「まったく、酒が好きなのは分かるけど、もう少し控えてくれよなぁ」
「別に良いだろ、私はこれぐらいしか楽しみがないんだから」
そう言いながら、家に帰ると共に仕舞ってあった酒を取り出しながら、旦那である彼が用意したつまみと共に食べていた。
「それに、餓鬼の頃から世話していただろう」
「まぁそれはねぇ」
そう言いながら彼は顔を赤くさせながら、俯く。
彼は元々花開院の一族の一人であり、かつては最強と呼ばれた男だった。
だが、その手に持った獣の槍と一体化する事によって、虎の妖怪となった。
しかし、妖怪になった事もあり、幼い頃に世話になった雪麗と結婚する事もできた。
「といか、陰陽師の癖に一緒に遊びに来るのは、本当に変わった餓鬼だったなぁ」
そう言いながら、酒で飲んでいた事もあってか、酔いながら旦那である彼を詰め寄っていく。
「うぅ」
「たくっ、こんなに歳が離れた夫婦がいるかねぇ」
「そういうか?」
その言葉の通り、少なくとも江戸時代から生きている雪麗は500歳を超えており、対して彼は妖怪になってから約100年程度。
400歳差の夫婦であるが
「普通はもっと若い奴を狙うか?」
「だって、一目惚れだったからな。
それに別に後悔はしていないぞ」
「うっ」
そう言いながら、先程までからかっていた雪麗だったが、真っすぐすぎる言葉に酒を飲んでいた時よりも赤くさせる。
「まったく、お前は、本当にたく」
そう言いながら、目線を合わせないように横を向く。
彼女の初恋の相手であるぬらりひょんは自由気ままで悪戯好きな性格、己の特性を活かした無銭飲食や不法侵入の常習犯。
そんな彼にアピールをしていたが、互いに恋愛に発展しなかった。
そうして、ぬらりひょんはその後、別の女性と結婚し、それ以降はあまり恋愛に興味を示さなかった雪麗。
そうして、真っすぐと向き合って、好きだと恥ずかしくもなく言う旦那の態度に雪麗は
「恥ずかしいな」
例え年下だとしても、顔を合わせられない。
「んっ、どうしたんだ?」
そんな雪麗の様子に疑問に思った彼はそのまま近づく。
「また、酒を飲んで赤くしているのか?」
「ったく、お前は」
そんな、これまでと変わらない態度に呆れた雪麗は隠していた酒の一つであるスピリタスを飲み込む。
「おい、雪麗」
「うっさいなぁ、たくっあんたはもうっ」
その酒を飲むと同時に目をぐるぐると回しながら、そのまま旦那を押し倒した。
「おっおい」
「良いから、いちゃいちゃしようぜぇ」
そう口調が定まっていないが、彼に甘える行為の為に雪羅はそのまま甘えるように行為が始まろうとしていた。
2周年記念作品は
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