその身体は──
『プレ・ゴールデンエイジ』という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ゴールデンエイジのほうは今や一般的かも知れない。年齢の区分については諸説あるが、9~12歳ごろを指し、この時期に体験した動作は即座に習得してしまう。サッカーや野球などのプロスポーツ選手を目指すのならばこの時期にしっかりと取り組ませることが必須条件だと言われている。
それに対してプレ・ゴールデンエイジとは3~8歳ごろを指す。この時期は神経系が大いに発達する時期で、8歳までに約90%の神経が完成するという。そしてゴールデンエイジを迎えるわけだ。
来月で彼女はそのプレ・ゴールデンエイジの最終年である8歳を迎えるわけだが、彼女を買った5歳の時から今日に至るまでほぼ毎日快楽漬けにして過ごしてきた。そんな彼女の快楽神経は今やどれほど発達してしまっているのか。想像に難くない。
彼女のような生活を送っている子供はこの日本に、まあほとんどいないだろう(全くないとは言いきれないところがこの国の闇を物語っているが)。つまり彼女の身体はその高潔な精神とは裏腹に、日本中のどんな女性よりも、それこそその道のプロである風俗嬢たちよりも遙かに淫らに仕上がってしまっているのだ。
目の前の光景がその証拠だ。いかに彼女が理性的な子供であろうとも、飢えたその身体はいとも容易くくびきを振り切ってしまう。たとえ棋友たちが側にいる中でもひっそりと抜け出して、快楽を貪らずにはおれないのだ。
彼女の視線がふらふらと泳いでいる。この事態をどう誤魔化したものかと焦って言葉を探しているのだろうか。彼女が何らかの結論を出す前にこちらからアクションを起こした。下着ごとスウェットを引きずり下ろす。スウェットのゴムに押し下げられた逸物が反動をつけてぶるんと飛び出した。
目と鼻の先に突きつけられた肉棒に目を見張る天衣。彼女の痴態に当てられて既に堅く張り詰めているそれを咥えるよう指示した。彼女は抗議するように睨み付けてくる。棋友たちがすぐそばにいる状況で何を考えているのかとでも言うように。
けれど、そもそもそんな状況で励んでいたのは彼女が先だ。JSたちはみんな熟睡していたようだったし問題あるまい。催促の意味合いを含めてこちらから肉棒を押し当ててやった。その瑞々しい唇をむにっと押し上げた。隙間から白く艶やかな小さな歯が覗く。
そのまま彼女の綺麗な歯列に沿って往復させた。歯磨きのように。弾力ある唇と硬質な歯の対照的な感触が楽しい。そして右へ左へと俺の逸物によって定期的に唇を押し広げられる様が堪らなく無様で淫靡だった。印象派の画家がいればその一幕を絵画に切り取らずには居れなかっただろう。タイトルは『男根と少女』だ。
俺の好き勝手にされることに一時沈静化していた彼女の熱も再び高まってきたらしい。その頬が朱に染まる。あと一押しだ。そう見て取った俺は身をかがめて追撃を行うことにした。ざっくりと開いたキャミソールの襟口から手を入れて小さな二つの蕾を摘まんだのだ。
彼女の興奮を体現するかのように勃ち上がっていたその尖りこりこりとを捻り潰した。弱点への強襲に堪らず彼女はふはっと吐息を漏らした。つられて固く閉じていた歯の城門にもわずかに綻びが生まれる。すかさず遊弋していた破城槌を正面から突き立てた。
なんとしても押し入ろうとする肉棒の勢いにほどなく白旗が揚がった。歯列の隙間からにゅるりと降伏の使者が這い出てきた。そしてこれ以上の無体なことは止めて欲しいというように媚びを見せる。その湿りざらついた表面で鈴口や裏筋をちろちろとあやすように撫でてくるのだ。
けれど俺はその歓待に誤魔化されることなく、さっさと迎え入れろと歯を突っついた。俺の断固とした態度についに観念したのか、彼女は目を伏せると小さくだが、それまでより口を開いた。そうしてできた隙間を押し広げるようにねじ込んでいく。
