みんなエッチ好きなんですねぇ。
ちょくちょくオリキャラ出ますし、特に血生臭い話ですが深く考えないで。
先の殺し合いから明けて、寝床を守る岩塊が外側からカリカリと削るような音で目が覚める。魔法で出来た岩の拠点は、害意を持った相手が接近すると自動で迎撃する魔術機構を組み込んでおり、表面を削る程に近づけば発動している筈である。つまり、今岩の表面をカリカリ削っている相手は少なくとも俺に対して害意を持っていないということになる。
さて俺に用がある妖怪か、それとも妖精のイタズラか、蓋を開けてみれば、目の前には顔見知りの白狼天狗が2人居た。
「起きたね、おはよう」
「いつまで寝てるつもりだこの寝坊助め」
妖怪の山は天狗の縄張りであり、侵入者に対して非常に排他的である。本来なら外来人及び里の人間に対してもそうであり、当然俺に対してもそうなのだが、この二人に関しては例外である。
俺に対して柔らかい視線を向けるメッシュ髪の天狗の名前は犬吠埼楓、そして俺に対して鋭い目を向ける白髪の天狗は犬走椛。
なぜこの二人が例外かと言うと単純な話、二人にとっての番が俺だからだ。既に二人の腹には新しい命が宿っている。
「全く貴様は。いつかやらかすと思っていたが、まさかこんなすぐにやらかすとは思ってなかったぞ」
「無事で良かったわ」
二人はかなり対称的な性格で言葉も対称的だが、揃って俺の首もとに顔を埋めてフンフンと匂いを嗅ぐ仕草をする。
「どれだけ血を流した。貴様が強いことは知っているが、だからと言って心配しない理由にはならないんだぞ、分かってるのか」
「吸血鬼に目をつけられるなんてね。一度お祓いでも受けたらどう?」
「なんだ、見てたのか」
「当たり前だ。貴様の事を見ていない日なんてない。あれから何人の女を抱いたか教えてやろうか?」
言葉と視線とは裏腹に、マーキングをするようにすりすりと身体を擦り付ける犬走椛。嫉妬深いが、起こす行動は非常に愛らしい。
「強き者が何人も女を囲う。それも生き物の定めよ。さあ、腹が減っているでしょう。水浴びの前に食事にしましょう」
達観したかのような物言いだが、楓は内心では正妻の座を勝ち取ろうと手を尽くす女だ。現にこうして胃袋を掴もうと手料理を振る舞っている。味は、まあ俺が料理をするよりマシだが。
食事を終えたら、いつものように魔法を使ってシャワーを浴びる。
その後、受けたダメージや魔力を完全に回復させるため、しばらくここら辺に滞在する旨を二人に伝えると、
「ふん、ちょうど良い。どこかの馬鹿と吸血鬼のせいで山の哨戒任務が無くなったところだ。貴様の身の回りの世話を出来るだけの時間なぞいくらでも作れる」
内心嬉しいのかしっぽがふりふり揺れている。愛い奴め、うりうり。
構って貰えるだけでも嬉しいのか、ふんふんと鼻を鳴らす。
「椛は貴方が山に駆け込んで来るのを見てすぐに上司に談判しに行ったの。自分が自由に動けるように、そして一分でも貴方に長く会えるように」
「少し黙れ楓。そういうお前こそ自主的に警戒任務についたふりしてここにきているだろう」
「妻だから、夫と長く居たいと思うのは当たり前でしょう?」
「ぐっ、こいつ……」
まあ、なんにせよ腹も満たされたことだし、今日はこの二人と共にぐーたら回復に努める事にした。
* * * * *
2ヶ月程前の事、山の哨戒任務に当たっていた時だ。
山に何人もの侵入者が現れたという一報を受け、一番近い現場に飛んで応援に向かった。するとそこには、たった二人の人間に襤褸切れのように乱暴にされていた楓が居た。
「おっ、おい見ろよ。またベッピンがのこのこやって来たぞ」
「ひひっ、ヤベエなここ。あの糞野郎を追うとか貧乏くじかと思ったが、ガチで当たりだろコレ!」
「貴様ら、ここが我ら天狗の縄張りと知っての狼藉か?さっさとそいつを放せ」
「はっ?」
「天狗?」
天狗という言葉に反応して間抜け面を晒すが、直後に腹を抱えて醜い笑いを見せた。
