nibiiroと申します。
お気に入り400超えありがとうございます。
1日足らずで変化するの怖い……(ガクブル)
そ、そんなに面白いですか?
まだ序盤も序盤なんですよ?
ががが、頑張りまぁ~す(震え)
前置き終わっ!
それでは、いってらっしゃいませノシ
休日だというのに、神崎先輩は防弾制服を着ている。
「……よく食べますね」
「桃まんは至高の一品よ。あんたも何か頼んだら?」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
店員さんを呼び、コーヒーとサンドイッチのセットを頼んだ。
その間も、神崎先輩はムシャムシャと桃まんにありついている。
これだけ食べて見た目に変化がないのは果たしていいことなのか、悪いことなのか。
(にしても、やっぱちっこいなぁ)
間宮より若干大きいくらいだろうか。
「……今失礼なこと考えなかったかしら?」
「ソンナコトナイデス」
怖い怖い。
鋭い直感持ちは、理屈じゃ通らないことがあるからおっかなくて仕方がない。
「それで、用件は何です?」
早く済ませるためにこちらから切り出す。
頭を抱える案件を増やしそうな人と長くいたくはない。
これが終わったら志乃に連絡でもしよう。
柔らかおっぱいに顔を埋めて癒されたい。
「単刀直入に言うわ。藤 律紀、あんたあたしの奴隷になりなさい」
「お断りします」
ガタン、とテーブルが音を立てる。
即答で断られると思っていなかったみたいだ。
「ど、どうしてよ⁉︎ 理由を言いなさい!」
「いや、いきなりそんなSMプレイを求められても困りますって」
「エ、エ、エ、エスエムプレイの話じゃないわよ⁉︎」
「じゃあ何の話ですか」
「チームよチーム! チームの話をあたしはしてんのよ!」
知ってた。
ぜえぜえと顔を赤らめながら息を切らす先輩。
この姿写真でも撮れば高く売れるのでは? 特に間宮辺りに。
「でしたら最初からそう言って下さいよ。奴隷になれ、だなんて言われてもわけわかんないですって」
「う……」
苦い表情で固まった。
「その様子だと、同じような誘い方を他の人にもしてますね? そして察するに、先輩が欲しい答えは貰えなかったと見ます」
「……正解よ」
全くこの人は……。
「相手は最近付き合ってると噂の遠山先輩ですか?」
「つつつ、付き合ってなんかないわ⁉︎」
「どうどう先輩落ち着いて。ただの噂話ですから」
「ぐぅっ……! そうよ。あんたの言う通り、あのバカキンジはあたしの誘いを断ったわ」
「昼行燈の女嫌いですからね」
今は女嫌いというわけではないと思うが。
「でも諦めるわけにはいかないの。あたしのイメージする最高のチームにキンジは必要なんだから」
「遠山先輩はともかく、俺は必要ないと思いますが」
「あたしは必要だと思ってるの。中・遠距離を主に前衛もサポートが可能な幅広い技能を持ってるのは知ってるわ。情報科のランクはAでも、実質Sみたいなものだしね」
「…………」
恐らく遠山先輩のように色んな所から情報を仕入れてきたのだろう。
加えて、俺とクラスメイトの戦姉妹がいるしな。
「どう? 働いてくれる分の報酬はちゃんと払うわ。何なら、ランクの方だって────」
「お断りします」
「……納得させるだけの説明を頂戴」
「俺は基本ソロで動く人間です。なので、チームに入れと言われてもはいわかりましたなんて言えません。連携も取れるか怪しいですし」
チームにおいて互いに連携するのは必須だ。要といっても過言ではない。
長所と短所を理解し合い、カバーを行いながら行動するのがチームだ。
「仮に入ったとして、神崎先輩と遠山先輩へ俺からのフォローは逆に悪影響になりますよきっと。おふたりとも強い癖があるし」
問題はまだある。
「あと、俺にも一応プライドがあります。もし、自分のやり方に口出しされたらやる気無くしますよ。神崎先輩にも仕事するにおいて譲れないものってあるでしょう?」
「……そうね。それはあたしだけじゃなく、キンジやレキ、あかりにもあるものよね」
「それと、最後にもう一つ」
「?」
「お待たせしました。ご注文の品でございます」
運ばれてきたコーヒーとサンドイッチを一口入れる。
会話の小休止を挟んだ。
「先輩にやらなきゃいけないことがあるように、俺にもあるんですよ。それが終わるまでは、深入りはできませんので」
「あんたは、あたしのことをどこまで知ってるのよ?」
……うーん、どう答えたものか。
「武偵殺し」
「っ!」
「気を付けて下さい。奴の策は綿密ですから」
「なんで知って────いいわ、もう。そっちが深入りしないって言うなら、あたしもそれに習う」
「そうしてくれると助かります」
勘が働いたのだろうか。
えらく引き際が良い。
「キンジについても何か知ってたりする?」
と思いきや、次に出てきた問は気が滅入るものだった。
「大したことはなにも。遠山先輩は自分を隠すのが上手いですから」
「もし、何かわかったら教えて。メールを送ったアドレスからでいいわ。見合う報酬を渡すから」
「了解です」
「それと、最後にこれを……」
渡されたのは1枚の書類。
中身をザっと見てみる。
「あんたの戦姉妹にこれを渡して欲しいの」
「……なるほど。明日の放課後くらいに会う予定なんでその時に渡しますね」
「頼むわ。要件はこれで終わりよ」
「じゃあ、俺はこれで」
カップと皿を空にして席を立つ。
出口に向かおうとしたところで、先輩へ振り返った。
「神崎先輩」
「?」
桃まんを咥える先輩と目を合わせる。
「間宮のこと、よろしく頼みます」
「言われるまでもないわよ」
そう言い残して、店を出た。
「……もしもし、志乃? 今から出てこれるか?」
その後、どのように休日を過ごしたかはご想像にお任せする。
律紀君の戦姉妹はヒロインの1人です。
早ければ次回出せるかなと思います。
3人目もわりかし早く出せるかもしれません。
毎日更新を心掛けてますが、仕事と他作品更新具合もあるので止まる時は止まりますのでご注意下さい。
ですが、ほったらかしは絶対にしませんので。
では、また次回でノシ