さくらさんと出会ってから数ヶ月の時が過ぎた。
あれから雪は解け、もうすぐ桜が咲く木々も見える。
その中で俺とさくらさんは、家の近くにある庭で互い見つめ合っていた。
そこには普段の優しい表情ではなく、真剣に目の前で行われる試合に向けられていた。
「・・・行くぞ」
「はい」
そう言いながら、俺はその手に持った木刀を持ち、構えながら目の前にいるさくらと対峙していた。
ゆっくりと互いに動かずにいた。
「「っ!!」」
そして、どこかで響いた音と共に俺達は手に持た木刀が激突した。
目の前にいるさくらさんの木刀からはまるで桜が舞い上がったと勘違いする程の切れ味が木刀を襲っていた。
だが、同時に俺の木刀から水が流れ、目の前の桜を受け流していた。
「水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫」
攻撃を受け流すと共に、飛び上がり、そのままさくらさんの背後に回る。
それに気づいたさくらさんもすぐに対応するように応戦する。
その度に俺は再び飛び上がり、縦横無尽に駆け回り、隙を伺う。
互いの木刀がぶつかる度に、桜と水飛沫が舞い上がる。
そう現実離れしていた光景が見えたが、その景色はやがて俺の持っている木刀はさくらさんの首筋まで伸びていた。
「まいりました」
「ありがとうございます」
その言葉と共に俺は手に持っていた木刀をそのまま腰に添える。
「それにしても、水の呼吸を使った技ですか。
本当に不思議な技ですね」
「俺自身もさくらさんの使う北辰一刀流も凄いですよ。
俺のもまだまだ水の呼吸を極めていないからね」
「まだですか。
そうですね、そういう意味でも本当に似ていますね」
そう言いながら、さくらさんもまた父親の事を思い出していた。
「まぁ、とりあえずは稽古は終わったし、食事の準備をしようか」
「はい」
そう言いながら、俺達は現在の家へと入っていた。
現在、俺達は互いの実家から少し近くの家を借りて、同居している。
それは今後の婚約の事も含めて、互いの剣の腕を高めるのを目的にしていた。
というよりも、最近では互いの剣を高めるのを目的にしていて、夫婦になるという自覚はあまりなかった。
なかったのだが
「えっと、これはその」
「あっはい、その今夜は」
そう言いながら作った食事を食べ終え、本来ならば互いに別室で寝る予定だった。
だが、本家からの通達なのか、俺達は今夜、一緒に寝る事になった。
その意味を知らない程、俺達は互い子供でもなかった。
「えっと、それでは、その、よろしくお願いします!」
「えっっはいっ!?」
互いに緊張していたのか、その場で土下座をする。
顔を真っ赤にさせながら、互いに見つめ合う。
2周年記念作品は
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オーバーロード
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名探偵コナン
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鬼滅の刃
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ぐらんぶる
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混血のカレコレ
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SSSS.GRIDMAN
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Fate/Grand Order
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閃乱カグラ
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ガンダムEXA
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怪獣娘シリーズ