山田 4
千冬 2
シャルロット2
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「ジャンヌ、なぜ、俺をここに連れてきたんですか」
「もう、こういう場面はお姉ちゃんと呼んでください」
そう言いながら、俺を離そうとしないジャンヌに対して獅子劫は呆れた眼で見つめていた。
獅子劫は藤丸立夏と比べれば、サーヴァントとの関わりは少ないが、それでもカルデアの全職員に比べれば、多く関わっている。
その中でも特に彼と関わりの大きかった聖杯戦争に参加したサーヴァント達とは交流が大きい。
「だいたい、俺はそういうのはあんまり好きじゃないんだよ。
親父から魔術回路を受け取ったのだって、あんまり気乗りしなかったんだから」
獅子劫はそう言いながら、父親である獅子劫界離は常に笑顔を絶やさない男であり、尊敬している。
そんな親父から引き継いだ魔術回路は獅子劫の家系からというよりも、親父と死んでしまった義姉から受け継いだ物だと考えている。
「だから、俺はそういうのは無理なんだよ」
目の前にいるジャンヌの事を姉と呼ぶと、会った事はない義姉を否定してしまう。
こんなふざけた状況とはいえ、それを進んで行いたいとは心底思っていない。
「知っています。
だけど、私がこうしたのは、あなたの事を弟のように思っているのもありますが、同時にその義姉の事を思っての事です」
「義姉の事を?」
そう言ったジャンヌは先程までふざけていた笑みとは異なり、普段から見せている聖女としての顔で見つめていた。
「あなたのお姉さんがどんな人だったのか、私は知りません。
ですが、せめてあなたが姉がいたらどんな感じだったのか知ってほしい。
でないと、義姉さんは悲しむと思うのです」
その言葉にどのような意味を持っているのか分からない。
それが正しいとは限らない。
だけど、目の前にいるジャンヌがもしも俺の事を思って、行動してくれるのなら、少し嬉しいと思う。
「という事で、弟君。
お姉ちゃんとエッチな事をしましょう」
「先程までの雰囲気、ぶち壊しじゃないか」
先程までの感動を返してくれ。
いきなりの一言と共に俺はジャンヌを睨みつけるが
「そうですか?
私としては、あなたがいつも黒ひげさん達と話している内容を聞いて、参考したのですが」
「・・・・」
なぜ、その事を知っているっ!?
バレないように注意を払って行われたはずの会話がまるまるバレているという予想外の出来事に俺は眼を横に向く。
「あっついでに、あなたの元相棒はこの事は知らないのですが、どうします?」
「ジャンヌ、それは世にいう脅迫じゃないのか」
そう言いながら、顔を覆いながら、頷くしかなかった。
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