そうしてようやく念願のヌルヌル心地よい粘膜に包まれることができた。ただでさえ体温の高い子供のなかでも特に一際温かい口内。ほかほかだ。三日ぶりのそこは実に居心地がよい。すぐにざらついた舌による歓待を受ける。
これこれ。我が家に帰ってきたという安心感。
にちゃにちゃと湿った音がする。俺の肉棒を咥えた口元からの音じゃない。音の発生源へと視線をずらしていく。下へ下へ。それは興奮に耐えかねた彼女が下の口弄りを再開した音だった。俺のものを咥えたまま無心に弄っている。
その慣れた指先の動きを見れば今回が初めてではないと分かる。きっとこれまでも俺が不在にした時には与えられない快楽の代わりに自分で慰めていたのだろう。齢7才にしてその身体はすっかり快楽中毒になっていたのだ。
そのまま彼女のオナニー姿を鑑賞しながらまったりと口内の感触を味わっていた。あれだけ安らぎを得た彼女の口内粘膜の中。だというのに俺はやがて不満を覚えだしていた。問題は彼女の奉仕の態度にあった。
口に含んだものを舌で舐め回してはくれるのだが、頭を振ってのピストン運動をしてくれないのだ。既に俺のものを咥えて自慰までしているというのに、それでもまだ棋友が寝てる側で淫行に耽るということに戸惑いがあるらしい。
頭を振り立ててしゃぶりつかないのが彼女なりの恥じらいの示し方というわけだ。理解はできるが満足はできない。そしてこのとき俺は3日間の禁欲で焦れていた。とても彼女の心変わりを待つだけの余裕はなかったのだ。だから。
彼女の顎をそっと持ち上げ、上を向かせる。何をする気かと伺うようにこちらを上目遣いで見てくる彼女。俺は彼女の後頭部を両手で押さえると、それなりの勢いで腰を打ち下ろした。イラマチオだ。
俺は彼女の口蓋から喉へ一直線になるようにしたかったのだ。彼女が自らしてくれないならこちらからするしかない。腰を振り立てる。ざりざりと喉粘膜に擦れる感触が実にGoodだ。喉奥に突き込まれた異物を吐き出そうとする生理的な反応で彼女の喉が蠕動する。これもまた逸物が適度に締めつけられて心地よい。
俺の突然の凶行にも彼女はパニックになることはない。今ではディープスロートも得意とする彼女は、そもそも喉を使うことに慣れているということもある。そしてこれはいっしょに暮らしてきた中で判明したことだが、彼女は表向きの性格とは違って強いMっ気があるらしかった。今も頬を染めて目を潤ませているだけでなく、派手に水音をさせながら、指の動きを激しくしている。
あー。やばい。精子上がってきた。
俺は彼女の小さな頭を強く抱え込んで、一層激しく腰を打ち付けるとそのまま顔へ押しつけてフィニッシュを迎えた。彼女の食道へ直接、3日分の精液をコキ捨てていく。そして放出が収まったところで腰を引く。完全に引き抜くのではなく、亀頭だけは口内に残した。シャフト部分を手で扱く。そうして最後の一滴まで残り汁を絞り出して彼女の舌へと擦り付けた。
すべての欲望を処理し、ようやく一心地ついた俺は彼女の中から退散した。そのまま彼女を観察する。どうやら彼女も絶頂を迎えて意識を飛ばしてしまったらしい。目はぐりんと白目を剥き、唇の隙間から覗く舌には白濁が乗っかり、口元にはイラマチオの最中に抜けたのか縮れた陰毛が一本。
俺はその様をしげしげと眺め、そして股ぐらに突っ込まれたままになっている彼女の両手をそっととると、顔の両脇に掲げさせピースサインの形にしてやった。そうして再び彼女の様を観察する。
俺は一つ頷いてから自分の後始末を済ませてトイレを出た。外から再びコインを使ってトイレの鍵をかけておく。これで問題なし。俺は軽くなった腰とともに寝室へと戻るのだった。
なおゴールデンエイジにヤりまくったら本当にエロくなるのかは知りません