天衣ドルマスター 作:りりーまるれーん
パンパンパンッ
先日の一件。竜王位失冠の際にレイプ紛いの乱暴な行為で彼女の処女を奪ったあの件で俺は彼女がどれほどかけがえのない存在になっていたのかを実感した。
パンッパンパンパンッ
あの時どん底にあった俺を彼女が救い出してくれた。大げさに聞こえるかもしれないがそれぐらい感謝しているのだ。
パンパンパンパンパンッッ
それ以来、俺は彼女を玩具として見なすのを止めた。彼女を一人の女性として認め、性的な搾取を止め、新たに真っ当な関係を一から築き上げていこうと決意したのだ。
「ここか? ここがいいのかっ!?」
「あっ♥ あっあっ♥ あぁぁっ! ♥♥」
「返事になってないぞ! ったく、よわよわマンコちょっと突かれたら言葉も忘れるのか。……そろそろ出すぞ。孕めおらぁっ!!」
ビュッ! ビュ──ッ!! ビュルッ!
「おっほぉっ♥ 熱いっ♥ お腹熱いぃぃ♥♥」
………………ちゃうねん。
彼女を性的に搾取するのを止めると言ったその舌の根も乾かぬうちにハードファックして中出しをキメたのには、一言では語り尽くせぬ深いわけがあるのだ。それでも無理矢理一言でまとめるとすると、つまりはまあ──彼女があの一件でセックスにドはまりしてしまったのだ。
よっぽどあの体験がよかったのだろう。あれ以来彼女はことあるごとにセックスを要求してくるようになってしまった。もちろん最初は俺も止めたのだ。こういったことはもう止めよう。健全な関係を一から築いていこうと。なんなら彼女がものの分別がつく年頃になったときに、改めてそういう関係になるのもいいんじゃないかとまで言って説得しようとしたのだが。
「なにそれ。私がいいって言ってるのに何年も先までお預けとか意味分かんない。私は今シたいの」
一刀両断だったよね。
どうしてもしないと言うなら、清滝師匠にレイプされたと訴え出る、なんなら処女検査を受けてもいいとまで彼女は言い放った。そうまで言われてしまってはさすがの俺も拒否するのは難しい。そう時を置かず二回目をすることになってしまった。
それ以降も彼女はセックスしたくなる度に、俺の股間をイライラさせるような挑発的態度をとって誘惑してくるのだ。今日だって──
◇◇◇
『子供がまだ食ってる途中でしょうが!!』
かなり前の作品だけどなかなか面白いじゃないか。
寒さが収まり春の兆しも見えてきた3月の上旬。ある日の昼下がり。TVに映し出されているのは、俺が生まれるだいぶ前から始まり20年近く続いたという古いドラマシリーズの再放送だった。
食後の一服にふとつけたTVでたまたまやっていたその番組。当然リアルタイムでは一度も見たことはない。最初はぼんやりと眺めていただけだったのだが、雄大な北の大自然とそこで懸命に生きていく一家の姿にいつの間にか引き込まれていた。
のだが、彼女の方はそうではなかったらしい。番組への興味をとうに失っていた彼女はTVにかぶりつきになっている俺の傍へとことことやってくると床に座り込むようにしてしなだれかかってきた。そしてぺちぺちと俺の太股を叩いたり撫で回したりしてくる。
「シたい」という彼女のいつもの無言のサインだった。もちろんそれには気づいていたが今は情動より感動だった俺は、後でねと軽く流すようにその両手を握って悪戯を止めるとTVへ再び集中した。
「むぅー」と唸る彼女。どうやら彼女のお誘いを袖にしてTVを優先する俺の態度にお冠らしい。苛立たしげに俺の手を振り払うと今度はカチャカチャと俺のベルトのバックルをいじり始めた。ベルトを緩めズボンのチャックを降ろし前をくつろげるとパンツの下から肉棒を引っ張り出した。あっという間の鮮やかな手つきだった。
そして身を乗り出すとまだ柔らかいままのそれをぱくんと咥えてしまった。にゅるにゅると熱く滑った舌が纏わり付いてくる。たちまち膨張をはじめる俺の相棒。快感が駆け巡る。快楽の暴力で無理矢理その気にさせようというわがままな行為だった。
けれどそこまでされるとかえってヤりたくなくなるものだ。意地があるでしょ、男の子にはさ。ほいほい誘いに乗ろうとする相棒に反し、なんとかTVに集中する。
彼女のほうもなんとしてでも俺の我慢を瓦解させようと意地になっているようで。ぐいっと竿を持ち上げるとその下にぶら下がる玉を一つ、ぱくっと口に収めてしまった。子供特有の高い体温でホカホカ、唾液でヌメヌメの口内。そこで玉を転がしあやしてくる。
ほどなく二つとも最高に気持ちよく射精ができるように解されてしまった。そうしておいて再び竿に襲いかかってくるのだ。TVの中で燃えさかる荒ら屋とパンパンに張り詰めていく俺の肉棒。嫌なリンクだった。
TVは最高潮のシーンを迎えている。俺はまだ耐えていた。けれど強烈なバキュームでへこんだ頬に伸びる鼻の下、端正な顔立ちに頓着することなく行われる熱烈なフェラチオに欲望はぐつぐつに煮えたぎっていた。そして。
『ほたぁぁぁ「ストップぅぅぅ!!!」ぁぁぁ!!』
間一髪、彼女の頭を掴んでもぎ離す。無理矢理肉棒を吐き出させた。パンパンに充血した肉棒がぶるんっと揺れて、彼女の唇との間で伸びた銀糸を断ち切った。
──あっぶねぇ……
彼女は突然なにをするんだと不満げにこちらを睨んでくるがそれどころじゃない。こっちは危うく●朗ちゃんのどアップを凝視しながらイくところだったんだぞ! それでもし変な性癖がついたりしたらどうしてくれるっ!!
