※この作品はR-18です。

緋弾world in my life   作:nibiiro

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皆様こんにちは。
nibiiroと申します。

コロナは相変わらずですね。
皆様お身体には気を付けて下さいね。
私は仕事上細心の注意を払っております。
今のところ元気です。

今回はあのキャラが登場し、律紀君と絡みます。

前置きはこれで。

それでは、いってらっしゃいませノシ



第16話 特訓と先輩指導

高千穂班とのいざこざから次の日。

 

武偵校の合宿施設は全て高千穂が借り占めている為、志乃の家……佐々木家で特訓をすることに。

 

「じゃあ、私は帰るね。夜更かしはダメだからね?」

 

「わかってるよー」

 

そんな何気ないやり取りをしているのは苗字が間宮の2人。

片方は妹である間宮 ののか。

 

今日から土日も入れて3日間泊まりでの特訓。

泊まり込みということで姉が心配だったらしく、視察と荷物チェックも兼ねて顔を見せに来たらしい。

 

「それじゃあ、私はこれで」

 

「ののかさん、お気をつけてお帰り下さいですのー!」

 

「また今度遊ぼうな!」

 

「はい! お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします!」

 

礼儀正しく挨拶し、去っていった。

 

「凄くいい子でしたね」

 

「実は間宮の方が妹だったりして」

 

「ひどい⁉」

 

佐々木家は広い。

志乃の父親は武装検事で資産家でもあるため裕福だ。双子のメイドがいたりなど一般の家庭ではまず見られない。

 

「とりあえずルールの把握からしましょうか?」

 

「麒麟はバッチリ把握済みですの」

 

「アタシはー……何となくしか知らないな。あかりは?」

 

「毒の一撃(プワゾン)は初めて聞いたよ」

 

「まずはおさらいだな。志乃、オーディオルームでいいか?」

 

「はい」

 

最初にやる事を決め、廊下を歩く。

壁には高そうな絵や花が飾られている。

 

「律樹は志乃の家って来たことあるのか?」

 

「まぁ、な」

 

「お2人は幼馴染とお伺いしましたけど、どれくらい長いんですの?」

 

「ッ」

 

隣を歩く志乃が息を飲んだ。

口元がキュッと締められている。

 

「……初めて会ったのは5歳くらいの頃だよな?」

 

「え、えぇ。そうですね……」

 

「ふわぁ~。だから2人とも仲良しなんだね!」

 

「……そうだな」

 

(10年会ってなかったけど)

 

何て言えるはずもなく、かといって表情に出せば探られそうだったので普段通りを装った。

 

そうして、場所は変わってオーディオルーム。

眼鏡を掛け教鞭を取った志乃が、スクリーンを使って解説を始める。

 

「教務科が定めた私達の競技は¨毒の一撃¨です。間宮班・高千穂班はそれぞれハチ・クモの描かれた攻撃フラッグを持ちます」

 

教え方が上手い。

もしかしたら先生とか向いてるのかも。

 

(女教師の志乃……ありだな)

 

「双方が守るべきフラッグがあり、それには目が描かれています。これを誰かの攻撃フラッグでタッチしたチームの勝ちです」

 

「目を毒虫に刺されたら負けって意味だね?」

 

「そうです」

 

「アタシ達はハチかぁ……」

 

「うひぃ! ハチは嫌いですの!」

 

「実際に蜂を使うわけじゃないんだからそこまでビビらんでも……」

 

「気分の問題ですの!」

 

フラッグの解説が会場について切り替わる。

大まかな地図がスクリーンへ映し出された。

 

「試験場は武偵高第11区全体で区内にある物は何を使ってもオーケー。間宮班は南端、高千穂班は北端からスタートします。基本ルールは以上です」

 

説明は終わった。

 

しかし、それにしても……

 

「シンプルだねぇ」

 

「だな」

 

「……でも、隠匿・強襲・逃げ足・チームワーク────色んな能力が試されますわ」

 

チームワークは神崎先輩からお墨付きを貰えているくらいだから、それをどう生かすかかな。

 

