結果から言うと、せんとは見事に世界を救ってしまった。
彼の並外れた特撮愛と偶然見つけてしまった太陽の石を元に作り出したベルトによって、理不尽なヒーローが誕生してしまった。
具体的に言うと、魔王幹部を相手にピンチな時にはその時不思議な事が起きた。
敵との戦いの時には、その時、不思議な事が起きた。
とにかくその時、不思議な事が起きた。
日常生活でも不思議な事が起きた。
もはや理不尽を超えた数々の現象もあり、たった一人で見事魔王軍を倒してしまった。
その事は英雄的な活躍だったが、せんとは表舞台から消えた。
理由としては
「何も名乗らず去って行くヒーローが格好良いから」だった。
その事もあって、そのヒーローの姿だけは知られているが、その正体までは知られていない事もあって、世間では新たな宗教が生まれるのは彼が死んで100年後の物語である。
そんな彼は今は
「ふっふっ、どうですか、これは」
「ほぅ、これはなかなかじゃないか。
時に、この「花道・オンステージ」という音声は?」
「俺の趣味です」
そう言いながら、せんとと歳に合わない学生服を身に纏っている人物と怪しい笑みを浮かべながら、新たな武器を作っていた。
「何をやっているですか」
そう言いながら、せんとを呆れたように言う人物。
「おぅ、めぐみん。
今、丁度新しい武器ができたから、その試作を作っていたんだ」
そう、せんとは後ろから話しかけためぐみんに対して、笑みを浮かべながら作りたての武器を見せつける。
せんとはあまり変わらない容姿とは違い、めぐみん自身は大きく成長していた。
旅立つ前までは幼い雰囲気があった彼女が、魔王を倒して里に帰ってきた頃には一族全員が始めはめぐみんだと分からない程であった。
肩までの長さだった髪は今は腰まで伸びており、胸は大きく膨らんでいた。
これまで幼児体型とも言える状態からの成長の理由としては、爆裂魔法を使い続ける機会があまり恵まれた無かった結果、それまで爆裂魔法に使っていた魔力が成長を促した結果なったと言われる。
実際に何が原因なのか、未だに不明である。
「良いから、さっさと手伝ってください。
こっちも忙しいんですから」
「昔はこれを見ただけで興奮したのに、酷いなぁ」
「間近で、数々のを見たのですからね。
とりあえさっさと部屋を片付けたいので、借りますよ」
そう言いながらめぐみんは部屋に置かれている数々の武器を手に持って、そのまま出て行く。
彼女自身、武器は未だに使えないが、ほとんどの戦闘を任せている事もあって、暇な時間を見つけては、せんとが作った発明品で家事が行える方法を考えていた。
その事もあって、炎を出す武器で暖房や料理の火を、水を出す武器で水道代を、ゼクトボマーで魚や野草をと、発明品以外は金を使わない自給自足の生活を実現させてしまった。
「それにしても、そろそろ良い頃じゃないかなぁ」
そんなめぐみんの姿を見ながら、せんとの隣にいるひょいざぶろーは呟く。
「良い頃って、何がですか?」
「何ってあれだよ、初孫。
君もめぐみんも良い歳だし、そろそろ良いかなぁっと」
そう言いながらひょいざぶろーはせんとに対して言う。
せんととめぐみん。
二人は魔王を倒した後、里に戻り、無事に結婚をしていた。
その事を最初はひょいざぶろーは反対したが、同じ趣味であるせんとなら任せられると思い、彼を本当の息子のように思っていた。
そうして一年の時が過ぎ、生活も安定しているからこそ出てきた欲望を素直に言う。
「子供ですか。
でも、疑問ですが良いですか?」
「なんだ?」
子供という事で深刻な表情でひょいざぶろーを見るせんと。
何かとんでもない事が起きるのではないかと身構えるが
「子供って、どうやってできるんですか」
「・・・はい?」
これまで子供ができなかった理由。
それは、どこまでも特撮愛に目を向けすぎたせんと。
そんな彼は性欲に関して、まるで知識がなかった事。
「まさか、いや、ある意味珍しいね、君」
それを聞いて、ひょいざぶろーは思わず言ってしまう。
2周年記念作品は
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オーバーロード
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SSSS.GRIDMAN
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閃乱カグラ
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ガンダムEXA
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怪獣娘シリーズ