作者はサクラ大戦に関しての知識としては「新サクラ大戦」以外は僅かしか知らないので、矛盾点が多いと思います。
なので、原作とは違うキャラクターになるかもしれませんので、注意してください。
ですが、起の場合は原作キャラは出てきませんので注意してください。
「婚約者ですか?」
「あぁ、お前を拾ってから決めていた」
そう言いながら、俺の目の前にいる父がそう告げた。
目の前にいるのは血のつながっていない父はこれまでと変わらない当たり前の事のように告げている言葉に俺は少し戸惑いを隠せなかった。
「父さん、なんでそんな大事な事をもっと早く言わなかったんですか」
「(それほど重要な事でもないし、最終的にはお前と相手が決める事だ。
だからその日になるまで)お前に言う必要はない」
「父さん、またそういう事を言うと勘違いされますよ」
そう言いながら、既に何年も連れ添っているからこそ分かる父の言葉に呆れながらも言う。
父は俺が幼少の時に拾ってくれた恩人であるが、非常に口数が少なく、それが原因で多くの人と仲が悪い。
というよりも、父自身は嫌われてないと考えている困った人である。
「とりあえず、一ヶ月後、会いに行くつもりだ、準備をしておけ」
「はぁ、分かりました」
そう言いながら俺は準備していたが
「・・・出たか」
「・・・そのようですね」
そう言っている間に聞こえてきた悲鳴に俺は頷くと共に、刀を手に取ると共に
「気を付けろ」
「えぇ」
そうこちらを心配する声に俺は頷く。
十分に立つ事ができない父の代わりに持った刀を手に取り、走っていく。
駆け抜ける森林を超えた先に見えたのは眼のない化け物達妖魔が人々を襲っている光景だった。
その光景を見つめながら、血の香が鼻の中に入り込むが、それでも俺はゆっくりと口の中に空気を入れる。
「水の呼吸 一の型」
その言葉と共に、目の前にいる妖魔に向けて刀を構え、腕を交差した状態からそのまま水平に切り裂く。
「水面斬り」
その一言と共に妖魔の首を切り裂く。
―――ぼとりっ
妖魔の首が地面に転がるのと同時に、俺の存在に気付いた他の妖魔達は人々を襲うのを止め、咆哮と共に俺に向かって襲い掛かる。
見渡す限りでも4体は間違いなくいる妖魔だが、それでも
「水車」
その一言と共に目の前に迫っている妖魔を真っ二つに切り裂き
「流流舞い」
地面に辿り着くと共に、流れるような動きで左右から襲い掛かる妖魔の翼を切り裂く。
それによって、地面に叩きつけられた妖魔は互いの牙で血飛沫を上げながら倒れる。
そして、激突によって、俺の姿を確認する事ができなくなった最後の一体に向けて
「打ち潮」
その一言が終わると共に全ての妖魔を倒す事ができたのを確認する。
「・・終わったか」
「えぇ」
そう言いながら、父もまた遅れて、訪れる。
「その腕ならば、あの子に道を示す事もできるだろう」
「了解しました」
その言葉と共に、俺は父である富岡義勇に再び頭を下げると共に駆け寄る。
「父、明日からですね」
「あぁ」
「ならば、好物である鮭大根にしますか」
「そうだな」
その言葉と共に、杖を持っている父と共に、俺は歩き出した。
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