俺が家庭の事情もあって、この私立直江津高校にこの春から転入した3年生だ。
両親は今は仕事の都合で海外におり、ほとんど一人暮らしをしている状態だった。
というのも数日前までの出来事だった
「んっ、どうしたの?」
「えっと、いやなんでもないです」
「そうなの?」
そう言いながら話しかけたのは同級生であり、学校の委員長である羽川翼だ。
その姿は以前まで、腰まで伸びていた髪は腰までばっさりと切られており、眼鏡はコンタクトレンズへと変えていた。
そういう事もあって、以前までの委員長のイメージからがらっと変わっており、色々と驚きを隠せなかった。
では、そんな彼女が俺の家に住んでいる理由としてだが、彼女の今の両親が厄介払いという事も含めて俺の所へと送り込んだらしい。
その時はいきなりの事で驚きを隠せなかったし、この数ヶ月間の事もあって羽川の事もある程度知っている。
彼女との関係はそれ程悪くないと言える。
言えるのだが
「んっ?」
こちらを何気なく見つめてくる羽川だが、僅かに身体の向きを変えるだけでも大きく胸が揺れてしまう。
同級生である意味親友である阿良々木から聞けば、これ以上の胸はないと言っていたが、その言葉に嘘偽りはないだろう。
その証拠に、今はこうして食事を行っている間も彼女の胸から眼を離せないのだから。
「まったく、君、また私の胸を見ていたでしょう」
そう言うと、羽川の視線は冷たくなり、俺を見ていた。
「いっすいませんでした」
彼女の頭脳からしたら逃れる事はできない事を理解している俺はそのまま土下座して、謝ってしまう。
「ふふっ、君は相変わらずの様子だね、本当に」
そう言った彼女は俺に向けて笑みを浮かべていた。
「そうですね。
うぅ、やっぱり見てしまいますから」
そう言いながら、俺はすぐにご飯を食べ始める。
「ふふ」
だが、そんな俺の様子を見てか、羽川さんは何やら笑みを浮かべていた。
「えっ、どっどうしました?」
「なんでもないよ。
ただ」
そう羽川さんは俺を見つめる。
「誰かと一緒に食べるご飯って、本当に美味しいんだなって」
「一緒にって、まぁ今は一緒に住んでいるし、まぁ家族みたいですから」
「家族」
その言葉を聞いて、羽川さんは少し驚いた表情をしていた。
「うん、家族か」
その言葉を聞いて羽川さんは何やら少し考えたのか、俺に詰め寄った。
「ねぇ」
「なっなんですか」
普段の様子からは考えられないような笑みを浮かべながら、こちらに詰め寄ってきた。
「本当の家族になってみる」
「・・・へっ」
その一言に俺は驚きを隠せなかった。
2周年記念作品は
-
オーバーロード
-
名探偵コナン
-
鬼滅の刃
-
ぐらんぶる
-
混血のカレコレ
-
SSSS.GRIDMAN
-
Fate/Grand Order
-
閃乱カグラ
-
ガンダムEXA
-
怪獣娘シリーズ