「ギャハハハ!!マジで言ってんのこいつ!?」
「天狗とか実在するわけ無いだろバァーカ!!」
その言葉と服装から奴らは外来人と断定した。外来人ならば例え殺しても咎められる事はない。もはや問答無用と手に持った太刀で男らの内の片方の首を斬り落とした。
しかし次の瞬間、私の背中がばっさりと斬られ、斬った筈の男の首は何事もなかったかのように何の痕も残っていなかった。
「うわー死ぬかと思ったわーギャハハ!!」
「馬鹿が!オレらマジックに、ただの剣で勝てるわけ無いでしょー!?」
その後もマジックがどうとか、マナシがどうとかを言いながら何度も斬られ、刺された。
「ひひっ!あ~いいわぁ、女をいたぶるこの快感!止められねえ!」
「特に美人が苦痛に顔を歪める瞬間がたまんねえっ!あ~、あぁ~、勃ってきた。血塗れの女を更にぶち犯すこの瞬間マジサイコー。おら、口を開けろ駄犬がっ!」
傷口を指で裂く様に掻き回され、痛みで口を開けた瞬間に股間のモノを口にねじ込まれた。
私は、即座にそれを食い千切った。
「あっ、ギャアアアアアっ!!!?こいつっ、オレのチンコ食いやがったッッッ!!」
「ブハッ!!マジ受ける!お前何いきなり女になったわけ?バーカ!」
「ッッ!こいつゼッテー殺す!生まれたことを後悔するまでぶち犯してから殺すッ!」
その後、毒でも盛られたのか指一本動かすことが出来なくなり、何度も殴られ、蹴られ、食い千切った筈のモノで犯され、私の太刀で腹を貫かれた。
楓も大きな外傷こそ負ってないものの、口からは意味のならない言葉と泡を吐き、手足は蚯蚓がのたくっているかのように不自然に蠢き、石でも詰め込まれたのか腹が歪に膨らんでいた。
女としてどころか生き物としての尊厳を徹底的に踏みにじられた狂宴は突如として終わりを告げる。
「はっ、はっ、なんなんだコイツら……普通ならとっくに死んでるっつーのに」
「まあそのせいで生き地獄が長引いてるがな、ギャハハ!」
そう言って嗤っていた男の顎がパギャッと音をたて吹き飛び、先程とは打って変わってその命をあっさり手離した。
「久し振りだな屑共。相変わらず性癖が歪んでるようで何より」
「……よお吸血鬼喰らい!テメエに会いにこぉんな辺鄙なクソ田舎に来てやったぜぇ!!テメエの首を持って帰って一生遊ぶ為になぁ!!!」
「ならそれだけのために動くべきだったな。こんなところで魔力垂れ流しやがって、見つけてくれと大声で叫んでるようなもんだぜ」
「そのお陰でテメエがのこのこ現れてんだろうが馬鹿が!」
新たに現れた人間と嗤う男が会話している時に、ふと全身を貫いていた痛みが無い事に気がついた。優しい光が私と楓を包み、癒す様に漂う。
「テメエを取っ捕まえる算段はもうついてんだ!精々無様に命乞いをしろや!!」
「なんで俺より弱い奴に命乞いをしなきゃなんねえんだ。性癖と一緒に頭までねじ曲がってんのか」
「はっ!テメエがデカイ顔出来んのもこれが最後だ!見ろ!この魔法具はオレの魔法を増幅し、しかも怪我を負うような攻撃を検知して自動で回避するように因果を曲げる!テメエを取っ捕まえる為に里のジジイ共が作った神話級のアイテムだ!」
「ほーそりゃすごーい」
「……なめやがって!這いつくばれ!命乞いをしろ!テメエの脳と心臓さえ持って帰りゃ生死は問われねえんだ!」
「……はぁ、お前って本当に馬鹿なんだな。頭の出来も、顔も、魔力も、チンコの大きさも何もかもがお前より勝ってるのになんでお前に殺されなきゃならんのだ。いい加減その短小チンチン仕舞えよ見苦しい」
「てめっ……ブッ殺す!死ね!!地・炎合成魔法:チェーンブラストォ!!」
地面から鎖が伸び、新たに現れた人間の方に巻き付く。カチン、と音が鳴った直後、鎖が燃え盛り人間を呑み込んだ。
「ギャーハハハハハ!!!あれだけデカイ口叩いておいて、何も出来ずに死にやがった!!」
ゲラゲラと大嗤いする男は次の瞬間、違う意味で大口を開ける事になった。
