世間はすっかりISに支配されてしまっている。
俺が生まれて、中学に上がる頃に有名になったISだが、実際の所、その余りにも強すぎる力の為、本来の目的を忘れられていた。
「という事で、実際の所どう思うよ、助手君」
「さぁね。
俺は別にそういうのは興味ないので」
そう言いながら、俺はバイト先の博士との雑談を行いながら、作業をしていた。
目の前に広がっているパーツは世間で使われているのかどうか分からない機械のパーツが多く、微妙な失敗も許されない状態だった。
それでも、手慣れたように一つ一つ完成されながら、次々と段ボールに詰めていく。
「そう言えば、このバイト初めて、どれぐらい経ったんだっけ?」
そう言いながら、事の始まりを思い出す。
俺はそれまで人生何事もなかったように普通の人生であり、無事に大学を卒業もした。
だが、それから後が災難だった。
就職予定だった会社は何やら不祥事を起こして倒産。
働く為に出張に行っている彼女ともなかなか会う機会も少なく、こうして謎のパーツを作るバイトを行っている。
「それにしても、また奇妙なパーツばかりですね。
博士は本当に何者なんですか?」
「そう雑談しながら、次々とパーツを作る君も何者なの?」
「ただの助手ですよ」
「だったら、私もただの博士で良いよ。
うん、これぐらい適当な関係が私達には合っているかもね」
「まぁ確かに。
俺もあんまり人と関わりたいとは思っていませんから」
「同感だね。
君の事は虫けらとしか思っていないけど、材料作りには必要だからね」
「相変わらず毒が凄いですね。
それじゃあ、できましたので」
そう言い終わると共に俺はバイト先に送る予定のパーツを段ボールに詰めて、博士の指示された場所へと置く。
俺のバイトはなぜか手先が器用でないと作れず、博士と呼ばれる人物はどこから聞いたのか俺を雇って次々とパーツを作らせている。
その博士も、いつもスマホからの連絡だけであり、銀行口座に金を振り込むだけの謎の存在である。
こうして雑談ができるようになったのは、本当に最近の出来事である。
「毎度あり。
また注文があったら、連絡してくださいね」
「その時はよろしくねぇ」
それだけ言うと、俺はすぐに連絡を切る。
―――博士かぁ
電話が斬られると共に、私は届けられたパーツを見つめながら、組み上げていく。
基本的に3Dプリンターで作れる物が多いこの時代だが、手作業でしか調整できないのも多く、私の発明品にはそれが求められるパーツが多くある。
その点、現在雇ってる助手君の腕は信頼でき、重要なパーツも任せられる。
何よりも私の天才的な頭脳などの天災部分以外は共通点もあり、気に入っている。
「そんな彼にも彼女かぁ。
性処理の相手には丁度良かったかもしれないのになぁ」
そう言いながら、過ぎてしまった出来事に対して笑みを浮かべながら、天災束ちゃんは今日も頑張るのでした。
2周年記念作品は
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オーバーロード
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閃乱カグラ
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怪獣娘シリーズ