漫画の結末については知っていますが、それ以外はまるで知らないど素人なので注意してください。
また、活動報告にて、作者が書きやすい作品などを書いておりますので、興味がある方はぜひお願いします。
どれぐらい前なのか分からない時代。
その時代では考えられないような宇宙からの侵略者がこの地球にやってきた。
当時でも、そして少し過去になった今では信じられないような物語だったが確かにそれは起こった。
そんな戦いが終わり、人類は果たして一つになれただろうか?
答えは簡単だった、宇宙人のテクノロジーの奪い合い、つまりは戦争だ。
これまでの歴史では到底敵わないような強力な武器や漫画の中でしか見た事のないような技術があれば、それは自然と奪い合いになる。
そして、目の前に広がっている光景を見れば、少し過去になった信じられないような物語というのも頷ける。
俺の目の前で繰り広げられているのは宇宙人の技術を使って作られた兵器を使い、人々同士が争っている光景である。
誰もが生き残ろうとして、誰もが殺し合う。
人を殺した所で、人を簡単に生き返らせる事ができる技術があるから、罪悪感は無くなり、人は人を殺す事に躊躇なくなってしまった。
「本当に下らないな」
そんな世界に生まれた俺は今年で丁度18になる。
昔ならば、丁度高校生という年齢だが、俺達の時代では学校というのは国が洗脳する為の牢獄であり、卒業するのは洗脳されたただの人形と同じになるだけだった。
かつて日本と呼ばれたこの町では既に廃墟になっているマンションや家が多くあり、俺は放浪の旅をしながら、生き残る為に旅をしていた。
「本当に、親父には感謝しないとな」
そう言いながら、今では長年の相棒になっているガンツロボに眼を向ける。
過去の物語の中で出てきた兵器の一つであるこいつは、どういう経緯か親父が持っており、俺と母さんを連れて戦っていた。
だが、他にもいた奴らによって親父も母さんも殺され、今では形見になっているガンツロボが皮肉にも俺のたった一人の家族となっている。
「それにしても、本当に昔はどういう場所だったんだ」
風化した町の風景を見ながら、俺は強奪したマントを羽織りながら、とあるマンションの中へと入っていく。
戦争が行われ、大抵の住民がいないマンションは老化しているが、なんとか住める場所も多く、これまでの旅で手に入れた経験を元に寝られる部屋を探した。
「ここか?」
ふとドアノブに手を伸ばし、押してみると、簡単にドアが開き、そのまま部屋の中へと入っていく。
「良かった、今日はここにっ」
そう言いながら入ると、そこには信じられない物があった。
「なんでっここにっ!?」
そこにあったのはボールだった。
俺が知る限りでは国が必死になって探しているガンツだった。
人のクローンを作り出す事ができるこの兵器はかつては何百もあったらしいが、戦争が始まり、国同士の争いの中で消滅し、今では本当に片手で数えるしか無くなったはずの兵器。
それが、なんでこんなマンションの一室に
「動くのか?」
そう思いながら、俺はガンツに触れる。
すると
『つヨすぎテにゅーげぇーム』
「はっ?」
何が書いているのか分からないが、同時にそこに映し出されたのは親父の顔だったが、そこからまるで書き換わるようにして出てきたのは俺の顔と点数だった。
「どうなっているんだ?」
そう思っている間にもガンツが次に表示されたのは、俺がこれまで倒してきた奴らの顔だった。
映し出され、数字に代わり、そして元々あったポイントへと加わっていく。
「なんだよ、これ」
最終的に残ったのは10万という数字であり、その横に表示されているのは2つの選択肢だった。
「もしかして」
俺はゆっくりと、『より強力な武器を与えられる』というボタンを押した。
すると表示された数字は次々と消えていき、5万ポイントまで残った。
同時に外から聞こえる音にゆっくりと見てみると、そこにはガンツロボがあった。
だが、そのガンツロボの見た目は変化しており、これまでのロボットの印象とは違い、まるで悪魔を思わせる姿へと変わっていた。
「本当に、ガンツロボかよ。
だったら」
もう一つのボタンである『メモリーの中から人間を再生する』を押した。
すると、そこには何百、何千、何万、何億という人が刻まれており、その数を見るだけでも気持ち悪くなる。
「本当に、人間って、ここまで残酷になれるんだな」
そう笑いながらも、俺の指は見えない誰かを押していた。
そうして、再生された誰かを見つめる。
「ここは、どこ」
そう言いながら周りを見渡していたのは女性だった。
「すまない、生き返らせてしまって。
すぐに殺す」
「えっ」
本当に生き返らせるつもりはなかった。
だけど、昔の人間だったら、きっとこんな世界に耐えきれない。
俺はそう言い、備わっている銃を手に取り、彼女に向けた。
「待って、なんでっ!!
私、何が何だか分からなくて。
だって、さっきまで普通に町で買い物していたのに、気づいたら、こんな所にいて」
「だったら、そう思っていた内に死んでいた方が幸せだよ」
どうやら、本当の死の直前の記憶しかないようだ。
そんな彼女をこれ以上生かしても、きっと
「・・・ちっ」
そうしている内に外を見ると、ガンツの存在を嗅ぎつけた奴らが近づいていた。
俺はすぐに残りのポイントの全てをより強力な武器を与えられるに使い、ガンツを破壊する。
「待ってっ、何が起きているのっ!!
もう、嫌っ!!」
そう言った彼女の姿はどこまでも弱々しく、見たことのない姿だった。
俺の勝手な都合で生き返らせ、そして殺そうとした。
そんな恐怖に今の彼女は耐えられないようだった。
「俺の責任だよな」
それだけ呟き、俺は彼女を抱える。
「えっ?」
「勝手な事ばっかりで、すぐに変えるような馬鹿な奴だけど、生き返らせた責任だ。
お前は俺が守る」
そう言いながら、俺は走り出すと、相棒であるガンツロボが俺を乗せるように手の上に乗る。
同時にガンツロボに乗り込むと、隣にいる彼女を守るようにポットが展開され、同時にガンツロボにはこれまで見た事のない武装が次々と追加される。
「あなたは一体」
「俺か?
俺の名前は加藤雄一だ」
「下平 玲花」
「そうか、捕まっていろ」
そう言い、俺はガンツロボを操り、目の前に迫り来る奴らに向けて走っていく。
2周年記念作品は
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