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コーディネーターとは遺伝子調整によってあらかじめ強靱な肉体と優秀な頭脳を持った新人類であり、コズミック・イラにおいて、彼らの存在によって、時代は大きく変えていた。
だが、第一世代、第二世代と世代を重ねる度に、ある問題が大きく浮上していた。
それはコーディネーターの出生率だった。
それは第三世代以降のコーディネイターの出生率が、遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下している事だった。
余りにも急激な進化の影響でもあり、100年も満たない年月で絶滅する可能性のある存在でもあった。
だが、奇妙な事に、コーディネーターの出生率とは関係なく、子を設ける事ができる存在がコーディネーターとは違い、遺伝子調整を行った事のないナチュラルの中で出てきた。
コーディネーターの中にあるSEEDを持つ者と同じように、純粋な人類の中から現れる進化した人類でもあるイノベイターが現れた。
それは現状の研究だけでも、理論的な寿命は人間の倍近いとされ、細胞そのものが変異し人間とは比べ物にならない身体能力と肉体強度を誇るとされ、通常のコーディネーターを遥かに超える能力を持っていた。
「そう言われてもなぁ」
一通りの言葉を聞き終えた俺は、ザフトの中でも珍しいナチュラルとして軍に参加する事になった。
その中で、俺は奇妙な検査を行った後にイノベイターという事が分かった。
それは現状のコーディネーターの問題を解決すると期待されている事もあり、俺がイノベイターになった事で、その操縦技術もエースになる程まで成長していた。
だが、議長とも言えるデュランダルから出た指令は
「子供を作るって」
それは俺は頭を抱えてしまう。
イノベイターの中にある細胞をコーディネーターの細胞と組み合わせる事で、その滅びを防げる可能性があった。
その事もあって、デュランダル議長は俺の、というよりもイノベイター自体に強い興味を持っていた。
そこで出てきた任務という形だが、正直言って、こういう策略的な行為は俺自身はあまり好まない。
だからと言って、断れば確実に研究用のモルモットとなる可能性がある。
それを考えれば、この任務に参加しない訳にはいかなかった。
「でも誰なんだろうなぁ」
知り合いだろうと、知らない相手だろうと、いきなり行う事になるのは少し気が引ける。
―――コンコンッ
そうしているとドアの向こうから聞こえていた音で俺は思わず見つめる。
「はっはい、どうぞ」
緊張しながら、俺はドアの先に返事し、俺は見つめる。
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