パン、と手を打ったような音が山に響くと、先ほどの猛火が嘘だったかのように何事もなく炎が消え、そこから煤一つとて汚れていない男が立っていた。
「……は?」
「魔力増幅してコレとか、マジック止めたら?チェーンブラストの使い方もなっちゃいないし、そもそも何もかもが杜撰でナンセンスだ。脳の足りないお前に分かりやすい様に実演しながら教えてやる。相手を這いつくばらせたいなら言葉でなく行動で示すべきだ」
地・炎合成魔法:チェーンブラスト
辺り一帯の地面から複数の魔方陣が浮かび上がり、そこから更に複数の鎖がギャララギャララと音を響かせて舞う。
「鎖は太く、大きく、強靭に。数は多く、最低でも10本。逃げる空間を埋めるように囲んで、拘束する。このようにな」
ジャラッと鎖が鳴った瞬間、相手を埋めるように鎖の群れが取り囲み、巻き付いた。
「ギッ……ガアッ!!?馬鹿なッ何で回避出来ねえ!?」
「自分で言っただろう、怪我を負うような攻撃を避けるって。今はただ拘束しただけだ。怪我一つ無いだろ?そして鎖は巻き付くだけが能じゃない。相手を引きずり落とし、倒すことも可能。さあ、這いつくばれ」
ギャン!と甲高い悲鳴のような鉄の音が鳴り、男を地面に埋める程に強く引く。
「鎖が頑強な程、炸裂した時の反動で敵に深い傷を負わせられる。ましてや首に巻き付いた鎖が爆発したら……わかるよなあ?」
「ひっ、や、ヤメロ!」
「……と、まあ命乞いをしろなんて言わなくても相手は勝手に命乞いをする。よぉーく理解できたか?」
「分かった!オレが悪かった!もう二度とお前に近づかない!頼む、助けてくれ!」
ふんと人間が鼻を鳴らし、大量の鎖全てがバラバラに解けるように撒き散らされた。地に這う男に興味を無くしたかのように振り返り、私達の方に歩いてくる。
「よお、大丈夫……じゃないわな。流石妖怪と言うべきか、丈夫だなぁ」
怪我の様子を診るために片膝をつき、私と楓を抱き起こす。
「悪かったな、俺の同郷共が好き勝手して。怪我は……まあ、少なくとも目立たなくなるように治療するよ」
「……ァ、……ゥ」
そのときの私は、長く続いた痛みや暴行によって乾ききった喉で必死に目の前の男に何かを伝えようとしていた。
「どうした、水か?魔法で創った水で良ければ有るが」
「チ……ゥ……」
死角から、黒曜石の様に鋭い刃物を突き立てようとする男の存在を伝えようとして……失敗した。
「ギャアアアアァーーーッ!!!!」
まるで始めからこうなることが分かっていたかの様に、叫ぶ男に対して一瞥もせずに私に水をゆっくりと飲ませた。
「良いことを教えてやるよ。命乞いするクズは隙を見せると、判で押したかの様に同じことする」
先ほどの炎が、まるでマッチの火と思える程の業火の鎖が敵を焼く。
「チェーンブラストの魔法は、ただの攻撃魔法でもなければ拘束の為の魔法じゃねえ。相手を地獄に引きずり込み、断罪するエゴイストの魔法だ。お前みたいなクズは、死ぬまで炎で焼かれるのがお似合いだ」
ごうごうと空間ごと焼き付くさんと炎が猛る。それでもなお焼き付くされない男から僅かに優しい光が洩れる。私と楓を包んだ癒しの光が、業火と共に男を包んでいた。
「まあ、だからと言ってすぐに死ねるとは思うなよ。誰に喧嘩を売ったのか後悔し続けろ。死ぬまでな」
そうして延々と焼かれ続ける男を尻目に、私と楓を抱き抱えた人間はその場を離れた。
あれから数日、私達の地獄はまだ終わっていなかった。
助けてくれた男が言うには相当酷い猛毒を打たれたらしく、肉体も精神もグズグズに壊されているとのこと。
「自分の身体ならともかく、他人の……しかも妖怪の身体はなぁ。解毒は……まあ地道にやるしかないな」
旅が好きだと言う男は、私達を置いて何処にでも行けばよいものを、何故か付きっきりで治療に当たってくれた。
私達白狼天狗は、他の妖怪とは少しばかり体の構造が違う。普通の妖怪は肉体を持っているものの、非常に精神的で霊的な存在だ。仮に身体が真っ二つに斬れようとも、自身の精神や畏れが無事であれば致命に至らない。しかしその精神や畏れに傷を受けてしまえば、擦り傷ですら致命に至る。
