もっともだね、爆死させなきゃな…!
息抜きに崩壊世界およびFateやりたかったんです。
エロ?…あるんじゃないかな、他の人が犠牲に成る程度で。
FGOに関してはマジでにわかです。
wikiは良き相手ですぞ…!
あと、FGOら辺に関してアンチヘイトはあるので無理って方は読まないで欲しいです。
※訂正 爆笑→爆死
存外、世界は早くも崩壊した。
理由は依然、分かっていない。何故こうなったのか、原因も未だ見当は付いていないが、完全に崩壊する前に多くの人間が、巨大な光の柱を見たらしい。また、空に真っ黒な穴が開いたと言う話も出ている。
どれが正しいのか、もはや知ろうとさえもしない。
皆、生きるのに必死だ。
屍を踏みつけ、詰んでもなお生き残ろうと必死であった。今の人間の姿は、とても滑稽で単純。けど、それが人間の本性なのだろう。
人間の声が周りから聞こえる。
悲鳴、嬌声、賛美、咆哮、…いずれも、こうなる前の人間の声はもはや聞こえない。聞こえるのはただ、この世界に極端な思考を持った人間達くらいだ。まともな人間の声は、もう聞こえない。
崩落したビル群、抉れたコンクリート、何処かで火災が起きているのか焦げ臭さが漂う。時々訪れる地震は恐怖を煽り、正気を失わせる。
青々とした空は無く、淀んで汚らしい空。
上空には戦闘機のエンジン音が響き、獣の咆哮と爆発音、銃声音がけたたましく響く。
地上もそうだ、獣の声の他にも、この世にモノとは思えない怨嗟が這い寄る。逃げ惑う人々と、それにかえって気を狂わせ逃げ惑う人々を襲い、惨たらしく犯す存在。崩壊と言うきっかけ一つで人間が様変わりする、なんとも可笑しい光景だ。
事実、この光景は現実。
世は無常、まさにその通り。
「人と言うのは案外脆いものです」
「そうね」
「ご主人様は、それでもこの世界に立ち続け、歩き続けますか?」
「…だって、何もわからないまま無残に死にたくはない。生きたいがため、歩くよ…この世界は終わったけど、私自身は勝手に終わらせたくないから」
「可哀想な人、でも…それでこそ、私が仕えるべき人」
ピコピコと、小奇麗な狐の耳を揺らし艶やかな桃色の髪を揺らす女性。そんな女性の前を歩き、歪んで荒れたコンクリート地面を慎重に歩く小柄の女性。腰にはどこぞの博物館から盗んできた刀剣の類を二本、差している。この世界で、国宝や重要文化財は金にもならない、精々良質な武器に成るだけだろう。
「しかし、よろしいのですか。勝手に持ち出して」
「刀や武器は使ってなんぼだよ」
「いえ、法律は…ありませんでしたね。壊れましたね」
ほと、と呆れと恐縮したような様子を見せる狐の女性。彼女はこの世界に落とされた亡霊、サーヴァントの
ひとえに、この設定はとあるゲームの設定である。
そんな玉藻がご主人様、仕える人と認識するこの小柄の女性。
特別な人間でもない。魂が変わっているとはいえ、ただの凡人である。名を
「玉藻様がなぜ私の前に現れたのか、よく解りませんね」
「あの、私としてはお仕えする身である為…様付けは」
「ふぅむ…サーヴァントが寄りそう人間たちは皆、彼らを知っている。けど、私のような彼らことサーヴァントを知らない人間は、確認されていない」
「あらら、思考に沈んでしまいましたか…。私としても、その事はよく解っていないんですよね。ご主人様は、私を完全に知らないみたいですし」
そう、沙綾子は伝承、史実で知られる玉藻の前は知っている。だが、あるゲームに登場する玉藻の前を、一切知らない。
コレはこの世界になって、特例であった。
サーヴァントが現れ、添い遂げる人間たちは彼らの登場するゲームを知っており、心からプレイしていた。そんな中で、彼女こと沙綾子の存在は異質で、不可解なものである。それならば、彼女同様の人間がいる可能性は否定できないが、今のところ確認はされていない。
「…聖杯、それがカギになるのかしら」
「それはどうでしょう。…私が思う所は、この世界に堕ちた私たちサーヴァントたちは聖杯経由ではないのかもしれませんね。
もっと、別のナニカから…ではないですかねー」
「うーん、まったくもってわからない。情報が少なすぎる…コレは置いておこう」
「それはそうと、さっきから上空がうるさいですねー。…まぁ、こちらの業界では『はいはい、ワイバーンだ』と言うことです、ご主人様」
にっこりと、無邪気な笑みを向ける玉藻。
上空では玉藻の言う通り、数頭のワイバーンがグルグルと円を描き、こちらを見下ろして舌を出し、獲物である彼女らを狙っていた。その玉藻の発言に対し、疑問符を大量に浮かばせる沙綾子は上空を見上げながらこう答えた。
「まったくもって何言っているか分からない」
一頭のワイバーンが沙綾子へ向け、勢いよくまるで弾丸のように滑空する。
沙綾子は腰を落とし、太刀を素早く抜く。
ズルリ、と刀身がワイバーンの肌に滑り込む。そこから撫でるように振り下ろし、斜めに胴体が別れる。グチャリ、と埃被り灰が積もった地面にぬめり気のあるブニブニとした質感の肉塊、モツがまき散らし真っ赤な血液がぶち撒かれた。
仲間の一頭をあっけなく失ったワイバーンたち。
動揺を覚えるも、直ぐさま殺気立ち残り共々滑空し貪り喰らおうとした。
「逃げればよろしいものを…」
そう溢しながら、玉藻は自前の鏡を操る。ぐるり、とワイバーンを取り囲むよう円を描く鏡。さらに素早く動かし、数頭のワイバーンの腕と尾を斬りおとし、一体が地面へと落ちる所を沙綾子は直ぐに太刀を振り落とし絶命させる。
残りのワイバーンたちは尾を失った個体を見捨て、上空へと急上昇。尾を失った個体は後を追うように、翼を羽ばたかせ上へ目指すも雷鳴が鳴り響いた共に、身を焦がし真っ逆さま。
硬い地面に鈍く、重い音が響く。
そこには、関節共々粉々と成り首があらぬ方向を向いたあっけない焦げた死体が出来上がっていた。
「呪術の中には雷鳴を起こさせるものも、あるんですね」
「お役に立てましたか?」
「とっても」
キャラ説明
但馬沙綾子(たじま さやこ)
吉祥寺に構える鳴海探偵事務所の探偵。抜刀術でワイバーン殺すほど殺意がある、アグレッシブ。
目標は陛下の安否確認。家族に関しては死ぬ玉じゃないだろうと、達観ぎみ。
玉藻の前(たまものまえ)
FGOなのかまたは別なのかも分からない魔術師サーヴァント。沙綾子の魂に惹かれ、来たらしいがやや寒気を覚える様子。
基本、裏切らないほど好感は高い…?ヤンデレはまだかな、多分。