その日、春樹はGGOに訪れていた。
かつての事件やキリト達とは別に交流を持ったフレンドもいる事もあって、思い出深い世界だった。
「それにしても、シノンから誘ってくるとは珍しいな?」
「あら、悪かったかしら?」
「ううん、ただ珍しいなぁっと」
そう言いながら、フィールドの探索を共に行っている相手であるシノンを見つめる。
キリトと共に解決を目指した死銃事件の解決時に知り合った相手であり、冷静な判断にいつも助けられている事もあり、年下ながら頼りになる相手だと思っている。
「それにしても、この世界に来るのは久しぶりだなぁ!!
ALOも良いけど、たまにはこういうSFの世界も堪能したしなぁ」
そう言いながら、腰にある二つの銃を回しながら、笑みを浮かべていた。
「まぁ私には他に目的があったから」
「目的?
そう言えば今日誘った理由は」
「えぇ、少し見てもらいたいのがあってね」
そう言って、シノンが画面を操作を行った後、ハルキの画面に来たメールを見てみると、付属している画像が気になり
「っ!?」
そこに映っているのは、明日奈と一緒にラブホテルに入っている春樹の写真だった。
「少し前に気になっていたから、たまたま見たから思わず写真を撮ったの」
「それはその」
「まぁ、こういう話はキリト達にも聞かせられないから、ここに来たのだけどね」
そう言いながらシノンはへカートで周りを見ながら、ハルキに話しかける。
「なはは、やっぱり最低な行為だよな」
「私はそういう一般的な恋愛感情がないから詳しくないけど、あなたとアスナってどういう経緯で浮気したのかなと思ってね。
あくまでもただの好奇心よ」
「そうだね、まぁ元々俺が悪かったからな」
ハルキはそのままSAOでの出来事についてを話し始めた。
銃声が響いており、周りのモンスターの雄叫びもあり、遠くにいる他のプレイヤーにも聞かれず、話し続けた。
「なるほど、二人を結んだSAOが皮肉にも不倫のきっかけね」
「あぁ」
「でも、その理由はもう大半はないんじゃないの?
あなたってば、彼女と仲良しさんだから、そういう関係になっているんじゃないの?」
「いや、それが、ないんですよね」
「えっ?」
シノンはその発言に驚いたのか、思わずハルキの方を見つめる。
「今は剣道にも集中したいし、もしもの事を考えてだからね。
だからデート程度はするけど、それ以上は」
「へぇ、そうなんだ。
それで、発散するように明日奈とね」
「あぁ。
キリトに悪いと思うけど」
「ふぅん。
そうなんだ」
そう言いながら、目の前に現れたモンスターを倒し終わると同時にシノンは
「だったら、他に付き合っていたとしても、問題ないっと」
そう言い、シノンはへカートを置いたまま、ハルキに近づき、胸倉を掴み、引き寄せる。
「んっ!?」
「はむぅ」
突然の事で目を見開き、シノンはそのままハルキの舌を舐め取り、見つめる。
「ハルキ、だったら私とも浮気。
してみない?」
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