しかし私達白狼天狗は少し違う。どちらかと言えば普通の生き物に近く、精神が傷ついても肉体が生きているのなら生き続けられるし、生半可な怪我では死なない。しかし妖怪としての面もある以上、精神的なダメージの許容範囲は存在する。
私の身体も、楓の身体も、明らかに異常な状態になってしまった。全身を貫かれ、甚振られ、すりつぶす様に物理的に壊された私の身体は、天狗でありながら空を飛ぶことが出来なくなり妖術の類もまともに使う事が出来なくなった。
楓はもっと酷い状態だ。外傷こそ少なかったが、猛毒を打ちこまれた上に精神を犯す事に特化した薬を投与されたらしく、幻覚や幻聴に襲われている。更に残酷な事に、腹に詰め込まれた石を自分の子供と認識しているようで、取り出そうとした人間の腕に爪を刺したり噛みついたりと抵抗する。
精神的に衰弱しきって死んでいないのは、人間によるいっそ強引なまでの治療と看病のお陰だった。たとえ食べる事を拒否しても、口に無理矢理食物を突っ込み、噛ませ、飲み込ませる。糞尿を撒き散らしても、あっという間に湯を用意して綺麗に洗い流す。幻覚に襲われて発狂しかけても、電撃を浴びせて気絶させるように眠らせる。そして起きる時には必ず傍に居て、安心する匂いを発している。
彼のお陰で私も楓も回復に向かっていった……だが、私も楓も完全に回復することは無い。妖怪として潰された心と、生き物として立ち直ってゆく心の二つが分かれ、せめぎ合い、葛藤する。意識が解離し、自身の身を割って違う自分が生まれそうになる。いわゆる多重人格障害という奴だ。
天狗社会は長く、広く続いてきた。ある文献に多重人格障害を患った妖怪の事が乗っていた事を覚えていたのは幸運か、不運か。
妖怪は心で生きる生き物だ。その心が分かれたのなら……それはその妖怪、ひいてはその存在の終焉と言えよう。人に退治されるのとは訳が違う。死してなお無理矢理生き永らえさせられる……事に近いのだろうか。その文献には多く語られてはいなかった、ただ良い方向にならない事は確かだ。
死んだ樹が腐り落ちるように自分の心が、想いが、感情がばらばらに千切れて霧散する感覚。怖い。とても怖い。
人間の恐怖は『未知』に由来するなら、妖怪の恐怖は『意思』に由来するのだろう。時間が経つにつれ、身体が癒されるにつれ、心が回復するにつれ、恐怖は心に巣食い、広がり、いずれ風船のように弾けて、終わってしまうのだろう。
妖怪としての心を繋ぐため、千切れていく意思を飲み干す為、私と楓は最期まで彼に甘える道を選んだ。
……あるいは、それもただの拙い言い訳なのかもしれない。
「……俺との子供が欲しいだと?」
「ええ。私達は、もう妖怪として生きていくことは出来ないわ。それはつまり生きる意味を失う事。……だから、新しく生きる意味を見つけたいの」
「貴様の様な人間なぞ本来なら願い下げなのだがな。……近くに手ごろな男が居ないから貴様で妥協してやる」
「椛はこう言っているが本当は貴方にぞっこん。遠慮なく子を成してほしいわ」
「黙れ楓。貴様はいい加減腹の石を出せ」
「……それは……まだ、出来ない。ごめんなさい」
「こら椛」
「ぬっ……ぐっ……すまん、言い過ぎた」
「いい。……本当の子を孕めばきっと、出せるから」
「俺でいいのか?」
「貴方が良いの。遠慮するなんて貴方らしくないわ」
「いや、まあそうなんだが……正直言うと、ここ数日性欲処理してないからかなり溜まってるんだが大丈夫か?」
「ふん、この身は妖怪なんだ。多少の乱暴なんて問題ない」
「滅茶苦茶に犯されたいって「黙れ楓」モゴモゴ」
「そうか……じゃ遠慮無しに行かせてもらう」
「ああ、それでこそ男だ…………っ!?」
人間がバサッと一息に衣服を脱ぐと、太刀かと見紛うほどに大きな逸物が眼前に出された。無論太刀よりも太いのだが……これが鞘に納まった太刀なら、噛み切った男の逸物なぞ折れた剃刀であった。
