リ・エスティーゼ王国の客席。
そこでは普段は見られないとある人物たちが話し合っていた。
「私に紹介した奴だと?」
「えぇ、きっと気に入ると思いまして」
その日、ラナーに呼び出した相手は友人であるラキュース・アルベイン・デイル・アインドラは疑問に思うように首を傾げる。
「私はそういうのは余り詳しくないが、そんなに凄い人物なのか?」
「えぇ今の私があるのはあの方のおかげと言っても過言ではないので」
「なっ」
その言葉を聞いて、驚きを隠せなかった。
ラキュースにとって、ラナーは長年の友人だったが、彼女が大きく変わったのは10年程前だった。
母親から受け継いだ美貌と成長する度に出る色香、そして多くの困難に対して解決する頭脳。
他の貴族や王族と比べても大きな存在である彼女自身が今の彼女自身になった要因の人物。
その話を聞いて、ラキュースも興味を大きく持った。
「それで、そのどのような人物なんだ?」
「そうですね、様々な通り名を持っていますが、ラキュースも既にお世話になっている人物ですよ」
「私が?」
「確かクライン君がお世話になったと」
「まさかっ、あのインさんなのか」
「えぇ」
その言葉を聞いて、ラキュースは眼を大きく開いて、目を輝かせる。
「あの、どうしたんですか?」
「いや、私としては憧れの人物だったのでな。
黒い衣服に身を包み、教えを与える賢者だと。
そんな人物と会えるとは」
「それはそれは、確かにラキュースならば、きっと良い教えを授けてくれますよ」
そう言いながら、ラナーはゆっくりとラキュースを見定める。
「実はクラインが最近力をつけてきたからな。
リーダーである私も負けてられないと思っていた所だ。
感謝するぞ、ラナー!!」
「いえ、喜んでいただいて、幸いです。
それではこちらで待っておりますので」
そう言い、ラナーはラキュースに待ち合わせとなる紙を渡すと「感謝する!」その一言とトンにラキュースは部屋から去っていった。
「ふふっ、ラキュースったら。
あんなに喜んで、友人として、私も嬉しいわ」
そう言いながら、自身にかけていた幻術を解除する。
そこには普段は見せている痩せているお腹はぷっくりと膨れ上がっており、愛おしそうにラナーは撫でる。
「あの方の血筋。
それは私だけではなく多くの方に受けてもらう。
それは私の幸福であって、皆の幸福。
きっと、世界は良くなるでしょう」
そう言いながら、自身の子供に向けて愛情を向けるように撫で、その目は青く螺旋を描くように輝いていた。
未だ、誰も知らない狂気の姫の計画は、始まりつつあった。
2周年記念作品は
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オーバーロード
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鬼滅の刃
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閃乱カグラ
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ガンダムEXA
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怪獣娘シリーズ