まだ、凡人です。
サーヴァントを引きつれる人間は年若い人間が多い、たまに30代から40くらいの人間も居るが、殆どは高校生辺りが占めている。若い内は時間が多く、プレイ時間が長い所もあり、ナニカに熱中する意欲が高い傾向があるからだろう。
もしかすると、一部の人間が裏切る事の無いゲームとしてのキャラに依存性を芽生えた可能性も。
そして、確定的であったのがゲームのキャラは彼らの愛情を受けそれに答えんとばかりにこの世界へ堕ちてきたのだった。
だが、サーヴァントにこの世界への橋渡しを担った理由、目的は依然謎のまま。
特例の代表である沙綾子は、玉藻を連れ吉祥寺へと来ていた。ここからのぼり、新宿へと向かうつもりであった。道中、モンスターの一種である妖精ピクシーと遭遇し対話を重ね、契約までこぎつけていた。
「あたし妖精ピクシー、コンゴトモヨロシクね」
しゅぽん、と間抜けな音ともに管の中へと吸い込まれるピクシー。
「これで、使い魔になったと言う事か…。懐かしいような、そうでもないような」
「残りの管はあと5本、良く考えて使いましょうね。ご主人様」
沙綾子が一度に使役できる管の数は6本。契約できる数に制限はないが管を作るのに1週間が最短、手元にはあと10本ほど。玉藻の言う通り、よく考えて契約、使役する…それが基本中の基本であった。
「…思ったのですが、サーヴァントはこの管に入るのでしょうか?」
「……わ、私で試すと?」
「いえ、以前情報収集した際シャドウサーヴァント成るモノが居るとお聞きしまして」
「あ、私じゃないんですか」
どこか至極残念そうに呟く玉藻。
「おそらく可能かと、契約が成立すればその管へ収納が可能ですゆえ。…しかし、サーヴァントは礼呪があってこそ…ご主人様の令呪は、…」
おもむろに沙綾子の手の甲を見つめる玉藻。左手の甲には、百足と思わしきモノが一本の矢に巻き付いているような模様が刻まれている。
「…いえ、まさか……ね」
「どうかされましたか?」
「いえいえ、なーんにもございません。ささ、新宿へ行きましょうきっと何かめぼしいものがありそうな予感がビンビンします。主に、宝飾の類が!」
何処か恐ろしいものを見たような顔を浮かべる玉藻に対し、沙綾子は気づかない振りをして声を掛ける。すぐさま、いつものように愛らしい笑みを浮かべ玉藻は沙綾子の腕を引っ張り、新宿がある方へと急ぐよう仰いだ。
百足とは昔から、日本に根付いた神格である。
蛇の天敵であり、その蛇は龍神と同一とされ神々の一柱に部類されるとも言われた。その対となる百足は龍神への敵対者であると言う伝承さえ残っている。
四天王のひとり、毘沙門天の使いも百足とされている。
1000文字はいったよ、パトラッシュ。
書き溜め終わってしまった。
新宿へ行きますが、新宿に拠点を置く他神作者様のマスターさんやらサーヴァントさんいらっしゃるだろうか。
居なければ居ないで構わないんですが…時系列は気にしないで大丈夫だろうか。