「き、貴様。こんな凶器を押し付けて何をするつもりだ」
「これで凶器なら、全力出したら大量破壊兵器だな。まずは口でして貰おうかな」
口に差し出されて思わず噛んでしまったが、人間はそんな事を意に介さず「おお、ちゃんと口に入ったな」と呑気な始末。
今度は歯が当たらないように口に含み、舌で裏側を舐める。
「ん、ぐ、れろ、ふぐ、んむ」
「椛、先だけじゃなく根元の方まで咥えると男はよろこぶわ」
「無理しなくていいからな?」
「むぐ、ふむむん」
馬鹿にするな、この程度で無理な訳が無い。
喉奥に刺すように逸物を飲み込む。肉棒がビクッと震えて喉を圧迫する。
……苦しい、辛い、でも、人間に気持ちよくなって欲しい。頭がズキズキと痛み出した、その時。人間に肩を掴まれ、強引に引きはがされた。
「んぶっ、はっ……はっ……何を……?」
「無理をするなと言っただろう。奥まで咥えずとも、先を舐めるだけで十分気持ちが良いんだから」
……お人好しめ。目頭から一筋の液体が流れ落ちる。頭の痛みはスッと収まり、代わりに胸がドキドキと鼓動する。
これは、無理じゃない。ただ、そうしたいから行うことだ。
肩を押さえていた腕を軽く払いのけ、再び喉奥に人間の逸物を押し込んだ。ぐっ、ぐっ、と喉奥が圧迫されるが、辛さも苦しさも感じず、むしろ熱を持った快楽がじわりじわりと喉奥から全身に広がってゆく。
ぐぷっ、ぐぷっ、と喉奥に逸物を抽挿する度に快感が広がり、より激しさを増してゆく。
ぽん、と私の頭に手が置かれ、ゆっくりと撫でられる。
「よく頑張ったな。凄い気持ちいいぞ」
頭を撫でられ、褒められて。まるでそれだけで全身が性感帯になったかの様に激しい快感が全身を支配する。自身の尻尾が激しく揺れる。まるでこの人間に奉仕するためだけに生まれ、その存在意義を満たされたかの様な中毒性のある喜びに支配され、自分でも止められなくなってしまった。
「っ、椛っ……そろそろ出る……!」
人間の快楽の息遣いが聞こえて、更に激しさを増す。口全体で吸い付く様にしゃぶりつき、舌を伸ばしてちろちろと玉を舐める。
逃がさないように人間の腰に腕をまわし、力いっぱいに抱きつく。すると人間は限界を迎えたのか、煮え立ったような熱い精を私の胃に直接叩き込んだ。
大量の精が人間から放たれるが、その全てを吸い、飲み干した。射精が終わり、ぬぽっと喉奥から逸物が抜かれる。と同時に噯気が出てしまい、独特な匂いと共に口から下品な音が漏れる。
「すんすん。椛のげっぷ、とてもいやらしい匂いがするわ」
「嗅ぐな馬鹿」
一度出しても萎えない人間は、私を優しく押し倒して秘部に指を這わせる。
「処女じゃないんだ、さっさと入れれば良いだろう」
「馴らさず入れても痛いだけだ。ましてや俺のならな」
そう言って手に自身の逸物を握らせる。両手合わせてもなお収まりきらない大きさもを感じ、つい人間から目をそらす。
「図星」
「黙れ……」
始めはゆっくりと優しく、秘部全体を撫でるような手つきだったが、次第に中の弱点を攻めるような手つきに変わり、さらに外側から子宮を揉むような按摩を施された。それは中をほぐすと言うより、女を溶かすような刺激となり、外側から子宮を揉まれる度に子宮口から熱い粘液が漏れ出る。
「あ"っ!ふぅ"っ♥️待てっ♥️ま"てって♥️」
「子を産むんだろ。前戯をしっかりやると元気な子が産まれやすいそうだ」
「やめっ♥️あ"っ!!♥️死ん、で♥️しまうっ♥️♥️♥️」
「椛、天狗はそうそう死なないわ」
「だっ、まれぇ♥️♥️」
太刀で腹を貫かれた時よりも熱い感覚が私を支配する。今まで味わったことのない快楽の波が押し寄せ、絶え間無い絶頂を味わった。
「しっかりほぐれたようだな」
解しすぎだ馬鹿者。
「ほら見ろ。椛の痴態をみて俺も本気を出したぞ」
そう言って、倒れている私の股に腰を合わせ、その剛直を見せつける。