けれど彼女は憤る俺にもどこ吹く風で再び肉棒に手を伸ばしてきて。ことここに至って名作ドラマ視聴を諦めた俺はTVを消し、彼女のびしゃびしゃになった下着を剥ぎ取り、冒頭のハードファックへとつながるのである。
みっちり詰め込まれた精液をとろとろと逆流させている彼女。荒い呼吸に上下する胸の先端では銀色が輝いていた。股間のものとそろいのリングだ。これも玩具として彼女を扱っていた名残として取り上げようとしたのだが、なぜか彼女が頑として手放すことを拒んだため今も華奢なその肢体を淫靡に彩っていた。
快感に耽溺し満足げに惚けている彼女。俺も同じように賢者モードに浸っていたいところだがそういうわけにもいかない。後始末をしなくては。彼女を抱き上げるとそのまま風呂へと向かった。
浴槽へ腰掛けさせて彼女の脚を大きく開く。膣内に残った精液を優しく掻き出してやる。まだまだ残っていたのかごぼりと盛大に溢れ出す白濁液。秘所を刺激される快楽に囀りながらもせっかく搾り取った精子を吐き出させられることに不満を漏らす彼女。
気持ちは嬉しいのだが彼女の希望に添うわけにもいかない。消化器官の尻穴とは違い膣は精子を吸収しない。取り残された精子はただ腐るだけだ。膣にもある程度の自浄作用は備わっているがそれを越えると膣内で雑菌が繁殖し悪臭を放つようになる。いわゆる腐れマンコというやつだ。連日のように中出しをキメている彼女は自浄作用の範囲を逸脱してしまっている可能性が高い。こうした手入れは欠かせないのだ。
もちろんゴムをすればいい話ではあるのだが……
男を知った彼女は既に子供ではなく。けれどまだ子供を産むことができない彼女は大人でもない。子供でも大人でもない今この時。俺は『妖精時間』と心の中で名付けた。そしてこの『妖精時間』とはつまり──
生セックス・中出しし放題ボーナスタイムなのだ。
ノーリスクで生でヤれるのは今しかない。なら生でするでしょ。
さて仕上げだ。買い置きしておいた使い捨ての膣洗浄器の封を切ると、彼女のそこへと差し込んだ。指より細いプラスチックのボディはするっと入る。そして後はピストンを押し込むだけ。洗浄液が冷たいのか顔を顰めて受け入れている彼女。役目を終えた洗浄器を引き抜くと、ほどなく白濁混じりのジェルが溢れ出してくるのだった。
一仕事終えた俺は湯船に浸かりながらほうっと一息ついた。彼女は俺の膝の上で同じく湯船に浸かり、手持ち無沙汰な様子で湯面をぱちゃりぱちゃりと叩いていた。そんな彼女の様子をぼうっと眺めながら俺はこのところのことに思いを馳せていた。
覚えたての少年少女は猿になるというが、彼女もご多分に漏れず性欲旺盛だった。なし崩しで彼女のしたいようにさせてしまっているが……このままでいいものか。けれど、これだけ爛れた生活を送っているというのになぜか将棋の成績は逆に良くなっているというのが更にこの問題を悩ましいものにしていた。
入品して以降指し分けで足踏みしていたはずの彼女は1月・2月と驚異の8連勝で昇段を決めていた。年明けから明らかに棋力が1枚も2枚も増していたのだ。気の早いメディアはJSの三段リーグ入り間近か? とか姉弟子を抜いて女子最初のプロ棋士は彼女になるのでは? などと騒ぎ始めている。俺自身も年末の失冠を引き摺ることなく順位戦を全勝し、来期からのC1昇級を決めていた。
師弟ともに極めて順調だった。だからこそこの生活を改めるべきなのか。悩ましい。
俺が頭を痛めていると彼女はただ浸かっているのに飽きたのか、おもむろに俺の逸物を太股で挟み扱きあげるという悪戯を仕掛けてきた。止めなさいと両股を抑える俺。すると今度はずり下がり尻たぶの割れ目で挟み込むようにして器用に擦ってくる。
柔らかくもぷりぷりと張りのある桃尻の感触に、俺の意に反して勃ちあがってしまう相棒。彼女はこちらへ振り返ると俺の顔を覗き込んできた。その口元、片端をつり上げ歪めている。
やっぱダメだこの子。早く
このネタかなり前から温めていたんですが、温めすぎてまさか追悼になってしまうとは。
ご冥福をお祈りします。
ファンの方怒らないでね。何でもしますから!(何でもするとは言ってない)