「さっすがりんりん!」

 

全員で唸り始めた直後、メイドに案内され入ってきたのは金髪のツーサイドアップを携えた美少女。

 

「私の元教え子。できる子だぁ〜」

 

「理子お姉様!」

 

探偵科ランクA。原作ヒロインの1人、峰 理子(みね りこ)先輩だった。

 

 

●

 

 

「フッ!」

 

蹴りが虚空を彷徨う。

架空の敵を想定したイメージトレーニング。

 

他のみんなが峰先輩の指導を受ける中、俺は広い玄関前にて1人で鍛練していた。

志乃は双子との戦闘に備え2対1を。火野は島を相手に目隠しで防御と持久力を。間宮は……乗馬マシンで揺れている。

 

(端から見れば意味わかんないだろうなぁ)

 

多分、いや、十中八九特訓を盗み見ている高千穂は笑っているだろう。

馬鹿にしている光景が自分へのトドメになるのも知らずに。

 

「りっくん」

 

書き慣れた愛称を掛けられ振り向くと、飲み物を携えた志乃が立っていた。

 

「お疲れ様です。良ければ一休みしませんか?」

 

「……」

 

「りっくん?」

 

首を傾げる志乃。

だが────

 

「……何のつもりですか、峰先輩?」

 

俺の目は誤魔化せない。

ましてや、それが志乃へと変装した姿なら見抜けない訳にはいかない。

 

ご丁寧にいつもの改造ゴスロリ制服も着ていない。

 

「あちゃ〜。バレちゃった♪」

 

「早く変装解いてきて下さいよ。志乃の見た目でそんな風にされてると違和感凄いんですから」

 

「えー、もうちょっと楽しみたいのにぃ〜」

 

「俺の反応見て楽しもうとしてるなら尚更です。はよ着替えてきて下さい」

 

「ぶー! りつきんのケチ!」

 

「はいはい、ケチケチ」

 

持ってきて貰ったスポーツドリンクをコチラに渡し、中へと戻る先輩を見送る。

乾いた喉を潤すため、遠慮なくひと口飲んでから階段へと腰を下ろした。

 

座りながら手足や体幹のストレッチをしつつ待っていると、数分して戻ってきた。

 

「おっ待たせー! 隣いい?」

 

「どうぞ」

 

のびのびと使っていたスペースに1人分座れるように空きを作る。

2人並んで座るのは気が引けるので、間を開けた形になった。

 

「もっと近づいてもいいんだぞっ?」

 

「嫌です。遠慮します」

 

「じゃあ、りこりんから近づいちゃおうかなー?」

 

「いいからとっとと本題に入ってくださいよ」

 

「……つれないなー」

 

ボソッと愚痴を吐く。

すると、浮いた雰囲気がピシりと締まり、峰先輩の顔つきも変わった。

 

 

「────律紀。お前はあたしの敵か?」

 

 

針のように細く、鋭い殺気。

彼女が普段演じているおバカキャラ、峰 理子は消え素の彼女が出ている。

 

「答えろよ。黙秘は肯定とみなす」

 

突き付けられるまなざしとワルサーP99。

引き金に添えられた指が躊躇いの無さを表していた。

 

「同郷相手によくそんな目向けられますね」

 

「同郷だからこそ、お前だからこそだ。隙を見せたら何をするかわからないからな」

 

「……はぁ」

 

まず思い浮かんだことは面倒くさい。この一言につきる。

 

俺は向けられた銃に手を置き、ゆっくりと下に降ろさせた。

 

「先輩の敵になったつもりはないです。むしろ、そっちは順調に進んでもらわないと俺が困ります。手伝いはしませんけど」

 

「……色々と聞きたいことはあるが、答えるつもりも教える気もないのか」

 

「そっちだって同じじゃないですか」

 

「ふざけるな。同じなわけがない。どうせ、あたしのやろうとしていることを全部把握しているだろう」

 

(うっわ、怖い)

 

言葉の通り、俺は峰 理子という人物がこの世界でどのような行動を取るかは知っている。

 