「っ!!!?♥️フーッ♥️フーッ♥️」
明らかに人の大きさではない逸物が私の腹に置かれる。こんなモノで突かれたら、内臓が滅茶苦茶になってしまう。
絶望か、あるいは期待からか。自分でもよく分からない感情から熱い息が漏れ出る。
くっ、と腰を引かれ、その鈴口が秘部にあてがわれた。それだけで私の中はじくじくと、まだ入れていないというのに逸物に吸い付くように蠢く。
「すごい、椛のお股ひくひくしてる。とってもエッチね」
「黙れ黙れっ!じろじろ見るな馬鹿者ッ♥️」
「椛は昔から口じゃ素直じゃないのに尻尾は正直ね、そういう所好きよ」
尻尾が勝手にふりふりと揺れ、人間の腰を撫でる。ただほんの僅かな触れ合いなのにどうしようもなく心がざわめく。
「悪い椛、お前可愛すぎて我慢出来ねえわ」
「何を馬鹿げた事をいひゅぅぅッッッ!!!?♥️♥️♥️」
入るはずがないと内心で思っていたが、そんな思いとは裏腹に逸物は根本まで中に入ってしまった。
膣だけでなく子宮まで使って彼の逸物を咥え込み、それでもなお足りない長さに膣と子宮が伸びる。
物理的に中から肺を押されて、強制的に息を吐き出される。
丹念に解されたからか、規格外の大きさの逸物が入っても痛みは感じず、内臓をかき回されているのに一切の不快感が無い。
ただ一突きされただけで気が何処かに飛んでいってしまいそうになり、思わず手を人間の指に絡めてしまった。
「椛の中、全力で絡み付いてくるのに先だけちゅっちゅっと吸い付いてきて凄い気持ちいいぞ」
「うぁ、言うなぁッ♥️」
「悶える椛も可愛いわ。ちゅ、ん」
「ふむっ!?ん、んぅ」
昂って我慢できなかったのか口付けをしてくる楓。ちゅる、にちゅ、と舌を絡めていやらしい音がたった。
「っ、エロ過ぎだろお前ら……もう我慢できん」
「んむふぅッ!?♥️」
逸物を挿入して膣と子宮が拡がりきるまで待っていたのか止まっていた人間は、その抽挿を開始した。
じゅぷ、にゅちゅ、といった水音と、ぱん、ぱん、と肌肉がぶつかり合う音が鳴る。
ずん、と一突きされると、股から脳天まで抑えられない快楽の雷が落ち、ずる、と逸物を抜かれると、内臓と共に脳まで引き抜かれるのではないかという快楽の波に襲われ、一度の抽挿毎に自分が彼の色に塗り潰されてゆく。
もはや自分は彼に身を委ねて快楽を受けとめる事と、意識が飛ばないように両手を使って彼と繋がる事しか出来ない
数えられない程に絶頂させられ、何度も気をやりそうになった時、彼は私と繋がった両手を私の顔の横に押さえつけ、その唇と唇の距離がゼロとなった。
「っ、椛……出すぞっ……」
「お"っ♥️このっ、遅漏ッ♥️♥️はやくっ、はやく出せ♥️私の中にっ、いっぱい、射精してぇ♥️♥️♥️」
射精寸前の口付けに、残っていた理性と共に天狗の矜持を溶かされてしまい、彼専用の雌に堕ちてしまった。
もはや彼の子を孕む事にしか頭にない身体と子宮は、精の一滴も残さず受けとめるように脚を絡め、膣全体で逸物を締め付ける。
今度は自ら口付けを求め、濃厚に舌を絡めたと共に彼は射精し、私は灼熱の溶岩の様に熱い精液を受けとめた瞬間、快楽と幸福感に溺れた。
そのまま精を出しきるかの様に子宮壁に鈴口を擦り付けて吐精しきり、人間が一息ついた時には私は余りある快楽と幸福感によって意識を白く染めていた。
「あ"っ♥️わふぅッ♥️んはぁ♥️♥️」
10分か、20分か、暫しの間意識を飛ばしていたら、盛りのついた獣のような喘ぎ声によって意識を戻した。
肉と肉がぶつかり合う音の方を向けば人間と楓が深く繋がり合っており、楓は人間の肉欲を一心に受けとめていた。
楓の近くにはビタビタに濡れた大きな石が転がっており、彼と交合する前に腹から無事に出すことができたのだろう。
今までただ景色を映していただけの楓の瞳は、彼の事しか写っていないかの様に彼だけを見ていた。
「楓、出すぞっ!」
「はいっ♥️貴方のザーメン♥️全部おまんこに出して下さい♥️♥️♥️」
