寝とられについては苦手なので、違うと思いますが、どうぞ。
第75層迷宮最深部で行われたキリトとヒースクリフのデュエルは、現在でも有名な話である。
そのデュエルが有名な理由としては、デュエルよって行われた結果、アインクラッドは二つに分かれてしまったからである。
それは当時の状況を知る多くのプレイヤー達にとっては予想外であった。
ヒースクリフは確かに倒され、最後のボスは倒されたはずなのに、続くデスゲームに対して、クリアを諦めない者、絶望する者いた。
そんな中で、彼女、アスナは今でも空に浮かぶアインクラッドを見つめる。
そこはかつて75層最深部と呼ばれた場所だが、今はアインクラッドから切り離された為にただの更地へと変わっていた。
アスナの周りにはプレイヤー所かモンスターすら存在しない更地であった。
そんなアスナに近づく人影が一つ。
「今日もここにいたのか?」
「ごめんなさい。
でも、どうしても見てしまうの」
「まぁ分からなくもないけどな。
あいつは今も、あそこで戦っているからな」
そう言いながら、アスナの隣で空に浮かぶアインクラッドを見つめるのは少年の名前はハルカだった。
「ヒースクリフの奴が仕掛けた罠なのか、それとも別の奴が仕掛けたのか。
今となっては、本当に分からないけどな」
「それでも彼は戦っている。
だからこそ、私達も私達でやれる事をしないといけない。
ハルカ君だって、そうでしょ」
「まぁな」
そう言いながら、ハルカは手に持った刀を見ながら、呟く。
「それにしても、最初に聞いた時には驚いたよ。
まさかハルカ君が好きな子がキリト君の妹なんて」
「どこで聞かれているのか分からないんだぞ。
あまりリアルな話は辞めてくれ」
「ごめんなさい。
でもね、こうしてみて、ハルカ君の気持ちが本当に痛い程に分かるから」
そう言いながら、アスナは空に向けて、手を伸ばす。
「会いたいのに会えない。
近くにいるようで、全然遠い愛おしい人がいる。
それを知っていたつもりだけど、本当は気持ちなんて、全然知らなかった」
そう言いながら、目に涙を溜めながら言う。
そんなアスナに対して、ハルカは何も言う事ができずに刀をただ握りしめる事しかできなかった。
「もう帰ろう。
例えゲームの中でも、それ以上はっ」
そうハルカはアスナに戻ろうと言おうとしたが、アスナはハルカを抱きしめた。
「ごめんっ。
駄目だと分かっているけど、一人だと思いたくなくってっ!!」
そう言いながら、抱きしめられ、ハルカはアスナを払う事ができなかった。
ただ、彼女が泣き止む時まで、ハルカはアスナを抱きしめていた。
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