現在進行形の武偵殺し、無限罪、紫電の魔女……。

挙げれることは多々あるが、教えるわけにはいかない。

 

未来が少しでも変わればあの人からの依頼は達成できなくなる。

 

「知ってたとしても邪魔はしませんて。なんなら、協力できる時は協力します」

 

「……本当か?」

 

「えぇ。間宮達を鍛えて貰ってるお礼みたいなもんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オルメスと遠山先輩の誘導ぐらいなら手伝いますよ」

 

 

「ッ! くっ⁉」

 

瞬間、構え、発砲すんでのとこで銃を奪う。

 

形勢逆転……とはいかなかった。

 

「やっぱりもう一丁持ってたか」

 

「お前……!」

 

互いにワルサーP99を向け合う。

どちらかが1つ、引き金を引くだけで血の花が咲くだろう。

 

しかし────

 

「お前はあたしを殺せない。だろ?」

 

確信めいた一言。

 

「死ぬのはお前だぞ。藤 律紀」

 

「だったら撃てよ。峰・理子・リュパン四世」

 

『…………』

 

互いに無言で相手の出方を量る。

張り詰めた糸を先に断ったのは彼女の方からだった。

 

「……やめだ」

 

銃を下ろし、自らの懐へと仕舞う。

 

「お前を殺したら後が怖い。ひとまずは、お前の上辺を信用する」

 

「そいつはどうも」

 

コチラも構えを崩し、グリップ側を相手に向ける。

そのまま受け取る……かと思いきや手が寸前で止まった。

 

「……?」

 

「ねぇ、りつきん」

 

(あ、嫌な予感する)

 

呼び方が軽い調子に早変わりし、面倒な予感が。

 

「ここに、い・れ・て?♡」

 

自ら胸元を開け谷間を晒す。

低身長でありながらも、女という主張をハッキリと示す胸。

ブラが微かに顔を出し、艶のある豊満な肌色が誘惑を振りまく。

 

……ようは、谷間にワルサーを仕舞って欲しいのだろう。

 

「アホですか」

 

「あ痛っ!」

 

コツンと、グリップ部分で頭を上から小突いた。

 

「そうゆうのは俺じゃなくて、遠山先輩にしてくだ下さい」

 

「……ほーんとつれない」

 

渋々と受け取り谷間へと収めると、大袈裟に悲しげな表情をし頭を手で撫でる。

 

「女の子に暴力はいけないんだぞっ!」

 

「うぜー」

 

「ハッキリ言いすぎだよ⁉︎」

 

この人のことを好きか嫌いかで問われたら、俺は迷わず普通と答える。

どっちつかずで絡み方次第で簡単に引っくり返る関係性といったところだろうか。

 

「すいません。俺は黒髪の和風美人が好きなんで」

 

「何勝手にフってんだてめぇ⁉︎」

 

「裏出ちゃってますよ」

 

とはいえ、異性への好みには当てはまらない。

 

「こうなったら、みんなの特訓に付き合ってもらうからね!」

 

「それくらいなら構いませんよ」

 

「ただし! 内容は4対1の模擬戦ね!」

 

「……マジですか」

 

「マジマジ〜♪」

 

立ち上がり、鼻歌を口ずさみながら中へ戻る先輩の跡を追う。

ご機嫌な彼女とは裏腹に俺の気分は沈みがちになってきていた。

 

「……そう言えばさぁ?」

 

「はい?」

 

「いくらりつきんとはいえ、何で志乃っちじゃないってすぐにわかったの?」

 

「胸のサイズと形が少し違ってたからです」

 

「……えっち」

 

「男はみんなえっちですよ」

 

笑顔の明るさが違った。

そう答えるのは恥ずかしくてやめた。

 




律紀と理子書いてて楽しい。

同郷同士の2人なので、軽い言葉プロレスはお手の物。
つまり元々律紀は・・・?
何て、今更ですかね(白々しさMAX)

最近は家にいる機会が多いから書く時間増えましたが、FGOにグラブルにアズレンにといった感じで・・・。
待ってて頂きありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。

では、またノシ
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