※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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ルミア①(ロクでなし魔術講師と禁忌教典) 承

「はぁ、遅くなちゃった」

 

ルミアはその日出会った新任教師であるグレンから、疑問であった問題を解決し、笑みを浮かべながら帰っていた。

 

普段はそんなに遅くまで出歩かない彼女だが、その日の機嫌は良かった。

 

「っ!!」

 

だが、その気分は一瞬で消え去ってしまう。

 

彼女は近くから感じた殺気ともいえる気配を感じ、その場を走り出した。

 

近くにあった森の中へと飛び込んだルミアはすぐに敵から隠れるように走っていたが、目の前の草が晴れると共に見えたのは今朝の騒動の張本人である少年だった。

 

「んっ、なんだ?」

 

少年は頭に『安全第一』と書かれたヘルメットを身につけながら、何かを待っていた。

 

「君っなんでここに」

 

ここまでの道中、誰もいなかった事もあり、敵の待ち伏せかもしれない。

 

そう思ったルミアはゆっくりと少年に尋ねる。

 

「何って、決まっているじゃないか」

 

その言葉と共に影に隠れながら笑みを浮かべた少年に対して、ルミアは後ろに下がりながら恐怖を覚えた。

 

「温泉を堀に来た」

 

「・・・・」

 

その言葉に対して、先程までの恐怖から逃げようとしたので、思わずこけてしまった。

 

「何をしているんだ、お前」

 

「それはこっちの台詞だよ!!

えっ温泉!!」

 

さすがに予想外だったのか、ルミアは思わず立ち上がり、突っ込む。

 

「だってぇ、天然の温泉ってここから遠いからいっそのこと俺だけの秘密の温泉を作ろうと思って、森の奥で作っていたんだよ」

 

「はぁ、君は。

あれちょっと待って、君がここにいるという事は」

 

すぐに後ろを振り向くとルミアを追っていた集団が来ていた。

 

「っ」

 

「あぁ?」

 

「ようやく追いつめたぜ」

 

そう言いながら、ルミアに向けて魔法を放った男がいた。

 

「なんだ、あいつは?」

 

「んっ、知らない餓鬼もいるけど、まぁ良いか。

目撃者は殺せば良いだけの話だし」

 

そう言いながら、森の奥から現れたのは魔術師だった。

 

「逃げてっ!

あいつは君の事を殺してしまうっ!!」

 

そう言い少年を守るように前に立つ。

 

その態度が気に入らなかったのか、少年はすぐに魔術師の方へと向いた。

 

「てめぇ、なんで魔法をこいつに向けて撃った」

 

「なに、偶然偶然。

それよりも餓鬼、なんでこんな所にいたんだ?」

 

「温泉を堀に来た」

 

「ふざけた事を言っているのか」

 

「ふざけてなんていないぞ。

俺は大まじめだぞ!!」

 

そう言いながら、頬を膨らませながら、魔術師に向けて言った。」

 

「馬鹿げた事を」

 

「馬鹿げて何が悪い。

どうせお前らだって、変な理想を言って、行動しているんだろ?」

 

「なっ!?」

 

少年の一言に怒りを思えたのか、魔術師達はすぐに構えた。

 

「それに、そんなお前達を倒す準備は既にできている」

 

「なに?」

 

その言葉を聞き疑問に思った魔術師はすぐに周りを確かめた。

 

「えっ、策って一体」

 

「温泉で倒す」

 

「えぇ」

 

その余りにも常識はずれな答えにルミアは再び呆れてしまう。

 

「温泉だと?

ぶわははは、こいつ馬鹿だぜ!!

温泉だと、そんなのが何の役に立つんだ?」

 

「お前のくだらない野望よりは役に立つよ」

 

「貴様っふざけるのも」

 

そう言い、魔術を発動した瞬間だった。

 

魔術師の足下から勢いよく水が溢れ出し、一瞬でその身体を茹で上げた。

 

「がはぁ!?」

 

身体の急速に上がった事により、そのまま白目になりながら、外道魔術師はその場を倒れた。

 

「えっ?」

 

「お疲れさん」

 

その言葉と共に外道魔術師が倒れた場所から現れたのは小さなドリルを身につけた人形だった。

 

「これって、ゴーレム?」

 

「これは俺が開発した温泉君4号だ。

昨日、風呂桶から作り出して、そのままここで掘っていた」

 

「えっ」

 

風呂桶から作り出したと聞き、温泉君を見つめるが、とても風呂桶の要素が0である4号に驚きを隠せなかった。

 

「にしても間抜けな話だぜ。

温泉の恐ろしさを知らないで、大口を叩いたもんだよ」

 

「温泉の恐ろしさ?」

 

「あぁ、温泉というのは、簡単に言うとマグマ、つまりは地球の体温によって作られた水の事を指す。

その水の温度は地球上のどの水よりも高く、蒸発しないから、直に当たれば、普通に死ぬぞ」

 

「えっそれじゃあ」

 

「安心しろ、4号君の指示で身体が熱くなって動けなくなる程度まで冷めさせたから安全だ。

それよりも1号から3号!

さっそく、温泉の作成だぁ!!」

 

その言葉と共に現れた温泉君と呼ばれたロボット達が次々と温泉を作り出していった。

 

それらはとても一人で開発したとは思えなかった。

 

「ねぇ、ここまでの技術があるんだったら、なんで兵器を作らないの。

これを見ていたら、君は「だって面白くないじゃん」面白く」

 

「平和の為の武器とか、支配の為の武器。

どれも人を傷つけるだけのくだらない物だ。

だから、俺は世界征服に使うのは、人々を幸せにして支配する。

それが俺の世界征服だ!!」

 

そう言いながら、高々と言う少年は小さな魔王と呼ぶのに相応しく、思わず笑みを浮かべる。

 

「確かに、君みたいな秘密結社だったら、攫われてみたいな」

 

「俺は誘拐はしないぞ」

 

 

2周年記念作品は

  • オーバーロード
  • 名探偵コナン
  • 鬼滅の刃
  • ぐらんぶる
  • 混血のカレコレ
  • SSSS.GRIDMAN
  • Fate/Grand Order
  • 閃乱カグラ
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  • 怪獣娘シリーズ
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