違う所はあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
ルミア=ティンジェルはその日も普通の日常を送っていた。
友人であるシスティーナ=フィーベルと共に先日辞めたジョーイ先生について話題を出しながら、こちらに向かって走っていた青年を吹き飛ばすというトラブルがありながらも、普段の日常を送っていた。
「んっ?」
そう、登校しようとした時だった。
「ハァハッハハハハァ!!」
空から聞こえてきた声に、町にいた全員が空を見る、
そこには巨大なペンギンが空を跳んでおり、その上には白衣を着た少年が立っていた。
「よく聞け民衆共よ。
今日こそ、俺はここに世界征服を実施する!!」
「・・・またやっているよ」
「あはは」
その光景に既に町の住人は見慣れたのは、すぐにその場を去る者もいる。
ルミアにとっても、その少年が行う奇行もまた日常の一つだった。
一部の幼い子供達は
「すげぇ、魔王様だ!!」
「今日は一体何をするんだぁ!!」
「俺、合体ゴーレムが見たい!!」
「うわぁ、あいつ、一部は凄い人気だわ」
システィーナはその子供達の様子を見て、呆れたように言う。
「ふふっ、今日貴様らに行う侵略作戦はって、しまったぁ!!」
そう言っている間に既に帝国宮廷魔導士団が迫りつつあった。
「おい、いい加減にこういうの辞めてくれないか?
正直に言うとめんどくさいんだが」
「断る!!
俺は俺のやりたい事をやる!!
という事で今日の作戦はこれだぁ!!」
そう言うと共にペンギンはそのまま空中で変形すると共に、お腹の中にある何かを取り出した。
「なっあれはなんだっ!?」
「兵器じゃない事だけは確かだけど」
「あれって、小麦粉じゃないか?」
「げぇ!?」
そこにはシスティーナによって吹き飛ばされたはずの青年が既に戻ってきていた。
「小麦粉?」
ペンギンはそのまま目を光らせると、小麦粉を高々に空へと放り投げ、小麦粉を回転させる。
小麦粉はやがて丸く広がっていく。
「まさか、あれはっ!」
「何か分かったの?」
「間違いない、だが、まさかやるつもりなのかっ!!」
青年はペンギンが行おうとしている事に気づき、目を見開く。
「もしも可能なら、奴はとんでもない事をするつもりだぞ!」
「なっ、すぐに撃ち落とせぇ!!」
青年の言葉を聞き、帝国宮廷魔導士団はすぐにペンギンに向けて攻撃を仕掛ける。
だが、その攻撃はまるで効かず無傷だった。
「では仕上げだぁ!!」
その言葉と共にペンギンは口から炎を吐き出し、手に持った剣を振り上げた。
「なっ!」
「あれはっ!」
「ピザだとぉ!?」
その言葉と共に出来上がったのはできたての巨大マルゲリータだった。
「ふふっ、このマルゲリーターが欲しければ、俺の部下になれ!」
「「「「なる!!」」」
少年の言葉に誘われて、魔王に夢中になっていた子供達はすぐに置かれたマルゲリーターの元へと走っていた。
「いや、どんだけマルゲリーター人気なの!」
「なる」
そして、そんなマルゲリーターに誘われた青年も笑みを浮かべながらマルゲリーターに向かって走っていた。
「大の大人が子供と一緒に突っ込むんじゃないわよぉ!!」
「ぎゃあぁぁ!!」
その余りにも非常識な行動にシスティーナは怒りと共に青年を再び吹き飛ばした。
青年はそのまま吹き飛ばされながら、今度は池ではなく、少年の乗っているペンギンの腹に激突した。
「なっ、何をしているんだ?!
こいつは中は空気でできているんだから、そんな事をぉ!!!」
少年は慌てて見ると同時にペンギンは青年によって出来上がった穴によって空気が漏れだすと共に飛んでいく。
「「ぎゃあああぁぁぁあぁ!!!」」
青年と少年は空気によって吹き飛ばされながら、その場にマルゲリーターだけを残して、その姿を消した。
「・・・またしても、奇妙な事件だった」
帝国宮廷魔導士団の隊長はそう言いながら、眼鏡をかけ直しながら呟いた。
「あはははぁ」
そんな笑いの絶えない日常を、ルミアは密かに気に入っていた。
2周年記念作品は
-
オーバーロード
-
名探偵コナン
-
鬼滅の刃
-
ぐらんぶる
-
混血のカレコレ
-
SSSS.GRIDMAN
-
Fate/Grand Order
-
閃乱カグラ
-
ガンダムEXA
-
怪獣娘シリーズ