パンッパンッと激しい交合ののち、彼が楓の腰を掴んで逃がさないように自身の腰を押し付ける。
びゅぅ~、びゅるる、と射精音が聞こえるほどに大量の精液を吐き出し、楓はただ喘ぎ声を出すだけの孕み袋となる。
そうして彼が一息ついて楓から離れると、いきり立った逸物を再度私に向けてきた。まだ出来るのか。
「あっ♥️」
今度は私を後ろ抱きにし、再びその大きな逸物を私の秘部に挿入した。
その後、丸一日かけて私と楓を交互に抱き、時には二人同時に相手をし、あまり口には出来ない様な事もされ、全身を余すこと無く彼に味わい尽くされた。
まさに夢のような出来事ではあったが、いつまでも彼と繋がり続ける訳にもいかない。精神は完全に一人の女、犬走椛として統合されても、だからと言ってすぐに白狼天狗としての立場を捨てて生きられる程には私は強くはなかった。
それは楓も同じで、怪我も精神も治った今、山に戻らなければならない時が来た。
伝令用のカラスが飛び回って、動ける者は動けなくなった仲間を探し、治療に当たるように指示を出している。
忘れていたが、妖怪の山に侵入してきた者は複数人居たのだった。侵入者共は好き勝手に暴れ、多くの同胞達が傷を負ったようだ。治療のために少し山から離れた場所に居るが、じきに此処にも同胞が探しに来るだろう。
そして同胞達の治療が終わり次第、間違いなく大規模な山狩りが行われる。その時にこの人間が見つかってしまったなら、大変なことになってしまうだろう。
「そういう訳だ。貴様はしばらく山に近付くな」
「貴方が強いのは分かっているわ、でも無意味に天狗と敵対する必要は無いの。分かってくれる?」
「……そうか、俺はどのくらい山から離れていれば良い?」
「そうだな……ざっと1~2ヶ月程度は妖怪の山に近付くな。私達はもう大丈夫だ」
「貴方のおかげよ、私達を救けてくれてありがとう」
本当は、彼と一時だって離れたくはない。だが、それは許されない。もう山に戻らなければ。
「待て」
彼に呼び止められる。彼の方に振り向くと、私と楓は彼に抱き締められた。
「無理はするなよ」
様々な意味で捉えられる様な言葉が耳に届く。……このタイミングでそんな不器用で優しい言葉は卑怯だ。
くっ、と抱き返す。
「……貴様も無理をするな」
「勝手にのたれ死なないで下さいね」
強く、苛烈で、優しい彼はこの幻想郷で様々なトラブルを起こすのだろう。妖怪の心を惹き付けて止まない彼は、気がつけばふらりと何処かへと消えてしまうように思えてならない。
「……じゃあ、また会おう」
あれだけ激しく、長く交合していたにしては、あっさりとした別れだった。彼は土を踏みしめて東に消えていった。
いつか、この日みたいにフッと彼が居なくなってしまうのだろうか。
「楔が必要ね。彼をとどめ続けるだけの楔が」
「……ああ」
私と楓は、昔から性格こそ対称的だが考えることは似ていた。
私達だけでは、彼を繋ぎ止める楔にはなり得ない。
……子供が産まれれば、彼はとどまってくれるだろうか。あるいは、彼に首輪を着けることが出来るのなら……
……なんて、強い彼を打ち負かすなど大妖怪クラスでもなければ不可能だし、ましてや彼が大人しく飼われ続けるとも思えないけども。
そうして私達も妖怪の山に戻っていった。
それから、約2ヶ月。彼の子を孕み、徐々に目立ってきた腹を同胞達から隠しきれず誰の子だと詰め寄られていた時、夜だというのに南の空が赤く燃え上がっていた。
皆は呆然としていたが、私はすぐに能力を発動して赤い空の下を確認する。するとそこには、紅魔館勢と死闘を演じている人間がいた。
伝令のカラスが現れ、警戒体制に入るように指示を出す。未だに2ヶ月前の襲撃で負った傷が癒えておらず、また保守的な大天狗らしい指示であった。
周りがバタバタと駆け回っている頃、紅魔館勢から無事に逃走出来たのか山に向かってくる人間。まず間違いなく妖怪の山の麓辺りで休息を取る筈だ。それを察せられた瞬間に大天狗の元へ駆け、明日の朝一から山の哨戒に出る旨を伝える。
そして、朝。私の行動を嗅ぎ付けた楓が同じように哨戒の任務をもぎ取って来た。
「抜け駆け禁止よ」
「そんな協定結んだ覚えは無いな」
彼は寝る時いつも不自然なまでに丸い岩を作るから分かりやすい。すぐに見つけてそこに向かう。
その岩の元にたどり着いた時、何処にでも現れる弱小妖怪が岩から飛び出た刺に貫かれて消滅しているところだった。
また、彼に会える。そう思えば、無意識に持っていた太刀で岩の表面をガリガリと削っていた。
はっ、と気を取り戻したと同時に岩に穴が開き、中から思い焦がれていた彼が現れた。
日が登り、そして日が沈み、また日が登って日が沈む。ゆっくりとした時間を私と楓と彼との三人で過ごす。時折彼に優しく抱かれ、満たされる。
そうして3日後、完全に回復した彼は再び旅に出た。
私達も妖怪の山に戻る。……と、沢山の同胞に囲まれた。
「も、も、椛ぃぃぃ!!!あ、あんたいつの間にあの人間とネンゴロしてんのよ!!」
「楓先輩に男……大ニュース!大ニュースだわ!」
「まさかそのお腹の子も……」
喧しい。山は今警戒体制なのを忘れてるのか。
「それいの一番にあの人に会いに行く算段をつけた椛が言う言葉ではないわ」
「黙れ」
私達も警戒体制に戻る。
まだ、マジックと名乗った謎の集団が幻想郷に隠れ潜んでいるのだから。
次回、猫巫女霊夢。
・楓
オリキャラ。表情薄い系美女。スレンダー。
・椛
口悪いけど顔に出る子って可愛いと思うの。尻尾は正直。
・主人公
とある烏天狗が密着取材(意味深)しているせいで天狗達には結構有名人。
・マジック
外の世界で「忘れられなかった神秘」の総称、及び神秘を扱う人間を差す。そういえばどっかの教授がオカルトを探してましたねぇ。
◆「ぐへへ、女の子が可哀想な目に会うのは良きかな」
「またれよ!」
◆「貴様、何奴!?」
「拙者、いちゃラブ好き好き侍。安易なレイプは見逃さないでゴザソウロウ」
◆「ええい、このハッピーエンド厨め!ものども、であえ!てあえー!」
も「わー」
ぶ「わー」
「ふん、貴様らなど物の数ではないわ!くらえ、純愛剣・幸せなキスをして終了切り!」
も「ぐわー」
ぶ「ぐわー」
◆「くそっ、これだからモブは使えん!こうなれば我輩が出る!死ねぇ!ヤク漬けレイプビーム!」
「ぐっ!?なかなかやりおる……だが、拙者は負けるわけにはいかんのだ!両思い幼馴染み突き!!」
◆「甘いっ!幼馴染みNTR返し!」
「ぐわぁぁぁっ!!!?」
◆「ふん、まだ生きてるか、しぶとい奴め。これで止めを刺してやる。必殺、催・眠・レイプ斬!!」
「くっ、ここまでか……」
諦めないで……!
「っ!うおおおお!!!」
◆「バカなっ!?貴様、何処にそんな力を残していたっ!?」
「拙者は、決して!!もう間違えるわけにはいかんのだぁぁぁ!!!催眠にかかったフリ純愛おせっせ突きィィィ!」
◆「ぐはぁぁぁぁ!?まだ、まだだ、我輩はまだ死ねんのだぁ……!」
「これで、終わりだぁぁ!!最終奥義、最終的におにゃのこが笑っていればよいのだキック!!!」
◆「ばっ、ばぁかぁなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「終わった……か」
◇「ふはははは、どうやら四天王の一人を倒せたようだな」
「なっ!?貴様は!!?」
続かない。
主人公に名前……要る?(作者は何も考えて無いので)
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要る
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要らん
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むしろ私が良い案を持っている!!